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2015年の金価格の見通し
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【2015年の金価格は「横ばい」との見方が多数派】
金相場は2013年末の1トロイオンス1,200ドル台前半から、2014年末は同1,200ドル台前後と、ほぼ横ばいで推移しました。この傾向を受け、2015年末も1,100ドル〜1,300ドルと、現状水準を挟んだ水準が最多数の意見となっています。市場は、2015年の金相場を横ばいとみています。
金相場に影響を与えるのは、米ドルの強弱感とみられます。日欧で緩和的金融政策の継続が予想される中、米国だけが政策金利引き上げを予想されており、通常であれば「ドル高」を背景に金価格の下落が予想される所です。ただ、量的緩和の結果として歴史的な高水準まで膨らんだ日米中央銀行のバランスシートを考慮すると、これらの国において、どこかのタイミングでインフレ率が加速するリスクは残ります。金相場の予想には、そういったポイントが織り込まれている可能性があります。
ただ、少数意見ではあるものの、900〜1,100ドルの水準を予想する向きが複数あったことは、特筆に値します。実は、安値水準だけ見ると、2014年は2010年以来の安値水準が記録されており、チャート的には緩やかに右肩下がりの形状となっています。万が一の波乱にも一応は注目と言うことでしょうか。
※質問項目と回答数(★の数は回答数を示す)
2015年末の金価格(NY・1トロイオンス当たり)
1,500ドル以上 |
なし |
---|---|
1,300ドル以上〜1,500ドル未満 |
★ ★(2) |
1,100ドル以上〜1,300ドル未満 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
900ドル以上〜1,100ドル未満 |
★ ★ ★ ★ ★ ★(6) |
900ドル未満 |
なし |
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アンケートについて
- アンケート結果は、DIAMアセットマネジメント株式会社、インベスコ・アセット・マネジメント株式会社、ニッセイアセットマネジメント株式会社、ピクテ投信投資顧問株式会社、朝日ライフ アセットマネジメント株式会社、T&Dアセットマネジメント株式会社、フィデリティ投信株式会社、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社、新光投信株式会社、スパークス・アセット・マネジメント株式会社、三菱UFJ投信株式会社、みずほ投信投資顧問株式会社、三井住友アセットマネジメント株式会社、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社、BNPパリバ証券株式会社、HSBC証券会社東京支店、JPモルガン証券株式会社、クレディ・アグリコル証券会社 東京支店、ドイツ証券株式会社、ブラックロック・ジャパン株式会社、国際投信投資顧問株式会社、レオス・キャピタルワークス株式会社(順不同)にアンケート(2014/12/12締切)にご協力いただき、SBI証券が集計したものです。 重複回答・部分回答を含むため、回答数を示す★印に過不足があります。
- アンケート結果の要旨を表現したものであり、SBI証券の見方を述べたものではありません。また、アンケート結果はあくまでも、意見の集約であり、将来の市況や価格の実現を保証するものではありません。
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