ホーム > 2015年 投資はじめ > 2015年の見通し > 2015年のユーロ・円相場の見通し
2015年のユーロ・円相場の見通し
日経平均株価 | 日本株の注目株・テーマ | 日本の長期金利 | CPI(消費者物価上昇率) | ドル・円相場 | ユーロ・円相場 |
NYダウ平均株価 | 米国の長期金利 | 投資先として魅力的な国 |
原油相場(WTI) | 金価格
【2015年のユーロは対円で150〜160円に上昇か】
2014年のユーロ圏経済は2012年・2013年と続いたマイナス成長から脱出し、0.8%前後と、プラス成長に回復した模様です。2015年も前年比1.0%程度成長するというのが、ECB(欧州中銀・2014年12月時点)の予想です。もっとも、これらの成長率見通しは、それまでの予想からは大分下方修正された数値になりました。南欧諸国を中心に依然高い失業率が続いている上、域内全体でもインフレ率が低水準にとどまり、デフレ到来の危機が指摘されています。これに対応すべく、ECB(欧州中銀)は、緩和的な金融政策を続けていくというのが、市場の平均的な見方になっています。
そうした中、2014年のユーロ・円相場は13年12月27日、144円台後半をユーロ高値(円安値)に、10月に135円台後半のユーロ安値(円高値)を付けるまではユーロ安・円高基調で推移しました。日銀が金融政策を現状維持で進める一方、ECBは緩和的姿勢を取り続けるなど、金融政策の方向感が異なったためです。しかし、10月末に日銀が大胆な追加緩和を発表した後は一気にユーロ高・円安が進み、12月には150円の手前まで進みました。
2015年のユーロ・円相場はどうなるでしょうか。ユーロ高値(円安値)の最多意見は1ユーロ150〜160円で、次に150〜160円及び140〜150円との意見が続いています。ECBも国債の買い入れに踏み込む可能性が強まっていますが、日銀も粛々と国債買い入れを進めており、金融政策の方向性に大きな違いはありません。ただ、ECBがどこの国の国債をどの程度買うのか、ドイツなどの反対を抑え込めるのか、不透明感が残る分、ユーロ高・円安の余地が存在していると考えられます。
ユーロ高値(円安値)のメド
170円以上 |
なし |
---|---|
160円以上〜170円未満 |
★ ★ ★ ★(4) |
150円以上〜160円未満 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
140円以上〜150円未満 |
★ ★ ★ ★(4) |
140円未満 |
★ (1) |
2015年のユーロ・円相場は、1ユーロ150〜160円まで、円安・ユーロが進み、その時期は年末であるというのが、多数派の見方です。時間軸ではドルへの回答と類似しているようです。
同高値を付けるのはいつか?
1月 |
★(1) |
---|---|
2月 |
★ ★(2) |
3月 |
★ ★ ★(3) |
6月 |
★(1) |
9月 |
★(1) |
10月 |
★(1) |
12月 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
ユーロ安値(円高値)のメド
150円以上 |
なし |
---|---|
140円以上〜150円未満 |
★ ★ ★ ★ ★ ★(6) |
130円以上〜140円未満 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
120円以上〜130円未満 |
★(1) |
120円未満 |
なし |
同安値を付けるのはいつか?
1月 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ (7) |
---|---|
3月 |
★(1) |
5月 |
★(1) |
6月 |
★ ★(2) |
7月 |
★(1) |
8月 |
★(1) |
9月 |
★ ★ ★(3) |
12月 |
★(1) |
2015年のユーロ・円相場は、1ユーロ130〜140円まで、円高・ユーロ安が進み、その時期は1月であるというのが、多数派の見方になっています。2015年初頭は、ECBの国債買い入れの決定への思惑が働きやすいタイミングと言えそうです。
関連注目商品
日経平均株価 | 日本株の注目株・テーマ | 日本の長期金利 | CPI(消費者物価上昇率) | ドル・円相場 | ユーロ・円相場 |
NYダウ平均株価 | 米国の長期金利 | 投資先として魅力的な国 |
原油相場(WTI) | 金価格
アンケートについて
- アンケート結果は、DIAMアセットマネジメント株式会社、インベスコ・アセット・マネジメント株式会社、ニッセイアセットマネジメント株式会社、ピクテ投信投資顧問株式会社、朝日ライフ アセットマネジメント株式会社、T&Dアセットマネジメント株式会社、フィデリティ投信株式会社、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社、新光投信株式会社、スパークス・アセット・マネジメント株式会社、三菱UFJ投信株式会社、みずほ投信投資顧問株式会社、三井住友アセットマネジメント株式会社、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社、BNPパリバ証券株式会社、HSBC証券会社東京支店、JPモルガン証券株式会社、クレディ・アグリコル証券会社 東京支店、ドイツ証券株式会社、ブラックロック・ジャパン株式会社、国際投信投資顧問株式会社、レオス・キャピタルワークス株式会社(順不同)にアンケート(2014/12/12締切)にご協力いただき、SBI証券が集計したものです。 重複回答・部分回答を含むため、回答数を示す★印に過不足があります。
- アンケート結果の要旨を表現したものであり、SBI証券の見方を述べたものではありません。また、アンケート結果はあくまでも、意見の集約であり、将来の市況や価格の実現を保証するものではありません。
- 当社の取扱商品は、各商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等およびリスク情報につきましては、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ及び金融商品取引法に係る表示並びに契約締結前交付書面等の記載内容をご確認ください。