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2015年 日本の長期金利の見通し
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【2015年も超低金利が続く可能性〜ただし、2014年末の水準は低すぎ?】
我が国の長期金利は長期的な低下傾向が続いています。年末の10年国債利回りでみると2009年末1.285%、2010末1.11%、2011年末0.98%、2012年末0.795%、2013年末0.735%と推移し、2014年12月にはついに0.3%台の過去最低水準に入ってきました。5年連続の利回り低下です。日銀が2014年10月末に追加金融緩和を決定し、国債買い入れ枠を、それまでの年50兆円から、80兆円に増やしたため、需給は一層逼迫することになりました。追加緩和直後の2014年11月、日銀は11兆円超の国債を買い入れましたが、これは同月の新規国債発行額10兆円を上回るものでした。債券市場の日銀「依存」は、一層高まりました。
2015年末の10年国債利回りについて、市場の見方は「0.5%以上0.75%未満」になるという見方が最多数でした。前年よりもご回答いただく利回りのレンジを細分化しましたが、「0.75%以上1.0%未満」を含め、「0.5%以上1.0%未満」が最多という結果に変化はありませんでした。ただ、過去最低水準である2014年12月末現在の水準を含む「0.25%以上0.5%未満」というご回答は新しく、市場が超低金利を予想していることを示しています。
もっとも、最多数派のご意見である「0.5%以上0.75%未満」も、2014年12月の水準からは高めです。2014年12月の水準は低すぎるという意識が出ている可能性はあります。
※質問項目と回答数(★の数は回答数を示す)
2015年末の日本10年国債利回り
2.0%以上 |
なし |
---|---|
1.0%以上〜2.0%未満 |
★(1) |
0.75%以上〜1.0%未満 |
★ ★ ★ ★(4) |
0.5%以上〜0.75%未満 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★(10) |
0.25%以上〜0.5%未満 |
★ ★ ★ ★ ★(5) |
0.25%未満 |
なし |
関連注目商品
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アンケートについて
- アンケート結果は、DIAMアセットマネジメント株式会社、インベスコ・アセット・マネジメント株式会社、ニッセイアセットマネジメント株式会社、ピクテ投信投資顧問株式会社、朝日ライフ アセットマネジメント株式会社、T&Dアセットマネジメント株式会社、フィデリティ投信株式会社、損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント株式会社、新光投信株式会社、スパークス・アセット・マネジメント株式会社、三菱UFJ投信株式会社、みずほ投信投資顧問株式会社、三井住友アセットマネジメント株式会社、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社、BNPパリバ証券株式会社、HSBC証券会社東京支店、JPモルガン証券株式会社、クレディ・アグリコル証券会社 東京支店、ドイツ証券株式会社、ブラックロック・ジャパン株式会社、国際投信投資顧問株式会社、レオス・キャピタルワークス株式会社(順不同)にアンケート(2014/12/12締切)にご協力いただき、SBI証券が集計したものです。 重複回答・部分回答を含むため、回答数を示す★印に過不足があります。
- アンケート結果の要旨を表現したものであり、SBI証券の見方を述べたものではありません。また、アンケート結果はあくまでも、意見の集約であり、将来の市況や価格の実現を保証するものではありません。
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