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2015年の日経平均株価の見通し
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【2015年の日経平均株価は、2000年4月以来の「2万円」大台回復に期待】
2014年の日経平均株価は、米量的緩和縮小や新興国経済への不安等を背景に、下げる場面もあったものの、総じて堅調に推移しました。特に、10月末に日銀が追加緩和を実施して以降は、円安が加速する中で株価上昇に弾みが付き、リーマンショック前の高値18,300円回復も夢ではない水準まで回復しました。ただ、原油価格の急落等があり、年末には波乱の場面もありました。
さて、2015年の株式市場はどうなるでしょうか。日経平均は、高値で20,000〜22,000円まで上昇するとの意見が全体の8割近くとなりました。もし、その通りとなれば、「IT相場」の天井となった2000年4月以来の「2万円大台」回復を実現することになります。さらに、22,500円程度まで上昇するとの予想もありましたが、97年4月の消費税引き上げ(3%から5%)以前の高値(96年22,666円)に接近することになりますので、かなり象徴的な出来事になるでしょう。
※質問項目と回答数(★の数は回答数を示す)
2015年日経平均の高値メド
22,000円以上 |
★(1) |
---|---|
20,000円以上〜22,000円未満 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
18,000円以上〜19,000円未満 |
★ ★(2) |
17,000円以上〜18,000円未満 |
なし |
17,000円未満 |
★(1) |
同高値を付けるのはいつか?
3月 |
★(1) |
---|---|
5月 |
★(1) |
6月 |
★(1) |
9月 |
★(1) |
10月 |
★(1) |
11月 |
★ ★ (2) |
12月 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★(10) |
2015年の日経平均は、年末に20,000円〜22,000円のレンジ内で高値を付けるというのが、多数派のご意見ということになりました。しかし、2014年12月近辺の株価水準が高値との厳しい見方もありました。
2015年日経平均の安値メド
17,000円以上 |
なし |
---|---|
16,000円以上〜17,000円未満 |
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ |
15,000円以上〜16,000円未満 |
★ ★ ★ ★(4) |
13,000円以上〜15,000円未満 |
★(1) |
13,000円未満 |
なし |
2015年の安値は16,000〜17,000円との見方が多数派でした。2013年12月30日高値16,291円、2014年9月25日高値16,374円と結ぶラインは、重要な上値抵抗ラインになっていました。日銀追加緩和で、その水準を突破することができましたが、今度株価が下がる局面では、逆にその当たりが下値支持ラインになると考えれば、16,000〜17,000円が安値と言うご意見につながります。
同安値を付けるのはいつか?
1月 |
★ ★ ★ ★ ★(5) |
---|---|
2月 |
★ ★(2) |
3月 |
★(1) |
4月 |
★(1) |
5月 |
★ ★ ★ (3) |
6月 |
★ ★ (2) |
8月 |
★ ★ (2) |
9月 |
★ (1) |
高値に比べ、安値の日付への見方はやや割れているという印象です。ただ、「年前半が弱め」とやや広めの解釈をすれば、それが多数派ということは言えそうです。原油相場の下落もあり、新興国経済の不透明感等が年前半のリスク要因にはなりそうです。
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