2024年10月4日(金) 大引け
更新 : 2024/10/4 16:00
(更新予定時間:12:45頃/16:15頃の1日2回)
今日の株式市況
4日後場は日経平均株価が、前日比83円高の3万8,635円、TOPIX(東証株価指数)も同10ポイント高の2,694ポイントと続伸して取引を終えた。朝方は、為替相場が円安に振れたことから、きのう3日の強い動きが継続し、買いが先行。日経平均は一時弱含む場面もみられたが、午前11時28分に同183円高の3万8,735円と、きょうの高値を付けた。後場に入り、中東情勢の先行き不透明感や、週末のポジション調整売りなどが警戒され、手控えムードが強まるなか、上げ幅を縮小した。東証プライム市場の出来高は18億1,827万株で、売買代金は3兆8,802億円にとどまり、9月25日以来、約1週間ぶりに4兆円割れとなった。騰落銘柄数は値上がりが1,150銘柄、値下がりは448銘柄、変わらずは47銘柄だった。
前日の米国市場
3日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比184.93ドル安の4万2,011.59ドル、ナスダック総合指数が同6.647ポイント安の1万7,918.476ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9,493万株、ナスダック市場が46億4,512万株だった。イランによるミサイル攻撃を受けたイスラエルが、近い時期に報復を行うとの見方が継続。NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が3日続急伸したことから、原油の値上がりによるインフレ警戒が強まった。また、4日には米9月雇用統計の発表を控えることもあり、模様眺めムードも広がったようだ。NYダウ採用銘柄では、メルクやボーイング、アマゾン・ドット・コムなどが値下がり率の上位に入っている。
業種・個別株動向
業種別株価指数33業種は、30業種が上昇、3業種が下落した。INPEX <1605> 、石油資源
<1662> などの鉱業株や、出光興産 <5019> 、ENEOS <5020> などの石油石炭製品株が上昇。東電力HD <9501>
、関西電 <9503> などの電気・ガス株や、三菱UFJ <8306> 、三井住友 <8316> などの銀行株も高い。王子HD <3861>
、日本紙 <3863> などのパルプ紙株や、ニトリHD <9843> 、ファストリテ <9983> などの小売株も堅調。帝人 <3401>
、東レ <3402> などの繊維株や、アサヒ <2502> 、JT <2914> などの食料品株もしっかり。一方、米東海岸の港湾ストライキのスピード収束を受け郵船
<9101> 、商船三井 <9104> などの海運株が急落したほか、デンソー <6902> 、トヨタ <7203> などの輸送用機器株、村田製
<6981> 、東エレク <8035> などの電気機器株が下げた。
新興株・IPO
東証グロース市場250指数は反落。寄り付き直後に上昇したものの、その後は値を下げてもみ合う展開となった。ビーマップ <4316> 、サイバー・バズ <7069> が一時ストップ高し、ALiNKインターネット <7077> 、BuySell Technologies <7685> が高い。半面、コラボス <3908> 、アスア <246A> は下げた。
主要指標(24/10/4 大引け)
日経平均株価 |
38,635 |
+83 |
日経平均先物 |
38,560 |
-40 |
TOPIX |
2,694 |
+10 |
- ※日経平均先物に関しては、前引けは11時30分、大引けは15時15分の更新となります。
注目ニュース(毎日10:00更新)
●モスフード<8153>10月8日から全国のファミリーマートにて「モスバーガー監修 チリドッグまん」を販売。
●キーコーヒ<2594>創業100周年を記念して発売した「SINCE1920」シリーズのアソートギフトなど2024年の歳暮シーズンに向けてギフトセットを発売。
●カンロ<2216>ハードな食感を楽しめるグミ「カンデミーナ」シリーズの新商品「カンデミーナグミWインパクト」を10月8日より、全国で発売。
●グローリー<6457>流通小売業のスマホアプリ会員とさまざまなメーカー会員の情報を紐づけ、会員の店舗での購買データをメーカーに提供する国内初のサービスを提供開始。
●東急不HD<3289>柔軟な発想と自由な遊び心で環境課題に向き合う都市型コンパクトビルとして展開する「COERU」シリーズに、5物件が24年度中に竣工。
●山陰合銀<8381>空き家管理専門事業者の株式会社 L&Fと提携し、「空き家相談サービス」の取り扱いを開始。
●グンゼ<3002>ソニーが開発した多孔質カーボン素材トリポーラスを生地に採用したTシャツの先行販売を応援購入サービス「Makuake」にて開始。
●NECキャピ<8793>SBI新生銀行グループによる業務提携契約を締結。
●ANA<9202>欠航・遅延時の補償手続きやラウンジ混雑状況の確認をスマホでできるなどANA Smart Travelに新たな機能を実装。