2018年4月20日(金) 大引け
更新 : 2018/4/20 16:00
(更新予定時間:12:45頃/16:15頃の1日2回)
今日の株式市況
20日の日経平均株価は前日比28円安の2万2,162円と6営業日ぶりに小反落。TOPIXは同小幅高の1,751ポイント。騰落銘柄数は値上がり989銘柄、値下がり978銘柄、変わらず115銘柄。朝方は、19日の米国株安を受け、売りが先行した。日経平均株価は下げ幅を広げ、一時2万2,076円(前日比114円安)まで下落する場面があった。米半導体関連株が売られたことで、国内半導体関連株が連鎖安し、相場の重しとなった。その後は円弱含みを支えに持ち直し、上げ転換。株価指数先物にまとまった買い物が断続的に入り、前場終盤には2万2,261円(同70円高)まで上昇した。後場は、再度マイナス圏入りした後、小幅高に戻す場面もったが、上値は重く大引けにかけて小安い水準で推移した。週末要因に加え、来週から本格化する決算発表を見極めたいとの空気もあり、全般は様子見気分に傾いた。
前日の米国市場
19日の米国株式は、NYダウが前日比83ドル安の2万4,664ドルと続落、ナスダック総合指数が同57ポイント安の7,238ポイントと4日ぶりに反落して取引を終了した。出来高概算は、ニューヨーク市場が7億5,383万株、ナスダック市場が21億7,557万株だった。台湾半導体大手の台湾積体電路製造(TSMC)が、スマートフォン向けの需要減などを想定していることが判明。関連部品への悪影響が警戒され、アップルやエヌビディアなどの銘柄が下落し、相場の重しとなった。NYダウ採用銘柄では、アップルのほか、インテルやプロクター・アンド・ギャンブルなどが値下がり率の上位に入っている。
業種・個別株動向
業種別(東証33業種)株価指数は値上がり22、値下がり11。値上がり率上位は海運、その他製品、保険など。値下がり率上位は金属製品、医薬品、機械など。郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株が堅調。任天堂<7974>、ヤマハ<7951>などのその他製品株や、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>などの保険株も買われた。半面、SUMCO<3436>、三益半導<8155>などの金属製品株が軟調。武田薬<4502>、アステラス薬<4503>などの医薬品株も売られ、ディスコ<6146>、アマダHD<6113>などの機械株も安い。
新興市場・IPO
新興市場で日経ジャスダック平均株価は反発。SAMURA<4764>、ネクスG<6634>、ソフィアHD<6942>、ジャストプラ<4287>などが上昇。半面、小田原機<7314>、ベクター<2656>、IXナレッジ<9753>、リーバイス<9836>、栄電子<7567>などが下落。
主要指標(18/4/20 大引け)
日経平均株価 |
22,162 |
-28 |
日経平均先物 |
22,160 |
-40 |
TOPIX |
1,751 |
+0 |
日経ジャスダック平均 |
3,929 |
+16 |
- ※日経平均先物に関しては、前引けは11時30分、大引けは15時15分の更新となります。
注目ニュース(毎日10:00更新)
●ロコンド<3558>マガシークと相互出店契約を締結した。
●DeNA<2432>AI活用のタクシー配車アプリ「タクベル」を神奈川県タクシー協会と共同でサービス開始した。
●吉野家HD<9861>吉野家ブランドにおける「世界2000店舗」を達成する。
●豊田通商<8015>豪電力・ガス大手のエナジーオーストラリアとエネルギー効率改善事業で協業の検討を開始した。
●日電産<6594>一体型トラクションモータシステム(E-Axle)を開発した。
●神戸鋼<5406>ファナックと異種金属接合用ロボットシステムを共同開発した。
●三井造<7003>三井E&Sマシナリーが6000kW級ガスタービンコージェネレーション設備MSC65を滋賀県の企業向けに受注した。
●NTTDIM<3850>ティアックオンキヨーソリューションズと特約店パートナー契約を締結した。
●NTTドコモ<9437>メイクソフトウェアと観光分野における協業契約を締結した。