2025-11-16 01:05:46

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FX市況 デイリーレポート

更新 : 25/11/14 9:00(毎営業日9:00頃更新)

Daily Report(2025 年 11 月 13 日)

◆主要通貨ペア 4 本値
通貨ペア 始値 高値 安値 終値
ドル円 154.793 155.014 154.129 154.562
ユーロドル 1.15933 1.16559 1.15790 1.16335
ポンドドル 1.31332 1.32155 1.31009 1.31920
ユーロ円 179.440 179.935 179.227 179.805
ポンド円 203.292 204.073 202.973 203.904
豪ドル円 101.259 101.826 100.691 100.916
※Open は東京時間午前 7時、Close は NY時間17時、その間のレンジを記載 (Data:Bloomberg)

◆主要株価指数終値
株価指数 終値 前日比
日経平均株価 51,281.83 +218.52
TOPIX 3,381.72 +22.39
DAX 24,041.62 ▲339.84
FTSE 100 9,807.68 ▲103.74
NY DOW JONES 47,457.22 ▲797.60
S&P 500 6,737.49 ▲113.43
NASDAQ 22,870.36 ▲536.10
(Data:Bloomberg)

◆主要国債 10 年物利回り (終値)
国債 利回り 前日比
日本 10 year 1.690 +0.005
Germany 10 year 2.688 +0.045
UK 10 year 4.437 +0.039
US 10 year 4.108 +0.039
(source:複数のメディア)

◆経済指標・イベント(11 月 13 日公表)
国 指標・イベント 結果 事前予想
日本 10 月国内企業物価指数 (前月比/前年比) +0.4%/+2.7% +0.3%/+2.5%
日本 対内証券投資 株式 (11/7 週) ▲\3,473 億 +\6,901 億
日本 対外証券投資 株式 (11/7 週) ▲\4,395 億 ▲\5,811 億
日本 対内証券投資 中長期債 (11/7 週) +\915 憶 +\2,806 憶
日本 対外証券投資 中長期債 (11/7 週) ▲\5,663 億 ▲\3,545 億
UK 10 月 RICS 住宅価格指数 ▲19% ▲14%
豪 11 月消費者インフレ期待 +4.5% *+4.8%
豪 10 月失業率 4.3% 4.4%
豪 10 月雇用者数増減 +4.22 万人 +2.0 万人
豪 10 月正規雇用者数増減 −+5.53 万人 *+0.87 万人
豪 10 月非常勤雇用者数増減 ▲1.31 万人 *0.63 万人
豪 10 月労働参加率 67.0% 67.0%
日本 財務省 5 年債入札 − −
UK 3Q GDP (前期比/前年比) +0.1%/+1.3% +0.2%/+1.4%
UK 3Q 個人消費 (前期比) +0.2% +0.2%
UK 3Q 政府支出 (前期比) +0.3% +0.5%
UK 9 月 GDP (前月比) ▲0.1% ±0.0%
UK 9 月鉱工業生産 (前月比/前年比) ▲2.0%/▲2.5% ▲0.2%/▲1.3%
UK 9 月製造業生産 (前月比/前年比) ▲1.7%/▲2.2% ▲0.4%/▲1.7%
UK 9 月サービス業指数 (前月比/前年比) +0.2%*+0.2% +0.1%/+0.3%
UK 9 月建設業生産高 (前月比/前年比) +0.2%/+1.3% ±0.0%/+1.0%
UK 9 月商品貿易収支 ▲£188.83 億 ▲£207.52 億
UK 9 月貿易収支 ▲£10.94 億 ▲£31 億
ユーロ圏 ECB 経済報告 − −
ユーロ圏 ビルロワドガロー・フランス中銀総裁 講演 − −
ユーロ圏 9 月鉱工業生産 (前月比/前年比) +0.2%/+1.2% +0.7%/+2.0%
UK グリーン・BOE MPC 委員 講演 − −
ユーロ圏 エルダーソン・ECB 専務理事 討論会 − −
US デイリー・サンフランシスコ連銀総裁 講演 − −
US ※新規失業保険申請件数 (11/8 週) NA 22.5 万件
US ※失業保険継続受給者数 (11/1 週) NA 195.6 万人
US ※10 月 CPI (前月比/前年比) NA +0.2%/+3.0%
US ※10 月 CPI コア (前月比/前年比) NA +0.3%/+3.0%
US ※10 月実質平均時給 (前年比) NA −
US ※10 月実質平均週給 (前年比) NA −
US カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 開会挨拶 − −
US ムサレム・セントルイス連銀総裁 講演 − −
US ハマック・クリーブランド連銀総裁 炉辺談話 − −
US 財務省 30 年債入札 − −
NZ ガイ・RBNZ MPC 外部委員 講演 − −
NZ 10 月製造業 PMI 51.4 *49.9
※米国政府機関一部閉鎖のため、当日公表されなかった指標
*前回の結果 (Data:Bloomberg)

◆経済指標・イベント(11 月 14 日公表予定)
公表時刻 国 指標・イベント 事前予想
10:30 中国 10 月新築住宅価格指数 (前月比) *▲0.41%
10:30 中国 10 月中古住宅価格指数 (前月比) *▲0.64%
11:00 中国 10 月小売売上高 (前年比/年初来前年比) +2.8%/+4.4%
11:00 中国 10 月鉱工業生産 (前年比/年初来前年比) +5.5%/+6.2%
11:00 中国 10 月固定資産投資 (除農村部/年初来前年比) ▲0.8%
11:00 中国 10 月不動産投資 (年初来前年比) ▲14.5%
11:00 中国 10 月失業率 5.2%
13:30 日本 9月第三次産業活動指数 (前月比) +0.3%
16:05 ユーロ圏 エスクリバ・スペイン中銀総裁 講演 −
16:05 ユーロ圏 ブイチッチ・クロアチア中銀総裁 講演 −
19:00 ユーロ圏 3Q GDP 改定値 (前期比/前年比) +0.2%/+1.3%
19:00 ユーロ圏 9月貿易収支 (季調済) *+€97 億
19:00 ユーロ圏 9 月貿易収支 (季調前) *€10 億
19:00 ユーロ圏 3Q 雇用者数増減 (前期比/前年比) *+0.1%/+0.6%
19:30 ユーロ圏 エルダーソン・ECB 専務理事 講演 −
22:30 カナダ 9 月製造業売上高 (前月比) +2.8%
22:30 US ※10 月小売売上高 (前月比) ▲0.2%
22:30 US ※10 月小売売上高 (除自動車)(前月比) +0.3%
22:30 US ※10 月 PPI (前月比/前年比) +0.2%/+2.5%
22:30 US ※10 月 PPI (除生鮮・エネ)(前月比/前年比) +0.3%/+2.6%
23:20 US ボスティック・アトランタ連銀総裁 討論会 −
00:00 ユーロ圏 レーン・ECB 専務理事兼チーフエコノミスト 講演 −
00:00 US ※9 月企業在庫 +0.2%
00:05 US シュミッド・カンザスシティ連銀総裁 講演 −
04:30 US ローガン・ダラス連銀総裁 炉辺談話 −
05:20 US ボスティック・アトランタ連銀総裁 討論会 −
※米国政府機関一部閉鎖のため、当日公表されない可能性が高い指標
時刻表示は東京時間 *前回の結果 (Data:Bloomberg)

◆要人発言その他
植田・日銀総裁 (参議院予算委員会)
・今後も適切に政策運営をしていきたい
・個人消費全体は底堅く推移している
・基調的な物価上昇率は2%へ向け緩やかに上昇している
・金利急上昇など例外的状況では機動的に国債買いオペ増額

片山・財務相
・日銀には安定的・持続的に2%程度のインフレが定着する状況を期待
・減税というオプションを否定しているわけではない

デイリー・サンフランシスコ連銀総裁 (25年議決権なし)
・12月会合で利下げすべきか判断するには、時期尚早だ
・インフレ率は目標とする2%に近づいているものの、依然として粘着的
・米国経済の不確実性は大幅に低下、慎重ながらも楽観的
・労働需要が今後も鈍化し続けるのではないかという懸念が少し高まっている
・できるだけ多くの情報がそろうまで金利の決定を待つことには、 非常に大きな価値がある

ハマック・クリーブランド連銀総裁 (25年議決権なし)
・高インフレが依然として続いているが、インフレ圧力は輸入品ではなくサービス業から生じている
・インフレ圧力を抑えるため、FRBの政策はある程度引き締め的な姿勢を維持する必要
・経済状況が変化しない限り、これ以上の利下げを支持することはない
・雇用市場は今のところ均衡しているように見えるが、懸念材料もある
・FRBの独立性は、政策遂行とインフレ抑制の義務を果たす上で極めて重要

ハセット・NEC (米国家経済会議) 委員長
・政府閉鎖の影響で、10月の米雇用統計は失業率なしで発表
・政府閉鎖の影響で第4四半期GDPは1.5%低下を予想
・利下げしないという議論にはあまり賛同できない

カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 (25年議決権なし)
・インフレ率は3%と依然として高過ぎる
・労働市場の一部セクターは確かに圧力を受けているようだ
・10月会合の利下げ支持せず
・データは10月の会合以降、状況は変わらないことを示唆
・12月の利下げについては判断を保留

ムサレム・セントルイス連銀総裁 (25年議決権あり)
・労働市場保護のため、これまでの利下げを支持してきた
・現行政策はやや引き締め的よりも中立に近い水準にある
・金融政策を過度に緩和的にならずに追加的な利下げを実施する余地は限られている
・高止まりするインフレを抑えるためには、景気抑制的な金利水準を維持する必要
・目標を上回るインフレに引き続き歯止めをかけつつ、労働市場には一定の支援を続ける必要

BLS (米国労働省労働統計局)
・データ公表の予定は分かり次第通知する
・状況を把握、日程を最終決定するのに時間かかる可能性
(source:複数のメディア)

◆11月13日のドル円概況 
13日のドル円は154.793で取引を開始。序盤は154.70台を中心に小動きとなったが、次第にドル買いが強まり、仲値にかけた本邦実需筋のドル需要も支えに10時15分頃には高値155.014まで上昇した。しかし、前日の高値155.046がレジスタンスとして意識され、155円台の滞空時間は短く154円台に後退、じり安基調となり、13時過ぎには154.646まで下落した。
同水準で下げ止まると、再びドル買いが優勢となり、15時30分過ぎには155.008まで反発したものの、155円台では依然売り意欲根強く、154円台へと押し戻された。加えて、米国長期金利の低下が重石となり、じりじりと値を下げ、18時30分頃には154.328まで弱含んだ。
その後、米国長期金利が再び上昇に転じると、ドルの買い戻しが進み、21時前には154.765まで切り返したが、日経平均先物の大幅安を受けて154.55近辺まで下落した。
その後、再び反発したものの、戻りは154.75に届かず、米国株価の軟調推移を眺めながら、上値を切り下げる展開となり、14日1時前には安値154.128まで下値を広げた。前日の安値154.046がサポートとして意識され下げ止まり、調整のドル買いが入り154.40台まで持ち直した。
もっとも、NY株価主要3指数が一段と下落したことや、米国長期金利が低下したことを背景に上値は限られた。その後、米国長期金利が上昇に転じると、ショートカバーが入り、154.587まで上昇、154.562でNYクローズを迎えた。
(文中レート:Bloomberg)

◆11月13日のユーロドル 概況
13日のユーロドルは1.15993で取引を開始。序盤は1.1590近辺で方向感に欠ける展開となったが、その後、10月豪雇用統計の強い結果を受けた対豪ドルでのユーロ売りの流れに連れ安となり、10時15分頃には安値1.15790まで下落した。
その後、対円でドル売りが強まったことを受け下げ止まり反転、11時頃には1.15930まで上昇、暫く1.1590近辺で揉み合いが続いた。午後に入り、全般的にドル買いが強まると、じり安基調となり、15時前に1.15804まで反落した。
朝方の安値がサポートとして意識され下げ止まると、次第にドル売りが優勢となる中、じり高基調に転じ、大きな調整もないまま1.1600を突破、18時過ぎには1.16348まで上昇した。しかし、10月30日の高値1.16373がレジスタンスとして意識されると、利食いとみられる売りに押され、加えて、米国長期金利の上昇も重石となり、21時前には1.16047まで弱含んだ。
1.1600割れを回避、暫く1.1610台〜20台で揉み合いが続いたが、米国長期金利が低下に転じると、再びじり高となり、14日3時前には高値1.16559まで上値を伸ばした。
ただ、同水準に位置する90日移動平均線がレジスタンスとして意識されると上げ渋ると、利食いの売りに押され、1.1630台まで押し戻された。NY時間終盤は、動意薄となる中、概ね1.1630台で推移、1.16335でNYクローズを迎えた。
(文中レート:Bloomberg)

提供:SBIリクイディティ・マーケット