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2021-06-20 02:55:44

マーケット > 朝イチ情報

金利為替動向

(2021年6月4日〜2021年6月11日)

更新 : 2021/06/14 18:00 (更新予定時間:毎週第1営業日18:00頃)

債券をご購入の際に、ご参考として本レポートをご利用ください。現在取り扱っております債券はこちらからご確認いただけます

概要

- 米テーパリング観測後退で、投資家マインド持ち直し -

海外主要国利回り比較 主要通貨はドル以外、対円で下落した。前週末に発表された米5月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回り、FRB(米連邦準備制度理事会)の早期テーパリング(量的緩和の段階的縮小)観測が後退、ドルが売られた。8日、週後半に米5月CPI(消費者物価指数)の発表を控え、様子見ムードが広がった。9日、米10年債の入札が堅調で米長期金利が1.5%台を割り込み、ドルの上値を抑えた。10日、米5月CPIが市場予想を上回る伸びを示し、インフレ警戒感が強まる中でドル・円はいったん上昇したが、FRBがインフレは一時的とする判断を覆す可能性は低いとの見方が広がると、米長期金利の低下とともにドル・円は下落した。11日は、米6月ミシガン大学消費者マインド指数が市場予想を上回り、米長期金利が上昇。ドル買い・円売り優勢となった。
新興国通貨は対円で上昇するものが目立った。週初7日は、手掛かり材料難で上値が重かった。8日は、原油先物価格の上昇を受け、資源国通貨を中心に上昇。9日は、翌日に米5月CPIの発表を控えて様子見ムードが広がり、新興国通貨も方向感の乏しい展開となった。10日、米CPIは市場予想を上回ったものの、上昇は一時的との見方からリスクオンの動きが広がり、新興国通貨も底堅く推移。11日は、米金融緩和の長期化観測が支えになったが、利益確定目的の売りに押される通貨もみられた。

    前週比
    EURO USD AUD NZD ZAR MXN
各国10年債の
利回り格差
(先週)
EURO -0.041 -0.138 -0.142 -0.013 0.091
USD 1.726 -0.097 -0.101 0.028 0.132
AUD 1.762 0.036 -0.004 0.125 0.229
NZD 1.914 0.188 0.152 0.129 0.233
ZAR 10.466 8.740 8.704 8.552 -7.162
MXN 6.937 5.211 5.175 5.023 -3.529

通貨毎の金利と為替動向を確認!

ランド安円高 7.99円(▼0.16円  
債券利回り 短期債 ―/長期債 低下  

為替

南アフリカ国債 ランド・円は下落した。前週に約2年4カ月ぶりの高値を付けた反動で、利益確定目的のランド売りが優勢となった。8日発表の南ア1−3月期GDP(国内総生産)が市場予想を上回ったものの回復ペースの鈍化が嫌気され、ランド売りが継続。9日は約1週間ぶりに1ランド=8.00円を割り込み、5月企業信頼感指数が18年3月以来の高水準を記録したことも支援材料になっていったんは買戻しが入ったものの、週末には手じまいの動きに押され、上値の重い展開となった。

債券

長期債利回りは低下した。週初に債券買いがやや強まったが、その後は売り買いが交錯。GDPなどへの反応も薄く、ほぼ横ばいで推移した。南アランド建て15年債利回りは前週末の10.27%から10.19%に低下して越週した。

ドル高円安 109.66円(▲0.14円  
債券利回り 短期債 上昇/長期債 低下  

為替

米国国債 ドル・円は上昇した。前週末に発表された米5月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を下回り、FRB(米連邦準備制度理事会)の早期テーパリング(量的緩和の段階的縮小)観測が後退、ドル・円は軟化した。8日、週後半に米5月CPI(消費者物価指数)の発表を控え、様子見ムードが広がった。9日、米10年債の入札が堅調で米長期金利が1.5%台を割り込み、ドル・円の上値を抑えた。10日、米5月CPIが市場予想を上回る伸びを示し、インフレ警戒感が強まる中でドル・円はいったん上昇したが、FRBがインフレは一時的とする判断を覆す可能性は低いとの見方が広がると、米長期金利の低下とともにドル・円は下落した。11日は、米6月ミシガン大学消費者マインド指数が市場予想を上回り、米長期金利が上昇。ドル買い・円売り優勢となった。

債券

短期債利回りは上昇、長期債利回りは低下した。堅調な米10年債入札を受け米長期金利低下には下押し圧力がかかった。ドル建て2年債利回りは前週末の0.14%から0.15%に上昇、ドル建て10年債利回りは前週末の1.55%から1.45%に低下して越週した。

ユーロ安円高 132.80円(▼0.41円  
債券利回り 短期債 低下/長期債 低下  

為替

ユーロ-ドイツ国債 ユーロ・円は下落した。週初7日は、米国が量的金融緩和を続けるとの見方が強まり、ユーロ・円は上値の重い展開となった。8日は、ユーロ圏4−6月期GDP(国内総生産)確報値が予想を上回り、ユーロ買い・円売りが優勢となった。9日は、ユーロ圏の景気回復期待の高まりから、ユーロ・円は堅調に推移した。10日のECB(欧州中央銀行)理事会では市場予想通り政策金利を据え置かれたほか、ラガルドECB総裁がPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の規模の維持を発表し、ユーロ・円は下落した。11日は、積極的な売買が手控えられる中、ユーロ・円は上値の重い展開となった。

債券

短期債利回り、長期債利回り共に低下した。米長期金利の低下に加え、ECB(欧州中央銀行)理事会に向けて債券買いが強まり、利回り低下につながった。ユーロ建て独2年債利回りは、前週末のマイナス0.67%からマイナス0.68%に低下、ユーロ建て独10年債利回りは前週末のマイナス0.21%からマイナス0.27%に低下して越週した。

豪ドル安円高 84.52円(▼0.25円  
債券利回り 短期債 低下/長期債 低下  

為替

オーストラリア国債 豪ドル・円は下落した。週初7日から9日にかけては、材料に乏しく小動き。9日にRBA(豪準備銀行)高官が講演でハト派的な見解を示したこともあり、豪ドル・円の上値は重かった。10日、米5月CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回り、ドル・円の上昇にツレ高となる場面もあったが、ドル買い一巡後に米長期金利が低下すると、豪ドル・円も軟化した。11日、米6月ミシガン大学消費者マインド指数が市場予想を上回り、米長期金利が上昇しドルが対豪ドルで強含みとなると、豪ドル・円の下押しにつながった。

債券

短期債利回り、長期債利回り共に低下した。米長期金利低下の影響を受けたほか、RBA高官がハト派姿勢を示し、テーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)は遠いとの受け止めから豪金利は低下した。豪ドル建て2年債利回りは前週末の0.04%から0.02%に低下、豪ドル建て10年債利回りは前週末の1.69%から1.49%に低下して越週した。

NZドル安円高 78.21円(▼0.79円  
債券利回り 短期債 ―/長期債 低下  

為替

ニュージーランド国債 NZドル・円は下落した。週初7日は、NZが女王誕生日の祝日となる中で小動き。8日から9日にかけては軟調な豪ドル・円の影響を受け、NZドル・円も下押しした。10日、米5月CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回り、ドル・円の上昇にツレ高となる場面もあったが、ドル買い一巡後に米長期金利が低下すると、NZドル・円も軟化した。11日、米6月ミシガン大学消費者マインド指数が市場予想を上回り、米長期金利が上昇しドルが対NZドルで強含みとなると、NZドル・円の下押しにつながった。

債券

長期債利回りは低下した。週初7日は女王誕生日の祝日で休場。その後は、米長期金利低下の影響を受け、NZ金利は低下した。NZドル建て10年債利回りは前週末の1.84%から1.64%に低下して越週した。

レアル安円高 21.43円(▼0.27円  
債券利回り 短期債 上昇/長期債 ―  

為替

ブラジル国債 レアル・円は下落した。週初7日は、前週末発表の米5月雇用統計の結果を受け、ドルが売られる中、円が買われ、レアル・円は上値の重い展開となった。8日発表のブラジル4月小売売上高が市場予想を上回る強い内容となったことから、レアル・円は堅調に推移した。9日は投資家のリスク許容度が拡大、ドルが買われる中、レアルは軟化した。10日は米長期金利が低下しドルが売られると、レアルが買われた。週末11日は、B3(サンパウロ証券・商品・先物取引所)でシステム障害が発生、ブラジル株が下落したことを受け、レアルは売られた。

債券

短期債利回りは上昇した。ブラジルの経済正常化期待から、ブラジル中央銀行の早期金融引き締め観測が強まり、ブラジル債券利回りは上昇した。ブラジルレアル建て2年物債利回りは前週末の6.79%から7.12%に上昇して越週した。

リラ高円安 13.07円(▲0.45円  
債券利回り 短期債 ―/長期債 低下  

為替

トルコ国債ドル建 リラ・円は上昇した。新たな天然ガス鉱床の発見に加え、14日にトルコのエルドアン大統領がバイデン米大統領と会談する予定と報じられ、通貨安の一因になっている対米関係に改善機運が高まり、リラ買いを加速させた。足元で調整が続いていたことも買い戻しを誘った。トルコ中央銀行が発表したインフレ予測で高インフレが続くとの見通しが示されたことなどを受けて、トルコ中銀による早期金融緩和への警戒が和らいだこともリラ・円を支えた。

債券

長期債利回りは低下した。エルドアン大統領とバイデン米大統領の会談への期待感が高まり、リスクオンの債券買いが優勢となった。ドル建てトルコ9年債利回りは前週末の5.75%から5.35%に低下して越週した。

取扱い中の債券を確認!
  • ※ 為替および債券利回りは、6月11日のニューヨークの終値を使用
  • ※ (    )内は、先週末比の数字
  • ※ リラ債券:債券マーケットが小規模のため、ドル建ての債券利回りを指標として用いています。

提供:コメント/モーニングスター社、グラフ/SBI証券

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