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2024-04-28 23:38:30

投資信託 > ファンドマネージャーに聞く!!ネット証券専用ファンドシリーズ「新興市場日本株レアル型」の強みと魅力とは?!

ファンドマネージャーに聞く!!
ネット証券専用ファンドシリーズ「新興市場日本株レアル型」の強みと魅力とは?!


(出所)SBI証券作成

植村:同じ運用チームが「DIAM新興市場日本株ファンド」を運用されていますが、運用実績が好調なようですね?

岩谷:はい。「DIAM新興市場日本株ファンド」の設定来(2007年11月29日)の騰落率は2011年8月31日時点で+50.7%です。参考までに申し上げますと同じ期間のTOPIXが−49.12%です。本年初来でみても、TOPIXの−14.26%に対し、当ファンドは+16.60%となっています。

植村:過去3年間の期間でみると、日本株ファンドでトップの成績ではないですか?

岩谷:おそらくそうだと考えています。

植村:それは私から見ても大変な成功だと思うのですが、新興市場に投資するのはなかなか難しいと思います。 新興市場に投資する際の運用哲学や、投資決定プロセスなど成功の秘訣を教えて頂けませんか。

岩谷:投資決定のプロセスや判断の過程は極めてシンプルな考え方を採っておりまして、さほど特殊なものではございません。
定性的・定量的に投資対象の現在の株価水準を分析し、上昇が見込めると判断した場合に投資実行しております。
運用哲学としては、「絶対値で上がること」にこだわっています。ベンチマークに勝てばいい、という考えは持っていません。
既存のファンドにありがちな「ベンチマークがあり、それに勝つ」といった運用姿勢は、ポジションを取るタイミングや取り方そのものがパフォーマンス向上の上でつねに好影響を与えるとはいえない局面もあると考えております。シンプルで原始的かもしれません が『上がる株』『下がらない株』を見つけるよう努めています。
そういう銘柄は数が少ないので、その貴重な銘柄に重点的に投資することが逆にリスクを下げると考えています。

植村:なるほど。つまり他ファンドとの違いは、良いと思ったときには重点的に投資する点、ということでしょうか。
たとえば1銘柄で、これまでで1番大きく組入れ比率を上げたときは、どのくらいでしたか。

岩谷:過去3年間では、15%まで上げたことがあります。上位5銘柄では4割くらいまで上げたことがあります。

植村:相当なリスクをとっておられますね。 しかし、結果としては大成功と・・・。

岩谷:確信の持てた銘柄の比率を上げるということが、リスクというよりもむしろ逆に弱いマーケットの中でファンドを守ることになると思っておりまして、市場そのものが強くなくても個性的に仕事をしてくれる銘柄に重点的に投資しております。

植村:個別の銘柄に大きく投資するにあたって、どのような調査方法をとっているのでしょうか?日々、オフィスに出社してから退社されるまでどのようなスケジュールで過ごしておられるのですか。

岩谷:現地に行ってきちんと現場の方に話を聞いて、現物を触りながら現場でモノを考えることを心がけております。わたくしの考えるファンドマネージャーの理想の姿は、現場を飛び回りマーケットをきちんと現場でチェックしながら運用に活かすことだと思っています。また社内のアナリストチームとは常に意見交換を行ない、一緒に企業訪問しディスカッションをしています。

植村:一般的には、株価ボードに張り付いて売り買いを行なうのがファンドマネージャーの仕事だ、というイメージがありますが、今のお話を聞くと、調査というのは実際に現場を見て判断をするということが大切、ということでしょうか。

岩谷:日本のマーケットは今全体としては成長していないので、その中でキラリと光る銘柄を見つけていかなければなりません。そのためには場に張り付いて全体の銘柄群を見るのではなく、丁寧に現場で確かめながら、その代わり、見つけた良い銘柄に関してはきちんと投資していくという作業を続けていきたいと思っています。

植村:ところで、新宿での講演会の際に、東証マザーズとJASDAQにおいて「ウェートドリフト」するという言葉を聞きました。ちょっと気になる言葉だったのですが、どういう意味合いかご説明いただけますか。

岩谷:これはあくまでも結果としてそうなるということにすぎませんが、マザーズに上場している企業はボラティリティが高くて上にも大きくのびますが、環境が悪いと下落するリスクも高いと思います。逆に、JASDAQに上場する企業には時価総額が大きく、業績も安定していて相対的には変動性が低い企業が多く上場されています。
「絶対値を守る」という観点からは、結果的には弱気相場の時にはJASDAQの組入れにウェート(比重)がかかることがあります。逆に、攻めに転じればボラティリティの高いマザーズのウェートが上がることが傾向としてはありえます。

植村:「DIAM新興市場日本株ファンド」とほぼ同じ運用ということでお話を伺ってきましたが、違う部分はどこでしょうか?

岩谷:ファンドサイズが異なってくると銘柄の投資比率等が異なってくることに加え、日本円売り・ブラジルレアル買いの為替予約取引を行っている点です。


(出所)BloombergよりDIAM作成

植村:よく質問を受けるのですが、円の通貨先物を売ってレアルの通貨先物を買い、ヘッジプレミアムを獲得する、という風に書いてありますが、これはどういう効果があるのでしょうか?「ヘッジ」という言葉が出てきますが、通常の「ヘッジ」とは違いますよね?

岩谷:通常の為替ヘッジ取引は外貨(例えばブラジルレアル)売り、円買いの為替予約取引のことを指します。その結果、為替変動のリスクを低減できますが、その代わり、理論的には、円の短期金利と外貨(例えばブラジルレアル)の短期金利差分を支払う形になります。
当ファンドは、同じヘッジという呼び方をしておりますが、通常の「ヘッジあり」の投信とは逆の取引、「円売り・ブラジルレアル買い」の取引をおこなっています。この場合は、理論的には、円の短期金利とブラジルレアルの短期金利差分を受け取ることができます。

植村:そうすると、金利差分はもらえるけれども、レアルが円に対して値下がりすると為替差損が出る、というリスクはあるということですね。

岩谷:はい、円とレアルの為替変動の影響を受けます。ただし、レアルの将来性については、新興成長国通貨として、または資源国通貨の面からみても大いに期待がもてる、とも考えております。

植村:さて現在、世界の株式市場が波乱局面を迎えています。敢えて『今』なぜ新興市場に注目することが重要なのか、お考えを教えて頂けますか。

岩谷:経済・社会が混乱している時にこそ必要とされ、立ち上がる市場や商品・サービスがあると考えます。
本ファンドの投資対象であります新興市場は、相対的に企業の新陳代謝が激しく、社会が要請するニーズに応える商品・サービスを生み出し、提供できる会社が生き残り、一方それが難しい会社は淘汰される市場だと考えております。したがって現在のような厳しい局面でこそ、むしろ光る企業が見えてくるのだろうと思います。
昨今のように株式市場が波乱局面にあるときは、こうした有望な企業であっても株価が下落することがありますので、こうした局面こそ有望な株を割安で買える『チャンス』の場面になると思っています。

植村:具体的な有望分野としては、どのあたりをお考えでしょうか?

岩谷:新興市場には成長の期待できる企業が多く存在しています。具体的にはインターネットの普及や省エネルギー、再生可能エネルギーの普及関連銘柄に特に注目しております。例えば、現在スマートフォンなど高機能端末の普及を背景に、インターネットは生活インフラの一部として普及の一途をたどっておりますが、さらに日本では震災以降このモバイルコンピューティングの重要性は広く認知されつつあると考えており、投資対象として注目しております。
また企業の豊富な手元資金の活用方法(円高を背景としたクロスボーダーのM&Aや設備投資、研究開発投資)にも注目しております。厳しい環境下でこそ前向きな行動に出ようとする、こうした企業群については、今般のような株価下落局面を好機と捉え、もちろんマクロ環境は慎重に検討しながら、積極的に保有ウェイトを増やしていく方針です。

植村:どうもありがとうございました。

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