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ウエルスアドバイザ―によるファンド分類
投資方針による分類では、目論見書に定められた投資方針によって分類されるため、そのファンドの運用にあたって、実際に分類通りの運用をしているかどうかが問題となってきます。たとえば、国内株式に投資するという投資方針を定めていても、その後、運用にあたって株式を組入れない場合でも、そのファンドは「国内株式型」として分類されます。つまり、投資方針と懸け離れた運用をしていても一切考慮されないのです。また、分類の見直しが行われることもありません。
そこで、ウエルスアドバイザ―では投資の実際の内容および数値基準による分類を特徴づけています。このため、ウエルスアドバイザ―はこの根拠となる数値基準を、詳しく公表しています。 たとえば、「国際債券・ハイイールド債」の分類を説明します。この場合、まず過去3年間の投資において、国外の債券に純資産の70%以上投資かつ株式・REIT比率が10%未満でなければなりません。次に、投資している債券の平均格付がB2以下であるファンドが「国際債券・ハイイールド債」に分類されます。
このようにウエルスアドバイザ―では、ファンドの投資内容に応じた分類をしていますので、投資家の方々が実際にファンドを選ぶ際のご参考にして頂けると考えています。
ファンド分類 |
定義 |
---|---|
国内株式 | 国内の株式に純資産の70%以上投資、かつ債券・REIT比率が10%未満となるファンド |
国際株式 | 国外の株式に純資産の70%以上投資、かつ債券・REIT比率が10%未満となるファンド |
国内債券 | 国内の債券に純資産の70%以上投資、かつ株式・REIT比率が10%未満となるファンド |
国際債券 | 国外の債券に純資産の70%以上投資、かつ株式・REIT比率が10%未満となるファンド |
国内REIT | 国内のREITに純資産の70%以上投資、かつ株式・債券比率が10%未満となるファンド |
国際REIT | 国外のREITに純資産の70%以上投資、かつ株式・債券比率が10%未満となるファンド |
バランス | 国内外の株式、債券、REITのいずれかへの投資が純資産の70%未満、または他2分類への投資が純資産の10%以上となるファンド |
コモディティ | 商品指数との連動を目指すファンド |
ヘッジファンド | オルタナティブ戦略をとるファンド |
ブル・ベア | 特殊運用を行うファンド |
その他 | 他分類に該当しないファンド |
※分類の詳細はこちらをご参照ください。(ウエルスアドバイザ―社のWEBサイト)
ウエルスアドバイザ―は、ファンドの過去の運用実績に対して5段階にランク分けして、その評価を「☆」の数で表示しています。3年以上の運用実績があるファンドが対象です。
多くの投信評価会社が、ウエルスアドバイザ―と同じように星印を使って評価情報を表示していますが、評価の考え方や計算式は評価会社によって異なります。つまり、星印のもつ意味や重みは、会社によって違うわけです。