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レバレッジトラッカーとは
レバレッジトラッカーの概要
「レバレッジトラッカー」とは、対象原資産である日経平均などの値動きに価格が連動する有価証券です。
すぐにはイメージがわかない方も多いと思いますが、レバレッジトラッカーには類似商品があり、投資信託の日経平均ブルベア型ファンドや、日経平均ブル2倍上場投信(ETF)のようなレバレッジ商品がそれにあたります。
投資信託やETFのレバレッジ商品は、値動き=変動率のX倍変動するように設定されています。例えば、日経平均株価に連動したブル・ベア型ファンドを購入し、その後株価の上下動を繰り返した場合、投資信託やETFの場合は、連動する日経平均株価が購入当初の価格に戻っても、目減りしたまま戻らないことがあります。
一方、レバレッジトラッカーは投資信託やETFとは異なり、値動き=変動値幅を対象とするように設定されているため、原資産が上下動を繰り返しても目減りが生じない仕組みとなっています。
レバレッジトラッカーのポイント
「レバレッジトラッカー」には、対象原資産の価格が上昇すると価格が上昇するタイプの「プラス5倍トラッカー」と、対象原資産の価格が下落すると価格が上昇するタイプの「マイナス3倍トラッカー」の2タイプがあります。
対象原資産(※)の値動きの変動幅のほぼプラス5倍またはマイナス3倍のレバレッジ |
対象原資産(※)の価格の下落局面でも利益を得ることができる |
1万円程度の少額から投資できる |
取引手数料無料、信託報酬などの保有コストも不要 |
最大損失額は投資元本までで、追証もなし |
- ※投資する対象となる株価指数や株式などの資産を指します。
(例)日経平均を対象原資産とするレバレッジトラッカーなら・・・
株式を「1株、2株…」という単位で数えるのに対して、レバレッジトラッカーは「1ワラント、2ワラント…」という数え方をします。 また、レバレッジトラッカーの取引単位は、株式とは異なり銘柄にかかわらず1,000ワラントとなります。
- ※1)2014年7月1日現在(出所:東京証券取引所)
レバレッジトラッカーの値動き
レバレッジトラッカーの価格変動は、一定のワラント数当たりの値動きが、対象原資産の値動きの変動幅のほぼプラス5倍またはほぼマイナス3倍となります*。例えば、日経平均を対象原資産とするレバレッジトラッカーは、1,000ワラント当たりの値動きが日経平均の値動きのほぼプラス5倍またはほぼマイナス3倍となります。
- *変動率のほぼ5倍またはほぼマイナス3倍ではなく、変動幅のほぼ5倍またはマイナス3倍であることにご注意ください。
日経平均プラス5倍トラッカー第30回*1を1,000ワラント保有していた場合の値動き実例
- ※1 レバレッジトラッカーのすべての銘柄には、第○回と呼ばれる数字(以下、「回号」といいます)が付されており、回号によって同じ対象原資産でも満期日や権利行使価格などの条件が異なります。
- ※2 日経平均プラス5倍トラッカーの対象原資産である日経平均参照原資産価格の始値と終値を比較しており、取引所での日経平均株価の始値と終値とは異なります。レバレッジトラッカーの取引時間は原則9:00〜23:50で、国内の取引所取引時間が終了してからは、主に国内・海外で取引される日経平均先物などの価格動向の影響により参照原資産価格が変動します。
- ※3 お客様にとっての売却価格です。「売気配値」といわれる、お客様にとっての購入価格を上回る価格で売却した場合に利益となります。
ご注意事項
- SBI証券を通したマーケットメーカー(eワラント・インターナショナル)との相対取引になります。
- 配当や株主優待の権利は発生しません。
- 未成年口座のお客様のカバードワラント(eワラント)取引のお申し込みは受付いたしておりません。
- 本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
リスクについて
eワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株式・株価指数、投資証券(REIT)、預託証券、国債先物、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動、時間経過(一部の銘柄を除き、一般に時間経過とともに価格が下落する)や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与えるので、投資元本の保証はなく、投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります(ただし、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほとんど反応しない場合があります)。
ニアピンeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数や為替相場の変動や、時間経過(同日内を含む)など様々な要因が価格に影響を与えるので、元本の保証はなく投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります。最大受取可能額は1ワラント当たり100円に設定され、満期参照原資産価格がピン価格から一定価格以上乖離した場合は満期時に価格がゼロになります。同一満期日を持つ全ての種類のニアピンeワラントを購入しても、投資金額の全てを回収することができない可能性があります。
トラッカーeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与える有価証券です。このため、投資元本の保証がなく、損失が生じる恐れがあります。トラッカーeワラントの価格は、eワラントに比べると一般に対象原資産の価格により近い動きをします(ただし、レバレッジトラッカーは同方向または逆方向に増幅されたような値動きとなります)が、任意の二時点間において対象原資産の価格に連動するものではありません。また、金利水準、満期日までの予想受取配当金及び対象原資産の貸株料等の変動によって、対象原資産に対する投資収益率の前提が変化した場合には、トラッカーeワラントの価格も影響を受けます。
さらに、取引時間内であっても取引が停止されることがあります。
お客様の購入価格と売却価格には価格差(売却スプレッド)があります。
詳細は、最新の外国証券情報をご参照ください。