eワラント > トラッカーeワラントとは
レバレッジトラッカーの注意点
ロスカット制度がある
レバレッジトラッカーのロスカット制度は、FXや取引所CFDなどの証拠金取引のロスカットとは異なり、保有証券が強制的に売却されるものではありません。
保有されているレバレッジトラッカーの買気配値(売却価格)が一度でも1円を下回った場合、1円以下での固定価格による買取(売却)のみとなります。この状態が、「自動ロスカット」となります。そして、自動ロスカットの実行後に買取(売却)をご希望される場合、提示された固定価格による買取(売却)のみを受け付けすることになります。
なお、自動ロスカットが実行される前段階として、新規の販売を停止して買取(売却)のみを受け付けます。国内個別株式を対象原資産とする場合、自動ロスカットが実行される前段階として、新規の販売を停止して買取のみを受け付けている間の取引時間は9:00から11:30および12:30から15:00に制限されますのでご注意ください。
また、自動ロスカット実行後は、その後の相場好転時においても、自動ロスカットの状態は解除されませんので、1円以下での固定価格による買取(売却)のみとなります。
回号による違い
すべてのレバレッジトラッカーには第○回という番号(「回号」といいます。)が付けられています。つまり、回号によって同じ「日経平均プラス5倍トラッカー」でも条件が異なります。異なる条件の内容は、主に「満期日」と「権利行使価格」です。「満期日」は、レバレッジトラッカーの満期までの残日数の違いです。「権利行使価格」がどのような違いを与えるかは、プラス5倍トラッカーの場合は以下のようになります。
なお、権利行使価格の違いによって同じ対象原資産で異なる銘柄のプラス5倍トラッカーの値幅は変わらないので、「単価が安め」の権利行使価格の高い銘柄の方が、一般にレバレッジ水準は高くなります。(同じ対象原資産で異なる銘柄のマイナス3倍トラッカーの場合は、「単価が高め」の権利行使価格が低い銘柄の方が、一般にレバレッジ水準は高くなります。)
満期の到来時には自動的に差金決済される
レバレッジトラッカーには株式とは異なり、あらかじめ満期が設定されています。満期を迎えた際には一定の計算式に基づいて満期受取金額が計算されて、計算された金額によって償還されます。計算式は以下の通りです。
プラス5倍トラッカー
(7円 + 5 × (満期時の参照原資産価格 − 権利行使価格) ×1ワラント当たり原資産数) × 保有ワラント数
マイナス3倍トラッカー
(5円 + (-3) × (満期時の参照原資産価格 − 権利行使価格) ×1ワラント当たり原資産数) × 保有ワラント数
この金額が0円以下の場合は0円となり、この場合、レバレッジトラッカーの買付代金全額が損失となります。
ただし、自動ロスカットが実行された場合は1円以下の固定金額となります。
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ご注意事項
- SBI証券を通したマーケットメーカー(eワラント・インターナショナル)との相対取引になります。
- 配当や株主優待の権利は発生しません。
- 未成年口座のお客様のカバードワラント(eワラント)取引のお申し込みは受付いたしておりません。
- 本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
リスクについて
eワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株式・株価指数、投資証券(REIT)、預託証券、国債先物、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動、時間経過(一部の銘柄を除き、一般に時間経過とともに価格が下落する)や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与えるので、投資元本の保証はなく、投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります(ただし、eワラントの価格が極端に低い場合には、対象原資産の値動きにほとんど反応しない場合があります)。
ニアピンeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数や為替相場の変動や、時間経過(同日内を含む)など様々な要因が価格に影響を与えるので、元本の保証はなく投資元本のすべてを失うおそれがあるリスクが高い有価証券です。また、対象原資産に直接投資するよりも、一般に価格変動の割合が大きくなります。最大受取可能額は1ワラント当たり100円に設定され、満期参照原資産価格がピン価格から一定価格以上乖離した場合は満期時に価格がゼロになります。同一満期日を持つ全ての種類のニアピンeワラントを購入しても、投資金額の全てを回収することができない可能性があります。
トラッカーeワラント(カバードワラント)は、対象原資産である株価指数、通貨(リンク債)、コモディティ(リンク債)の価格変動や為替相場(対象原資産が国外のものの場合)など様々な要因が価格に影響を与える有価証券です。このため、投資元本の保証がなく、損失が生じる恐れがあります。トラッカーeワラントの価格は、eワラントに比べると一般に対象原資産の価格により近い動きをします(ただし、レバレッジトラッカーは同方向または逆方向に増幅されたような値動きとなります)が、任意の二時点間において対象原資産の価格に連動するものではありません。また、金利水準、満期日までの予想受取配当金及び対象原資産の貸株料等の変動によって、対象原資産に対する投資収益率の前提が変化した場合には、トラッカーeワラントの価格も影響を受けます。
さらに、取引時間内であっても取引が停止されることがあります。
お客様の購入価格と売却価格には価格差(売却スプレッド)があります。
詳細は、最新の外国証券情報をご参照ください。