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2019-07-21 11:49:43

マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』 >  株価は10、11日のパウエル議長発言で乱高下?

株価は10、11日のパウエル議長発言で乱高下?

2019/7/8

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1外部環境の好転を受けて5週連続の上昇

先週の225先物は前週末比480円高(上昇率2.26%)の21,700円と5週連続して上昇した。前週末の米中首脳会談で、貿易協議再開や追加関税第4弾の発動見送りが決まったことから、225先物は週初から大幅に上昇して始まり、5月7日以来約2カ月ぶりの高値水準に。

その後は、指数寄与度の高いハイテク株の騰勢が一服したことから週半ばにかけて225先物も伸び悩む場面が見られたものの、NYダウが約9カ月ぶりに過去最高値を更新したことなどを支援材料とし、225先物も高値圏は維持。ただ、米長期金利が低下し、為替相場が円高に振れたことは重しとなった。

6月28日時点の裁定残高は、ネットベースで4,871億円の売り越し(前週は3,303億円の売り越し)と増加した。株数ベースでは、1億8,328万株の売り越しと6月21日時点(1億3,453万株の売り越し)比で増加している。

日経225と裁定残(6月28日時点)

海外ファンドの買いが継続か

225先物手口では、週を通じてコンスタントに売りをこなしたモルガンSが売り方トップになった。また、週前半に大きく売り越した裁定取引業者のAアムロCも売り方上位に躍り出たほか、UBSやソジェンも上位にランクインした。このほか、国内勢では、週半ばにかけて大きく売った野村が売り方2位になった。一方、買い手口では、海外ヘッジファンドの買い手口とみられるJPモルガンやCSが週前半に大きく買いを入れた。また、TOPIX先物の手口では、週を通じてコンスタントに売りをこなしたソジェン、モルガンS、バークレイ、メリルなどの海外勢が売り方上位に名を連ねた。一方、買い手口では、週を通じてコンスタントの買いを入れたGSが買い方筆頭になったほか、3日に日銀の上場投資信託(ETF)買いとみられる手口をみせた大和がそれに続いた。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2不透明感後退で一時1年7カ月ぶりの水準に

日経平均ボラティリティ・インデックス(VI)は前週末比2.76pt(下落率16.44%)低下の14.02ptと大幅に下落した。前述した米中首脳会談結果を好感する流れから大幅上昇した日経平均の動向を受け、VIは週初から低下基調をたどった。

また、米国の利下げ観測の高まりを背景にNYダウが約9カ月ぶりに史上最高値を更新するなど、米国株が騰勢を強めてきたことで、日本株も高値圏を維持できた。このため、日経平均の急激な変動を見込む投資家が減ったこともあり、週末5日には一時13.93ptまで下落し、17年12月以来約1年7カ月ぶりの低水準になった。ただ、市場では「米国の利下げ幅を見極めたいとする投資家が積極的な売買を手控えているだけ」との指摘もある。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は続落、週後半にかけ下げ幅拡大

6月29日の米中首脳会談では、通商協議再開が合意され、米国は新たな対中制裁関税を課さない方針を示したことが好感され、週明け1日の日経平均は大幅に反発、NT倍率も小幅に上昇してスタートした。ただ、その後は主力大型株の弱い値動きが目立つ展開となった。水曜には月次業績が好感されたファーストリテイリング<9983>の上昇が日経平均を下支えしNT倍率も小幅に反発したものの、週末にはNT倍率は13.63倍まで下げ幅を拡大した。

3株価は10、11日のパウエル議長発言で乱高下?

今週の225先物は、米国の利下げ見通しを探る展開となりそうだ。注目されていた米6月雇用統計は非農業部門雇用者数の伸びが大幅に回復と市場予想を大きく上振れて、米利下げに対する過度な期待が後退。5日のNYダウが反落した流れから週明けの225先物も売りが先行して始まりそうだ。

一方で、為替市場が円安方向に振れていることから、こちらは相場の下支え役として意識されよう。今週は10、11日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が上下院で議会証言を行う予定である。通商摩擦の影響による不確実性、米経済指標の内容を受けて7月の利下げに踏み切る可能性をにじませるのかどうかが注目され、10、11日にパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が上下院で議会証言後は次第に模様眺めムードも強まるだろう。

NYダウは先週金曜に下落したとはいえ、高値水準を維持しているのは今月31日のFOMCで利下げを織り込んでいるからに他ならない。実際、利下げされた場合にはセル・ザ・ファクトで利食いが出るか、あるいは利下げせず株価大幅下落になるのかいずれにしても更なる上昇を見込むには材料不足が否めない。予想レンジは21,500−22,000円とする。

経済スケジュール(7月8日〜7月12日)

日付

曜日

国内 海外

時間

内容

7月8日

国内

08:50

貸出・預金動向(6月)

08:50

国際収支(経常収支)(5月)

08:50

コア機械受注(5月)

09:30

日銀支店長会議、黒田総裁があいさつ

14:00

地域経済報告(7月、日本銀行)

14:00

景気ウォッチャー調査(6月)

海外

15:00

独・鉱工業生産指数(5月)

15:00

独・貿易収支(5月)

15:00

独・経常収支(5月)

20:00

ブ・FGVインフレ率(IGP-DI)(6月)

20:00

ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(7月7日まで1カ月間)

20:25

ブ・週次景気動向調査

28:00

米・消費者信用残高(5月)

 

ブ・貿易収支(週次)(7月8日まで1カ月間、9日までに)

 

欧・ユーロ圏財務相会合

7月9日

国内

08:30

毎月勤労統計(5月)

08:50

マネーストック(6月、日本銀行)

15:00

工作機械受注(6月)

海外

14:45

スイス・失業率(6月)

16:00

マレーシア・中央銀行が政策金利発表

23:00

米・JOLT求人件数(5月)

 

中・資金調達総額(6月、15日までに)

 

中・マネーサプライ(6月、15日までに)

 

中・元建て新規貸出残高(6月、15日までに)

 

米・セントルイス連銀総裁がイベントで開会の挨拶

 

米・アトランタ連銀総裁が講演

 

米・クオールズ連邦準備制度理事会(FRB)副議長(銀行監督担当)が講演

 

欧・欧財務相理事会

 

決算発表 ペプシコ

7月10日

国内

08:50

国内企業物価指数(6月)

 

決算発表 良品計画、ユニー・ファミリーマートホールディングス

海外

10:30

中・消費者物価指数(6月)

10:30

中・生産者物価指数(6月)

17:30

英・鉱工業生産指数(5月)

17:30

英・商品貿易収支(5月)

20:00

ブ・FGVインフレ率(IGP-M、1次プレビュー)(7月)

20:00

米・MBA住宅ローン申請指数(先週)

21:00

ブ・拡大消費者物価指数(IPCA)(6月)

23:00

米・卸売在庫(5月)

23:00

加・カナダ銀行(中央銀行)が政策金利発表

 

米・パウエルFRB議長が下院金融委員会で半年に一度の議会証言

 

米・セントルイス連銀総裁が講演

 

米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表(6月18-19日分)

7月11日

国内

08:50

対外・対内証券投資(先週)

11:00

東京オフィス空室率(6月)

13:30

第3次産業活動指数(5月)

 

決算発表 ファーストリテイリング、安川電機

海外

15:00

独・CPI(6月)

17:00

ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(7月7日まで1カ月間)

21:00

ブ・IBGEサービス部門売上高(5月)

21:00

ブ・小売売上高(5月)

21:30

米・消費者物価コア指数(6月)

21:30

米・新規失業保険申請件数(先週)

27:00

米・財政収支(6月)

 

米・パウエルFRB議長が上院銀行委員会で証言

 

米・クオールズFRB副議長が講演

 

米・ニューヨーク連銀総裁が講演

 

米・アトランタ連銀総裁が講演

 

米・リッチモンド連銀総裁が講演

 

米・ミネアポリス連銀総裁が講演

 

石油輸出国機構(OPEC)月報

 

欧・欧州中央銀行(ECB)議事要旨(6月5-6日分)

 

決算発表 デルタ航空

7月12日

国内

10:00

営業毎旬報告(7月10日現在、日本銀行)

13:30

設備稼働率(5月)

 

国債買い入れオペ(残存10-25年、残存1-3年、残存25年超、残存3-5年)(日本銀行)

 

決算発表 東宝

海外

18:00

欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(5月)

21:00

印・CPI(6月)

21:00

印・鉱工業生産(6月)

21:30

米・生産者物価コア指数(6月)

 

ブ・経済活動(5月、16日までに)

 

ルクセンブルク・アジアインフラ投資銀行(AIIB)年次総会(13日まで)

 

国際エネルギー機関(IEA)月報

 

決算発表 インフォシス

 

中・貿易収支(6月)

  • 提供:フィスコ社
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