2024年5月8日(水) 大引け
更新 : 2024/5/9 10:00
(更新予定時間:12:45頃/16:15頃の1日2回)
今日の株式市況
8日後場は日経平均株価が、前日比632円安の3万8,202円と大幅反落し、TOPIX(東証株価指数)も同39ポイント安の2,706ポイントと下落した。きのう7日に大幅反発した反動や、戻り待ちの売りが先行。株価指数先物に断続的な売りが出たことをきっかけに下げ幅を拡大した。後場も軟調に推移し、午後1時35分には、同675円安の3万8,159円を付けた。その後も弱含みの展開で、終日軟調だった。東証プライム市場の出来高は16億9,499万株、売買代金は4兆6,972億円。騰落銘柄数は値上がりが466銘柄に留まったが、値下がりは1,130銘柄と全体の7割に近い。変わらずは55銘柄だった。
前日の米国市場
7日の米国株式は、NYダウが前日比31.99ドル高の3万8,884.26ドルと5日続伸、ナスダック総合指数は同16.690ポイント安の1万6,332.555ポイントと4日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億3,241万株、ナスダック市場が47億6,559万株だった。朝方は、米金利の年内利下げへの期待が継続。買い優勢の展開でNYダウは一時、120ドルを超える場面もみられた。NYダウ採用銘柄では、メルクやダウ(旧ダウ・デュポン)、ビザなどが値上がり率の上位に入った。一方、7日早朝に24年1-3月の決算を発表したウォルト・ディズニーは、最終損益が赤字に転落したことが嫌気され急落した。
業種・個別株動向
業種別株価指数33業種は、31業種が下落、2業種が上昇した。バンナム <7832> 、任天堂
<7974> などのその他製品株や、TOTO <5332> 、特殊陶 <5334> などのガラス土石株が下落。第一生命HD <8750>
、東京海上 <8766> などの保険株や、三井物 <8031> 、三菱商 <8058> などの卸売株も安い。アドバンテス <6857>
、東エレク <8035> などの電気機器株や、大和証G <8601> 、野村 <8604> などの証券商品先物株も軟調。JR東日本 <9020>
、JR東海 <9022> などの陸運株や、JAL <9201> 、ANA <9202> の空運株も弱い。一方、郵船 <9101> 、川崎汽
<9107> などの海運株や、北越コーポ <3865> 、中越パ <3877> などのパルプ紙株が高い。
新興株・IPO
東証グロース市場250指数が反落。前場は高く推移したが、東京市場全般が急反落しており、徐々に売りに押された。QPS研究所 <5595> 、ispace <9348> が安く、ABEJA <5574> 、ヘッドウォータース <4011> は高い。売れるネット広告社 <9235> は3日連続のストップ高。
主要指標(24/5/9 10:00)
日経平均株価 |
38,297 |
+94 |
日経平均先物 |
38,290 |
+80 |
TOPIX |
2,718 |
+11 |
- ※日経平均先物に関しては、前引けは11時30分、大引けは15時15分の更新となります。
注目ニュース(毎日10:00更新)
●大塚HD<4578>炭酸栄養ドリンク「オロナミンC ドリンク」のエジプトでの販売を開始。
●日清紡HD<3105>日清紡マイクロデバイスが、業界トップレベルの高精度を誇る1セル リチウムイオン電池用温度保護機能付きハイサイド保護ICを発売。
●富士通<4672>ServiceNowのデジタルビジネス向けプラットフォームと富士通の専門的な知見を組み合わせた、戦略的パートナーシップを発表。
●ニコン<7731>産業用ロボットビジョンシステムを24年秋に発売。
●オークネット<3964>MOTAを持分法適用関連会社化し、同社が運営する中古車CtoBオークション「MOTAオークション」における協業を開始。
●電算システム<4072>日本円連動ステーブルコインの「JPYC」を取り扱うJPYC株式会社と資本業務提携。
●ジェイテクト<6473>高圧水素製品の小型軽量・高信頼性といった強みを生かし、水素エンジン車向け高圧水素製品の開発に着手。
●住友商<8053>マレーシアで民間医療クリニックを経営するCCHSへの出資を通じ、東南アジアの民間医療・クリニック事業に本格参入。
●島津製<7701>液体クロマトグラフおよび液体クロマトグラフ質量分析計の保守点検などのメンテナンス・サービスを手掛けるZef社を子会社化。