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2017年 年頭のご挨拶
あけましておめでとうございます。
昨年の相場環境は、日銀によるマイナス金利政策の導入、イギリスのEU離脱是非を問う国民投票、アメリカの大統領選挙など多くのイベントがあり、投資家の皆さまにおかれましては、取引機会に恵まれた一年だったのではないかと存じます。そのような中、弊社はおかげさまで、総合口座数ではインターネット証券で初となる350万口座を達成し、預り資産は10兆円を突破、さらに外部機関の評価では、「2016年 オリコン日本顧客満足度ランキング ネット証券」にて、同調査史上初となる10度目の総合1位を獲得いたしました。これもひとえに多くのお客さまのご愛顧の賜物と感謝申し上げます。
さて、金融業界を取り巻く環境は、社会的にも技術的にも、大きな変革期にあります。社会的には「貯蓄から資産形成へ」という言葉のもと、2016年には未成年を対象とした少額投資非課税制度であるジュニアNISAが始まり、本年1月からはiDeCo(個人型確定拠出年金)の加入対象が拡大するなど、政府を中心に投資活動を促進するさまざまな施策が打ち出されております。
また、技術的には、仮想通貨を用いた送金サービスや、人工知能(AI)を活用した資産運用など、FinTechと呼ばれるITを活用した革新的な金融サービスが次々に生み出されています。今後はユーザーにとって不便な金融サービスは一層淘汰の波に曝されていくことでしょう。
このような環境の中、弊社は、経営理念である「顧客中心主義」を引き続き推進し、昨年は「SBI−PIMCOジャパン・ベターインカム・ファンド(愛称:ベタイン)」をはじめとする新たな投資商品の取り扱いや、iDeCo(個人型確定拠出年金)サービスの大幅拡充、投資信託選定サポートツール「SBI‐ファンドロボ」の提供開始など、さまざまな施策を実施しました。本年も、「くりっく株365」の取り扱い開始を皮切りに、魅力ある商品の充実、高性能で使いやすい取引環境の提供に注力していく所存です。
トランプ氏の大統領就任を始めとして、欧州各国での選挙など、本年もさまざまなイベントが予定されております。一部の予想では、トランプ政権下での公共投資の拡大によるさらなる株高トレンドの可能性が語られるなど、上昇相場に向けた条件も揃いつつあり、弊社と致しましても、最大限皆さまのお役に立てるよう、引き続き努めて参りますので、変わらぬお引き立ての程、よろしくお願い申し上げます。
最後に、本年が皆様にとってますます希望に溢れる一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
平成29年 元旦
株式会社SBI証券
代表取締役社長