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2024-04-26 00:13:15

投資信託 > My−ラップ通信第3号『3月の運用環境について』

My−ラップ通信第3号『3月の運用環境について』

2015/4/2
SBIアセットマネジメント My−ラップ運用チーム

My−ラップをお持ちのお客さま“だけ”に、SBIアセットマネジメントのMy−ラップ運用チームより『My−ラップ通信第3号』をお届けします!

3月の運用環境について

日経平均は20,000円に迫りつつあり、世界の株式市場の中でも高い上昇率となっています。その要因として注目されているのが“巨鯨”マネーの存在です。137兆円の運用資産をもつGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や今年の秋にGPIFへの運用一元化を控える地方公務員共済組合連合会などの3つの共済組合は、日本株の比率を高めることが決定しています。この“巨鯨”が大型株を中心に安定的な買い手として期待され、投資家に安心感を与えています。また、株主を意識した企業の増加により外国人投資家の買い越しも続いています。JPX日経インデックス400を発端とするROEを意識した資本政策や、スチュワードシップ・コードやコーポレートガバナンス・コードのように、会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を意識した政府の施策の推進により、日本企業がグローバルスタンダードに近づいていくことに対して、外国人投資家の関心が高まっています。
一方、海外では、FRB(連邦準備制度理事会)のイエレン議長が早期の金利引き上げに慎重な姿勢を示しており、証券市場に安心感を与えています。また、欧州の株式市場は量的緩和やユーロ安の影響等により大きく上昇しています。
このような好材料の一方、懸念事項もいくつかあり、引き続き、注意が必要です。
第1の懸念事項は、昨年末から年初にかけて世界の証券市場のかく乱要因となった原油価格が再び弱含みとなっていることです。原油安の影響がマイナスになるロシア、ブラジルなどの国は注意が必要なほか、原油価格が40米ドル/バレルを割り込むようなことがあると、再び世界の証券市場のかく乱要因となる恐れがあります。
第2は、ギリシャ問題です。前月にも指摘した通り、EUとギリシャ政府の財政再建に対する合意は玉虫色で、合意後1ヶ月もしないうちに経済改革案提出問題でもめている状況です。ギリシャ3年物国債利回りは一時20%を上回る水準にまで上昇(価格低下)しており、今後も目を離せません。
第3は、新興国の通貨安問題です。米国の利上げが見込まれる中、ブラジル、トルコ、インドネシアなど外国資金の引き上げリスクが高い国の通貨の下落が始まっています。米国の利上げ時期については後ずれの可能性はあるものの注意が必要です。
現在のところ、これらの懸念事項への関心は限定的ですが、一旦、リスクオフになるとちょっとした悪材料にも反応する可能性もあり、注視しながら運用してまいります。

このような中、My-ラップは3月31日現在、基準価額が安定型10,127円(前月比-0.15%)、積極型10,373円(前月比+0.34%)と、ボックス圏で推移しています。

今月の上昇・下落の主な要因は以下の通りです。

積極型
  • 【プラス寄与】:日本大型株式、日本小型株式、為替(円安ドル高)
  • 【マイナス寄与】:新興国大型株式、先進国債券(主にユーロ安の影響)、ヘッジファンド
安定型
  • 【プラス寄与】:日本大型株式、為替(円安ドル高)
  • 【マイナス寄与】:新興国大型株式、先進国債券(主にユーロ安の影響)、ヘッジファンド

My-ラップは、設定より3ヶ月が過ぎ、3月下旬には資産配分の再構成(リバランス)を行いました。ユーロ安が今後も進行する可能性が高いことを考慮し、ユーロ建て債券の組み入れが多い先進国債券への組み入れを若干少なめにしています。

ヘッジファンド(2)

前回から引き続いて、My-ラップで組み入れているヘッジファンドの特徴について、お話しします。
前回は、第1の特徴として「米国の投信市場で急拡大している新しいタイプのヘッジファンドである“リキッド・オルタナティブ”」について、お話ししました。

今回は、第2の特徴である「金利の上昇局面・低下局面ともに絶対収益を追求する運用」についてです。
固定利付の債券は、金利が低下すると資産価格が上昇することから金利低下局面には強い一方で、金利上昇局面には弱い資産です。直近では、原油の大幅安によりインフレ懸念が緩和され、世界の多くの国々の債券金利の低下をもたらしています。日本や欧州の債券は中央銀行の低金利政策により金利が低い状態に抑えられており、一方、米国は利上げが視野に入っているものの、日欧の債券との金利差があるため投資対象としての魅力から債券が買われ(金利は低下)、金利が反転した時のリスクの大きさがますます高まる状況下にあります。
債券の運用は、このような環境下においては、金利上昇に備えるとともに低水準で金利が推移した場合でも一定の収益確保を目指すという高度な運用が求められています。

本ヘッジファンドは、金利の上昇局面・低下局面ともに安定したリターンを創出するために、以下の3つの投資アプローチを採っています。

  • ・独自のシナリオ分析に基づいた投資価値分析、各セクター(投資国、債券種類、為替)ごとのリターン及び確信度の算出
  • ・機動的な資産配分調整
  • ・機動的な金利リスク調整

これらの投資アプローチにより、投資収益の確保の機会を増加させるとともに、シナリオ通りにならなかった場合のリスクをコントロールすることができる仕組みになっています。
上記に基づく直近のシナリオは、

  • ・米国経済の回復傾向が明確な状況下では、米長期金利の現水準の利回りは持続化の不可能な程低いと考えており、米国債に弱気
  • ・米国以外では、ECBの量的緩和がサポート材料になると考えられる欧州中心に債券には強気
  • ・ハイ・イールド債、エマージング債などは引き続きスプレッドが魅力的な水準にあることから強気

となっています。

My-ラップで組み入れ後の当該ヘッジファンドの運用成績は、組み入れ直後は、原油の大幅安に起因するハイ・イールド債券市場の変調やスイスフランの突然の為替介入廃止などのイベントにより、1月中旬には1%後半のマイナスのリターンまで落ち込みましたが、その後、プラスのリターンに回復しました。
直近では米国金利が再び低下、特に流動性のある米国国債の金利低下が顕著だったことから、米国金利の売り建て、新興国債及びハイ・イールド債券の買い建て等が負に作用し、1%弱のマイナスのリターンとなっています。

SBI−SBI グローバル・ラップファンド

【積極型】

金額買付 口数買付 積立買付

【安定型】

金額買付 口数買付 積立買付

投資信託に関するご注意事項

  • 投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
  • 投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
  • ご投資にあたっては、目論見書や契約締結前交付書面をよくお読みください。
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