ブラジルレアル建社債(円貨決済型)
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何がブラジルの経済成長を支えているのか・・・?
サッカーやサンバ、リオのカーニバルなど、情熱的なイメージが強いブラジル。
日本の23倍の面積を持つ「広大な国土」ブラジルは世界有数の資源大国でもあります。
それだけではありません!
ブラジルは内需主導型の経済でもあり、長期的な成長が期待できます。
何がブラジルの経済成長を支えているのか・・・?
ブラジルの魅力について迫ります!
ブラジルの魅力
【資源国】・【農業国】・【工業国】3つの側面を持つ国、『ブラジル』 「資源国」でもあり、「農業国」でもあり、また「工業国」でもある、経済大国! |
多くの若くて質の高い労働者を確保することができる! |
【農業国】・【資源国】・【工業国】3つの側面を持つ国、『ブラジル』
ブラジルと言えば「コーヒー豆」で有名ですが、コーヒー豆のほか、サトウキビやオレンジ、大豆、牛乳など、農業国でもあります。
また、「サトウキビ」や「オレンジ」においては、世界第1位の生産量を誇っております。
マンガンなどの鉱物資源にも恵まれています。ブラジルはオーストラリアと並ぶ輸出国となっている鉄鉱石をはじめ、「食料」と「鉱物」の両方を有する資源大国になります。
食料資源 世界輸出額ランキング |
|
---|---|
1位 |
米国 |
2位 |
オランダ |
3位 |
ドイツ |
4位 |
ブラジル |
5位 |
フランス |
- 出所:UNCTACのデータを基にSBI証券作成
鉱物資源 世界輸出額ランキング |
|
---|---|
1位 |
オーストラリア |
2位 |
ブラジル |
3位 |
米国 |
4位 |
南アフリカ |
5位 |
チリ |
- 出所:UNCTACのデータを基にSBI証券作成
また、ブラジルは世界第7位を誇る石油消費国になりますが、以前までは石油は輸入に依存しておりました。
ところが、2010年に大規模な超深海油田が発見された後、近年では海底油田の開発が進んだことで石油の産出量が拡大していき、2003年は1,548万バレル/日だった生産量も、2013年には2,114万バレル/日まで増加しています(グラフ1参照)。
- 出所:英BP社統計のデータを基にSBI証券作成
ブラジルは農業国や資源国だけでなく、工業国の側面もあります。
かつてのブラジルは農産物が産業の中心でしたが、近年は自動車や航空機、機械類などの工業製品の輸出額が増加し、工業化に成功しております。特に自動車の生産台数は概ね右肩上がりで増加しております。また、世界の自動車生産台数ランキング(表2参照)を見ていただきますと、ブラジルはインドに次いで世界第7位の生産台数を誇ります。
(期間:2003年〜2013年)
- 出所:Bloombergのデータを基にSBI証券作成
順位 |
国 |
生産台数(2013) |
---|---|---|
1位 |
中国 |
22,116,825 |
2位 |
米国 |
11,045,902 |
3位 |
日本 |
9,630,070 |
4位 |
ドイツ |
5,718,222 |
5位 |
韓国 |
4,521,429 |
6位 |
インド |
3,880,938 |
7位 |
ブラジル |
3,740418 |
8位 |
メキシコ |
3,052,395 |
9位 |
タイ |
2,532,577 |
10位 |
カナダ |
2,379,806 |
- 出所:Bloombergのデータを基にSBI証券作成
最大の人口を有する国、『ブラジル』
南米大陸では最大、世界5位の広大な国土を保有しているブラジルの人口は約2億人(2013年)と世界第5位の規模で、人口構成は若年層の割合が高くなっております。
15歳以上65歳未満の人口層を「生産年齢人口」と呼びますが、ブラジルはこの生産年齢人口が総人口の「68.6%」を占める約 1億3,920万人(グラフ4参照)になります。
この若年層からは積極的な消費が期待できるため、生産年齢人口の拡大は、ゆくゆくはその国の消費拡大につながり、経済が発展すると考えられるため、生産年齢人口の拡大は新興国の経済発展における最も大きな要因のひとつになります。
そのため、ブラジルは長期的にも安定的な高成長が期待される国の一つとも言えます。
順位 |
国 |
総人口(2013)(百万人) |
---|---|---|
1位 |
中国 |
1385.6 |
2位 |
インド |
1252.1 |
3位 |
米国 |
320.1 |
4位 |
インドネシア |
249.9 |
5位 |
ブラジル |
200.4 |
6位 |
パキスタン |
182.1 |
7位 |
ナイジェリア |
173.6 |
8位 |
バングラデシュ |
156.6 |
9位 |
ロシア |
142.8 |
10位 |
日本 |
127.1 |
- 出所:世界人口白書2013のデータを基にSBI証券作成
- 出所:IMFのデータを基にSBI証券作成
- (出所)米国中央情報局のデータに基づきSBI証券作成
経済大国【ブラジル】
このように、ブラジルは食料も鉱物も有する世界有数の【資源国】でもあり、【農業国】でもあるだけではなく、南米随一の【工業国】の3つの側面を持つ経済大国になります。
それだけでなく、広大な国土を保有しています。
また、ブラジルは多くの若くて質の高い労働者を確保していて、総人口の68.6%を約1億3,920万人の生産年齢人口が占めています。生産年齢人口の拡大は、ゆくゆくはその国の消費拡大につながり、経済が発展すると考えられるため、生産年齢人口の拡大は新興国の経済発展における最も大きな要因のひとつになります。
広大な国土面積、若くて質の高い生産年齢人口、そして豊富な天然資源等を背景に世界経済の中で存在感を高めているブラジルは長期的な成長が期待できます。