2025-11-08 10:49:19

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朝イチ情報

<相場の読み筋>11月7日

更新 : 25/11/7 8:36(更新予定時間:8:30頃)

予想レンジ:4万9600―5万400円

 米国市場では6日、NYダウが前日比398ドル安の4万6912ドル、ナスダック総合指数が445ポイント安の23953ポイントで引けた。企業の人員削減数が高水準になっていることがわかり、雇用市場への不安がリスクオフにつながった。AI(人工知能)関連株への高値警戒感も引き続き強く、買い手控えムードが優勢となった。NYダウ構成銘柄ではセールスフォースの下げが目立つ。また、テック中核のエヌビディアやアマゾンも安い。半面、IBMやコカ・コーラは買われた。シカゴ日経平均先物(円建て)は5万235円で、同日の日経平均株価(5万883円)を下回る。

 7日の東京株式市場ではAI関連や輸出株を中心に売りが先行する公算だ。米景気不安を背景にFRB(米連邦準備制度理事会)の追加利下げ観測が強まり、ドル・円が下落し円高にフレた。ただ、5日の取引時間中に付けた4万9073円の直近安値は一定の下値めどになりそうだ。個別株には直近発表の好決算を手掛かりにした買いも入りそうだ。

<きょうの個別材料>
○プラス材料
 日東紡<3110.T> 業績・配当予想を増額修正
 IHI<7013.T> 6日後場取引時間中に出した決算を改めて評価する動き
 アクセルスペース<402A.T> 一部証券会社が強気格付け。英国連結子会社におけるドッキングプレートの商業契約獲得も

●マイナス材料
 カドカワ<9468.T> 特別損失(のれん償却額)を計上

 上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。

<きょうの狙い>ダイヘン=26年3月期業績予想の上方修正と期末配当を増額

更新 : 25/11/7 8:37(更新予定時間:8:30頃)

 ダイヘン<6622.T>は6日引け後、26年3月期の連結業績予想の上方修正と、期末配当の増額を発表した。

 26年3月期の業績予想で、売上高を2300億円から2350億円(前期比3.8%増)に、営業利益を170億円から185億円(同14.4%増)に引き上げた。第3四半期(10-12月)以降は半導体関連投資の先行きに不透明感もあるとするが、脱炭素関連投資などが堅調に推移することを勘案した。配当については、期末配当を従来の84円から92円(前期実績82.5円)に引き上げた。第2四半期末の84円(同82.5円)と合わせた年間配当は176円(前期実績165円)に増額となる。

 6日終値は、前日比360円高の1万390円。

<ダイジェスト>


<6日の動意株>富士フイルム、26年3月期第2四半期は2ケタの営業増益で着地

更新 : 25/11/7 7:30

 富士フイルムホールディングス<4901.T>が乱高下する展開となっている。6日午後2時、26年3月期第2四半期累計(25年4-9月)の連結決算(米国会計基準)を発表した。

 第2四半期累計の決算は、売上高が1兆5723億6300万円(前年同期比3.8%増)、営業利益が1584億8600万円(同16.9%増)だった。売上高は、バイオCDMO、半導体材料、ビジネスソリューション、イメージングなどを中心に伸長した。

 通期業績予想では、売上高を3兆2800億円から3兆3000億円(前期比3.3%増)に見直したが、営業利益は3310億円(同0.3%増)を据え置き。前提となる為替レートは、1ドル=145円を維持した一方、1ユーロ=157円から162円に円安方向へ見直している。

 6日の終値は、前日比128円安の3410円。


<6日の動意株>シライ電子が急伸、26年3月期業績予想を上方修正、期末一括配当は増額へ

更新 : 25/11/7 7:31

 シライ電子工業<6658.T>が急伸、58円高の688円を付け、10月9日の年初来高値に顔合わせした。6日午後1時30分、26年3月期の連結業績予想の上方修正と、期末一括配当の増額を発表し、買い人気を集めた。

 26年3月期の業績予想で、売上高を270億円から280億円(前期比4.6%減)、営業利益を17億円から20億円(同22.4%減)に引き上げた。国内外の主力であるカーエレクトロニクス分野が回復途上であるものの、ホームアプライアンス分野を中心にその他の分野でカバーできているという。利益面では、売上高の上ブレに加え事業・製品の採算性を重視した施策も寄与する。期末一括配当は従来予想の32円から35円(前期実績30円)に増額するとした。

 6日の終値は、前日比47円高の677円。


<6日の動意株>日本CMKが急反発、純利益と配当予想の増額修正を材料視

更新 : 25/11/7 7:32

 車載向けビルドアップ配線板で世界トップシェアの日本シイエムケイ(日本CMK)<6958.T>が急反発、前日比66円高となる454円を付けた。5日引け後、26年3月期の純利益と配当予想の上方修正を発表し、買い材料視された。

 通期の純利益予想を20億円から34億円(前期比10.3%減)に引き上げ。9月から10月にかけて保有する上場株式5銘柄を売却し、特別利益(投資有価証券売却益)15億9200万円を計上した。第2四半期累計(25年4-9月)の純利益は14億9200万円(前期比42.5%減)だった。

 また同社は、期末一括配当予想を従来の10円から20円(前期実績20円)に引き上げた。

 6日の終値は、前日比66円高の454円。


<6日の動意株>ダイキンが急反発、追加関税影響を吸収し利益予想を増額

更新 : 25/11/7 7:33

 エアコン世界最大手のダイキン工業<6367.T>が急反発、前日比1675円高となる1万9575円を付けた。5日引け後、26年3月期業績予想の上方修正を発表し、買い材料視された。

 通期の連結経常利益予想を4050億円から4150億円(前期比13.2%増)に引き上げた。機動的な価格転嫁などにより、米国による追加関税影響を吸収する見込みとなった。第2四半期累計(25年4-9月)の経常利益は2419億円(前年同期比7.9%増)だった。

 6日の終値は、前日比1395円高の1万9295円。


<6日の動意株>石原産が急伸し年初来高値、26年3月期業績予想の上方修正を好感

更新 : 25/11/7 7:34

 石原産<4028.T>が急伸、229円高の2633円を付け、8月25日の年初来高値2538円を大きく更新した。6日午後1時、26年3月期の連結業績予想を上方修正し、好感された。

 26年3月期の業績予想で、売上高を1470億円から1520億円(前期比4.7%増)に、営業利益を150億円から160億円(同52.6%増)に引き上げた。有機化学事業の農薬は引き続き海外を中心に好調な販売が見込まれることや、米ドル、ユーロともに為替レートが想定よりも円安に推移することなどを織り込んだ。

 26年3月期第2四半期累計(25年4-9月)の決算は、売上高が764億5900万円(前年同期比2.6%増)、営業利益が73億7100万円(同2.8倍)だった。

 6日の終値は、前日比183円高の2587円。


<6日の動意株>レンゴーが続伸し年初来高値、26年3月期第2四半期と期末の配当を増額

更新 : 25/11/7 7:35

 レンゴー<3941.T>が続伸、111.2円高の1045円を付け、9月11日の年初来高値981円を大きく更新した。6日午後1時、配当予想の増額を発表、好感された。

 26年3月期において、第2四半期末の配当を従来の15円から20円(前期実績15円)に、期末も15円から20円(同15円)に増額し、年間配当は40円(同30円)になる見込み。

 第2四半期累計(25年4-9月)の連結決算は、売上高が4972億2000万円(前年同期比0.4%増)、営業利益が199億7400万円(同0.9%増)だった。

 26年3月期業績予想は、売上高1兆50億円(前期比1.2%増)、営業利益400億円(同6.9%増)を据え置き。第2四半期累計決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で49.5%、営業利益で49.9%となっている。

 6日の終値は、前日比54.2円高の988円。


<6日の動意株>タカラス、26年3月期業績予想を上方修正

更新 : 25/11/7 7:36

 タカラスタンダード<7981.T>は6日正午、26年3月期の連結業績予想を上方修正した。

 26年3月期の業績予想で、売上高を2470億円から2500億円(前期比2.7%増)に、営業利益を172億円から175億円(同11.9%増)に引き上げた。第2四半期累計(25年4-9月)の決算で、新築住宅市場における戸建・集合向けの売上が好調に推移。利益面では、オプション品の拡販などによる商品単価の上昇に伴う売上総利益の増加や、合理化・コストダウンなども寄与した。足元での業績動向なども織り込み、通期予想の修正に進んだ。

 26年3月期第2四半期累計(25年4-9月)の決算は、売上高が1231億4200万円(前年同期比6.2%増)、営業利益が87億1400万円(同46.3%増)だった。

 6日の終値は、前日比34円高の2505円。


<6日の動意株>シンクレイヤ、ai6と単身者向け居住者安否確認支援サービス「でんぱでみてるくん」開発

更新 : 25/11/7 7:37

 シンクレイヤ<1724.T>は6日、ai6(東京都港区)と協業し、Wi-Fiセンシング技術を活用した単身者向け居住者安否確認支援サービス「でんぱでみてるくん」を開発したと発表した。

 同サービスは、居住者の在室状況を可視化し、一定期間動きが確認できない場合は管理者へ通知。カメラやウエアラブル機器を必要とせず、居住者の在室状況を把握できるため、プライバシーを守りながら孤独死という社会課題の解決に貢献するという。

 6日の終値は、前日比13円高の703円。

提供:ウエルスアドバイザー社