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2019-11-22 08:37:11

マーケット > レポート > 週間マーケット展望 2019年11月11日

週間マーケット展望 2019年11月11日

今週の展望

今年5月の令和改元とほぼ同時期に、ワシントンでは米中通商問題を巡る協議が棚上げされ、市場がリスク回避の動きへと大きく変化してからおよそ半年が経過しました。先週末11/10には、祝賀御列の儀(天皇即位パレード)が行われ、祝賀ムードを背景に週明け11/11の日経平均株価も上昇基調継続が期待されます。

米債券市場もFOMCの1.50%〜1.75%の誘導目標に対して、2年債利回りが1.60%台、10年債が誘導目標を上回る1.90%台へ上昇しており、12月FOMCの追加利下げ観測を一蹴する展開となっていることも、ドル円の下押し圧力緩和に大きく寄与すると思われます。米中通商交渉を巡る更なる進展が報じられた場合には、米ドルが110円台を伺う場面が見られるか、110円台回復への足掛かりを固める週となるかもしれません。こうした中、11/13の米10月消費者物価指数のほか、11/13-14のパウエルFRB議長の議会証言、また11/15の米10月小売売上高が注目材料となります。パウエルFRB議長の考え方は先のFOMC会見から目立った変更が見られず、債券・株式市場への影響も限定的になると思われます。一方、消費者物価指数も前年比+1.7%、コア+2.4%と9月と変わらない水準が予想され、大きな波乱もないものと予想されます。また、小売売上高はNY株式市場が史上最高値を更新している好調な流れに加え、低失業率を反映して前月からの改善が見込まれています。

そのほか、米国では10月鉱工業生産や中国の鉱工業生産の発表も控える中で米中通商交渉に関し、これまでの進展期待に大きく水を差すような波乱がなければ、多少の下振れに対する反応も限られると思われることから、米中通商交渉を巡る部分合意に向けて、両首脳による署名の日程の決定など、交渉の行方が引き続き注目されます。一方で、欧州では週末11/10のスペイン総選挙で連立政権の樹立の行方など不安定な情勢がユーロの重石となる可能性があるほか、ドイツ11月ZEW景況指数(11/12)、ドイツ7-9月期GDP(11/14)が注目されます。特にドイツのGDPに関しては、前期のマイナス成長に続き、2四半期連続のマイナス成長となるか、ゼロ成長に留まるかユーロの反応が注目されます。また、イギリスでは総選挙の立候補者の受付が11/16に締め切られ、世論調査の動向とともに7-9月期GDP(11/11)の数値に対するポンドの反応も徐々に高まるものと予想されます。

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米ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

米ドル高

長期

-

週間予想レンジ

108.65 〜 110.00

 

今週の予想

先週は、10月末のFOMCで追加利下げ休止を示唆したことを11/1の米雇用統計が正当化させた格好となりました。ドル円は107円89銭を下値に、それまで続いていた主要各国の緩和競争の流れに変化が見られると同時に、NY株式市場では主要株価指数が揃って市場最高値を更新しました。ドル円は109円台を回復して取引を終えました。こうした中、米中通商問題も11/1の閣僚級電話会談で部分的合意に向けたコンセンサス形成に進展が見られ、先週11/7には部分合意文書の両国首脳による署名を経て、段階的に関税引下げの意向が明らかとなりました。

これを背景に、ドル円は109円49銭まで上昇し、実に5/31以来の高値を回復しました。200日移動平均線を下値支援として、110円台回復に向けた足場固めの基礎を築く流れを継続しましたが、先週末11/8にも109円48銭まで上昇後、トランプ大統領が中国との関税の段階的撤廃を否定しました。しかし、ドル円は109円08銭で下げ止まり、NY主要株価指数が揃って史上最高値を更新したことも好感され、109円24銭で先週末の取引を終了しました。一方で、ユーロやポンドは成長率見通しの下振れが指摘されたこともあり対ドルで下落基調を強める結果となりました。 今週は、FOMCの追加緩和の誘導目標に対して、2年債利回りが目標範囲に留まるほか、10年債は誘導目標を上回る水準へ上昇する流れが続くと思われ、ドル円の下押し圧力の緩和が続く展開が予想されます。それだけに、米中通商交渉を巡る更なる進展が報じられた場合、ドル円は110円台まで上昇するかもしれません。また、11/13の米10月消費者物価指数、11/13と11/14のパウエルFRB議長の議会証言、さらに11/15の米10月小売売上高も注目材料となります。

パウエルFRB議長の意向は、先のFOMC会見から目立った変更がないと予想され、債券・株式市場への影響も限定的と思われるほか、米消費者物価指数も9月と変わらず、大きな波乱もないと予想されます。また、小売売上高はNY株式市場が史上最高値を更新しているほか、低失業率を反映して前月からの改善が見込まれています。そのほか、米10月鉱工業生産や中国の鉱工業生産の発表を控える中で米中通商交渉がこれまでの進展期待に大きく水を差すような波乱がなければ、多少の下振れへの反応も限られると思われ、引き続き米中通商交渉を巡る部分合意に向けた両首脳による署名の日程等が明らかになるか注目されます。

FX総合分析チャート 日足

ユーロ/円

見通し

短期

もみあい

中期

ユーロ高

長期

-

週間予想レンジ

119.50 〜 121.50

 

今週の予想

先週は、11/4に発表されたドイツやユーロ圏製造業PMI改定値が速報値から上方修正された際の1.1175ドルを高値に、その後のIMFや欧州委員会によるユーロ圏の成長およびインフレ見通しの下方修正が嫌気されたほか、リスクバランスは決定的に下方向との報告がなされたことなどを背景に、軟調な値動きを続けました。こうした中でユーロは、米中通商問題の進展期待からのドルの上昇に押され、11/7には1.1036ドルまで下落しました。ドイツの鉱工業生産が予想を下回った影響もあり、日足・基準線や日足・雲の上限が上値抵抗をして意識される値動きを続けました。

週末11/8のNY市場では、11/10のスペイン総選挙での過半数を維持する政党がなく、連立政権を巡る枠組みに対する政治的不透明感も重石となり、1.1017ドルへ下落し、1.1018ドルで取引を終えました。また、ユーロ円は11/5の121円29銭を高値に、120円台後半を中心にした小動きを続けたものの、11/8にユーロが対ドルで1.1017ドルまで下落したことも影響し、120円台前半へ下落しました。しかし、米中通商交渉の進展期待を背景にドル円が109円49銭まで上昇したことに支援され、121円11銭まで反発し、その後は120円台後半での値動きを続けたものの、ユーロの対ドルでの上値の重さが嫌気され、11/8には120円22銭まで下落し、120円36銭で取引を終えました。

今週は、11/10のスペイン総選挙を終えての連立政権の行方が懸念されるほか、11/12発表のドイツ11月ZEW景況指数や11/14に発表されるドイツ7-9月期GDPが注目されます。特にドイツGDPに関しては、先週発表されて9月鉱工業生産が予想比下振れたこともあり、前期のマイナス成長に続き2四半期連続のマイナス成長となる可能性があるため、注目されます。一般的に、2四半期連続のマイナス成長となればリセッション入りとされ、ユーロの一段の下振れにつながる可能性があります。

仮にゼロ成長に留まった場合でも、先週IMFや欧州委員会が指摘したユーロ圏経済の下振れリスクが数値上で確認されることになり、12月ECB理事会で追加緩和圧力が高まるかもしれません。さらに、ドイツへの財政出動を催促することにつながる可能性もあり、それに対するユーロの反応が注目されます。また、ユーロ円に関しては、米中通商交渉に更なる進展が見られ、ドル円が110円台回復を伺う可能性もあり、ユーロ円の下値支援につながるか注目されます。

FX総合分析チャート 日足

ポンド/円

見通し

短期

もみあい

中期

ポンド高

長期

-

週間予想レンジ

138.50 〜 142.00

 

今週の予想

先週は、週初11/4の1.2942ドルを高値に、12/12の総選挙に向けた世論調査の動向に大きな変化が見られませんでした。11/7の英中銀政策委員会では、予想通りに政策金利の据置を決定しましたが、複数の委員が利下げを主張しました。さらに、英中銀カーニー総裁からも景気見通しは下振れ方向との見解が示され、ポンドは10/24以来となる1.2794ドルへ下落するなど、週を通じて軟調な推移となりました。

また、ポンド円はドル円の堅調地合いを背景に、11/6に140円75銭まで上昇したものの、対ドルでのポンドの下落に伴って11/8に139円42銭へ反落しました。米中通商交渉の進展に伴うドル円の109円49銭までの上昇がポンド円の下値支援となりましたが、先週末のNY市場では米長期金利の上昇に伴いドルが対ポンドで上昇し、ポンドが1.2768ドルへ下落したことからポンド円も139円42銭まで下落し139円56銭で先週末の取引を終了しました。

今週は、先週末のNY市場引け後に大手格付け機関Moody`sによる格付け見通しをネガティブに変更したことの影響が週明けのポンドにどの程度影響を及ぼすか注目されます。さらに、先週の英中銀政策委員会でのカーニー英中銀総裁が指摘した英国経済の下振れリスクを一段と織り込み、ポンドは対ドルでの軟調な地合いが継続する可能性に注意も必要かもしれません。週初11/11の7-9月期GDPに続き、英9月鉱工業生産、11/12の失業率、11/13の消費者物価指数、11/14の小売売上高などの結果で、イギリス経済の下振れが確認されるかが注目されます。

また、12/12の総選挙に向けて、引き続き与党保守党と最大野党労働党との支持率の変化もポンドの動向を左右する可能性があり、注目されます。今週末11/16には総選挙への立候補者の受付が締め切られることから、本格的な選挙戦に向けた世論調査の動向は来週11/18から本格化すると思われるだけに、今週はファンダメンタルズに沿った反応を中心とする値動きが予想されます。

FX総合分析チャート 日足

豪ドル/円

見通し

短期

もみあい

中期

豪ドル高

長期

-

週間予想レンジ

73.50 〜 76.50

 

今週の予想

先週のは、11/5の豪中銀政策委員会で政策金利を予想通り据え置いたほか、成長率見通しも2019年の2.25%程度から2021年は3%程度に加速するとの楽観的な見通しを示しました。今後の金融政策について、必要ならば追加緩和を行う用意があるとの従来の方針を踏襲するとした一方、早期利下げへの言及も聞かれなかったことで、豪ドル円は75円40銭まで上昇しました。その後、米中通商交渉の進展期待を背景に75円台前半での値動きを続けたものの、米中通商交渉の部分的合意文書への署名を行う首脳会談が12月に先送りされる可能性を米政府高官が明らかにしたことで、楽観的な見方が一時的に後退し、ファンド筋らを中心にした利益確定売りに押され、ドル円の108円65銭への反落とともに74円57銭へ反落しました。

しかし、中国政府高官による段階的関税撤廃に向けた合意との報道を契機に米長期金利が上昇し、ドル円の109円49銭への上昇に支援され、豪ドル円も75円67銭へ反発しました。しかしその後、11/8にはナバロ米大統領補佐官がインタビューの中で前日の中国商務省の発表を事実上否定し、NY市場ではトランプ大統領も中国商務省の発表した段階的関税撤廃での合意を否定したこともあり、豪ドル円は74円73銭へ反落し74円97銭で先週末の取引を終了しました。

今週も、米中通商交渉を巡り一段と進む前向きな報道が聞かれるかが豪ドル円の方向性に大きく影響を与えると思われることから、引き続きこの問題に対する動向が注目されます。また、今週は11/12の豪企業景況感指数や11/13の消費者信頼感指数、さらには11/14の豪10月雇用統計を受けて、豪中銀の早期利下げ観測を高めるか、債券市場の動向が注目されます。加えて、利下げが予想される11/13のニュージーランド中銀の政策委員会を受けたNZドルの対ドル、対円での動向も豪ドルの対ドル、対円の値動きに影響を及ぼす可能性があることから、注目されます。

そのほか、11/14に発表される中国の鉱工業生産や小売売上高に対する豪ドル円の反応にも注意が必要で、豪ドル円は75円00銭が上値抵抗線として意識される上値の重い展開となるか、それとも75円00銭を下値支持線として底堅い値動きを継続するか注目されます。

FX総合分析チャート 日足

南アランド/円

見通し

短期

もみあい

中期

南アランド安

長期

-

週間予想レンジ

7.25 〜 7.50

 

今週の予想

先週は、11/1NY市場の引けの間際に、大手格付け機関Moody`sによる南アフリカのソブリン格付けが現状のBaa3で据え置かれ、投資適格級の格付けが保たれたことで、ランドが買い戻され、11/1のNY市場の終値である7.20円台を下値に、11/5には7.4076円まで反発しました。その後も7.35円付近から7.40円中心とする小動きに終始するなど、堅調地合いを維持しました。Moody`sによる格付けが据え置かれた一方、見通しはネガティブに引き下げられたことから、今後、投資不適格級への格下げ懸念が残る状況となったことも上値の抑制につながり、11/6には7.3134円へ反落する場面も見られました。

しかし、11/7には中国商務省による米中両間の追加関税を段階的に撤廃する方針で一致したと発表したことを受けて、ドル円が109円49銭へ上昇したことに支援され、南アランドは10/29以来となる7.4609円へ反発。しかし、南アの企業景況感指数や製造業生産高が下振れたことにも影響され、上値が抑制される中、11/8にはトランプ大統領が中国商務省が発表した米中間の段階的関税撤廃を否定する発言も聞かれ、7.3407円へ下落し、7.35円で取引を終了しました。

今週は、11/13発表の南ア9月小売売上高に対する反応のほか、引き続き米中通商交渉の進展が一段と進むか注目されます。また、11/14に発表される南ア最大の貿易輸出国である中国の鉱工業生産や小売売上高に対する南アランドの反応も注目されます。南アランド円は11/7に付けた7.4609円を上抜けて7.50円台を回復することができるか、ドル円の動向と合わせて上値メドとして注目されるほか、日足・転換線(7.3012円)を下値支持線する底堅い値動きを継続するか、転換線を下回り下落基調に転じるか注目されます。

FX総合分析チャート 日足

提供:SBIリクイディティ・マーケット社

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