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2018-07-16 15:53:58

マーケット > 朝イチ情報

金利為替動向

(2018年6月29日〜2018年7月6日)

更新 : 2018/07/09 18:00 (更新予定時間:毎週第1営業日18:00頃)

債券をご購入の際に、ご参考として本レポートをご利用ください。現在取り扱っております債券はこちらからご確認いただけます

概要

- ドル軟調、米中貿易摩擦や米6雇用統計の結果が重し -

海外主要国利回り比較 主要通貨はまちまちの展開だった。週初2日は、米中貿易摩擦への懸念から、主要通貨は上値の重い展開となった。3日、中国の裁判所が米半導体大手に販売差し止めの仮処分を下し、貿易摩擦への警戒感から主要通貨は対円で下落した。4日は米国が独立記念日の祝日で方向感の乏しい展開。5日、強い独5月製造業受注を受けユーロ・円が上昇すると、対ドルでも円売りの動きが出た。週末6日は、米国が予定通り中国への制裁関税を発動すると材料出尽くし感からドルは上昇。同日発表の米6月雇用統計はまちまちの結果となり、ドルや主要通貨はその後伸び悩んだ。 新興国通貨は対円でほぼ全面高。週初2日は下落。3日、中国人民銀行の幹部から足元の人民元安に対する言及が相次ぎ人民元安が一服、新興国通貨全体に買いが波及した。特に、1日のメキシコ大統領選で勝利したオブラドール氏がトランプ米大統領との電話会談で友好関係の維持を確認したことで米国との関係悪化懸念が後退し、メキシコペソは大幅高となった。4日は米国市場の休場もあって小動き。5日、欧米間の貿易摩擦への懸念が後退し、新興国通貨は買われた。6日、米国の対中制裁関税が予定通り発動され、中国による報復関税も発表されたが、材料出尽くし感もあり、新興国通貨は底固く推移した。

    前週比
    EURO USD AUD NZD ZAR MXN
各国10年債の
利回り格差
(先週)
EURO -0.028 0.003 -0.022 -0.176 0.084
USD 2.530 -0.427 -0.022 -0.148 0.112
AUD 2.332 -0.198 -0.025 -0.179 0.081
NZD 2.522 -0.008 0.190 -0.154 0.106
ZAR 8.938 6.408 6.606 6.416 -3.330
MXN 7.403 4.873 5.071 4.881 -1.535

通貨毎の金利と為替動向を確認!

ランド高円安 8.20円(▲0.13円  
債券利回り 短期債 ―/長期債 低下  

為替

南アフリカ国債 ランド・円は上昇した。週初2日、中国とメキシコが米国産の農産物に関税を課す方針と伝わり、貿易戦争の過熱化が嫌気されてランド・円は軟化。ただ、3日、人民元安が一服する中、ランドなど他の新興国通貨への買いが波及した。4日は米国市場が休場の中、手掛かり材料難で小動き。5日、欧米間の貿易摩擦懸念が後退し、リスクオンの円売りがランド・円を支援。6日、米国が予定通り中国に対する制裁関税を発動したが、織り込み済みとして市場の反応は限られ、ランド・円も底固く推移した。

債券

長期債利回りは低下した。週初は債券売りが優勢となって利回りは上昇したが、その後はリスクオンの動きが広がり、債券需要が高まった。南ア15年債利回りは前週末の9.42%から9.23%に低下して越週した。

ドル安円高 110.47円(▼0.29円  
債券利回り 短期債 上昇/長期債 低下  

為替

米国国債 ドル・円は下落した。週初2日は、米6月ISM(供給管理協会)製造業景況指数が市場予想を上回った他、米通商政策や欧州政局への過度な懸念が後退し、上昇した。3日、中国の裁判所が米半導体大手に販売差し止めの仮処分を下し、貿易摩擦への警戒感から下落した。4日は米国が独立記念日の祝日で方向感の乏しい展開。5日、強い独5月製造業受注を受けユーロ・円が上昇すると、対ドルでも円売りの動きが出た。週末6日は、米国が予定通り中国への制裁関税を発動すると材料出尽くし感からドルは上昇。同日発表の米6月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回りドルを支援したが、失業率の上昇や、平均時給が市場予想を下回ったことが材料視され、その後は伸び悩んだ。

債券

短期債利回りは上昇した一方、長期債利回りは低下した。祝日を前にした調整的な動きや、米6月雇用統計での失業率上昇、弱い平均時給から米債券が買われた。一方、6月開催FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録で継続的な利上げ方針が示され、短期金利の押し上げにつながった。4日の米債券市場は独立記念日で休場。2年債利回りは前週末の2.53%から2.54%に上昇、10年債利回りは前週末の2.86%から2.82%に低下して越週した。

ユーロ高円安 129.77円(▲0.41円  
債券利回り 短期債 上昇/長期債 低下  

為替

ユーロ-ドイツ国債 ユーロ・円は上昇した。週初2日は、独6月製造業PMI(購買担当者景気指数)改定値などの経済指標が悪化し、ユーロ・円は下落した。3日は、ユーロ圏5月小売売上高が市場予想を下回ったことや、リスク回避の動きからユーロ・円も軟調だった。4日は、米国市場が休日で手掛かり材料不足となる中、もみ合いが続いた。5日は、イタリア財務相が「誰もユーロを離脱したいとは望んでいない」との発言が伝わり、ユーロ買い・円売りが優勢だった。週末6日は、独5月鉱工業生産が市場予想を上回り、ユーロ・円も堅調だった。

債券

短期債利回りは上昇した一方、長期債利回りは低下した。米中の貿易戦争懸念が引き続き残る中、イタリアの政治動向が意識され、利回りは低下した。独2年債利回りは前週末のマイナス0.67%からマイナス0.66%に上昇、独10年債利回りは前週末の0.30%から0.29%に低下して越週した。

豪ドル高円安 82.07円(▲0.06円  
債券利回り 短期債 上昇/長期債 低下  

為替

オーストラリア国債 豪ドル・円はもみ合った。週初2日は米国発の貿易摩擦が激化する中、商品安も手伝い資源国通貨全般が対ドルで下落。豪ドル・円の下押しにつながった。3日、RBA(豪準備銀行)理事会で市場予想通り政策金利が据え置かれたが、声明文の内容は前回をほぼ踏襲したことから為替の反応は限られた。その後は、欧州株高を背景に豪ドル買い・円売りが進んだ。4日、豪5月貿易収支の黒字幅は市場予想を下回ったものの、豪5月小売売上高が市場予想を上回ったことが好感され豪ドル買いが先行した。5日は鉄鉱石価格の下落を受け豪ドル売りが出る場面もあったが、その後はユーロ・円の上昇にツレ高となった。6日、米国が対中制裁関税を発動し、中国も報復関税を決定。米中貿易戦争が警戒されたが、アク抜け感から中国株が上昇し、豪株高も加わり、豪ドル・円は上伸した。

債券

短期債利回りが上昇した一方、長期債利回りは低下した。米中貿易戦争への懸念がくすぶる中で長期債は方向感を欠いたが、短期債は中国株の下げ止まりや豪株高を受け売り優勢となった。2年債利回りは前週末の1.99%から2.03%に上昇、10年債利回りは2.63%から2.62%に低下して越週した。

NZドル高円安 75.43円(▲0.48円  
債券利回り 短期債 ―/長期債 低下  

為替

ニュージーランド国債 NZドル・円は上昇した。週初2日は米国発の貿易摩擦が激化する中、商品安も手伝い資源国通貨全般が対ドルで下落。NZドル・円の下押しにつながった。3日は欧州株高を背景にNZドル買い・円売りが進んだが、その後、乳製品国際価格入札で乳価が年初来最低水準を付けると、NZドルの上値を抑えた。4日の小動きを挟み5日はユーロ・円の上昇にツレ高となった。 6日、米国が対中制裁関税を発動し、中国も報復関税を決定。米中貿易戦争が警戒されたが、アク抜け感から中国株が上昇。NZ主要株価指数であるNZX50種グロス指数が過去最高値を更新したことも加わり、NZドル・円は上伸した。

債券

長期債利回りは低下した。乳価が年初来最低水準を付けた他、IMF(国際通貨基金)がNZ経済見通しについて、中期的に他国の金融引き締めムードや保護主義政策の影響から下ブレリスクがあると報じたことなどから、NZ経済への強気な見方が後退した。10年債利回りは前週末の2.85%から2.81%に低下して越週した。

レアル高円安 28.60円(▲0.05円  
債券利回り 短期債 低下/長期債 低下  

為替

ブラジル国債 レアル・円は週末にかけて下落した後反発し、週初の水準に戻した。週初2日は、強い米経済指標の発表を受け米早期利上げ観測が強まり、レアルは対ドルで軟化した。3日は、原油先物価格の上昇を背景に、レアル・円は底固く推移した。4日発表のブラジル5月鉱工業生産が前月から大幅に落ち込んだことから、レアル売り・円買いに傾いた。5日のレアル・円は、米中貿易摩擦への懸念から、上値が抑制された。週末6日のレアル・円は大幅に反発した。米6月雇用統計で失業率の上昇や、平均時給が市場予想を下回ったことが材料視され、対ドルでレアルが上昇した。日米欧ブラジルの株価、原油先物価格が上昇したこともレアル・円をサポートした。

債券

短期債利回り、長期債利回り共に低下した。週初は米中貿易摩擦への懸念が後退し、ブラジル債券が買われる場面があった。その後はブラジル景気の先行き不透明感などから、売られる場面があったものの、週末にかけて短期債を中心に再び買い戻された。2年物レアル建て債利回りは前週末の8.54%から8.48%に低下、10年物ドル建て債利回りは前週末の2.93%から2.76%に低下して越週した。

リラ高円安 24.14円(▲0.06円  
債券利回り 短期債 ―/長期債 低下  

為替

トルコ国債ドル建 リラ・円は上昇した。トルコ6月CPI(消費者物価指数)が市場予想を上回る上昇となり、インフレ警戒感が強まったことで週前半にリラは大きく下落したものの、米中貿易戦争への過度な懸念の後退などを背景に、週後半にリラ・円は切り返した。期間中の経済指標では、トルコ6月製造業PMI(購買担当者景気指数)は前月からほぼ横ばい。トルコ6月PPI(生産者物価指数)は前月比では伸び幅が縮小したものの、前年比では前月より上昇幅が拡大している。

債券

長期債利回りは低下した。週後半に米中貿易摩擦のアク抜け感や強まったことや、米6月雇用統計が一部さえない内容だったこともあり、トルコ債券に買戻しの動きが強まった。トルコ9年債利回りは前週末の6.90%から6.74%に低下して越週した。

取扱い中の債券を確認!
  • ※ 為替および債券利回りは、2018年7月6日のニューヨークの終値を使用
  • ※ (    )内は、先週末比の数字
  • ※ 2年債、10年債と記載しているものは、残存年限がその年限に一番近い債券の利回りを便宜上使用しています。
  • ※ レアル債券:ブラジルの政府保証債(国債)はレアル建とドル建双方で発行されており、一般的に2年債についてはレアル建が流動性が高く、10年債についてはドル建が流動性が高いため、それぞれを短期債・長期債の指標に用いております。尚、SBI証券で取扱を行っている「ブラジルレアル連動円建債券」は円での投資でブラジルレアル建債券(現在、現地通貨建ての発行は規制によりできません)に投資するのと同様の効果を得られるように設計されている「仕組債」ですので、本情報の指標となる短期債・長期債とは相違点がございますのでご注意ください。
  • ※ リラ債券:債券マーケットが小規模のため、ドル建ての債券利回りを指標として用いています。

提供:コメント/モーニングスター社、グラフ/SBI証券

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