外国株式 > 【米株新規銘柄取扱】アメリカ発、注目のSNS レディット（RDDT）がついに上場！ 〜上場初日（3/21）より取扱開始予定〜
【米株新規銘柄取扱】アメリカ発、注目のSNS レディット（RDDT）がついに上場！ 〜上場初日（3/21）より取扱開始予定〜
2024/03/19
2024年で最注目と報じられるIPO、レディット インクA。オンライン掲示板としての魅力に加えて、オープンAIのサム・アルトマン氏の関連団体が株式を保有するなど話題性も豊富。SBI証券では上場初日より取扱開始予定です！
新規取扱予定銘柄
| 上場予定日 | ティッカー | 銘柄名 | 事業内容 | 市場 |
|---|---|---|---|---|
| 3月21日 | RDDT | Reddit Inc レディット インク |
「掲示板型ソーシャルメディア」などを運営する会社。 | NYSE |
- ※銘柄へのリンク遷移及び注文受付は上場予定日の16：30過ぎより開始予定となります。
- ※上場予定日は直前で変更になる可能性がありますので、予めご了承ください。
- ※新規上場銘柄は上場日に初値が確定するまで、成行注文は受付できません 。指値での注文のみ可能です。
会社概要と上場
カリフォルニア州サンフランシスコに本社があるソーシャルメディア企業です。2005年に創業し、インターネット上で雑談等ができるオンライン掲示板を運営しています。2023年12月には5億人以上がウェブサイトやアプリから投稿をしています。
ビジネスモデルはウェブサイトとアプリ上における広告収入で、2023年12月期の売上高の約98％を占めています。地域別では、売上高の81％が米国で、AWS（アマゾン・ウェブ・サービス）とグーグル・クラウド・プラットフォームを利用してビジネスを展開しています。
NYSEに上場予定で、ティッカーシンボルはRDDT、引受金融機関はモルガン・スタンレーやゴールドマン・サックス、JPモルガン、バンク・オブ・アメリカ証券、シティグループ等の多数の大手金融機関が参加しています。売り出し株数は2,200万株で仮条件の価格帯は$31-$34となり最大で7.48億ドルの規模になります。3月20日に値決めが行われ、翌21日に取引開始されるとの観測が出ています。ソーシャルメディア企業としてのIPOは2019年のピンタレスト A以来と言われています。CEOは共同創業者でもあるスティーブン・ハフマン氏（2023年末時点で40歳）です。
注目点
（1）著名人の利用や株式市場での注目度が高まる
2012年に当時のバラク・オバマ米大統領が利用した他、2021年には同社の株式取引フォーラム「ウォールストリートベッツ」におけるミーム株が個人投資家に人気化した経緯があり、注目度が高まっています。レディットにおけるコミュニティー数は10万を超えており、特定の関心毎によって構成され、サブレディットと呼ばれています。このサブレディット内で経験を共有したり、画像や動画をアップロードすることで雑談ができます。コミュニティーは友人やセレブ（著名人）及び彼らのフォロワーというよりも共通の興味や情熱、信頼によって成り立っており、利用者の多くは他のSNSに比べてもレディットは正しくて信頼できると認識しているようです。2023年10-12月期のデイリーアクティブユニーク数（平均）は前年比27％増の7310万で、7-9月期の同15％増から伸び率が改善しています。
（2）オープンAIのサム・アルトマン氏の関連団体が大株主に名を連ね、ビットコイン等も保有
チャットGPTで一躍有名になったオープンAIのサム・アルトマン氏の関連団体は同社のクラスA株を約79万株、クラスB株で約1140万株を保有しており、発行済み株式数の約8％を占めています。同氏が大株主に名を連ねていることから、マーケットからの人気が集まる可能性があります。また、上場目論見書の中でビットコインやイーサリアムといった仮想通貨を保有していることを明らかにしています。ビットコイン価格が史上最高値圏で推移しており、タイミング的にこの点も注目される可能性があります。
（3）成長戦略（広告、データライセンシング、ユーザーエコノミー）
広告が主力のビジネスモデルです。その他、同社プラットフォームから得られるデータへのアクセスをサードパーティにライセンスする初期の段階にあります（AIモデルのトレーニング等）。このデータライセンシングとユーザーエコノミー（商取引エコシステム等）が将来的にビジネスとして軌道に乗るかどうかが今後の注目ポイントと言えそうです。なお、海外（米国以外及び英語以外での対応）にも大きな成長機会があると見られ、会社側は英国やフランス、スペイン、ドイツ、ブラジル、インドに着目しています。
（4）株価売上高比率で見た時のバリュエーションはメタ プラットフォームズ Aとほぼ同程度
同社の企業価値は最大64億ドルであり、これから算出されるPSR（株価売上高比率：時価総額を通期実績売上高で除して算出）は約8倍です。広告をビジネスモデルとするソーシャルメディア企業と比較するとメタ プラットフォームズ A（META）は約9倍、スナップ A（SNAP）が約4倍、ピンタレスト A（PINS）が約8倍となっており、スナップ Aよりは割高感がありますが、メタ プラットフォームズ A等とほぼ同程度です。
図表1 デイリーアクティブユニーク数
リスク要因（一例）
粗利益率は86％と高いですが（2023年12月期）、同社は創業以来赤字が続いています（通期ベース）。また、売上高のほとんどを広告に依存しています。この他、売り出し株式数の8％に相当する最大176万株については、今年の1月1日前に口座を作成したユーザー等に割り当てられ、ロックアップの対象外となるため、IPO以降の株価変動が大きくなる可能性があります。
業績動向
2023年12月期は売上高がデイリーアクティブユニーク数の増加等を背景に前年比21％増の8.0億ドル、営業赤字は販売・マーケティング費用の伸び抑制で同19％減の1.4億ドルでした。なお、研究開発費が売上高の55％を占めています。四半期ベースで見ると、10-12月期は売上高が同25％増の2.5億ドルとなり、伸び率は7-9月期の同21％増から改善しています。また、営業損益は3百万ドルの黒字に転換しました（前年同期は29百万ドルの赤字）。利益面に対しては明るさが見え始めています。なお、会社側は今年の売上高成長率を20％以上、調整後EBITDAで損益均衡を見込んでいると報じられています。
- ※当コンテンツは同社資料（上場目論見書、ホームページ）、Bloombergデータを基にSBI証券が作成
- ※外国株式のお取引には、外国株式の口座開設が必要となります。
お取引をご検討されておられる方は、お早目のお手続きをお勧めいたします。
ご注意事項
＜手数料等およびリスク情報について＞
外国株式のお取引にあたっては、所定の手数料がかかります（手数料はお客さまの取引コース、取引チャネルや外国有価証券市場等により異なることから記載しておりません）。外国株式の取引は、株価や為替市場の変動等により損失が生じるおそれがあります。詳しくは、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示
または上場有価証券等書面をご確認ください。
ご注意事項
本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
