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2024-05-12 16:48:09

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週刊日本株式アウトルック

日経平均は33,000円乗せへ、半導体株中心にハイテクグロースがけん引か

2023/11/13
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2023/11/13〜11/17)

 今週の日経平均株価の予想レンジは32,600円-33,400円。東京株式市場は週前半から米主要指数の堅調な流れを受けて買い優勢の展開が予想される。先週末の米国市場で半導体株指数が4%高と相対的に上げが目立ったほか、東京エレクトロンの上方修正を受けて半導体関連中心に買いが向かう公算が大きい。メガバンクを筆頭に決算発表も多く、決算プレーも旺盛が続く見通し。
 米主要3指数や半導体株指数ともに10月中旬の戻り高値を上回った。東京市場で11月に入り相対的に上昇が目立つ電気機器、輸送用機器、機械、精密機器など主力業種への物色が続けば、日経平均株価は週前半にも33,000円超えは可能だろう。

 一方、後半は米中の景気指標が多く、景気のモメンタムに焦点が移る。特に米国では、10月消費者物価指数をはじめ10月小売売上高、11月ニューヨーク連銀景気指数の発表があり、米長期金利の動向からは引き続き目が離せない。ホームデポ、ターゲット、ウォルマートなど消費関連企業の決算発表が市場センチメントを左右するほか、11/16に予定されている世界最大の半導体製造装置メーカーであるアプライド・マテリアルズの決算も週末(11/17)の国内半導体関連株への騰落に影響しそうだ。
 11/10のNY株式市場で主要3指数は大幅反発となった。年末ラリーへの期待が高まる中、米国債利回りがおおむね安定的に推移したことでハイテク株を中心に幅広い銘柄が上昇した。注目されたミシガン大の11月期待インフレ率速報値は1年先、5年先ともに市場予想を上回ったものの、米10年債利回りは前日の4.63%台から4.65%台と小幅な上昇にとどまった。ダウ平均は391.16ドル高と3日ぶりに反発して終了。前日に2年ぶりの長期連騰記録が途切れたS&P500とナスダックもそれぞれ1.56%高、2.05%高と大幅反発。半導体株指数は4.04%高と相対的に上げが目立った。業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。ITが2.59%高となったほか、コミュニケーション、一般消費財、資本財、素材、金融、不動産、エネルギーも1%超上昇した。

 日経平均株価(図表1)は急速に戻りを試したあとの踊り場(保ち合い)の局面にある。11/10は安寄りから下値を試す場面もあったが、前日安値付近を意識して下げ渋る展開となった。終わってみれば寄り付き以上に上昇する高値圏引けとなり、連続陽線で取引を終えた。
 今週は10日移動平均線(31,846円 11/10)の上昇が続く中、11/6高値(取引時間中の高値32,766円、終値ベースの高値32,708円)更新を通じて保ち合いを上に抜け出せるかが焦点となる。10/12の終値ベースの戻り高値(32,494円)を上抜けたことで、戻り待ちの売りをこなしたあとの一段高のシナリオは十分に考えられる。
 一方、11/6高値を超えられない状況で、11/8の終値ベースの安値(32,166円)を割り込むと、11/2の上昇で開けたマド埋め(31,601円)まで値幅調整が進む可能性が高まる。マド埋めは直近の上昇幅に対する半値押し程度の水準に相当する。

 上値メドは、心理的節目の33,000円、9/7高値(33,322円)、9/15高値(33,634円)、6/19高値(33,772円)などが考えられる。下値メドは、10日移動平均線、25日移動平均線(31,655円 同)、10/31高値(30,973円)、200日移動平均線(30,565円 同)、心理的フシとなる3万円などが考えられる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2022/11/1-2023/11/10)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

 主要な国内経済指標の発表やイベントでは、10月企業物価指数(11/13)、5年国債入札(11/14)、7-9月期GDP速報値、10月訪日外国人客数(11/15)、9月機械受注、10月貿易収支(11/16)がある。

 企業決算の発表では、みずほ、ゆうちょ、日本郵政、鹿島、TOPPANHD、かんぽ、大成建、光通信、近鉄GHD、ふくおか、NXHD、コーセー、メルカリ、博報堂DY、GMOPG、九州FG、日本新薬、あおぞら、ラクス、堀場製、ヤオコー、戸田建、ニッパツ、GMO、シチズン、ガンホー、東芝テック、奥村組、熊谷組、センコーGHD、上村工業、北洋銀行、大気社、東和薬品、メニコン、Appier、ロイヤルHD、ノーリツ鋼機、あいちFG、円谷フィール、フクシマガリレ、紀陽銀行、プラスアルファ、JACR、池田泉州、サイボウズ、ユアサ商、マイクロニクス、南都銀、ユーグレナ、Wismetac、PKSHA、UT GROUP、シークス、GMO−FG、ダイコク電、ケイアイスター、ビジョン(11/13)、三菱UFJ、三井住友、SMC、第一生命、テルモ、日ペイントH、三住トラスト、東芝、T&DHD、ヤクルト、電通G、マツキヨココカラ、出光興産、アサヒインテック、荏原、オープンハウス、丸井G、サンドラッグ、TOYOTIRE、東映、DIC、高砂熱、TKC、ユニバーサル、ベネ・ワン、三谷商、エレコム、十六FG、タダノ、フリー、メドレー、あいHD、フェローテック、山善、プレサンス、三愛オブリ、チェンジHD、セイコーG、日ピラー、前田工繊、ジーエヌアイ、東プレ、トモニHD、野村マイクロ、ベース、レスターHD、ヨコレイ、K&Oエナジー、トライト、日ビジシス、松本油、フジオフドG、アイダ、VTHD、山梨銀、TREHD、Abalance、力の源HD、サン電子、西部技研、コメ兵HD、BUYSELL(11/14)、SHOEI、ライフネット(11/15)、東京海上、MS&AD、SOMPOHD(11/17)が予定している。

 一方、海外の経済指標やイベントでは、米10月消費者物価指数、APEC首脳会議(〜11/15)(11/14)、中国10月鉱工業生産、中国10月小売売上高、米10月小売売上高、米10月生産者物価指数、米11月ニューヨーク連銀景気指数(11/15)、米11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米10月鉱工業生産、米11月NAHB住宅市場指数(11/16)、米10月住宅着工件数、米連邦政府つなぎ予算の期限(11/17)などがある。

 米企業決算の発表では、タイソン・フーズ(11/13)、ホームデポ(11/14)、ターゲット、シスコシステムズ(11/15)、ウォルマート、アプライド・マテリアルズ(11/16)が予定している。


今週の注目銘柄!(11/13〜11/17)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3289

1,120

835

米国で長期金利が低下してきたことから、不動産株の買い安心感が高まる展開を想定。チャート面で妙味のある同社株に着目する。株価は9/20に年初来高値994.6円をつけた後、調整局面に入った。ただ、850円近辺では下げ渋っており、1カ月近く値固めが進んだ。足元ではやや盛り返し、11/2には終値(899.7円)で75日移動平均線や25日移動平均線を上回った。週足では下げ渋った850円という水準が26週移動平均線に近く、巡航速度でも底打ちが期待できそうな動きをみせていた。年初来高値(994.6円)は難なく超え、2013年につけた上場来高値の1,081円を試しに行くと予想する。ターゲットは1,120円、ロスカットは835円

4216

4,730

3,520

旭化成系の樹脂製品メーカー。同社は10/31、2024年3月期の業績予想を大幅に上方修正した。同時に増配を発表した。業績不安を払拭したことで急上昇し、75日移動平均線上に回帰する場面があった。足元で落ち込んでいる半導体市況が2024年以降に回復することとなれば、来期以降も高い利益水準が見込まれる。2021年後半から上昇基調が続き、8/1に5,040円の高値を付けた。そこから調整に入ったものの、52週移動平均線を支えに反発しており、中長期的な上昇トレンドは継続中とみられる。テクニカル指標のモメンタムがプラス圏に急上昇していることから、一目均衡表の雲下限に続き、雲上限も上抜ける強い動きを予想する。ターゲットは4,730円、ロスカットは3,520円

6632

830

550

ドライブレコーダーや無線システムなどの車載機器大手。10/31に通期見通しを上方修正し、自社株買いも発表した。株価はこの1年で大きく上昇。業績も好調だが、バリュエーション面に割高感はみられない。昨今で議論が進むライドシェア導入の恩恵を受けられるため、関連銘柄としても注目したい。前述のとおり10月末に好決算を発表したものの、株価は翌営業日に寄り付き天井(671円)となり大陰線を形成。下落トレンド入りが懸念されたが、直近は持ち直して11/10には25日移動平均線を上方にブレイク。RSI(14日)も買い優勢と判断される50%を超えてきたことから、不安感は和らいだ印象。自社株買いにより下支えも期待できることから、買いのタイミングとみる。ターゲットは830円、ロスカットは550円

6744

2,100

1,750

防災機器大手。10/26に上期の見通し修正を発表。営業利益の見通しは従来予想の5億円から14.9億円に引き上げた。受注環境が想定よりも良く、部品の供給制約が概ね解消された影響もあって、売上高が伸長。これに価格改定効果が加わって利益増につながった。これを受けた10/27の株価はギャップアップスタートとなり、場中も上げ幅を広げた。その手前では25日移動平均線に上値を抑えられていたが、この日は終日25日移動平均線より上で推移した。7月以降、週足では52週移動平均線のサポートが効いており、PBRは1倍を割り込んでいる。上方修正とチャートの好転を受けて、この先は買いが入りやすい流れが続くと予想する。ターゲットは2,100円、ロスカットは1,750円

7701

4,510

3,480

11/7の上期決算発表時に通期の見通しを上方修正した。上期の営業利益は325億円。修正前の通期の計画は710億円で、上期の時点では50%を超えていないが、見通しは730億円に引き上げられた。また、23円予想であった中間配当を24円とし、33円としていた期末配当予想を34円に引き上げている。今回の内容は総じて下期への期待を高める内容であった。株価は10月までは軟調に推移していたが、11月に入って切り返し、25日移動平均線を上に抜けてきた。決算を受けた11/8も上昇しており、下げトレンド脱出がうかがえる。10月最終週まで8週続落と直近の下げの度合いが大きかった分、ここからの上昇余地は大きいと予想する。ターゲットは4,510円、ロスカットは3,480円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・11/10現在、プライム市場に上場、時価総額が500億円以上、配当利回りが1.0%以上、PBRが3.0倍未満、PERが23.0倍未満、株価が10日・25日移動平均線を上回っている中から、業績面や成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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