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2024-05-12 20:22:07

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週刊日本株式アウトルック

重要イベント多く気の抜けない1週間、決算内容で個別株は乱高下

2023/10/30
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2023/10/30〜11/3)

 今週の日経平均株価の予想レンジは30,300円-31,300円。11月相場に突入する今週は3日が文化の日による休場で立ち合いは4日間となる。国内は企業の決算発表ラッシュとなる一方、日銀金融政策決定会合(以下、日銀会合)が10/30-31、連邦公開市場委員会(FOMC)が10/31-11/1に開催され、中銀イベントに気を揉む週となりそうだ。  
 FOMCを消化しても、週末には米10月雇用統計の発表が控えており、米長期金利の動向に神経質となる地合いが続くだろう。今回のFOMCでは利上げは見送られるとみられており、米長期金利が低下してくれば、日本株は個別物色が盛り上がる中でリスクオンに傾く公算が大きい。
 一方、FOMCを消化して米長期金利が一段と上昇するようだと、三連休を前にリスク回避ムードが強まりやすい。日銀会合に関しては、政策修正などがあった場合には、円高など日本固有のリスクが浮上する点に注意が必要だ。先週の日経平均株価は大きく下げる場面では節目の3万円に接近した。長期金利次第で大幅高か大幅安か極端な動きが出てくる可能性がある。

 図表1は、S&P500と全米騰落レシオ(25日)の推移である。S&P500は200日移動平均線を割り込んでいるが、200日移動平均線自体が上向きを保っている点に注目だ。上向きや横ばいを保っている場合は一時的に下回ってもすぐに上回る傾向がある一方、下向きの場合は上値抵抗になりやすい特徴がある。7月以降、200日移動平均線は完全に上向きに変わっており、短期的には反発に転じる公算が大きい。

 市場の過熱感を見る指標の全米の騰落レシオ(25日)をみても、8月中旬以降、100%をずっと下回った状態で値下がり銘柄数が値上がり銘柄数よりも多い状態が続いている。ちょうど1年前、今のような長い調整から反転上昇に転じた際は騰落レシオの方が先に上昇し始めた経緯があり、その現象が今回の底入れ時にも参考になりそうだ。
 いずれにしても、過去のケースと同様、市場のセンチメントは陰の極に近い状況に来ており、地政学リスクや金利上昇リスクが極端に収まらなくとも、まもなく反発局面入るとの見方ができそうだ。

図表1:S&P500と全米騰落レシオ(25日)の推移(2022/11/1-2023/10/27)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

 日経平均株価(図表2)は依然として不安定な動きが続く。10/13の戻り高値(32,533円)から目先の調整局面にあり、反転上昇の兆しが薄い。依然として10/4安値(30,487円)付近での値固めの範ちゅうで、10日移動平均線(31,335円 10/27)下で目先の弱気波動が続いている。
 当面の動きとして、25日移動平均線(31,637円 同)や10/13高値を超えるような動きにつながるかが上方向をみる上での焦点となる。
 一方、終値で10/4安値を下回ることになる場合、200日移動平均線(30,312円 同)割れを試す展開につながりやすい。
 上値メドは、10日移動平均線、25日移動平均線(31,637円 同)、32,000円処、75日移動平均線(32,208円 同)、10/13高値(32,533円)、9/7高値(33,322円)などが考えられる。下値メドは、10/4安値(30,487円)、200日移動平均線、心理的フシとなる3万円、2022年8/17高値(29,222円)などが考えられる。

図表2:日経平均株価の日足チャート(2022/11/1-2023/10/27)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

 主要な国内経済指標の発表やイベントでは、日銀金融政策決定会合(〜10/31)(10/30)、植田日銀総裁会見、日銀が経済・物価情勢の展望を公表、9月失業率、9月有効求人倍率、9月鉱工業生産、9月商業動態統計、9月住宅着工統計(10/31)、10月新車販売台数(11/1)、10月マネタリーベース、10年国債入札(11/2)がある。

 企業決算の発表では、OLC、パナソニックH、JR東海、NEC、関西電、大東建、積水化、三菱自、コーエーテクモ、TOTO、特殊陶、マクニカHD、きんでん、ポーラオルHD、NESIC、コクヨ、PALTAC、アルプスアル、日電硝、大特鋼、アイカ工、エフピコ、東海理化、因幡電産、岡三、沖縄セルラー、DTS、パラベッド、アンリツ、エクセディ、横河ブHD、ナガワ、明電舎、Eギャランティ、マクセル、ゲンキードラ、バルカー、愛三工、トランコム、コムチュア(10/30)、三井物、第一三共、デンソー、JT、HOYA、村田製、ファナック、三菱電、豊田織機、アドバンテ、豊通商、JR東日本、大塚HD、レーザーテク、塩野義、日本酸素、アイシン、商船三井、ANA、JR西日本、JAL、阪急阪神、マキタ、東電力HD、京成、ZOZO、小田急、スクリン、住友林、小糸製、双日、東洋水産、ソシオネクスト、トヨタ紡織、東北電、LIXIL、大和工、三和HD、九州電、日本ハム、ジェイテクト、ALSOK、Jパワー、ニチレイ、日精工、スタンレ電、豊田合、ニフコ、カルビー、中国電、ISID、ナブテスコ、テクノプロHD、三菱倉、南海電、山九、邦ガス、関電工、日ガス、NSD、オークマ、四国電、フクダ電、アズワン、オリコ、住友ファーマ(10/31)、トヨタ、アステラス薬、オリックス、日本製鉄、京セラ、TDK、小野薬、協和キリン、三菱ケミG、ローム、CTC、ヤマトHD、TIS、ヤマハ、住友化、ヒロセ電、日油、BIPROGY、サイバエージ、寿スピリッツ、長瀬産、富士急、ネットワン、デクセリアルス、スカパーJ、オルガノ、三菱食品、きらぼし、タカラスタン、ゼリア新薬、ティーガイア、亀田菓(11/1)、KDDI、丸紅、住友商、SUBARU、キッコーマン、川崎船、AGC、コナミG、ミネベアミツミ、東武、サンリオ、東ソー、メディパル、ヤマダHD、KADOKAWA、日テレHD、フジHD、ダイセル、JMDC、東京精、マブチ、グリコ、ファンケル、相鉄HD、レンゴー、フジミインコ、FUJI、コニカミノルタ、伊藤米久、オカムラ、H2Oリテイル、兼松、エディオン、日東紡、ダイヘン、TOKAIHD、持田薬、ジョイ本田、MCJ、ニッタ、グリー、イリソ電子、エフ・シー・シー、千代建、IDEC、理想科(11/2)が予定している。

 一方、海外の経済指標やイベントでは、中国10月製造業PMI、FOMC(〜11/1)、米8月FHFA住宅価格指数、米8月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米10月消費者信頼感指数(10/31)、中国10月財新製造業PMI、パウエルFRB議長会見、米10月ADP全米雇用リポート、米9月JOLTS求人件数、米10月ISM製造業景気指数(11/1)、英国金融政策発表、米9月製造業受注(11/2)、米10月雇用統計、米10月ISM非製造業指数(11/3)などがある。

 米企業決算の発表では、ロウズ、マクドナルド(10/30)、キャタピラー、インサイト、アムジェン、ファイザー、ファースト・ソーラー(10/31)、クアルコム(11/1)、アップル、スターバックス、マリオット・インターナショナル、モデルナ(11/2)が予定している。

来週の注目銘柄!(10/30〜11/3)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2264

6,200

5,200

1Qの大幅増益が好感されて、8/9に株価が急騰。しばらく強い動きが続き、9/4には6,055円まで上昇した。この時点で5月の高値5,510円を上回っており、中期での上昇トレンドが継続していることも確認できた。そこから約2カ月調整局面に入ったが、5,307円まで下げたところで反転。75日移動平均線が下値のメドとして意識されたと考えられる。10/26には5,899円まで上昇する場面があった。1Qの営業利益が96.5億円で、上期の会社計画が132億円。1Qの決算反応が非常に良かったことから、2Q決算発表(11/9予定)に向けて上振れを期待した買いが株価を押し上げると予想する。ターゲットは6,200円、ロスカットは5,200円

2726

2,350

1,700

女性向けアパレルブランドを複数展開するほか、300円を中心に生活雑貨などを扱う「3コインズ」を運営する。上期の決算発表時に通期の見通しを上方修正。これを受けた10/12の株価はギャップアップスタートとなってプラスで終えたものの、ローソク足では陰線を形成。反応が意外であったことや、その後に全体市場が軟調となったことから、しばらくはさえない動きが続いた。しかし、10/20に1,668円まで下げたところでは切り返し、そこから10/26まで5日続伸。25日移動平均線水準を回復してきた。修正した通期の営業利益計画は上期の計画超過分をそのままオンした程度となっており、事業環境の改善を踏まえれば再度の上振れにも期待が持てる。ターゲットは2,350円、ロスカットは1,700円

3197

2,500

1,980

市場全体は9月後半から10月にかけて大きく調整したが、同社株はその影響をほとんど受けていない。10/27には2,159.5円まで上昇して年初来高値を更新した。10/4に発表されたグループの月次では9月の既存店売上高が前年同期比19.5%と2割近い増収となり、これを受けた翌日の株価も買いで反応した。9月にはブラックロックが大株主に浮上したことを材料に買われる場面もあった。今年に入ってからは右肩上がりのトレンドが続いており、直近でも25日移動平均線を下回ったところでは切り返している。2019年12月につけた上場来高値2,244円が射程圏内に入っている。ターゲットは2,500円、ロスカットは1,980円

3431

3,800

2,540

橋梁、建築、沿岸構造物等の社会インフラの建設、維持・補修事業などを手掛ける。2024年3月期1Q(4-6月)の連結営業利益は12.3億円(前年同期比47.3%増)。橋梁の子会社であるエム・エム ブリッジにおいて、手持ち工事が予定通り進ちょくしたことが寄与した。上記決算を発表した8/9は同時に株式分割と増配も発表し、株価は急動意となった。8/14まで急騰を演じ、その後も強い下押しなく高値保ち合いが続いている。一方、足元は一目均衡表で抵抗帯(雲)に接するタイミングに来ており、再動意の兆しがある。9/20の年初来高値3,165円が見えており、出来高増加を伴う高値更新なれば上値追いに期待できそうだ。ターゲットは3,800円、ロスカットは2,540円

6255

925

608

太陽電池製造装置などを手がける。10/11に今期ガイダンスと中期経営計画を発表。今期の連結営業利益予想を15.8億円(前期比62.2%増)、2年後の2026年8月期の営業利益を19.0億円の目標と定めた。脱炭素分野での活躍に加え、同社が開発する太陽光パネル解体装置は将来やってくる廃棄問題において重要となろう。株価は上昇トレンドが続いていたところ、今期ガイダンスを受けて急騰。直近はスピード調整を経て25日移動平均線上へ復帰した。RSIは50%台を維持しており、スローストキャスティクスの好転も近い。好業績を手掛かりに、買いが続くと予想する。ターゲットは925円、ロスカットは608円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・10/27現在、プライム・グロース市場に上場、時価総額が5,000億円未満、PBRが4.0倍以下、今期増収予想(日経予想)、株価が25日・200日移動平均線を上回っている中から、成長性や話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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