SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-05-12 20:05:12

マーケット > レポート > 週刊日本株式アウトルック

週刊日本株式アウトルック

東京市場は中銀イベントを通過し、次は需給イベントを迎える

2023/9/25
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2023/9/25〜9/29)

 今週(9/25〜9/29)の日経平均株価の予想レンジは32,000円-32,800円。東京株式市場は月末・四半期末、半期末を迎える。週前半は材料難の中で外部環境に神経質な地合いが予想される。米国市場で長期金利の上昇やハイテク株の下落が落ち着けば、業種別のリターン・リバーサルの動きが意識されそうだ。9月はこれまでのパフォーマンスから見る限り、グロース業種への買い・バリュー業種への売りが見込まれる。個別株ベースでは、9月期末の配当・優待取り狙いの買いが入りやすい。
 週後半は需給イベントに注目のほか、9/29は中国9月財新製造業PMIの発表が取引時間中に予定されている。米国株安が続くなど外部環境の悪化次第では配当・優待確定後の売りが予想され、日本株にヘッジ売りなどが強まるシナリオも想定しておきたい。昨年の9月末の日経平均株価は前日比で484円安(-1.83%)だった。
 
 一方、年金資金などTOPIX(東証株価指数)をベンチマークとする大口投資家による「配当再投資」に伴う買いが9/27の権利付き最終日か、9/28の権利落ち日に入る。年金資金などを運用・管理する信託銀行などが、運用ポートフォリオに占める株式資産の配当落ちによる目減りを補うため、機械的にTOPIX先物に買いを入れるためだ。
 また、日本経済新聞社は9/4、日経平均株価の構成銘柄の入れ替えを発表した。市場流動性の観点からメルカリ、レーザーテック、ニトリHDを新規採用。一方、日本板硝子、三井E&S、松井証券を除外する。10/2の入れ替えに伴い、前営業日となる9/29の大引けで採用される銘柄を買い入れ、除外される銘柄を売却することが見込まれる。採用銘柄と除外銘柄の換算係数調整株価の合計額は採用銘柄の方が大きいため、指数全体としては約4,000億円のリバランスに伴う換金売りが生じると市場では推測されている。買付代金の捻出を目的に既存の構成銘柄に広く薄く売りが想定されるためで、9/29の終盤にかけては値動きが大きくなるかもしれない点には留意しておきたい。

 日経平均株価(図表1)は9/22までに4日続落。一方、100日移動平均線(32,073円 9/22)付近を下値で意識して下げ渋る展開となった。寄り付きで開けたマドを埋め戻すことはできなかったが、4日ぶりの陽線を形成して終えた。
 目先的には、上向きに転じた25日移動平均線(32,542円 同)上を早期に回復できるかが、反発力の強さをみる上での最初のポイントとなる。9/15の直近高値からの値幅調整が9/7高値からの値幅調整よりも深くなっており、目先の調整が長引く可能性も高まった局面である。

 上値メドは、10日移動平均線(32,849円 同)、9/15高値(33,634円)、6/19高値(33,772円)、2021年9月高値から2022年3月安値までの下落幅に対する1.5倍返しとなる33,850円処などが考えられる。下値メドは、100日移動平均線、8/25安値(31,572円)、8/18安値(31,275円)、心理的節目の31,000円などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2022/11/1-2023/9/22)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

 主要な国内経済指標の発表やイベントでは、金融庁が「Japan Weeks(ジャパンウィークス)」を初開催(〜10/6)、経済産業省が「東京GXウィーク」を開催(〜10/5)(9/25)、日銀金融政策決定会合議事要旨(7/27〜7/28開催分)、配当・優待権利付き最終日(9/27)、9月都区部消費者物価指数、8月失業率、8月有効求人倍率、8月鉱工業生産、8月商業動態統計、8月住宅着工統計(9/29)がある。

 企業決算の発表では、日本オラクル、スギHD(9/26)、西松屋チェ(9/27)、平和堂、ハローズ、ハニーズHLD、FフォースG、キユソー流通、銚子丸(9/28)、DCM、アダストリア、三益半、ケーヨー、TAKARA&C、スターマイカHD(9/29)が予定している。

 一方、海外の経済指標やイベントでは、独9月Ifo景況感指数(9/25)、米7月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米9月消費者信頼感指数、米8月新築住宅販売、米2年国債入札(9/26)、米8月耐久財受注、米5年国債入札(9/27)、米4-6月期GDP確定値、米8月NAR仮契約住宅販売指数(9/28)、中国9月財新製造業PMI、米8月個人所得・個人消費支出(9/29)などがある。

 米企業決算の発表では、マイクロン・テクノロジー(9/27)、ナイキ、アクセンチュア(9/28)が予定している。

今週の注目銘柄!(9/25〜9/29)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3402

925

760

2024年3月期1Qの連結純利益は前年同期比で減益の着地となったが、市場コンセンサスを上回ったことで発表当日(8/7)の株価は買いが優勢となった。25日移動平均線上を一気に回復する長い陽線で終えた。その後も大手証券会社の投資判断引き下げなどによる反動安を交えながらも、下値を切り上げる展開が続く。9/15には年初来高値を更新。2018年11月の戻り高値925.7円の節目が次の目標となる。なお、上記発表時に通期の連結売上収益予想を従来の2兆6,200億円から2兆5,600億円に下方修正したが、各利益予想は据え置いている。中国市場の需要減少の影響が気がかりだが、今年の出遅れ繊維セクターにおける時価総額の「ゼロイチ」銘柄、そして「割安」銘柄として注目したい。ターゲットは925円、ロスカットは760円

6556

830

502

障害者向けの職業支援などを展開。前期にヘルスケア事業から撤退し、今期は福祉事業に注力する。積極的な出店を行う計画のため通期では営業減益を見込むが、1Q時点で上期計画に対する進ちょく率は62%と順調。ガイダンス達成の可能性は高く、2Q以降の状況によっては上振れも視野に入る。株価は7月に400円割れ手前までいったん下落したが、その後は反動から買い戻される展開。1Q実績が好感されたことで8月半ばには75日移動平均線上に回帰した。9/21は軟調な地合いのなかで逆行高となり、600円台を回復。200日移動平均線を上回ったことで、下落トレンド終了が濃厚となった。5月の窓を埋めて700円台に回復すると予想する。ターゲットは830円、ロスカットは502円

6810

2,100

1,590

電池や記録メディアをはじめ、さまざまな電化製品を手がける。全個体電池の量産も始めた。1Q純利益は前年同期比43%増と伸長。売上高は横ばいだったが、利益は構造改革や円安などが寄与した。通期計画に対する進ちょく率は45%と高く、今後の上方修正や増配が視野に入る。株価については、今年は売り買いを交えながら上昇。9/20にかけてはリョービなど自動車部品関連の一部が大きく買われるなか、モビリティ分野を強化している同社も大幅高となった。この上昇により、3月の高値1,691円を上抜けて年初来高値を更新。一方で2017年10月につけた高値2,817円から見ればまだ1,000円以上も安い位置にある。今後の上昇余地は大きいと考える。ターゲットは2,100円、ロスカットは1,590円

7272

4,500

3,790

同社は8月、2023年12月期の通期の連結営業利益予想を従来の2,300億円から2,500億円(前期比11.2%増)に上方修正。当時の市場コンセンサスを上回る見通しを示した。原材料価格の高騰の影響が緩和するとの見通しや、円安傾向も踏まえたという。一方、足もとも円安が一段と進んでいる。株価は上記が好材料出尽くしと受け止められ、8/17には3,671円まで下げる場面もあったが、100日移動平均線をサポートに戻り歩調を強め、直近9/19には一目均衡表の雲を上抜ける陽線で好転サインを示した。相場全体の軟調さに連れ揺り戻しの反動安を入れているが、好転後の初動の押し目は買い判断が適切だろう。8/2の年初来高値4,279円更新を通じての短期的な強いモメンタムと、中期スパンでも上値の伸びしろに期待できそうだ。ターゲットは4,500円、ロスカットは3,790円

8113

6,300

4,990

生理用品、乳幼児・大人用紙おむつトップ。2023年12月期上期(1-6月)の連結純利益(IFRS)は346.7億円(前年同期比9.1%増)で着地。発表当時の市場コンセンサス並みだった。原材料高を値上げで吸収し、国内ではペットケアとベビーケアが業績をけん引した。株価は上記の決算を好感して急騰。発表後は証券会社による目標株価引き上げが相次いだ。強いモメンタムを維持できずにもみ合いが続いたあと、足元のグロース株全般の売りに影響を受けている。結局、もみ合いを下放れる格好となったが、急騰前の水準まで下げた。5月以降の下落局面で支えになった200日移動平均線付近から再び陽線を形成しており、短期リバウンド狙いに加え、中期上昇トレンドの押し目買いとしても妙味ありだろう。ターゲットは6,300円、ロスカットは4,990円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・9/22現在、プライム市場に上場、PERが40.0倍未満、PBRが5.0倍未満、予想配当利回りが0.7%以上、今期増収予想(日経予想)、株価が200日移動平均線を上回っている中から、成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

免責事項・注意事項

  • 本レポートは、株式会社DZHフィナンシャルリサーチ(以下、「DZH」と称します)により作成されたものです。本レポートは、DZHが信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、DZHはその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、DZHで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。DZHは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
  • 本レポートは、お客さまへの情報提供のみを目的としたものであり、特定の金融商品の売買あるいは特定の金融商品取引の勧誘を目的としたものではありません。また、本レポートによる情報提供は、投資等に関するアドバイスを含んでおりません。本レポートにおいて言及されている投資やサービスは、個々のお客さまの特定の投資目的、財務状況、もしくは要望を考慮したものではありませんので、個々のお客さまに適切なものであるとは限りません。本レポートで直接あるいは間接に取り上げられている金融商品は、株価の変動や、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化、金利・為替の変動などにより投資元本を割り込むリスクがありますが、DZHは一切その責任を負いません。

    DZHおよびグループ会社は、本レポートの論旨と一致しないレポートを発行している場合があり、また今後そのようなレポートを発行する場合もあります。DZH、グループ会社およびその役職員は、本レポートに記載された金融商品について、ポジションを保有している場合があります。本レポートでインターネットのアドレス等を記載している場合がありますが、DZH自身のアドレスが記載されている場合を除き、ウェブサイト等の内容についてDZHは一切責任を負いません。本レポートの利用に際しては、お客さまご自身でリスク等についてご判断くださいますようお願い申し上げます。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

いちご・レジデンス・トークン?西麻布・代々木・八丁堀・上野・門前仲町・阿佐ヶ谷・金町?(デジタル名義書換方式)

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード

ご注意事項

ヘルプ

  • オンラインセミナー
  • 【国内信用デビュープログラム】はじめての取引で金利・貸株料最大10万円キャッシュバック

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.