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2024-05-11 18:40:31

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週刊日本株式アウトルック

東京市場は金融政策、決算などイベント週を迎える

2023/7/24
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2023/7/24〜7/28)

今週(2023/7/24〜7/28)の日経平均株価の予想レンジは32,300円-33,300円。東京株式市場は材料やイベントが豊富な慌ただしい週となる。7/24は米7月S&Pグローバル製造業PMIの発表や、ナスダック100指数のリバランスが実施され、米国市場の影響が気がかりとなる。7/25-26にFOMC(連邦公開市場委員会)が開催され、7/27-28に日銀金融政策決定会合(以下、日銀会合)が開催される。日米で決算発表も本格化し、7/26には高値警戒感の強いアドバンテストの1Q決算が予定されている。IPOも6社予定されている。

FOMCに関しては、今回は利上げが濃厚とみられており、次回以降の利上げの有無に関する手がかりが得られるかどうかが焦点となる。ダウ平均は足元で騰勢を強めている分、FOMC近辺では利益確定売りが優勢となりそう。日銀会合に関しては政策修正の有無が焦点となるが、7/21の夕刻に「日銀は翌週の金融政策決定会合で、長短金利操作(イールドカーブコントロール、YCC)などの金融政策を修正する可能性は低く、大規模緩和を維持する公算が大きい」との観測報道が伝わり、ドル円は一時141.96円まで急伸した。修正なしの方向には織り込んだ動きにもなっており、7/28の結果公表後は銀行や不動産株など特定業種が瞬間的に反応する程度にとどまる展開も予想される。
FOMCがややタカ派と受け止められ、日銀会合は現状維持の場合、短期的には米金利高止まりでハイテクグロース株に逆風となるが、円安を背景に素材系景気敏感や自動車などのバリュー株への買いが予想され、相場全体がフラットに持ち直すきっかけになることが予想される。

日経平均株価(図表1)は年初来高値からの調整局面が続く。直近では、7/12安値(31,791円)から戻り歩調を強める場面もあったが、25日移動平均線(32,877円 7/21)に上値を抑えられる展開となった。
一方、先週はトレンド転換を判断する新値三本足が再び陽転したことで、目先の底割れは想定しづらい。7/21は下落幅を拡大する場面もあったが、7/12前後の安値水準を前に下げ渋る動きとなった。10日移動平均線(32,372円 同)付近を終値ベースで意識して終えており、ローソク足は「十字足」を形成。「十字足」が反転上昇への分岐足となるかどうか。
下向きの25日移動平均線が引き続き上値を抑える要因になることも予想されるが、できるだけ早い段階かつ力強く、同線を上抜ける動きが再浮上のカギとなる。

上値メドは、25日移動平均線、6/19高値(33,772円)、2021年9月高値から2022年3月安値までの下落幅に対する1.5倍返しとなる33,850円処などが考えられる。下値メドは、心理的節目の32,000円、7/12安値(31,791円)、6/8安値(31,420円)、心理的節目の31,000円などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2022/11/1-2023/7/21)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントでは、6月全国百貨店売上高(7/24)、日銀金融政策決定会合(〜7/28)(7/27)、植田日銀総裁会見、経済・物価情勢の展望公表、8月都区部消費者物価指数(7/28)などがある。

国内企業の決算では、三菱自、インソース、ゲンキードラ、ピーシーエー(7/24)、オービック、シマノ、OBC、コメリ、日本エスコン、日道路、KOA、テセック、マクアケ、テクノHR、モバファク(7/25)、アドバンテ、日東電、カプコン、小糸製、サイバエージ、キヤノンMJ、九電工、トプコン、JCRファーマ、沖縄セルラー、信越ポリ、ジャフコG、シーユーシー、キヤノン電、メタウォーター、四国化HD、未来工業、アイチコーポ、カワチ薬品(7/26)、信越化、武田、中外薬、キヤノン、NRI、オムロン、東ガス、富士電機、MonotaRO、日立建、新電工、野村不HD、日清粉G、きんでん、日野自、ゼオン、航空電、MARUWA、邦ガス、相鉄HD、アマノ、日ガス、アイカ工、四国電、東海理化、メイテック、トクヤマ、フューチャー、AREHD、シンプレクスH、システナ、邦チタニウム、菱鉛筆、太平洋、マクセル、愛三工、ハマキョウ、ナガセ、ゴールドクレ、SBテクノロジ、大阪製鉄、フタバ、SBIGアセット、エスリード(7/27)、キーエンス、OLC、KDDI、日立、デンソー、ファナック、JR東海、コマツ、豊田織機、JR東日本、豊通商、エムスリー、三住トラスト、NEC、関西電、ANA、ヤクルト、アイシン、日本酸素、SGHD、中部電、JPX、ヒューリック、積水化、エプソン、スクリン、ミスミG、SCSK、小田急、清水建、しずおか、ソシオネクスト、アコム、東映アニメ、LIXIL、トヨタ紡織、スタンレ電、ジェイテクト、ALSOK、中国電、NSSOL、豊田合、日テレHD、日本M&A、芙蓉リース、NESIC、アルプスアル、大特鋼、住信SBIネ、SMS、七十七、M&A総研H、松井証、オリコ、信金中金PS、アンリツ、ちゅうぎ、北陸電、山特鋼、滋賀銀、第四北越、椿本チ、マネックスG(7/28)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、米7月S&Pグローバル製造業PMI、ナスダック100指数のリバランス実施(7/24)、独7月Ifo景況感指数、FOMC(〜7/26)、米5月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米7月消費者信頼感指数、IMFが世界経済見通し公表(7/25)、パウエルFRB議長会見、米6月新築住宅販売(7/26)、ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)、米4-6月期GDP速報値、米6月耐久財受注、米6月NAR仮契約住宅販売指数(7/27)、米6月個人所得・個人消費支出(7/28)などがある。

米国企業の決算では、マイクロソフト、ビザ、ゼネラル・エレクトリック、バイオジェン、スリーエム、ゼネラルモーターズ、ベライゾン・コミュニケーション、テキサス・インスツルメンツ(7/25)、メタ・プラットフォームズ、コカコーラ、ボーイング、イーベイ、インテル(7/26)、マスターカード、マクドナルド(7/27)、シェブロン、P&G(7/28)が発表を予定している。

今週の注目銘柄!(7/24〜7/28)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2927

930

785

7/14に2023年8月期業績予想を上方修正。医薬品事業が順調に推移しているほか、飲食事業の業績改善などを踏まえると来期も増益が期待できる。また、子会社化した百貨店のさいか屋は再建が進み、今期は2015年2月期以来の最終黒字の見通し。同社のPERは11倍台、PBRも0.9倍台と、バリュエーションにも妙味があると考える。株価は4月以降から順調に上昇しているものの800円台であり、2021年7月につけた1,557円から比べれば4割強も安い水準にある。直近、25日移動平均線を割れたところではすかさず買い戻されており、上昇トレンドは続いているとみられる。RSI(14日)も50〜60%で過熱感なく推移していることから、短期的には上昇が続くと予想する。ターゲットは930円、ロスカットは785円

3558

1,900

1,380

旧名はロコンド。靴中心の通販を展開している。7/14の大引け後に発表した1Q営業利益は5.4億円(前年同期比54%増)と好調に推移。計算上、2Q〜4Qまで同水準の利益を確保できれば通期計画に対して2割超の上振れとなる。EC関連の中では、ZOZOなどに比べてPERが割安なことにも注目したい。1Q決算の翌営業日7/18は買いが先行したものの、利益確定売りに押されマイナスで終了。一方、足元は下ヒゲで一目均衡表の抵抗帯(雲)の下限を意識しており、短期的な売り一巡から反転攻勢か。短期のオシレータ系指標は売られ過ぎの水準にある。ターゲットは1,900円、ロスカットは1,380円

3676

1,800

1,220

ゲームソフトの不具合検出(デバック)などを手がける。5/11に発表した今期ガイダンスでは、営業利益は前期比4%増を見込む。一方、前期の利益実績が計画を下回ったこともあり、翌5/12は急落。ただ、一過性費用による影響が大きいため、そこまで悲観する内容ではないと考える。上記の決算後はさえない動きが続いていたが、1,200円は割れずに押し目買いが入った。7/14に5日移動平均線が25日移動平均線を上回るゴールデンクロスを形成すると、上値抵抗になりやすい75日移動平均線も突破。7/21は買い材料に乏しいなか出来高を伴って買われている。狭まっていたボリンジャーバンドが広がり始めたことから、上昇トレンドに転じると予想する。ターゲットは1,800円、ロスカットは1,220円

4055

4,300

2,780

生産管理システムの受託開発や保守などを手がける。東芝や日立などが主要顧客。7/14の大引け後に発表した2023年11月期上期(12-5月)の営業利益は前年同期比11%増となり、市況低迷の影響が懸念された半導体カテゴリーも増収だった。株価は2月ごろから上昇トレンドが始まり、5月後半からは半導体株高の波に乗って買いが加速。その後、上昇が一服すると7/6以降は25日移動平均線を割れ、同線に上値を抑えられる展開となっていた。決算発表を警戒した動きと考えられるが、ふたを開けると実績は好調。7/18は安心感から大きく買われ、再び25日移動平均線上に回帰している。上昇トレンドは継続しているとみられる。ターゲットは4,300円、ロスカットは2,780円

4681

2,550

2,000

7/14に上期と通期の見通しを上方修正した。ラグジュアリー性の高い「サンクチュアリコートシリーズ」や既存の会員権販売が好調であったとのこと。2024年3月期の売上高、営業利益は5年ぶりに過去最高を更新する見込みとなっている。8/10に1Q決算を発表予定だが、その前に上方修正を発表している点は同社の業績に対する強い自信がうかがえる。リリースに対して株価も買いで反応しており、直近の上昇で25日移動平均線を上に抜ける場面もあった。日米株の上昇は資産効果を通じて会員権需要を高める公算が大きい。1Q決算に向けて買いが入りやすい地合いが続くと予想する。ターゲットは2,550円、ロスカットは2,000円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・7/21現在、時価総額が3,000億円未満、PBRが0.7倍以上、PERが50.0倍以下、今期業績が増収営業増益予想(日経予想)の中から、テクニカル面、成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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