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2024-05-12 11:20:40

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週刊日本株式アウトルック

東京市場は反発ムード強まる公算、米株高や円安リバウンドあれば好感か

2023/7/18
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2023/7/18〜7/21)

今週(2023/7/18〜7/21)の日経平均株価の予想レンジは32,200円-33,300円。東京株式市場は反発ムードが強まる公算が大きい。月曜が海の日の祝日で4日立ち合いとなる。国内は特段の材料はなく、米国株や為替の動向に依存度を高める展開が想定される。足元の米主要指数の堅調さが日本株の下値を支える要因になるほか、円高一服が予想される。ドル円は1ドル=140円を下回り、一時は137円台に突入した。ただ、3月や5月に戻り高値をつけた水準まで調整しており、短期的には円安方向への揺り戻しが予想される。その場合、前の週に物色の蚊帳の外となっていた自動車を含む輸送用機器ほか、電気機器や化学などのセクターが注目されやすい。
米国ではテスラやネットフリックスが決算発表を予定しており、米国のグロース株の方向性を占う意味で注目される。翌週は中央銀行イベントが集中する週となるため、関連報道が相場をかく乱する場面もありそうだ。

ちなみに、昨年の三連休明けの相場は大幅高となった。要人発言などから、7月FOMCでは1%の利上げはないとの見方が強まった。加えて、安心感のある企業決算が多く出てきたことから、米国株が堅調に推移。日経平均株価はこれらを受けて三連休明けの7/19に一時27,000円台に乗せると、翌日には700円を超える上昇となった。
米国ではネットフリックスやテスラなどグロース株の主力銘柄が決算を受けて大幅高となったことから、下落トレンド終了に対する期待が高まった。欧州ではECBが11年ぶりの利上げを決定し、利上げ幅も0.5%と大きなものとなった。しかし、世界的に長期金利が低下したことから、グローバルでの株高基調が継続。日経平均株価は週間で4桁の上昇となり、7/22まで7日続伸となった。

日経平均株価(図表1)は年初来高値からの調整局面が続いている。7/14は10日移動平均線(32,682円 7/14)付近で上値を抑えられる格好となり、再び陰線を形成して終えた。
目先波動は調整局面が続くが、5日移動平均線(32,229円 同)が下向きから横ばいに転じてくる可能性が高く、値固めから高値圏に向けて反発基調を強められるかが焦点。32,773.01円を終値で上回れば、新値三本足は再び陽転する。
できるだけ早い段階かつ力強く、25日移動平均線(32,968円 同)を上抜ける動きが再浮上のカギとなる。

上値メドは、心理的節目の32,500円、25日移動平均線、6/19高値(33,772円)、2021年9月高値から2022年3月安値までの下落幅に対する1.5倍返しとなる33,850円処などが考えられる。下値メドは、心理的節目の32,000円、7/12安値(31,791円)、6/8安値(31,420円)、心理的節目の31,000円、6/27安値から7/3高値までの上げ幅に対する倍返しの下げとみた30,850円などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2022/7/1-2023/7/14)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表は、6月訪日外客数(7/19)、6月貿易収支、6月首都圏マンション発売(7/20)、6月全国消費者物価指数(7/21)などがある。

国内企業の決算では、マネフォワード、日置電、日本国土、バロック、大庄、サイバーS(7/18)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表では、中国4-6月期GDP、中国6月鉱工業生産、中国6月小売売上高、中国6月固定資産投資、米7月ニューヨーク連銀製造業景気指数(7/17)、米6月小売売上高、米6月鉱工業生産(7/18)、米6月住宅着工件数(7/19)、米7月フィラデルフィア連銀景気指数、米6月中古住宅販売(7/20)などがある。

米国企業の決算では、モルガン・スタンレー、バンク・オブ・アメリカ、ロッキード・マーチン(7/18)、テスラ、ネットフリックス、ゴールドマン・サックス、IBM(7/19)、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アボット・ラボラトリーズ、スナップオン、CSX、トラベラーズ、フィリップ・モリス・インターナショナル(7/20)、アメリカン・エキスプレス(7/21)が発表を予定している。

今週の注目銘柄!(7/18〜7/21)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

1898

1,600

1,205

東急系の道路舗装大手。今期は大幅な利益回復を見込むだけでなく、驚異の配当性向100%目標に株主還元方針を変更(従来は総還元性向50%)。今期の予想配当利回りは現水準で6%を超える。単に株主還元を強化するだけでなく、アクティビストの介入を阻止する意図もあると考えられる。前述の配当方針が好感され、5/9以降は株価が急騰。その後は地合いとは関係なく下値を切り上げる動きが続き、7月には21世紀に入ってから初の1,400円台をつけた。今期から中間配当も実施することから、現株価水準であれば9月の配当利回りは3%台。オシレーター系指標の過熱感は見られず、目先は権利取りを狙った買いが続くと予想する。ターゲットは1,600円、ロスカットは1,205円

2160

1,400

1,070

6/15に、アステラス製薬とタンパク質分解誘導剤創出に向け提携すると発表。なお、契約一時金の49億円は今期予想に織り込んでいない。計上時期は精査中としているが、8月の2Q決算発表時に見通しを引き上げる可能性が出てきた。前述の発表を受けて1,100円台だった株価は1,700円近い水準まで急騰。2023年は低調に推移していたことから、上昇一服後は戻り待ちの売りなども出たと考えられる。ただ、急騰前よりも高い位置で下げ止まっており、75日移動平均線も割れていない。直近ではRSI(14日)が20%以下の売られ過ぎの水準にあり、買い場の到来とみる。ターゲットは1,400円、ロスカットは1,070円

4165

1,380

720

ウェブサイトなどの顧客分析プラットフォーム「KARTE」を展開している。追跡型広告への規制が強まるなか、サイト来訪者の情報(ファーストパーティーデータ)への注目が高まっている。今期は先行投資により赤字を見込むが、今後のサービス需要は拡大が続くと見込まれる。株価は公開価格1,600円を大幅に下回る水準ではあるものの、2022年8月に360円の安値をつけてからは徐々に回復。5月中旬からの上昇以降は下値を切り上げる動きとなっている。7/7から7/11にかけて陽線を形成し、スローストキャスティクスはボトムアウトで上昇中。再び1,000円台を試す展開を予想する。ターゲットは1,380円、ロスカットは720円

8871

2,075

1,690

マンション開発を手がける。目利き力に定評があり、自己資本比率は2023年3月末時点で68.9%と財務も健全。PBRは1倍を大きく割り込んでおり、予想配当利回りは4%を超える。米消費者物価指数を確認して米国の金利が低下したことは、買い安心感を高める材料となるだろう。7/11に1,869円まで上昇して年初来高値を更新。2022年8月につけた戻り高値の1,863円を超えてきた。中長期ではレンジ相場が続いているが、もみ合いを上放れそうな雰囲気がある。足元は25日移動平均線付近まで押しており、買いを入れるに良いタイミングと判断する。ターゲットは2,075円、ロスカットは1,690円

9995

482

393

ルネサスエレクトロニクス製のマイコンなどを中心に取り扱う半導体商社。自動車生産が回復していることを踏まえると、マイコン需要はメモリほど悪化していないと考えられる。半導体商社の中では動きが鈍いこともあり、今後の出遅れ修正に期待したい。株価はしばらく400円前後でのもみ合いが継続。ただ、300円台に落ちるとすかさず買いが入るため、強烈な底堅さも感じられる。直近では75日移動平均線を上回っており、7/12は地合いが悪いなかで出来高を伴って買われた。これにより一目均衡表の抵抗帯(雲)も上抜けたことから、上昇に弾みがつくと予想する。ターゲットは482円、ロスカットは393円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・7/14現在、プライム・グロース市場に上場、時価総額が1,000億円未満、PBRが10.0倍以下、株価が13週・26週移動平均線を上回っている銘柄の中から、業績面、成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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