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2024-05-12 06:13:55

マーケット > レポート > 週刊日本株式アウトルック

週刊日本株式アウトルック

指数の方向感乏しく、個別物色の傾向強まる展開か

2023/7/10
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2023/7/10〜7/14)

今週(2023/7/10〜7/14)の日経平均株価の予想レンジは32,100円-33,100円。東京株式市場は外部環境にらみの神経質な展開か。全般的には下値買いと戻り売りがきっ抗し、日経平均株価などの指数は方向感が定まりにくい展開が予想される。円高が上値の重荷となる一方、ETFによる分配金支払いのための換金売りが一巡し、米国株の反発が生じる場合などは日本株には追い風となろう。米国株式市場は6月雇用統計の結果をこなし、今週は7/12に発表される米6月消費者物価指数(CPI)が焦点となる。
スケジュール面からは、ファーストリテイリングなど小売企業を中心に注目の決算発表が多くなることで個別材料が増加する。そういった意味でも、大型株・小型株問わず、全体的に銘柄の強弱にばらつきが生じる、週になるとみられる。デルタ航空、シティグループ、JPモルガンを皮切りに米主要企業の決算発表も始まる。
6月のプライム市場の売買代金は3兆円を下回る日がなく、前半の株高をけん引した。一方、7月は「夏枯れ」時期、海外投資家の休暇時期にも入ることで売買代金の減少が予想される。ドル円相場の高値からの円高基調が続く場合は、大型株を避け小型株シフトが生じる展開も予想される。

7/7の米国株式市場は3日続落。注目された6月雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が市場予想を下回ったものの、賃金の伸びが予想を上回ったことで米連邦準備理事会(FRB)による利上げ長期化見通しが引き続き相場の重しとなった。ダウ平均は187.38ドル安(-0.55%)で終了。S&P500も0.29%安、ナスダックは0.13%安で終了した。強弱まちまちとなった雇用統計を受けて米ドルは下落し、米2年債利回りが低下した一方、米10年債利回りが上昇した。
CMEのフェド・ウォッチが示す7月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利上げ確率は92%と前日と変わらずとなった。

日経平均株価(図表1)は年初来高値から調整色を強める展開となっている。終値で33,018.65円を下回り、新値三本足が陰転。直近安値である6/27の終値ベースの安値(32,538円)や25日移動平均線(32,944円 7/7)も下回った。TOPIXが6/27安値をまだ下回っていないため弱気判断は時期尚早だが、今週前半も弱い陰線が続く場合は短期天井形成に似たパターンとなる。

6/27安値を意識して目先のリバウンドも想定されるが、下向きに変化した5日移動平均線(33,135円 同)や10日移動平均線(33,053円 同)が初動では上値を抑えるフシとなる。一方、一目均衡表の基準線(32,514円 同)の上向きが続くことで、早期に5日〜25日移動平均線上を回復できれば、年初来高値更新が早々に視野に入る。

上値メドは、25日移動平均線、心理的節目の33,000円処、6/19高値(33,772円)、2021年9月高値から2022年3月安値までの下落幅に対する1.5倍返しとなる33,850円、心理的節目の34,000円処などが考えられる。
下値メドは、心理的節目の32,000円処、6/8安値(31,420円)、心理的節目の31,000円、6/27安値から7/3高値までの上げ幅に対する倍返しの下げとみた30,850円などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2022/7/1-2023/7/7)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントは、6月景気ウォッチャー調査、地域経済報告(さくらレポート)(7/10)、6月工作機械受注(7/11)、6月企業物価指数、5月機械受注(7/12)、オプションSQ(7/14)などがある。

国内企業の決算では、ウエルシアHD、コスモス薬品、クリエイトSDH、USENNEXT、ベルク、コジマ、リソー教育、ライク、進和、アレンザHD、カネ美食品、ブックオフGH(7/10)、ローソン、イオンモール、イオンFS、イズミ、ローツェ、ビックカメラ、パルGHD、イオンディライ、U.S.M.H、コーナン商事、コシダカHD、タマホーム、アークランズ、ボードルア、ハニーズHLD、キャンドゥ、イートアンドH、ライトオン(7/11)、ABCマート、サイゼリヤ、吉野家HD、コメダ、イオン北海、ベル24HD、TSI HD、ファンタジー、歌舞伎、トランザクショ、出前館、AIT、CSP、ミニストップ、アイドマHD、トレファク、東京個別、三協立山(7/12)、ファーストリテイ、7&I−HD、東宝、SHIFT、久光薬、竹内製作、Sansan、マニー、松竹、いちご、乃村工、TKP、不二越、S Foods、ウイングアーク、ニッケ、リテールPT、松屋、ABEJA、オキサイド、スタジオアリス、ビーウィズ、モリト、佐鳥電機、FIXER(7/13)、ベイカレント、プロロジス、ディップ、クリレスHD、サカタのタネ、ウエストHD、三益半、FPパートナー、ドトル日レス、IDOM、JINSHD、パソナG、リンガハット、ベクトル、SFP、北の達人、エネクスインフラ、テラスカイ、チヨダ、古野電、ダイト、バリュエンスH、TWOSTONE、三栄建築、RPA、DDグループ、MrMaxHD、サーバーワクス、ティアンドエス、セラク、メタリアル(7/14)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標やイベントは、中国6月生産者物価指数、中国6月消費者物価指数、米5月消費者信用残高(7/10)、独7月ZEW景況感指数(7/11)、米6月消費者物価指数、ベージュブック、10年国債入札(7/12)、中国6月貿易収支、米6月生産者物価指数、米6月財政収支(7/13)、米7月ミシガン大学消費者信頼感指数(7/14)などがある。

米国企業の決算では、デルタ航空、ペプシコ(7/13)、シティグループ、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、ユナイテッドヘルス・グループ(7/14)が発表を予定している。

今週の注目銘柄!(7/10〜7/14)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3549

9,500

7,050

北陸最大手のドラッグストア。事業拡大に注力しているためか、配当性向は例年10%以下と低め。そのような中、物言う株主として知られるオアシスマネジメントの大量保有が判明。今期の予想配当性向も7.8%であり、アクティビストによる還元強化の提言といった思惑などが強まりそうだ。6/30大引け後に今期ガイダンスを発表。営業利益予想が前期比9.7%増とコンセンサスを下回ったこともあり、翌営業日の7/3は売りが先行した。ただ、最終的にはプラスで終えており、機械的な売りがすぐに一巡したとみられる。揺り戻りの調整もあるが、25日移動平均線上をキープしていることから、5月後半から始まった上昇基調が続くと予想する。ターゲットは9,500円、ロスカットは7,050円

3918

1,370

1,090

自動車などの組み込みソフト開発を主力としている。AIを用いたシステム、半導体設計なども手がけており、昨今の人気テーマには大体が当てはまる。同社の予想PERは11倍台であり、フィックスターズ(34倍台)や富士ソフト(22倍台)など、プライム市場における他の組み込みソフト関連と比べて割安感は強い。株価はしばらく1,000円前後をさまよっていたが、6月後半から上方向に勢いがつき1,200円台を回復。2018年1月の高値2,045円、2020年12月の高値1,777円を結んだトレンドラインは、直近だと1,500円台になる。上値抵抗線となりやすいが、現水準から2割超も上の水準であり上昇余地は大きい。週足で一目均衡表の雲を上抜けたばかりであり、しばらく上昇が続くと予様する。ターゲットは1,370円、ロスカットは1,090円

6036

6,800

4,540

カーコーティングを手がける。6月の既存店売上高は前年同月比で6.3%増となった。5月は同8%増で、伸びが鈍化したように見えたことから、これを受けた7/4は売りが先行した。しかし、切り返すと一転して強い動きとなり、大幅高で取引を終えた。1年前の6月はテレビ番組で特集された効果で同43.0%増となった。前年同月の高いハードルを越えたことが評価された。同社は月次の数値に対して丁寧な解説を入れており、良い時も悪い時も足元の現状を把握しやすい。株価の方はこの7/4に実体の長い陽線を形成して、25日移動平均線や75日移動平均線などテクニカルの節目を上回った。コーティング技術の高さには定評があり、長期では右肩上がりのトレンドが続いている。しっかり月次で買われたことで、5月につけた上場来高値の5,990円は更新する想定としたい。ターゲットは6,800円、ロスカットは4,540円

7342

1,800

1,240

社名でもある全自動の資産運用サービス「WealthNavi」を提供している。7/5、7/4時点で預かり資産が9,000億円を突破したと発表。8,000億円(4/18)、8,500億円(6/13)と残高を急速に伸ばしており、年内にも1兆円の大台に乗る期待が高まる。グロース市場が買われにくい環境下、株価は2023年3月に一時公開価格1,150円を下回る水準まで下落。ただ、公開価格から大幅に乖離することはなく、1,100円前後では押し目買いが入っている。地合いが好転するとともに、6月後半には一時1,500円台まで回復。長らく下向きだった75日移動平均線が上向いてきたことから、下落トレンドの終了が示唆される。2021年5月高値4,740円、2023年3月安値1,096円から見た3分の1戻しは2,310円。現値から900円ほど離れており、ここからの上昇余地は大きいと考える。ターゲットは1,800円、ロスカットは1,240円

9278

1,470

1,180

中古本の買い取り販売から始まり、現在は総合リユース店を強化している。前期3Q累計時点で通期計画に対する進ちょく率は93%と高い。トレカバブルの恩恵も期待でき、上振れ着地の公算が大きい。インフレ環境下でのリユース需要が強いことを踏まえると、今期も堅調な業績が予想される。4月に通期予想の上方修正を発表。これが好感されて急騰したが、上昇は長続きせず直近では発表前までの水準に戻った。ただ、6月終盤からはボリンジャーバンドが狭まってきており、下落トレンドの終了を示唆。モメンタムもプラス圏に回帰している。トレジャーファクトリーやワットマンなどの同業と比べてPERに割安感があり、決算発表後に再び上昇すると予想する。ターゲットは1,470円、ロスカットは1,180円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・7/7現在、プライム・グロース市場に上場、時価総額が3,000億円未満、PBRが1.0倍以上、今期増収・営業増益予想(日経予想)、株価が25日・200日移動平均線を上回っている銘柄の中から、成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

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