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2024-05-11 18:15:28

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週刊日本株式アウトルック

週前半は大型株がけん引し堅調が予想される一方、後半は高値警戒で不安定さも

2023/6/5
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2023/6/5〜6/9)

今週(2023/6/5〜6/9)の日経平均株価の予想レンジは31,700円-32,200円。東京株式市場は週前半は先週までの好地合いが継続し、主力大型株中心に水準を切り上げる展開か。
東証プライム市場の騰落レシオ(25日)は6/2現在で102.2%程度と直近ピークだった5/16(148.9%)から大幅に沈静化した状態にあり、引き続き半導体関連以外の幅広い銘柄に物色の広がりがみられるかに注目。先週末の米国株式市場ではハイテク株よりも素材・エネルギー・資本財などの景気敏感株の買いが目立った。出遅れ感のある小型グロース株主体のマザーズ指数に出直る兆しが出てきた点も見逃せない。
一方、週後半はメジャーSQを前に高値圏でやや不安定な動きが予想される。特に重要なイベントや経済指標の発表はないが、翌週に中央銀行ウイークを迎える。FOMC(6/13-14)、ECB理事会(6/15)、日銀会合(6/15-16)と日程が集中するため、週後半は中銀イベントを前に神経質になりやすく、米国株の下落や円高などが生じればネガティブな方向に過剰に反応する展開も想定しておきたい。

6/2の米国株式市場は大幅続伸。前日に米国の債務上限を引き上げる「財政責任法案」が上院を通過し、米国のデフォルトが回避される見通しとなったことに加え、米5月雇用統計が強弱まちまちとなったことで、次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げのスキップ期待が続いたことが支援となった。ダウ平均は701.19ドル高(+2.12%)で終了。S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.45%高、1.07%高で終了した。ナスダック総合は週間で2.04%高と6週続伸し、2020年1月以来の長期連騰を記録した。

日経平均株価(図表1)は1/4安値(25,661円)を起点とした2段上げ目の強い相場展開が依然として続いている。5/23高値(31,352円)以降では上昇のモメンタム(勢い)は減速気味だが、10日移動平均線(31,056円 6/2)が上向き基調を続けており、引き続き上目線のトレンドフォローが優先される。

一方、1/4安値から3/9高値までの上昇幅を高値からさらに上げたE計算値31,807円処〜心理的節目32,000円が迫っており、今週はこの水準が短期的な高値水準として意識されることも考えられる。

上記以外の上値メドは、心理的節目の32,500円や33,000円、1990年6月高値(33,344円)などが挙げられる。下値メドは、心理的節目の31,000円や5/25安値(30,558円)、5/17高値(30,115円)、心理的節目の3万円、5/15高値(29,629円)などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2022/7/1-2023/6/2)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントは、4月家計調査、4月毎月勤労統計調査(6/6)、4月景気動向指数(6/7)、1-3月期GDP確報値、5月都心オフィス空室率、5月景気ウォッチャー調査(6/8)、メジャーSQ(6/9)などがある。

国内企業の決算では、泉州電、内田洋、ファーマフーズ、フジコーポ、ファースト住(6/5)、アイル、楽天地(6/7)、積水ハウス、アイモバイル、スバル興、Bガレージ(6/8)、クミアイ化、日駐、ラクスル、シーイーシー、ソフトウェアサー、サムコ、ロックフィール、ポールHD、フリービット、オハラ、gumi、モロゾフ、鳥貴族HD、Eインフィニティ、ユークス、HEROZ、日本スキー、アスカネット、日ハウスHD、エイチーム、トビラシステム(6/9)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表は、米5月ISM非製造業指数、米4月製造業受注(6/5)、中国5月貿易収支、米4月貿易収支、米4月消費者信用残高(6/7)、中国5月生産者物価指数、中国5月消費者物価指数(6/9)などがある。

今週の注目銘柄!(6/5〜6/9)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3445

3,700

2,930

半導体製造装置の調整に用いるテストウエハの再生加工受託大手。株価は5月中旬までは軟調に推移していたが、半導体関連の注目度が高まる中で買いが入り、足元ではこれまで抵抗となっていた25日移動平均線を上回ってきた。先週は75日移動平均線を上回る場面もあるなど、チャートに好転がみられる。昨年4月以降は2,800円近辺まで下げると切り返すことが多く、今回も5/15安値が2,867円。このタイミングで商いも厚みを増しており、当面の底を打った可能性が高い。昨年11月に4,920円まで上昇した後、日柄での調整は十分に進んでいる。PERは11倍近辺で現状株価に割高感はなく、半導体関連の出遅れ銘柄として、再評価機運が高まると予想する。ターゲットは3,700円、ロスカットは2,930円

3994

7,400

5,560

個人向け資産管理アプリと法人向け会計・人事クラウドなどを提供する。2023年11月期1Q(12-2月)の連結売上高は67.9億円(前年同期比42.8%増)、営業損益は16.3億円の赤字(前年同期は16.4億円の赤字)での着地。市場コンセンサスを上回ったことで、発表直後となった4/17の株価は大商いで一時は6,040円まで急騰した。一方、翌日以降は調整局面入りとなり、深押しなく25日移動平均線付近をサポートにほぼ横ばいに近い動きが続いた。6/2は米長期金利の低下が続いた外部環境も追い風となり、力強い大陽線で4/17の年初来高値を更新。昨年4月の戻り高値6,250円なども同時に上抜けており、上値余地が広がった公算が大きい。ターゲットは7,400円、ロスカットは5,560円

4044

3,650

2,860

ガラス国内3位。「脱リチウム」の特許力を分析した4/14の日経新聞の特集記事で、ナトリウムイオン電池の特許価値ランキングが世界3位と評価された。株価は今年の3月以降は横ばい圏で推移していたが、先週の上昇で200日移動平均線を上方ブレイク。前期業績の上方修正を発表した直後の急騰でつけた2/28の年初来高値3,445円がようやく見えてきた。上回ると需給が一気に好転することが見込まれ、昨年11月高値4,080円まで目立った節目はない。PERは5倍台、PBRは0.7倍台、予想配当利回りは3.6%程度とバリュエーション面での割安感は強い。ターゲットは3,650円、ロスカットは2,860円

6255

670

530

米ファーストソーラー向けを軸に太陽電池製造装置を展開するほか、FA装置、パネル解体装置、植物工場ビジネスなども手掛ける。同社は4月、2023年8月期の通期連結営業利益予想を従来の3.4億円から6.6億円(前期比6.1%増)に上方修正を発表した。株価は上方修正の材料をきっかに4/18には690円まで急騰し、年初来高値を更新した。現在、切り下げる高値をつないだ抵抗線(上限)と、同水準の安値をつないだ支持線(下限)とで三角もち合いを形成している公算が大きい。目先波動は5/23高値からの下落局面だが、6月に入ってからは支持線で下げ渋っており、ここからの反転上昇が見込まれる。抵抗線を突破できれば、昨年9月高値730円が当面の上値めどになる。ターゲットは670円、ロスカットは530円

9201

3,200

2,540

国内航空で2位。コロナ禍での低迷から回復途上であり、前期は最終黒字に転じた。今期も2ケタの増収増益を見込む。4/29以降は従来の水際対策が終了し、訪日客も増加傾向。期初ガイダンスは市場予想を下回ったものの、旅客需要が強まれば計画の上振れが期待されるため今後の動向に注目したい。株価は3/16安値2,461円から下値を切り上げる展開。半導体関連物色を横目に一部のインバウンド関連は蚊帳の外になっているが、1/30の年初来高値2,808円や昨年来高値2,857円は射程圏にある。インバウンド関連への次の循環物色を見越し、仕込み場到来と判断したい。ターゲットは3,200円、ロスカットは2,540円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・6/2現在、プライム・グロース市場に上場、時価総額が100億円以上、PBRが0.7倍以上、今期増収予想(会社予想)、株価が13週移動平均線を上回っている銘柄の中から、成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
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