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2024-05-12 21:24:11

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週刊日本株式アウトルック

日経平均は3万円が視野に、ここからは円安進行がカギを握る

2023/5/15
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2023/5/15〜5/19)

今週(2023/5/15〜5/19)の日経平均株価の予想レンジは29,400円-29,900円。東京株式市場は為替相場の円安基調、米国株の底堅さを横目に買い優勢の展開か。国内企業の決算発表に関しては5/15までは数が多く、その翌日までは個別物色の活況が続く公算が大きい。ここからは円安進行が指数上昇のカギを握る。外部環境に大きな変化がなければ、過熱感からくる押し目の場面でも売り方の買い戻しが指数を下支えする。米国市場でダウ平均よりも日経平均が連動性を強める傾向にあるナスダックの方が相対的に強い点も、日本株全般的には追い風となる。
米国ではウォルマートなど小売企業のほか、世界最大の半導体製造装置メーカーのアプライド・マテリアルズが決算を発表予定。国内の決算発表が一巡した後はこれらの結果に注目が集まる。5/19からは広島でG7サミットが開催されるが、株式市場で材料になるとすれば来週以降となる。

米国では政府の債務上限問題を巡る懸念が台頭している。イエレン米財務長官が米国がデフォルト(債務不履行)に陥る「Xデイ」と警告した6/1が近づく中、バイデン米大統領とマッカーシー下院議長(共和党)などの議会指導部による債務上限引き上げの協議は5/12に予定されていたが、今週に延期された。当局者によれば、この延期は債務上限突破を回避するための合意に向けたスタッフレベルの交渉が進展しているとの見方もある。
バイデン米大統領は今週早々に議会指導者と会談した後、5/19-21には広島サミットに参加することになっている。バイデン米大統領と上下両院の議員がワシントンに同時にいる日時は「Xデイ」までは限られており、日増しにリスク要因として重荷となる。

 5/12の米国株式相場は下落。政府の債務上限問題や地銀の経営不安が意識される中、5月ミシガン大消費者信頼感指数速報値が予想以上に悪化し景気減速懸念を強めたことや、ミシガン大が同時に発表した5年先期待インフレ率速報値が前月の3.0%から3.2%に上昇したことでインフレの長期化が意識されたことも重荷となった。前日まで4日続落したダウ平均は朝方に96ドル高まで上昇後、198ドル安まで反落し、8.89ドル安(-0.03%)とほぼ横ばいで終了した。S&P500も0.16%安と小幅に2日続落して終了。ハイテク株主体のナスダックは0.35%安と3日ぶりに反落した。

日経平均株価(図表1)は3/9高値(28,734円)を上回り、大発会の1/4につけた安値(25,661円)からの上昇波動が続いている。2022年8月高値(29,222円)なども上回っており、3万円の大台が視野に入った。短期的な調整があっても不思議ではないが、10日移動平均線(28,984円 5/12)や25日移動平均線(28,526円 同)の上向き基調が続くことで、上目線のトレンドフォローの見方が優先される。

上値メドは、3/9高値(28,734円)からの急落幅に対する1.5倍返しとみた29,785円処、3/16安値(26,632円)から4/4高値までの上昇幅を4/4高値にさらに足したE計算値29,942円などが挙げられる。下値メドは、10日移動平均線、3/9高値(28,734円)、25日移動平均線、4/27安値(28,241円)、心理的フシとなる28,000円などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2022/7/1-2023/5/12)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントは、4月企業物価指数、4月工作機械受注(5/15)、1-3月期GDP速報値(5/17)、4月貿易収支、4月首都圏マンション発売(5/18)、4月全国消費者物価指数、G7広島サミット(5/19〜5/21)などがある。

企業決算では、三菱UFJ、三井住友、リクルートHD、みずほ、SMC、ゆうちょ、ブリヂストン、日本郵政、テルモ、日ペイントH、京セラ、第一生命、エーザイ、スズキ、電通G、ヤマハ発、阪急阪神、三菱HCキャ、T&DHD、鹿島、かんぽ、近鉄GHD、日産化、住友化、千葉銀、飯田GHD、アサヒインテック、オープンハウス、パーソルHD、荏原、サンドラッグ、すかいHD、アルフレッサHD、レゾナックHD、THK、岩谷産、クレセゾン、三和HD、住友ファーマ、日光電、デサント、住友ゴム、スズケン、寿スピリッツ、コニカミノルタ、東映、第一興商、住友ベ、戸田建、トリドールHD、ダイワボHD、森永乳、ニッパツ、リゾートトラス、DIC、住信SBIネ、フリー、メニコン、共立メンテ、日化薬、ミルボン、福山運、ミライト・ワン、アウトソシング、因幡電産、ダスキン、チェンジHD(5/15)、光通信、シダックス、リックス(5/16)、あおぞら(5/17)、うかい、アーレスティ、イチケン(5/18)、東京海上、MS&AD、SOMPOHD、東北新社、TYK(5/19)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表は、米5月ニューヨーク連銀景気指数(5/15)、中国4月鉱工業生産、中国4月小売売上高、中国4月固定資産投資、米4月小売売上高、米4月鉱工業生産(5/16)、米4月住宅着工件数(5/17)、米5月フィラデルフィア連銀景気指数、米4月中古住宅販売(5/18)などがある。

米国企業の決算では、ホームデポ、キーサイト・テクノロジーズ(5/16)、ターゲット、シスコシステムズ(5/17)、ウォルマート、アプライド・マテリアルズ(5/18)が発表を予定している。

今週の注目銘柄!(5/15〜5/19)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2780

3,400

2,630

中古ブランド品の買い取り販売で首位。5/8に発表した4月度の売上高は前年同月比23%増と伸長。訪日客の増加を背景に、免税売り上げの増加といったインバウンド需要の取り込みに期待できる。株価は場中に発表した上述の月次実績が好感されて大幅高。2022年10月の高値3,660円、2023年3月の高値2,967円をつないだ上値抵抗線を上抜けてきたところで上方向に勢いがついた。200日移動平均線も上抜けており、2022年10月の高値に向けて騰勢を強める場面もありそうだ。決算発表は5/15に予定している。ターゲットは3,400円、ロスカットは2,630円

2884

1,200

805

複数の中小食品企業を傘下に持つ食の連合。前期の営業利益はコスト高の影響もあって計画を下振れたものの、増益を確保。今期は買収した企業の成長などにより前期比2.3倍を見込む。外食・インバウンドといったリオープニング関連としても注目したい。株価は4/14に発表した前期業績の下振れを受けて、翌営業日の4/17に急落した。ただ、その後は下げ渋り戻り歩調。75日移動平均線で頭を抑えられたが、25日移動平均線上をキープしている。上述した急落時に推移した水準を上回っており、あとは25日移動平均線が上向きに転じるタイミング待ちか。ターゲットは1,200円、ロスカットは805円

3131

3,800

2,475

独立系の半導体・液晶の専門商社。5/11に発表した決算で前期営業利益は過去最高を更新。今期は期初段階で営業利益は減益見通しながらも、経常利益は3期連続で過去最高益更新を見込んでいる。4/10に発表した量子コンピュータ市場参入が好感され、4/11は年初来高値となる3,170円まで上昇。その後は調整を強いられたが、5/12の中陽線で25日移動平均線上を回復した。年初来高値更新後は3,800円処まで主要な上値のフシはない。PBRやPERは低く、かつ高配当の割安株である。ターゲットは3,800円、ロスカットは2,475円

4240

440

326

前期は事業環境の悪化などにより大幅な減益見通しとなった。一方、前期の減益要因である中国ロックダウン、半導体不足などについて、今期は一定程度の改善が見込まれる。同社は植物由来のエンジニアプラスチックなども開発しており、脱炭素関連としても注目したい。 株価は下落基調が続いていたが、2月以降は下げ止まりの傾向。4月からは出来高の増加を伴って再び持ち直しつつある。5/15発表予定の本決算を意識した買いが入ったと考えられる。4月中盤以降、株価の動きが煮詰まっており、上か下かのどちらかに振れる可能性が高い。上放れにはついていきたいところだ。ターゲットは440円、ロスカットは326円

7031

2,300

1,420

多言語対応のコールセンターや業種別通訳などを手掛ける。同社の前期営業利益は3Q時点で計画上振れがほぼ確実な状況。5/15に本決算を発表する予定であり、今期のさらなる業績拡大が期待される。今年は訪日客に関する話題も多く、今期ガイダンスへの注目もいっそう高まりそうだ。株価は2022年10月半ば以降の下落相場は年始早々に下げ止まり、その後は堅調に推移している。下値を切り上げる展開が続いており、先週の値幅調整によって値ごろ感が強くなっている。2022年10月につけた昨年来高値1,938円を上回れば、2,300円処まで主要な上値のフシはない。ターゲットは2,300円、ロスカットは1,420円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・5/12現在、時価総額 500億円未満、PERが60.0倍以下、PBRが3.0倍以下、今期増収予想(日経予想)、株価が25日移動平均線を上回っている銘柄の中から、成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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