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2024-05-12 15:41:40

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週刊日本株式アウトルック

日米ともに決算企業に注目、日経平均は高値警戒から売りに押される展開か

2023/4/24
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2023/4/24〜4/28)

今週(2023/4/24〜4/28)の日経平均株価の予想レンジは28,250円-28,750円。高値警戒から売りに押される展開が予想される。国内では、ニデック(旧 日本電産)を皮切りに決算発表がスタートし、米国でも決算発表が本格化する。決算銘柄の値動きが大きくなりやすく、指数が個別株の影響を強く受ける日も出てくるだろう。米企業の決算に関しては時間外の動向にも注意を払う必要があり、ゴールデンウィーク(GW)を翌週に控え慌ただしい週となる。
植田新総裁のもとで初の日銀金融政策決定会合が4/27-28に開催される。週末はFRB(連邦準備理事会)がインフレ指標として重視する個人消費支出(PCE)コア価格指数の発表なども控えており、週後半は様子見姿勢が強まる公算が大きい。

米国ではアルファベットやマイクロソフト、ボーイング、アマゾン・ドットコム、キャタピラーなど主要企業の決算発表が予定されており、好悪まちまちの経済指標と合わせて米国株の反応が注目される。経済指標では、米4月消費者信頼感指数や米1-3月期GDP速報値、米3月個人消費支出・個人所得などが注目材料となる。

ちなみに、昨年のGW直前の週は軟調だった。米国株が金融引き締めを警戒して大きく崩れたことから、日経平均株価は節目の27,000円を割り込み、週半ばまでは不安定な地合いが続いた。ただ、ナスダックの年初来安値更新を受けても26,000円割れは回避するなど下値では買いが入り、日銀金融政策決定会合後に円安が進んだことを手掛かりに強く買われる場面もあった。日経平均株価は週間で約257円の下落。週初の発射台が低かったことから、週足は3週連続で陽線を形成した。

4/21のNY株式相場はほぼ横ばい。決算が予想を下回った素材株の下落などが重しとなったものの、売上高見通しを引き上げたプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などの上昇が支えとなった。足もとで景気減速懸念が強まる中、朝方に発表された4月製造業・サービス業PMI速報値がともに市場予想を上回ったことも安心感につながった。ダウ平均は22.34ドル高(+0.07%)とわずかながらプラス圏で終了。S&P500とナスダックも前日終値を挟んでもみ合ったが、小幅に上昇して終了した。
S&P500の11セクターは一般消費財、生活必需品、ヘルスケアなど6セクターが上昇し、素材、エネルギー、金融など5セクターが下落した。

日経平均株価(図表1)の連騰記録は「8日」で途切れたが、高値圏で強含む展開が続いている。3/9の終値ベースの年初来高値(28,623円)更新に続いて、同日の取引時間中につけた年初来高値(28,734円)も上回る場面があった。
直近安値からの強い相場が続いており、昨年8月高値(29,222円)も視野に入っている。上向き基調にある10日移動平均線(28,329円 4/21)上を保っており、トレンド継続が基本スタンスとなる。
3/9高値付近から押し戻される動きも想定されるが、4/4高値(28,287円)をクリアしたことで、押しを入れたあとは再び上値を試す展開がイメージできる。

上値メドは、8/19安値(28,913円)、8/17高値(29,222円)などがある。下値メドは、4/4高値、4/13高値(28,163円)、10日移動平均線や25日移動平均線(27,913円 同)、200日移動平均線(27,473円 同)などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2022/7/1-2023/4/21)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、3月全国百貨店売上高(4/25)、日銀金融政策決定会合(〜4/28)(4/27)、3月失業率、3月有効求人倍率、4月都区部消費者物価指数、3月鉱工業生産、3月商業動態統計、3月住宅着工統計、植田日銀総裁会見、日銀が経済・物価情勢の展望を公表(4/28)などがある。

企業決算では、ニデック、コーエーテクモ、ゲンキードラ(4/24)、シマノ、オービック、キヤノンMJ、OBC、コメリ、キヤノン電、KOA、アイチコーポ、FFE&C、日車輌、マクアケ(4/25)、ファナック、キヤノン、JR東海、アドバンテ、野村HD、オムロン、日東電、東ガス、小糸製、日立建、サイバエージ、野村不HD、きんでん、ゼオン、日野自、アマノ、フューチャー、東海理化、SHOEI、信越ポリ、ジャフコG、メタウォーター、トランコム、ユアテック、愛三工、フタバ、FDK、ジェコス(4/26)、キーエンス、第一三共、OLC、信越化、デンソー、中外薬、アステラス薬、JR東日本、京セラ、豊田織機、豊通商、NRI、キッコーマン、ANA、関西電、JPX、アイシン、大和証G、ZOZO、ミスミG、マキタ、MonotaRO、ヒューリック、富士電機、JSR、住友林、新電工、スタンレ電、富通ゼネ、トヨタ紡織、ジェイテクト、山崎パン、ISID、豊田合、邦ガス、マブチ、日ガス、相鉄HD、MARUWA、航空電、松井証、アサヒHD、四国電、沖縄セルラー、シンプレクスH、インフォコム、北陸電、マネックスG、北海電、岡三、FPG、積水樹、東エレデバ、日本エスコン、三菱総研、山洋電、ストライク、マクセル、太平洋、西部ガスH、JVCKW、Vコマース、ナガセ、大阪製鉄、愛知鋼、SBテクノロジ(4/27)、ソニーG、村田製、三菱電、コマツ、ZHD、エムスリー、レーザーテク、TDK、NEC、JR西日本、商船三井、SGHD、中部電、大東建、積水化、TOTO、CTC、東電力HD、京成、エプソン、東武、小田急、セガサミーHD、SCSK、LIXIL、特殊陶、ガイシ、ポーラオルHD、テクノプロHD、ナブテスコ、メルカリ、BIPROGY、大和工、東北電、日本M&A、南海電、ソシオネクスト、カゴメ、SMS、アルプスアル、エフピコ、中国電、三菱倉、日電硝、NESIC、コクヨ、九電工、大特鋼、アイカ工、関電工、M&A総研H、兼松エレク、アンリツ、スカパーJ、トクヤマ、DTS、トランスコスモ、東亜合成、Tナカヤマ、エネクス、山特鋼、都競馬、M&Aキャピ、北國FHD、牧野フ、ユナイテド海、菱鉛筆(4/28)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、独4月Ifo景況感指数(4/24)、米2月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米4月消費者信頼感指数、米3月新築住宅販売、米2年国債入札(4/25)、米3月耐久財受注、米韓首脳会談開催(4/26)、米1-3月期GDP速報値、米3月NAR仮契約住宅販売指数(4/27)、ユーロ圏1-3月期GDP、米3月個人消費支出・個人所得(4/28)などがある。

米国企業の決算では、コカコーラ(4/24)、アルファベット、マイクロソフト、ビザ、ゼネラル・エレクトリック、ゼネラルモーターズ、UPS、テキサス・インスツルメンツ、バイオジェン、マクドナルド、スリーエム、ベライゾン・コミュニケーション、ハリバートン、イルミナ(4/25)、ボーイング、メタ・プラットフォームズ、イーベイ(4/26)、アマゾン・ドットコム、インテル、キャタピラー、メルク、マスターカード、ファースト・ソーラー、ギリアド・サイエンシズ、アムジェン(4/27)、シェブロン、エクソン・モービル(4/28)が発表を予定している。

今週の注目銘柄!(4/24〜4/28)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

4431

3,600

2,400

クラウドを活用したPOSレジサービスなどを展開する。3/15の3Q決算発表時に通期見通しの引き上げを発表。これが好感されて3/17には3,280円まで上昇した。急伸の反動でその後は利食い売りに押されたが、25日移動平均線近辺では下げ渋っており、調整一巡感が出てきている。毎月発表している「スマレジ」の登録店舗数は、3月分が総合計で前月比1,532店舗増となっており、直近6カ月では最も多い増加数を記録している。中期のチャートでは2020年6月の904円をボトムに上昇トレンドが続いており、13週移動平均線に接近したところで買いが入った格好。2021年8月につけた上場来高値4,395円まではまだ距離はあり(上値余地はあり)、買い場到来と判断したい。ターゲットは3,600円、ロスカットは2,400円

5401

3,470

2,800

粗鋼生産量で国内首位。世界鉄鋼協会が2023〜2024年は鉄鋼需要が緩やかに増加する見通しを発表。3/31付の日本経済新聞朝刊では副社長への取材が報じられ、今期の事業利益は実力ベースで増益になる可能性も示された。今期ガイダンスが増益の見通しとなれば増配も期待できるため、低PBR銘柄の代表格として引き続き注目したい。年初から株価の上昇が続き、2月後半には2018年1月以来となる3,000円台を回復。3/9に3,294円まで買われた後は調整したものの、13週移動平均線付近で底堅く推移している。4/19の上昇で5日移動平均線・25日移動平均線を上にブレークしており、日柄調整の完了とみた買いが強まると予想する。ターゲットは3,470円、ロスカットは2,800円

8011

1,900

1,330

多数のブランドを展開するアパレル大手。経営不振で長らく営業赤字が続いていたが、2023年2月期に黒字転換。コロナ禍からの消費回復、インバウンド需要の持ち直しなどが期待され、2024年2月期も増益増配を計画している。継続企業の前提に関する重要事象の記載が解消されたことから、投資家の注目も集まりやすい。株価は昨年10月以降、下値を切り上げながら順調に上昇基調を続けており、今年に入ってからは75日移動平均線を支持に底堅い。4/14は場中に今期ガイダンスを発表し、伸び率が物足りないとの見方もあって売られる展開となった。一方、今回も75日移動平均線付近からの押し目買いで早々に10日移動平均線上を回復。短期狙いの買い方が離散した可能性が高く、むしろ需給改善につながる公算が大きい。ターゲットは1,900円、ロスカットは1,330円

8566

4,350

3,700

リコー系のリース会社。3Q時点で通期の純利益計画に対する進ちょく率は91.4%と高く、業績面での不安は少ない。直近では、4/19に法人間取引で発生する売掛金など各種債権の未回収リスクを保証する「債権保証事業」を開始すると発表している。株価は3/9高値4,160円を起点に、欧米の金融不安をきっかけに大幅な調整を強いられた。一方、4月初旬に26週移動平均線に接したところで下げ渋ると、以降は同水準をサポートに切り返している。日足では4/20に25日移動平均線や75日移動平均線を上回った。今後、短期の5日移動平均線や10日移動平均線が中期の75日移動平均線を上回るゴールデンクロスが期待できそうなチャート形状となっている。ターゲットは4,350円、ロスカットは3,700円

9501

590

460

国内電力で首位。前期は燃料費の高騰などにより大幅な赤字を見込んでいる。一方、最近では火力発電に使われるLNGなどの価格が下落。日本卸電力取引所(JEPX)の電力取引価格も過去の高騰時と比べて落ち着いてきており、今期の損益改善が見込まれる。株価は2022年前半に急上昇し、300円前後だった株価は664円まで買われた。その後は売られる展開となったものの、上昇分を帳消しにすることはなく直近は500円前後まで回復。4/21には大陽線を形成し、4/6につけた高値506円を一時上回った。2週間ほど続いていた横ばい圏を上抜けたとみられ、買いが強まると予想する。ターゲットは590円、ロスカットは460円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・4/21現在、プライム銘柄・グロース銘柄で時価総額 100億円以上、信用倍率が12.0倍以下(4/14現在)、株価が100日・200日移動平均線を上回っている銘柄の中から、業績面や成長性、話題性
  • など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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