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2024-05-12 17:24:13

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週刊日本株式アウトルック

方向感に欠く展開か、当面は経済指標や企業の業績見通しに注視

2023/4/10
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2023/4/10〜4/14)

今週(2023/4/10〜4/14)の日経平均株価の予想レンジは27,350円-27,850円。東京株式市場は方向感に欠く展開か。米ハイテク株への押し目買いが予想される反面、景気減速懸念が再び株式市場の重荷となっており、経済指標などに一喜一憂する展開がしばらく続きそうだ。
まずは、4/7に発表があった米3月の雇用統計の結果を消化する。夜間取引で日経平均先物は上昇、ドル円はやや円安が進行している。週初の日本株は買い優勢のスタートが見込まれるが、取引時間中の持続性は為替や時間外で取引される米株先物の動向次第となりそうだ。円高や米株安の反応がみられれば、雇用統計後の米国市場の下落を警戒するムードに変わるシナリオも想定される。4/12は米3月消費者物価指数、4/13は米3月生産者物価指数と物価指標が立て続けに出てくる。結果を消化するのは翌週になるものの、4/14には小売売上高、鉱工業生産、ミシガン大学消費者信頼感指数の発表がある。
一方、今週は国内では小売などの決算発表が多い。個別重視の様相が強まることで全面高、全面安といった極端な動きは出づらくなり、指数ベースの振れ幅は先週に比べると落ち着くのではないか。大幅安への警戒は薄れる一方、戻り待ちの売りも多く上値は限定的とみられる。

4/7に決算を発表した安川電機(6506)の反応が注目されるほか、2月決算銘柄の新しい期の見通しや株価の反応が注目される。2022年は経済活動が正常化に向かったことから、多くの企業で着地は悪くないものが確認できるが、見通しは慎重だろう。直近では海外で金融不安の高まりや、米国の経済指標の減速感が出てくるなど、先を見通しづらい要素が多い。ある程度保守的な見通しになることは市場も想定している可能性は高いが、海外市場の地合い次第では受け止め方に大きな違いが生じることも予想される。

日経平均株価(図表1)は200日移動平均線(27,376円 4/7)近くまでスピード調整する展開となっている。100日移動平均線(27,404円 同)や一目均衡表の雲上限(27,382円 同)、2月のもみ合いレンジの中心付近に相当する水準でもあり、早期に自律反発につながるかが焦点。現在、横ばい基調の75日移動平均線(27,213円 同)がまもなく上向きに変化する可能性が高く相場には追い風となる。
一方、上値で推移する25日移動平均線(27,740円 同)は下向きに変化する可能性が高く、早く同線を超えていけないと反発時の強い上値抵抗になる。

なお、日経平均株価は2021年以降、概ね64〜71日の周期で安値をつける傾向がみられる。今年1/4安値からは4/6で64日目に入った。
上値メドは、4/5安値(27,788円)、4/4高値(28,287円)、3/9安値(28,558円)、3/9高値(28,734円)、9/13高値(28,659円)などがある。下値メドは、200日移動平均線や75日移動平均線、2/22安値(27,046円)〜3/20安値(26,945円)、3/16安値(26,632円)などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2022/7/1-2023/4/7)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントでは、3月景気ウォッチャー調査(4/10)、3月企業物価指数、2月機械受注(4/12)、オプションSQ(4/14)などがある。

国内企業の決算では、ウエルシアHD、コスモス薬品、SHIFT、クリエイトSDH、サカタのタネ、USENNEXT、ライフコーポ、タマホーム、リソー教育、コジマ、ライク、進和、東京個別、カネ美食品(4/10)、イオンモール、Jフロント、イオンFS、イズミ、ビックカメラ、ローツェ、DCM、U.S.M.H、竹内製作、コーナン商事、コシダカHD、ハローズ、ケーヨー、キャンドゥ、ボードルア、わらべや、アレンザHD、イートアンドH、エコス、インタアクション、ライトオン、シグマ光機、ヒマラヤ(4/11)、ABCマート、サイゼリヤ、吉野家HD、フジ、イオン北海、コメダ、ベル24HD、MV東海、ハイデ日高、イオン九州、アイドマHD、出前館、TSIHD、ファンタジー、トランザクショ、ミニストップ、CSP、トレファク、ELEMENTS、小津産業、サンデー、ケイブ、ジーフット、エヌピーシー(4/12)、ファーストリテイ、東宝、ローソン、良品計画、久光薬、Sansan、TKP、ベルク、ニッケ、大黒天、ウイングアーク、リテールPT、歌舞伎、松屋、AIT、スタジオアリス、ダイト、FIXER、モリト、佐鳥電機、MrMaxHD、ブックオフGH、PRTIMES、イージェイHD、ビーウィズ、メディアドゥ、ラクトJPN、明光ネット、東名、アステナHD、住江織、ウォンテッドリ、ヤマザワ、オオバ、フロイント、カンセキ(4/13)、ベイカレント、高島屋、マネフォワード、クリレスHD、ディップ、松竹、ウエストHD、アークス、S Foods、IDOM、JINSHD、ドトル日レス、パソナG、ベクトル、FPパートナー、アークランズ、日本国土、リンガハット、SFP、北の達人、ヨンドシーHD、オキサイド、マルゼン、三栄建築、チヨダ、古野電、バロック、RPA、ヨシムラフード、テラスカイ、バリュエンスH、セラク、ベースフード、大庄、ノダ、サーバーワクス、ティムス、三陽商、Bエンジニア、ユーピーアール、ティアンドエス、ピックルスHD、シンメンテHD、串カツ田中、メタリアル、UUUM、ビザスク、Gunosy、前沢工、アオキスーパー、プラズマ、DDHD、IGポート、Jフロンティア、ロコンド、スーパーV、天満屋ス、クオンタムS、テイツー、note、ココナラ(4/14)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、米2月消費者信用残高、IMF・世銀春季総会(米ワシントン、〜4/16)(4/10)、中国3月消費者物価指数、中国3月生産者物価指数(4/11)、米3月消費者物価指数、米10年国債入札、FOMC議事録(3/21〜3/22開催分)、G20財務相・中央銀行総裁会議(米ワシントン、〜4/13)(4/12)、中国3月貿易収支、米3月生産者物価指数、米30年国債入札(4/13)、米3月小売売上高、米3月鉱工業生産、米4月ミシガン大学消費者信頼感指数(4/14)などがある。

米国企業の決算では、シティグループ、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、ユナイテッドヘルス・グループ(4/14)が発表を予定している。

来週の注目銘柄(2023/4/10〜4/14)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3028

2,600

1,850

スポーツデポ、ゴルフ5、アルペンの3業態を主体にスポーツ用品店を全国展開している。キャンプ用品も手がける。同社は4/6、3月度の既存店売上高が前年同月比11.9%増だったと発表した。全店は同16.5%増となった。気温の上昇によって春夏物アパレルの動きが順調だったほか、外出需要が高まったことでシューズ、バッグ類も好調な推移となった。株価は2/8につけた年初来安値1,868円を起点に戻り歩調。75日移動平均線を保ちながら200日移動平均線突破をにらむ展開となっている。一方、2021年には3,865円の高値をつけた経緯があり、高値からの急落後は2,000円を中心に底ばい。煮詰まり感が強くなっており、PBR1倍割れのテーマ株として上放れ期待が強い。ターゲットは2,600円、ロスカットは1,850円

4493

2,500

1,805

AI技術を活用したクラウド型のサイバーセキュリティサービスを提供している。今期から連結決算を開始するため単純比較はできないものの、売上高・営業利益ともに大幅な増収・増益を見込む。TISなど大手との販売代理店契約も発表。不正アクセス被害が続くなか、需要取り込みによる成長の加速に期待したい。株価は昨年12月上旬から75日移動平均線を下回って推移していたが、この3月上旬には浮上。その後、荒い値動きとなりながらも上昇が続き、25日移動平均線が75日移動平均線を上回るゴールデンクロスを示現した。一目均衡表の抵抗帯(雲)も上抜けており、時折出来高の増加をともないながら上昇基調が続く公算が大きい。ターゲットは2,500円、ロスカットは1,805円

7581

3,500

2,970

低価格イタリアン「サイゼリヤ」を直営展開。同社は4/3、3月度の既存店売上高が前年同月比17.2%増だったと発表した。客数は同17.2%増。客単価は前年同月並みとなった。ちなみに、2023年8月期1Q(9-11月)の連結営業損益は17億円の黒字(前年同期は2.2億円の赤字)で着地。上期の会社計画に対する進ちょくは62.9%と高進ちょくだ。株価は3/9高値3,390円から調整が続き、3,100円前後のフシまで値幅調整が進展した。PERやPBRの側面からは決して割安感はないが、円高メリット株としては現状の相場環境では受け入れられやすい。2017年高値3,850円に向けて主要なフシはない。ターゲットは3,500円、ロスカットは2,970円

7717

3,700

2,540

液晶、有機ELディスプレー製造装置などを手掛ける。景気減速懸念から製造業の事業環境は厳しいことが想定されるが、100億円の大型受注、3月の液晶価格上昇、国内証券会社によるレーティングなど、直近では好材料が続出。PBRも0.7倍台と割安感が強いことから、注目が続くと考える。株価は2021年初から売り一辺倒だったが、前述の材料を手掛かりに今年3月終盤に大幅高。ここ数日は乱高下しているものの、相場全体が軟調な地合いのなかでも、200日移動平均線上を保ちながら4/7は強い陽線で5日移動平均線上に浮上している。週足では3週連続の陽線で52週移動平均線を上抜けており、トレンド転換を意識した買いが続くと予想する。ターゲットは3,700円、ロスカットは2,540円

9213

1,330

1,060

美容師向け求人情報サイト「リクエストQJナビ」や人材派遣などを展開している。今期2023年12月期の売上高は前期比6.8%増、営業利益は同12.8%増の予想。経済活動は本格的に回復してきており、小売業における1-3月の好調な月次実績をみると、同社の今期予想は保守的と考える。5月中旬に予定されている1Q決算発表では、好調な着地が期待できそうだ。同社はまん延防止等重点措置が実施された昨年2月に上場。直後は激しい動きとなったが、昨年3月に673円の安値をつけた後は買われ、直近では公開価格の前後で推移している。4/5はほぼ全面安となるなかで逆行高。出来高を伴って陽の丸坊主を形成する強い動きとなった。この上昇で一目均衡表の抵抗帯(雲)を上抜けたことから、買いに弾みがつくと予想する。ターゲットは1,330円、ロスカットは1,060円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・4/7現在、時価総額2,000億円未満、PER60.0倍以下、PBR15.0倍以下、株価が26週移動平均線を上回っている銘柄の中から、業績面や成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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