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2024-05-12 11:52:20

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週刊日本株式アウトルック

月替わりで慌ただしい1週間、FOMCを挟んで物色業種に変化も

2023/1/30
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2023/1/30〜2/3)

 今週(2023/1/30〜2/3)の日経平均株価の予想レンジは26,900円-27,900円。週前半は重要イベントを控え方向感に乏しく、週後半の動きがポイントとなる。国内企業の決算発表が本格化しており、業績にらみで個別株への売買も盛り上がることが予想される。日米ともに決算発表が本格化する中、連邦公開市場委員会(FOMC)や欧州の中銀イベントを消化するスケジュールとなる。週末には米国で1月雇用も発表される。月替わりで需給要因から株価が動く可能性もあり、慌ただしい1週間となりそうだ。

 最大の注目はFOMC(1/31〜2/1)となる。今回は利上げ幅が前回の0.5%から0.25%に引き下げられるとの見方が大勢を占める。連邦準備制度理事会(FRB)が注目するインフレ指標が予想通りに鈍化しており、早期の利上げ打ち止め期待が強くなっている。そういった中、仮に0.5%の利上げが実施された場合、短期的な失望売りは避けられない。一方、予想通りの利上げ幅となり、パウエルFRB議長の会見が早期の利上げ打ち止め期待を打ち消すような内容でない限り、FOMCは米国株を押し上げるイベントとなる可能性が高い。アップル、アマゾン、アルファベットなど米国の巨大グロース企業の決算もあり、結果次第ではリスクオンの流れに弾みがつきそうだ。国内ではグロース指数であるマザーズ指数の800ポイント台回復なども見込まれる。

 月末・月初の週になることや、FOMCを挟んでプライム市場では前半と後半で物色業種が変わる公算が大きい。前半は、先週の相場でTOPIXをアンダーパフォームした建設、不動産、小売、空運、陸運などの内需系セクターを出遅れ物色する流れが予想される。FOMCが株価の一段高のイベントになる場合、後半は機械・電機・精密などのハイテク株、鉄鋼や商社などの景気敏感株、金融株が再び物色の核となる。逆に、FOMC通過で弱気に転じる場合、特に昨年10月以降の上昇局面で大きく上昇した鉄鋼(1位)や銀行(2位)に利益確定売りが強まる公算が大きい。同期間で同じ勢いで上昇した海運(3位)に週明けからも売りが続く場合、鉄鋼や銀行は週前半から高値警戒感が漂う。

 日経平均株価(図表1)は大発会の日を安値とする短期上昇波動にあり、先週は上放れたあとは高値もみ合いが続いた。
 75日移動平均線(27,194円 1/27)や200日移動平均線(27,220円 同)が集中する水準を上抜けており、基本的には上向き基調にある短期の5日移動平均線(27,269円 同)や10日移動平均線(26,805円 同)に沿って、トレンドフォローのスタンスを優先する見方となる。25日移動平均線(26,450円 同)が上向きに変わったほか、一目均衡表の雲を上抜ける可能性が高くなってきた。転換線(26,698円 同)の上昇基調も維持される見込み。
 一方、1/24にマドを開けてから小さな新値三手の警戒パターンがみられるほか、12/8安値(27,415円)のネックライン、12/16安値(27,488円)のマド埋め付近まで上昇したことで、目先の反落調整も想定できる局面である。

上値メドとしては、12/15安値(27,987円)、8/17高値を起点に11月や12月の戻り高値を通る右下がりの抵抗線など。短期的な下値メドは、1/23高値(26,938円)、10日移動平均線、25日移動平均線、心理的フシ(26,000円)などがある。

 図表1:日経平均株価の日足チャート(2022/1/4-2023/1/27)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

 主要な国内経済指標の発表やイベントは、12月失業率、12月有効求人倍率、12月鉱工業生産指数、12月住宅着工統計(1/31)、1月新車販売台数(2/1)、10年国債入札(2/2)がある。

 企業決算では、三井住友、OLC、キヤノン、JR東海、NRI、塩野義、オムロン、NEC、カプコン、JPX、中部電、大和証G、大東建、積水化、コーエーテクモ、日立物、東映アニメ、特殊陶、日清粉G、スタンレ電、きんでん、山九、NESIC、ソシオネクスト、マクニカHD、大特鋼、関電工、アンリツ、トプコン、沖縄セルラー、因幡電産、M&Aキャピ、マネックスG、ナガワ、シンプレクスH、Eギャランティ、北陸電、岡三、コネクシオ、横河ブHD、ストライク(1/30)、第一三共、HOYA、富士通、コマツ、JR東日本、レーザーテック、味の素、三住トラスト、りそなHD、アドバンテ、TDK、小野薬、JR西日本、関西電、東ガス、ZOZO、マキタ、TOTO、エプソン、しずおか、SCSK、ふくおか、京成、LIXIL、ガイシ、清水建、東洋水産、新電工、京都銀、アコム、スクリン、日本ハム、Jパワー、住友ファーマ、ALSOK、九州電、東北電、南海電、大和工、ゼオン、エフピコ、PALTAC、SMS、アルプスアル、中国電、三菱倉、日ガス、アズワン、九電工、セリア、MARUWA、AZ−COM丸和、メイテック、アイカ工、オリコ、JCRファーマ、日化薬、NSD、フクダ電、オークマ、アサヒHD、トランスコスモ、四国電、コメリ(1/31)、キーエンス、日立、京セラ、野村HD、阪急阪神、住友化、CTC、ヒロセ電、メディパル、日精工、BIPROGY、ネットワン、ケーズHD、アマノ、スカパーJ、オルガノ、DTS、ジョイ本田、セ硝子、山特鋼、タカラスタン(2/1)、ソニーG、三菱UFJ、KDDI、武田、中外薬、みずほ、村田製、三菱電、パナソニックH、ZHD、花王、ANA、住友電、ローム、MonotaRO、日本酸素、コナミG、イビデン、三菱自、栗田工、双日、カカクコム、KADOKAWA、カシオ、日野自、ダイセル、カゴメ、日光電、日テレHD、寿スピリッツ、コニカミノルタ、相鉄HD、ちゅうぎ、フジミインコ、システナ、ジャックス、NTN、東海理化、TOKAI HD、ゼリア新薬、千代建、新明和、マンダム(2/2)、ソフトバンク、伊藤忠、三菱商、三井物、デンソー、丸紅、エムスリー、豊田織機、豊通商、郵船、キッコーマン、ミネベアミツミ、TIS、川崎船、スクエニHD、コンコルディア、三井化学、ミツコシイセタン、王子HD、東ソー、ヤマダHD、テクノプロHD、トヨタ紡織、全国保証、ニフコ、セブン銀行、洋缶HD、ジェイテクト、八十二、NSSOL、ハウス食G、豊田合、芙蓉リース、山口FG、日電硝、カチタス、群馬銀、ウシオ電、ツムラ、UBE、NOK、伊藤米久、サンケン電、科研薬、ニッスイ、ニッコンHD、パラベッド、オカムラ、エディオン、ニップン、長谷川香、日曹達、椿本チ、紀陽銀行、ダイヘン、イリソ電子(2/3)
などが発表を予定している。
 
 一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、中国1月製造業PMI、米11月S&Pコアロジック・ケース・シラー・住宅価格指数、FOMC(〜2/1)、IMF世界経済見通し発表(1/31)、中国1月財新製造業PMI、米1月ADP全米雇用リポート、米1月ISM製造業景気指数、パウエルFRB議長会見(2/1)、ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)、英国金融政策発表、米12月製造業受注(2/2)、米1月雇用統計、米1月ISM非製造業指数(2/3)などがある。

 主な米企業決算では、キャタピラー、ファイザー、ゼネラルモーターズ、マクドナルド、エクソン・モービル、ウエスタン・デジタル、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ、アムジェン(1/31)、メタ・プラットフォームズ(2/1)、アップル、アルファベット、アマゾン・ドットコム、クアルコム、スターバックス、フォード・モーター、ギリアド・サイエンシズ(2/2)が発表を予定している。

今週の注目銘柄!(1/30〜2/3)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2767

3,200

1,980

パチンコなどの遊技機製造のほか、「ウルトラマン」シリーズを手がける円谷プロを傘下に置く。上期の営業利益は前年同期比でほぼ10倍。円谷プロのライセンス収入が好調なほか、前年同期に赤字だった遊技機は黒字となった。通期計画に対する進ちょくも順調であり、上振れも視野に入る。2022年は東証プライムの値上がり率1位を記録し、年間の上昇率は5倍超。今年に入ると大発会から利益確定売りが優勢となったが、足元では75日移動平均線付近で下げ渋っている。調整一巡から再動意の展開が予想される。ターゲットは3,200円、ロスカットは1,980円

3087

2,060

1,710

1/13に3Q決算、通期見通しの上方修正を発表。通期の営業利益見通しは21億5,300万円から23億5,000万円に引き上げられた。3Q時点で20億4,500万円を計上しており、引き上げ幅が保守的な感はあるものの、期末配当見通しの上方修正もあったことから株価は買いで反応した。昨年10月安値1,617円、11月安値1,621円、直近1月13日安値が1,630円と、再び1,600円台前半から切り返した点は評価できる。しかも、直近安値を付ける前の戻り高値(1,745円)を更新しただけでなく、10月の昨年来高値(1,819円)も更新した。目先的な調整を交えながらも、週足のマド埋め2,060円処が次のメドとなる。ターゲットは2,060円、ロスカットは1,710円

4763

2,500

1,970

ゲームやウェブなど、クリエイティブ関連の派遣などを手掛ける。昨年10月以降、株価はもみ合い相場が続いていたが、今年に入って動きに変化が出てきている。1/11には3Q決算を発表しているが、これを受けて翌日に25日移動平均線を突破。その後の上昇で2022年の11/29につけた直近高値の2,135円を上回った。現在は、200日移動平均線上でもみ合いとなっており、一段高に期待できる局面だ。3Qの売上高は同期間として過去最高を達成。決算と併せて自己株取得も発表している。この先は昨年9月につけた2,639円を試しに行く展開を予想する。ターゲットは2,500円、ロスカットは1,970円

7305

2,900

2,100

普通鋼やステンレス鋼の加工製品を手がける。上期の営業利益は前年同期比2倍と好調。販売価格の引き上げが業績に寄与しているほか、今後は中国経済の持ち直しによる需要増加が見込める。また、予想EPSの伸びを踏まえると、配当予想の引き上げにも期待できそうだ。株価は昨年11月終盤から大きく下落したが、今年に入ると早々に上昇へ転じて25日移動平均線、75日移動平均線上へ回帰。その後も買いが続いており、上昇トレンドは継続中とみられる。2/10に予定されている決算発表に向け、期待感とともに堅調な推移が続くと予想する。ターゲットは2,900円、ロスカットは2,100円

7388

6,750

4,580

個人・法人向け保険代理業などを展開している。前期の大幅増益に続き、今期も2ケタの営業増益を見込む。お金の総合サービス「マネードクター」については、テレビコマーシャルが放映中。将来への不安が増すなかで、ライフプランの見直し需要も拡大することが想定される。昨年9月に上場したばかりであり、初値は公開価格比5.8%高と控えめだった。しかし、その後は買いが優勢となり4,000円前後が定着。この1月には今期ガイダンスを好感して大幅高となっており、直近では公開価格比2倍にまで上昇した。これによってボリンジャーバンドは縮小から拡大局面に移行しており、当面は上昇基調が続く見通し。12/1に付けた戻り高値(4,750円)を上回ったばかりでもあり、さほど過熱感はない。ターゲットは6,750円、ロスカットは4,580円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・1/27現在、時価総額が1,000億円未満、PERが40.0倍以下、PBRが8.0倍以下、株価が10日・25日・75日移動平均線を上回っている、今期増収・増益予想(日経予想、純損益)の中から、成長性や話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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