SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-05-12 15:30:58

マーケット > レポート > 週刊日本株式アウトルック

週刊日本株式アウトルック

出遅れ日本株に外資系の先物買い強まるか、日米決算にも注目

2023/1/23
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2023/1/23〜1/27)

 今週(2023/1/23〜1/27)の日経平均株価の予想レンジは26,700円-27,200円。東京株式市場は続伸か。中国本土市場、香港市場が旧正月で休場となる。欧米株の先週末のような上昇が保たれれば、特に両市場の休場が重なる週前半は上値を買いやすい。外資系証券による日経平均先物への売買姿勢に注目したい局面だ。
 国内では日本電産や信越化学など決算発表が本格化する。期待と不安が半々といった状況だが、良い内容、悪い内容のどちらも個社要因として受け止められる可能性が高い。指数ベースでは足元の水準に過熱感がないこと、日銀金融政策決定会合(以下、日銀会合)を無難に消化したことなどから、好材料に対する反応が強めになることが予想される。

 物色面では、米半導体株指数やナスダックの相対的な強さを材料に、大型・小型のグロース株が注目されそうだ。米10年債利回りのさらなる低下はグロース株に支援材料となる。一方、アルミや銅、亜鉛などの商品市況の上昇に素材系の鉄鋼や非鉄株の反応は敏感だが、今週は出遅れ感のある商社株にも注目か。
 米国では、マイクロソフト、ジョンソン・エンド・ジョンソン、テスラ、ボーイング、IBM、インテルなど有力企業の決算発表も予定されており、日本株でも関連銘柄への刺激材料となる。決算以外では、米国では10-12月期GDP速報値や12月耐久財受注などの経済指標が注目される。国内では昨年12月の日銀会合の議事要旨および、1月の日銀会合の主な意見が公表される。

 日経平均株価(図表1)は1/20、5日移動平均線(26,342円 1/20)をサポートに陽線を形成し、25日移動平均線(26,498円 同)を上回って終えた。1/18の上昇によって大発会の日の安値を起点にダブルボトムが完成しており、当面はどこまで戻せるかが焦点となる。短期的には下向きの25日移動平均線が上値を抑える要因になる一方、5日移動平均線や10日移動平均線(26,287円 同)の上向きが下値支持や株価の押し上げ要因となる。
 一方、日柄面では、2021年以降、65〜71日の間隔で安値をつける周期(終値ベース)が観測されており、直近で主要な安値となった昨年9/30安値から大発会だった1/4安値が64日目、1/16安値が71日目となる。ここから1/18につけた終値ベースの高値(26,791円)を上抜けると、上げに弾みが続く可能性が高い。

 上値メドとしては、抵抗帯下限(27,062円 同)、75日移動平均線(27,157円 同)、200日移動平均線(27,235円 同)、12/8安値(27,415円)、12/16安値(27,488円)など。短期的な下値メドは、10日移動平均線、心理的フシ(26,000円)、1/4安値(25,661円)、10/3安値(25,621円)、心理的フシ(25,500円)〜6/20安値(25,520円)などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2022/1/4-2023/1/20)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

 主要な国内経済指標の発表は、日銀金融政策決定会合議事要旨(22年12/19〜20開催分)(1/23)、日銀金融政策決定会合の主な意見(1/17〜18開催分)、12月首都圏マンション発売(1/26)、1月都区部消費者物価指数(1/27)がある。

 企業決算では、日電産、オービック、ディスコ、OBC、ナガセ、ニデックOKK、マクアケ(1/23)、サイバエージ、富通ゼネ、ジャフコG、インソース、信越ポリ、日置電、SBテクノロジ、日本電技、ヤマト、サイバトラスト、テクノHR(1/25)、信越化、日東電、富士電機、小糸製、野村不HD、松井証、邦チタニウム、帝国ホテル、北海電、積水樹、ゴールドクレ、カワチ薬品、月島機、未来工業、JFE−SI、エスリード、空港施設、一工薬、アサックス(1/26)、ファナック、SGHD、ミスミG、日立建、日本M&A、キヤノンMJ、邦ガス、航空電、七十七、滋賀銀、SHOEI、第四北越、兼松エレク、M&A総合、北國FHD、阿波銀、アルゴグラフ、KOA、日本エスコン、四国化HD、エレマテック、京阪神ビ、キヤノン電、フジッコ、蝶理、マースGHD、HSHD、ナフコ、田中化研、アイザワ証G、FFE&C、セゾン情、日車輌、アイネス、日精線、元気寿司、都築電、ブルドック、椿本興、明治海、杉本商、J・TEC、北電事、三谷産、清水銀、SMK(1/27)などが発表を予定している。
 
 一方、海外の経済指標の発表では、米10-12月期GDP速報値、米12月耐久財受注、米12月新築住宅販売(1/26)、米12月個人消費支出・個人所得、米12月NAR仮契約住宅販売指数(1/27)などがある。

 主な米企業決算では、マイクロソフト、ゼネラル・エレクトリック、スリーエム、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ロッキード・マーチン、ユニオン・パシフィック、ベライゾン・コミュニケーション、テキサス・インスツルメンツ、ハリバートン(1/24)、テスラ、ボーイング、IBM、CSX、AT&T、ネクステラ・エナジー(1/25)、マスターカード、ビザ、インテル(1/26)、シェブロン、アメリカン・エキスプレス(1/27)が発表を予定している。

今週の注目銘柄!(1/23〜1/27)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2929

1,600

1,210

化粧品や機能性食品などを手がける。2023年7月期1Q(8-10月)の連結営業損益は赤字となったものの、売上高は前年同期比35%増と大幅増収。子会社である明治薬品のBtoB、BtoC事業への寄与により増収となった一方、広告投資の大幅な増加などが響いた。ベトナム大手薬局との合弁会社設立を通じたアジア進出の拡大にも注目したい。株価は昨年12月に発表した上述の1Qの大幅増収が好感されて急騰。地合いの悪化もあって同月後半からは売られたが、1月2週目には下げ止まる展開となった。その後は1,200円台で底堅く推移し、1/20までには三陽連を形成しており、強気サインとなるかが注目ポイントとなる。ターゲットは1,600円、ロスカットは1,210円

3697

27,900

22,200

ソフトウェアテストなどの品質保証を主力としており、M&Aを積極的に実施している。2023年8月期1Q(9-11月)の連結営業利益は前年同月比7%減となったものの、市場予想を上回る着地。売上高も大幅な伸びが続いている。金利上昇懸念から上値が抑えられていたグロース株についても、見直し機運が高まると考える。株価は昨年12/1に上場来高値をつけたが、その後は地合い悪化を受けて下落。1Q決算発表(1/12)の反応は売りとなったものの、安いところでは買いが入り足元は75日移動平均線上に復帰。目先は25日移動平均線が上値抵抗になりやすいが、日柄調整一巡後は一段高の目線か。ターゲットは27,900円、ロスカットは22,200円

6184

1,200

873

日本最大級の葬儀相談・依頼サイトなどを手掛ける。2023年1月期3Q累計(2-10月)の営業利益は5.1億円(前年同期比34.2%増)と好調。既存事業だけでなく、相続・介護・官民協働などの新規事業が伸びたことも寄与した。3/10まで行う自社株買いの取得枠は4億円分残っており、信用倍率も0.7倍台と需給良好。コロナ禍で葬儀が減少したことで、業績悪化とともに株価も下落した。一方、2022年3月に今期2ケタの増益見通しを発表。これが好感されて上昇基調に変化し、足元まで堅調に推移している。ここ1カ月は25日移動平均線を支持に下値を切り上げており、踏み上げによる一段高が期待できる。ターゲットは1,200円、ロスカットは873円

6193

1,360

1,030

コールセンターの運営受託や顧客情報管理のコンサルなどを手がけている。今期は上期営業利益が2.5億円(前年同月比47%)と、上期計画1.8億円を大幅に上振れる進ちょく状況。高成長にもかかわらず、グロース市場においてPER8倍台は割安とみる。株価は昨年11月終盤からは地合いの悪化によって売りが優勢となり、12月終盤には瞬間的に1,000円を割り込んだ。しかし、そこが安値となりすぐに反発する展開。今年に入ってからはいったん下回った200日移動平均線上に早々に回復しており、先高期待は強い。11/25高値(1,279円)を上回れば、2021年12月高値(1,645円)が視野に入る。ターゲットは1,360円、ロスカットは1,030円

6577

2,280

1,710

クルーズ予約サイト「ベストワンクルーズ」を運営している。コロナ禍で停滞していたクルーズ運航も徐々に再開し始めたが、業績はまだ回復途上。ただ、直近では2022年の年始から1/15の予約受注額が2019年同期比で31.7%増となり、コロナ禍前の予約受注額を大幅に上回ったと発表。今期予想は現状未定だが黒字転換も視野に入る。昨年12月以降の株価は75日移動平均線に上値を抑えられる展開が続いていたが、前述の予約受注額が好調だったとの発表により大きく上昇。75日移動平均線を強く上抜けた。これによりボリンジャーバンドが狭い幅でもみ合うスクイーズから、拡大するエクスパンションへ移行。業績改善期待を支えに、トレンド転換を狙った買いが強まることが予想される。ターゲットは2,280円、ロスカットは1,710円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・1/20現在、東証プライム・グロース銘柄で時価総額が5,000億円未満、PBRが1.0倍以上、株価が5日移動平均線を上回っている銘柄の中から、業績面、成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

免責事項・注意事項

  • 本レポートは、株式会社DZHフィナンシャルリサーチ(以下、「DZH」と称します)により作成されたものです。本レポートは、DZHが信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、DZHはその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、DZHで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。DZHは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
  • 本レポートは、お客さまへの情報提供のみを目的としたものであり、特定の金融商品の売買あるいは特定の金融商品取引の勧誘を目的としたものではありません。また、本レポートによる情報提供は、投資等に関するアドバイスを含んでおりません。本レポートにおいて言及されている投資やサービスは、個々のお客さまの特定の投資目的、財務状況、もしくは要望を考慮したものではありませんので、個々のお客さまに適切なものであるとは限りません。本レポートで直接あるいは間接に取り上げられている金融商品は、株価の変動や、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化、金利・為替の変動などにより投資元本を割り込むリスクがありますが、DZHは一切その責任を負いません。

    DZHおよびグループ会社は、本レポートの論旨と一致しないレポートを発行している場合があり、また今後そのようなレポートを発行する場合もあります。DZH、グループ会社およびその役職員は、本レポートに記載された金融商品について、ポジションを保有している場合があります。本レポートでインターネットのアドレス等を記載している場合がありますが、DZH自身のアドレスが記載されている場合を除き、ウェブサイト等の内容についてDZHは一切責任を負いません。本レポートの利用に際しては、お客さまご自身でリスク等についてご判断くださいますようお願い申し上げます。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

いちご・レジデンス・トークン?西麻布・代々木・八丁堀・上野・門前仲町・阿佐ヶ谷・金町?(デジタル名義書換方式)

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード

ご注意事項

ヘルプ

  • オンラインセミナー
  • 【国内信用デビュープログラム】はじめての取引で金利・貸株料最大10万円キャッシュバック

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.