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2024-05-11 14:13:26

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週刊日本株式アウトルック

例年は売買代金が減少、日経平均は上げ下げあるも保ち合い継続か

2022/12/19
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2022/12/19〜12/23)

 今週(2022/12/19〜12/23)の日経平均株価の予想レンジは27,100円-27,800円。保ち合い相場を意識しながら上げ下げする不安定な動きとなりそうだ。
先週開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、0.5%の第7次追加利上げが決定され、ドットチャート(金利予測分布図)は2023年末の予想中央値が5.1%へ上方修正された。FOMC後のパウエルFRB議長の記者会見では、「我々にはまだやるべきことがある。今回の決定後も政策スタンスはまだ十分に抑制的ではない」と述べ、インフレ退治のための利上げ継続の必要性を強調したことでタカ派だった。一方、「十分抑制的な金利水準に近づきつつある」とのハト派発言や、景気減速懸念が市場に強く影響しており、米長期金利の上昇は抑えられている。そういった中、グロースとバリューを選別する物色傾向は薄く、海運や半導体・ハイテク関連、防衛関連、インバウンド系などへの日替わり物色が続く公算が大きい。
 
 需給面では、クリスマスを前にアジア勢を含め海外投資家の売買が減少する。図表1のように、過去12月の東証1部の売買代金は直近5年間の平均でみると年末に向けて減少傾向をたどった。昨年は12/22(水)、2020年も12/23(水)から2兆円を割り込むようになった。今年も例年通りであれば水曜日あたりからプライム市場の売買代金の減少が予想され、上にも下にも振れ幅が大きくなるリスクをはらむ。
一方、今週は新規上場(IPO)が11社にまで及ぶ。特に集中する12/21以降は換金売りや資金分散が予想され、外部環境が悪化するタイミングと重なる場合、中小型グロース株全体の上値を抑える可能性が高くなり留意が必要だ。

図表1:過去12月の売買代金の推移(2017-2022)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

 図表2は、米主要指数と日経平均株価の10月以降の指数化チャート(9/30=100)である。いずれも上昇基調にあるが、ナスダックと日経平均株価の出遅れ感が強い。日経平均株価にとって連動性が高いナスダックがここから盛り返せるかが、掉尾の一振につながるカギになることは容易に判断できる。
 一方、米半導体株指数(SOX指数)が日経平均株価の短期的な救世主になる可能性もある。11月以降、米国市場内で連動性が高いナスダックと米半導体株指数のパフォーマンスが大きくかい離している。米半導体株指数がダウ平均にキャッチアップしており、11月中旬からは高値圏で保ち合いが続く。ここから米半導体株指数が保ち合い上放れとなれば、国内では日経平均株価への寄与度が大きい東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連が買われ、日経平均株価の押し上げ要因として期待できる。

図表2:米主要指数と日経平均株価の推移(9/30=100、〜12/16)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

 日経平均株価(図表3)は12/16に大幅続落。前日の上ヒゲ陽線から下方にマドを形成する陰線を形成した。終値では75日移動平均線(27,529円 12/16)付近を意識したものの、12/8につけた終値ベースの安値(27,574円)を下回って終えた。12/2の急落で形成したマド埋め(28,226円)手前からの反転下落のパターンである。

 依然として75日移動平均線上での保ち合いの範ちゅうではあるが、12/16の下げで形成したマド埋めを含め25日移動平均線(27,974円 同)上に早期に戻れないと、年末に向けては横ばいにとどまる可能性が高い。逆に、200日移動平均線(27,240円 同)を下回ると、一目均衡表では抵抗帯(雲)下限を下回ることにもつながり、値幅調整が進展しかねない。

 上値メドとしては、12/15安値(27,987円)、11/24高値(28,502円)、昨年9月高値を起点に今年の8月高値を通る右下がりの抵抗線、8/19安値(28,913円)、8/17高値(29,222円)などがある。
 短期的な下値メドは、12/8安値(27,415円)、200日移動平均線、10/21安値(26,869円)、10/13高値(26,408円)などがある。

図表3:日経平均株価の日足チャート(2021/7/1-2022/12/16)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

 主要な国内経済指標の発表やイベントでは、日銀金融政策決定会合(〜12/20)、11月首都圏マンション販売(12/19)、黒田日銀総裁会見(12/20)、11月訪日外国人客数(12/21)、日銀金融政策決定会合議事要旨(10/27〜10/28開催分)、11月全国消費者物価指数(12/23)がある。

 企業決算では、ツルハHD(12/20)、ニトリHD(12/23)が発表を予定している。
 
 一方、海外の経済指標の発表では、独12月Ifo景況感指数(12/19)、米11月住宅着工件数(12/20)、米7-9月期経常収支、米11月中古住宅販売(12/21)、米7-9月期GDP確報値(12/22)、米11月耐久財受注、米11月個人消費支出・個人所得、米11月新築住宅販売(12/23)などがある。

 米企業決算では、フェデックス、ナイキ(12/20)、マイクロン・テクロノジー(12/21)が発表を予定している。

来週の注目銘柄!(12/19〜12/23)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

4449

3,300

1,870

商品・サービスと交換できる電子チケットなどを展開しており、B−Rサーティワンアイスクリームが費用削減などのため株主優待をeギフト化するなど、企業でも広がっている。3Q累計時点で通期営業利益予想を上回っているが、4Qに費用発生を予定しているため現状は通期計画を据え置き。ただ、季節性で弱含む傾向の3Qが堅調だったこともあり、上振れ拡大には十分期待できる。株価は8月以降から足元まで高値圏で推移。3Q決算発表(11/14)で通期予想が据え置かれたことから瞬間的に大きく売られたが、すぐに買い戻されている。25日移動平均線上で底堅く、9月以降で続くもみ合いを上放れる展開をイメージしたい。ターゲットは3,300円、ロスカットは1,870円

6460

2,230

1,790

傘下にパチスロ大手のサミー、ゲームソフトで大手のセガ。12/14、「ソニック」の新アニメシリーズがネットフリックスで全世界で配信されるとのニュースに好反応を示して株価は4%を超える上昇となった。1カ月前の11/16に年初来安値を更新しているが、PERで10倍台前半と値ごろ感が出てきたこともあり、出直り機運がうかがえる。このところ遊技機(パチンコ)関連銘柄の動きがよくなっているが、同社も関連事業を扱っており見直し余地は大きい。直近の上昇で25日移動平均線に続いて75日移動平均線も上抜けており、一段高への期待が高まる。11/1につけた戻り高値2,082円を上回ると、200日移動平均線などもクリアしてくる公算が大きい。ターゲットは2,230円、ロスカットは1,790円

7676

3,800

2,050

東海地方を中心にSUVや輸入車の中古車販売などを手掛ける。11/14に今期営業利益予想を前年同期比69.8%増と発表。今期はMEGA専門店の新規出店を主軸として、小売販売台数の増加、事業規模の拡大に取り組む。今期の大幅増益予想がサプライズと捉えられ、決算期待で買われていた株価の上昇に拍車をかけた。その後に急落する展開となったが、新株予約権の大量行使が要因の1つとみられる。一方、75日移動平均線上で下げ止まり、急反発の展開となっている。目先の過熱感からの揺り戻しの調整も予想されるが、昨年来高値2,655円なども視野に入っており、押し目買いのスタンスとしたい。ターゲットは3,800円、ロスカットは2,050円

7721

1,550

1,160

計器大手であり、防衛省向け機器も手がける。11/11に今期の業績予想を下方修正したが受注高は堅調。今期は上期時点で前年通期並みの受注残高であり、防衛・通信機器事業の伸びが顕著となっている。昨今、話題となっている防衛費増額が実現すれば、売り上げ規模からみて業績寄与は大きい。株価は上述の下方修正が嫌気され、翌営業日はマドを開けて急落。その後1,123円で底打ちしてから戻り歩調となっていたが、12月に入ってからは防衛関連の一角として動意付く展開となっている。上値抵抗線となりやすい25日・75日移動平均線を突き抜けており、マド埋めも完了したことから上昇に弾みがつきそうだ。ターゲットは1,550円、ロスカットは1,160円

7794

32,000

20,600

人工ダイヤ用種結晶の製造を手がける。11/11には通期業績予想を上方修正。11/22には新工場の稼働開始を発表しており、百貨店で宝飾品の好調が続いていることなどを踏まえると成長期待は大きい。6月の上場後から株価上昇が続いており、株式分割への思惑から物色されやすい環境が続くと考える。11/28に27,990円の上場来高値をつけたが、翌日から増し担保金徴収措置が実施された。需給悪化懸念から大きく売られたものの、マド埋めにはならず25日移動平均線を支持に反発基調にある。12/12に規制措置が解除されたことで強い上昇基調が続くと予想する。ターゲットは32,000円、ロスカットは20,600円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・12/15現在、東証プライム・グロース銘柄で時価総額が5,000億円未満、PERが13.0倍以上、今期増収予想(日経予想)、株価が25日・75日移動平均線を上回っている銘柄の中から、成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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