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2024-05-11 13:23:05

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週刊日本株式アウトルック

年内最後の重要イベント、週後半の動きがポイントか

2022/12/12
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2022/12/12〜12/16)

今週(2022/12/12〜12/16)の日経平均株価の予想レンジは27,500円-28,200円。東京株式市場は週後半の動きがポイントとなる。注目イベントは、12/13発表の米11月消費者物価指数(CPI)や、12/13-14に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)。それらの結果に対する米国株やドル円などの動向に依存することになろう。
週前半は様子見ムードが強い中、決算発表銘柄への物色に加え、原油価格が反発すれば直近売られた鉱業セクターへの買い戻しが予想されるほか、海運や半導体関連、インバウンド系などへの日替わり物色か。

一方、重要イベントが通過する週後半は指数の変動率が大きくなる可能性がある。FOMCの結果が判明するのは日本時間12/15の4時。今回の利上げ幅の市場予想は 0.5%であり、ドットチャート(政策金利の予測分布図)の変化や、FOMCメンバーによる経済見通し、パウエルFRB議長の記者会見が注目点となる。
米CPIではインフレ低下の明確な兆候、FOMCではドットチャートの上振れが予想ほど大きくない場合などは株価には追い風となる。特にグロース指数の米ナスダックの上昇を促す結果となれば、日本株にとっては電気・精密・サービスなどグロース業種への買い戻しを通じて相場全体へのインパクトが大きくなりやすい。

ちなみに、昨年12月のメジャーSQ明けの日経平均株価は週間ではプラスで終えた。週半ばまではFOMCを前に強弱感が交錯。注目のFOMCでは、テーパリングの加速や2022年に3回の利上げ見通しが示されるなど、かなりタカ派色の強い内容となった。事前に織り込みが進んでいたこともあって、これを受けた米国株は大幅高。米債券市場も落ち着いた動きを見せたことから、12/16には600円を超える上昇となり、29,000円台を回復した。しかし、米国市場ではハイテク株が大きく売られたことから、12/17は大幅安。週間ではプラスで終えたが、週初の発射台が高く、週足ローソク足では陰線を形成した。

日経平均株価(図表1)は11月高値からの調整局面は続くが、先週は75日移動平均線(27,571円 12/9)などを下値で意識し、12/9は大幅反発となった。寄り付きから上値を伸ばす展開となり、日中の高値圏で取引を終了。25日移動平均線(27,903円 同)を上回って終えることはできなかったが、同線から失速することなく後場も堅調に推移した。
オシレータ系指標であるRSI(9日)は25.3%→42.0%(12/9)に上昇。目先の底入れサインとなったが、次は強気局面の50%超えが試される。
短期的にはもみ合い基調に入ったとみられるが、目先的には12/8安値(27,415円)を下回らずに値固めに進展するかが、週前半のポイントとなる。週初から反発が続く場合でも、12/2の急落で形成したマド埋め(28,226円)が上値のフシとして意識されやすい。

上値メドとしては、12/1安値(28,226円)、11/24高値(28,502円)、6/20安値を起点に7/1安値と9/7安値を通る右上がりの抵抗線、8/22の下げで形成したマド埋め(28,913円)、10/3安値から10/6高値までの上げ幅を10/6高値に加えたE計算値(29,176円)など。昨年9月高値を起点に今年の8月高値を通る右下がりの抵抗線も重要なフシとなる。短期的な下値メドは、100日移動平均線(27,671円 同)、12/8安値(27,415円)、200日移動平均線(27,219円 同)、11/4安値(27,032円)などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/7/1-2022/12/9)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、11月企業物価指数、10-12月期法人企業景気予測調査(12/12)、12月日銀短観、10月機械受注(12/14)、11月貿易収支(12/15)がある。

企業決算では、くら寿司、ラクスル、JMHD、シーアールイー、アクシージア、学情、グッドコムA、トーホー、アイ・ケイ・ケイ、日ハウスHD、萩原工業(12/12)、ヤーマン、正栄食、3Dマトリックス(12/13)、ビジョナル、クミアイ化、セルソース、MSOL、ステムリム、J.S.B.、MacbeeP、スマレジ、エニグモ、巴工業、INTLOOP、Pアンチエイジ、pluszero、Hamee、Link−U(12/14)、神戸物産、パーク24、ANYCOLOR、アスクル、エイチ・アイエス、GA TECH、サンバイオ、ギフトHD、オハラ、フジコーポ(12/15)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、米11月財政収支、米10年国債入札(12/12)、独12月ZEW景況感指数、米11月消費者物価指数、FOMC(〜12/14)(12/13)、パウエルFRB議長会見(12/14)、中国11月鉱工業生産、中国11月小売売上高、英国金融政策発表、ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)、米12月ニューヨーク連銀景気指数、米11月小売売上高、米12月フィラデルフィア連銀景気指数、米11月鉱工業生産、米10月対米証券投資(12/15)などがある。

来週の注目銘柄!(12/12〜12/16)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2479

300

210

技術者派遣、請負事業を展開しており、自動車や半導体などの製造業に強みを持つ。2023年3月期の上期は営業黒字転換とともに、上期の会社計画を上振れる着地。新卒テクノロジストの順調な稼働開始などが利益を押し上げた。中国のゼロコロナ緩和により今後の工場稼働も回復していくことが見込まれ、同社にとっても追い風と考える。株価は新型コロナショック後、徐々に下値を切り上げながら推移している。短期目線では今年の11月に25日移動平均線が75日移動平均線を上回り、株価上昇ペースも加速している。12/9までに3日連続陽線で一段高の兆候が見えており、8月につけた高値248円更新後の上値の伸びしろに期待したい。ターゲットは300円、ロスカットは210円

3093

3,100

2,150

リユース事業を幅広く展開。10月に発表された上期決算では、連結営業利益が前年同期比6.5倍の10億円と大幅増益を達成。通期見通しも上方修正しており、期末の配当見通しも引き上げられた。月次は全店、既存店とも好調が続いている。10月分は伸び率が今年3月以降で最も高くなったほか、11月も秋冬衣料の販売が堅調に推移したことや、ブランド品や生活関連も好調に推移した。株価は右肩上がりのトレンドが続いており、上場来高値更新が続いている。12月は年末にかけての大掃除などで不要品を整理して店舗に持ち込む人も増えるであろう。ターゲットは3,100円、ロスカットは2,150円

3660

860

500

美容関連情報サイト「@コスメ」などを展開する。今年は米アマゾンとの資本業務提携というビッグニュースがあり、8月に株価が急騰。安値圏を脱出した。短期間に派手に上げて利食い売りに押された後はもみ合いに近い動きとなっているが、テクニカルの節目近辺では力強い動きが見られる。25日移動平均線より下では買いが入っており、11月後半からは75日移動平均線の切り上がりと歩調を合わせて上方向への勢いを強めている。8月につけた年初来高値678円が視野に入っており、高値更新の場合は一気に需給好転が見込まれる。ターゲットは860円、ロスカットは500円

4169

1,530

910

電力・ガス切り替えプラットフォームの運営に加え、新たにEV充電事業なども展開している。今期は2ケタ増収の一方、先行投資により営業赤字の計画。昨今では大手電力各社が規制料金の値上げを申請しており、今後のさらなる家計負担が懸念される。他方で11月輸入車販売はEV比率が初の10%超となったことも伝わっており、いずれも同社の事業にとって追い風と考える。株価は今年7月に1,650円まで買われた後、10月に785円まで下落。11/16には1,219円まで上昇するなど振れ幅が大きい。一方、11/16高値からのもみ合いが煮詰まる中、ストキャスティクスの買いシグナルが株価上放れにつながる展開が予想される。ターゲットは1,530円、ロスカットは910円

6095

2,200

1,340

医師向け情報サイト「MedPeer」や医師向け人材紹介などを展開。前期は積極投資などにより営業減益となったものの、今期は前期比41%増を見込む。人材不足は医療業界も深刻な課題となっており、高齢化社会において業界のデジタル化は拡大余地が大きい。株価はコロナ禍で象徴的に買われたが、下落も大きく上昇分をほぼすべて吐き出した。ただ、心理的節目の1,000円を割れることはなく下げ止まり、今期見通しを発表した11/14の翌日からは大きく上昇。一時2,000円手前まで買われた。急騰の反動から調整したものの、一目均衡表の雲を下抜けず雲上に再浮上しており、2,200円処を推移する200日移動平均線までの上昇は意外と早そうだ。ターゲットは2,200円、ロスカットは1,340円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・12/9現在、東証プライム・グロース銘柄で時価総額が500億円未満、PBRが1.5倍以上、今期2ケタ増収予想(日経予想)、株価が5日・75日移動平均線を上回っている銘柄の中から、成長性、話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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