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2024-05-11 19:20:36

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週刊日本株式アウトルック

気の抜けない1週間、個別物色中心で指数はやや軟調か

2022/10/28
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2022/10/31〜11/4)

来週(2022/10/31〜11/4)の日経平均株価の予想レンジは26,500円-27,500円。米ダウ平均の戻りが短期的に一服する可能性が高く、東京株式市場も戻り売りが意識されやすい。一方、米長期金利のピークアウト感もあり、出遅れ感のある米ナスダックや国内の一部のグロース株には下値買いが続く展開が予想される。

週初から中国10月製造業PMIなどの重要指標の発表があるほか、週末の米10月雇用統計まで気が抜けない1週間になりそう。11/1〜11/2に開催されるFOMC(連邦公開市場委員会)の結果公表直後の国内市場は祝日(11/3)のため休場。そのため、週前半から決算発表銘柄への個別物色が中心となり、日米ともに指数はやや押しを入れるイメージか。日本株は急速な円高反転が上値を抑える要因になりえるほか、月末・月初の週でもあり相場基調の分岐点にもなりやすい。

ちなみに、昨年の同期間は堅調な展開となった。衆議院選挙で自民党が絶対安定多数を確保したことから、11/1の日経平均は700円を超える上昇。注目の11月FOMCではテーパリングの開始が決定されたが、パウエルFRB議長が利上げを急がない姿勢を示したこともあり、米主要3指数はFOMCの結果公表後に史上最高値を更新した。これを受けた祝日明けの東京株式市場は大幅上昇。5日は米雇用統計の発表を前に売りに押されたが、週を通しては2つの重要イベントを波乱なく通過して先高期待が高まった。

日経平均株価(図表1)は10/3安値(25,621円)からの上昇のあと値固めが進み、ようやく10/6につけた終値ベースの戻り高値(27,311円)を上回った。これで短期波動は下値を切り上げる波動に転じた可能性が高い。一時、75日移動平均線(27542円 10/27)まで到達したことで、次は9/14の急落で開けたマド埋め(28,530円)が上値のフシとなる。
一方、25日移動平均線(26,838円 10/21)はまもなく下げ止まるが、株価上昇に追いつていない。下向きが続く200日移動平均線(27,197円 同)などが上値を抑える要因になるため、目先的には調整を入れる可能性も高い。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/7/1-2022/10/27)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表は、9月鉱工業生産、9月住宅着工統計(10/31)、10月新車販売台数(11/1)、日銀金融政策決定会合議事要旨(9/21〜9/22開催分)(11/2)がある。

企業決算では、第一三共、JT、村田製、アステラス薬、JR東海、JR東日本、京セラ、大塚HD、コマツ、パナソニックH、塩野義、小野薬、レーザーテク、ANA、阪急阪神、関西電、商船三井、大ガス、大和証G、コーエーテクモ、SCSK、京成、東洋水産、LIXIL、栗田工、JSR、住友林、セガサミーHD、メディパル、スタンレ電、住友ファーマ、日精工、Jパワー、ポーラオルHD、日本ハム、ナブテスコ、テクノプロHD、洋缶HD、九州電、メルカリ、南海電、きんでん、エフピコ、ゼオン、ISID、大和工、三和HD、三菱倉、山九、日電硝、アズワン、コクヨ、NSD、デクセリアルス、AZ−COM丸、セリア、信金中金PS、オークマ、マクニカHD、関電工、トランスコスモ、パラベッド(10/31)、トヨタ、ソニーG、三井物、花王、日本製鉄、TDK、三菱重、JR西日本、ローム、日本酸素、CTC、住友化、東電力HD、小林製薬、横河電、双日、東ソー、JR九州、BIPROGY、ニチレイ、寿スピリッツ、日ガス、グリー、日新電、セ硝子、三菱食品、TOKAIHD(11/1)、KDDI、ZHD、エムスリー、SUBARU、野村HD、ヤマハ、AGC、TIS、コナミG、ミネベアミツミ、三菱自、東武、ヒロセ電、カカクコム、日油、KADOKAWA、マブチ、富士急、ダイセル、ネットワン、フジHD、相鉄HD、レンゴー、コニカミノルタ、ウシオ電、東京精、日水、H2Oリテイル、スカパーJ、ジョイ本田、大阪チタ、ゼリア新薬、亀田菓、ダイヘン、理想科、日本ライフL、タムロン、マンダム(11/2)、(11/3)、ソフトバンク、伊藤忠、丸紅、協和キリン、キッコーマン、郵船、JFE、リコー、京王、川崎船、リンナイ、ヤマダHD、ライオン、三浦工、ファンケル、サンリオ、全国保証、セブン銀行、JMDC、日テレHD、F&LC、ケーズHD、長瀬産、カチタス、ツムラ、グリコ、西松建、UBE、フジミインコ、ッコンHD、夢真ビーネ、持田薬、オカムラ、エディオン、日曹達、ジャックス、兼松、ニップン、インソース、サンケン電、イリソ電子(11/4)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、中国10月製造業PMI、中国10月非製造業PMI(10/31)、中国10月財新製造業PMI、米10月ISM製造業景気指数、FOMC(〜11/2)(11/1)、パウエルFRB議長会見、米10月ADP全米雇用リポート(11/2)、英国金融政策発表、米9月貿易収支、米10月ISM非製造業指数、米9月製造業受注(11/3)、米10月雇用統計(11/4)などがある。

米企業決算では、ファイザー、アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(11/1)、イーベイ、クアルコム(11/2)、スターバックス、ペイパル(11/3)が発表を予定している。

来週の注目銘柄!(10/31〜11/4)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3182

2,150

1,560

オイシックス、らでぃっしゅぼーや、大地を守る会などがグループ化した企業で、食材の宅配サービスを展開している。10/25にシダックスの株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表。TOBに関わる不安要素が薄れたことで、今後は両社のシナジーによる業績拡大に注目が移る。今期からシダックスの持ち分法による投資損益が計上されることも想定され、今後のサプライズにも期待したい。足元の株価は、コロナ特需時に付けた高値5,220円(2021年9月)から見ると約7割安い水準。ただ、7月以降は1,700円前後で底固めをしており、煮詰まり感も魅力的だ。9/15高値1,885円をクリアできると、8/16高値2,214円が視野に入る。ターゲットは2,150円、ロスカットは1,560円

3994

5,200

3,530

個人向け資産管理アプリ「マネーフォワードME」と法人向けの会計・人事クラウドを手掛ける。3Q決算が好感され、株価は堅調だ。通期の見通しをアップデートしており、レンジで出していた売上高予想は上限を引き下げた一方、下限を引き上げた。レンジを狭めたことにより、今期の着地がある程度見えてきた格好となり、安心感が高まった。3Qの売上高は累計では前年同期比で35%増、今3Qと前3Qとの比較では42%増と成長トレンドが続いている。短期的には過熱感はあるが、一目均衡表では抵抗帯(雲)を上に抜けてきたことに加え、8/17につけた戻り高値4,075円を上抜けたことで下値を切り上げる波動を確認した。4月の急落前に水準までは回復が可能とみられる。ターゲットは5,200円、ロスカットは3,530円

4260

1,350

860

エアトリの関連会社。ソフトウェア開発を手がけており、日系上場企業としては初のベトナム人が社長を務める。10/14には2022年9月期の2度目の上方修正を発表しており、業績は好調。成長投資を行いつつ、売り上げと利益をどちらも伸ばしており、2023年9月期のガイダンスに注目が集まる。株価は昨年12月の上場直後に996円の高値をつけ、大きく売られた後は冴えない展開が続いていた。一方、好調な3Q決算を発表してからは見方が変化。その後、9/26に発表したベトナムの国家サイバーセキュリティセンターとの協業が好感され、上場来高値を更新(1,095円)した。今期の成長期待が高まるとともに、再び上場来高値更新を試すと予想する。ターゲットは1,350円、ロスカットは860円

6200

3,500

2,640

講師派遣型研修や公開講座などを展開している。注目テーマとして浮上したリスキリングの恩恵が期待でき、信用倍率1倍割れと需給面も悪くない。11/4には本決算が予定されており、足元の業績が好調なことから今期ガイダンスへの期待もいっそう高まると考える。  10月上旬に、岸田首相が所信表明演説でリスキリングに1兆円投資すると表明。これを手掛かりに、株価は上場来高値(2021年12月、3,090円)に迫る3,085円まで急上昇した。その後は調整を挟んだが、75日移動平均線を割れずに切り返している。2016年の上場以降から長期上昇トレンドが継続しており、出来高もやや増えてきたことから、再び高値更新を試すと予想する。ターゲットは3,500円、ロスカットは2,640円

7545

1,600

1,290

ベビー・子ども衣料と生活雑貨のロードサイド大型店を全国展開。通期業績見通しの引き下げが嫌気され、9/29に株価は急落した。ただ、発表に先んじて下げ基調が続いていたこと、上期の増配や自己株取得など株主還元強化も併せて発表したことから、急落した後の下値は限定的となっている。10/3に1,296円まで下げて年初来安値を更新したものの、その後は底固めが続いていると判断できる。10/21には大陽線で1,400円台を回復。最近公表した10月度の既存店売上高は前年同期比18.5%増。9月度は同9.6%減と前年割れが2カ月続いていたため、10月の2桁増は安心材料となる。大陽線直後に下に押し戻されているが、底打ち期待の買いが株価を押し上げると予想する。ターゲットは1,600円、ロスカットは1,290円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・10/26現在、プライム・グロース銘柄で時価総額が3,000億円以下、PBRが1.0倍以上、今期増収予想(日経予想)の中から、テクニカル面を重視し、成長性や話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

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  • 本レポートは、株式会社DZHフィナンシャルリサーチ(以下、「DZH」と称します)により作成されたものです。本レポートは、DZHが信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、DZHはその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、DZHで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。DZHは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
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