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2024-05-12 05:21:05

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週刊日本株式アウトルック

日本株、円高警戒もグロース株への買い戻しが指数をけん引か

2022/10/24
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

今週の株式見通し(2022/10/24〜10/28)

今週(2022/10/24〜10/28)の日経平均株価の予想レンジは27,000円-27,700円。東京株式市場はおおむね買い優勢の展開か。急速な円高反転が日本株に与える影響に不透明感はあるが、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの思惑が強まればグロース株を中心にリスク選好の雰囲気が優先する公算が大きい。相場全体に先行して調整を強いられてきた半導体製造装置株に買い戻しが続けば、ハイテク株全般に買いが波及しやすく指数への影響はポジティブである。

ECB理事会や日銀金融政策決定会合が開催され、特に週後半は変動率が大きくなる公算が大きい。翌週(11/1〜11/2)にはFOMC(連邦公開市場委員会)が控えているが、株価が戻り歩調を強めれば、心理的にも利上げペース鈍化を好材料として織り込みやすくなり、ショートカバーが上値を押し上げる。
国内では決算発表がスタートし、米国でも決算発表が本格化する。米国ではアルファベット、マイクロソフト、メタ、アップル、アマゾンと主力グロース企業の決算が連日で出てくる。国内でも日本電産、キヤノン、信越化学、OLC、ファナックなど注目決算が目白押し。決算を吟味しながらの個別物色も活況になることが見込まれる。

ドル円相場は米10年債利回りが一時4.338%前後と2007年11月以来の高水準を記録したことを手掛かりに、一時151.95円と1990年7月以来32年ぶりの高値を更新する場面があった。一方、米ウォールストリート・ジャーナルのFEDウォッチャー、ニック・ティミラオス記者は最新の投稿で「11月のFOMCでは通常の3倍にあたる0.75%の利上げを決め、12月に0.50%に利上げペースを落とすかどうかを議論する公算が大きい」「一部の当局者は過度な景気悪化を警戒し、利上げ減速や来年早々の利上げ停止を求めている」と指摘。米利上げ減速観測が高まると、米金利が急低下しドル売りが広がった。
また、市場では政府・日銀による円買い介入の観測が高まり、一時146.23円まで急速に値を下げた。「米ウォールストリート・ジャーナルの記事で米利上げ減速観測が高まったのを見計らったかのような絶妙のタイミング」「週末のNY時間に介入はないだろうと予想していた投資家は多かった」との声も聞かれた。

日経平均株価(図表1)は10/3安値(25,621円)を起点に急反発のあと、値固めが進んでいる。下向きの25日移動平均線(26,916円 10/21)や200日移動平均線(27,229円 同)などが上値を抑える要因になっているが、値固め一巡後に一段高につながるかが焦点となる。
週明けは短期の5日移動平均線が上向きに変わる、週前半には10日移動平均線が上向きに変わる可能性が高く、株価の押し上げ要因となるかどうか。
上値には、上述した200日移動平均線ほか、100日移動平均線(27,355円 同)、75日移動平均線(27,491円 同)など重要なフシが続く。10/6高値(27,399円)を上抜けるとダブルボトムに準ずるパターンとなり、8/17高値(29,222円)を起点とした短期下落波動は上昇に転換したサインとなる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/7/1-2022/10/21)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントは、日銀金融政策決定会合(〜10/28)(10/27)、黒田日銀総裁会見、日銀が経済・物価情勢の展望を公表、10月都区部消費者物価指数、9月失業率、9月有効求人倍率(10/28)がある。

企業決算では、中外薬、日電産、ナガワ、トランコム、不二家、ゲンキードラ、神奈交、ニデックOKK(10/24)、シマノ、オービック、キヤノンMJ、山崎パン、OBC、コメリ、KOA、キヤノン電、未来工業(10/25)、キヤノン、オムロン、日東電、カプコン、日立金、サイバエージ、日立建、日清粉G、富通ゼネ、JCRファーマ、九電工、航空電、フューチャー、信越ポリ、北海電、日本エスコン、四国化、太平洋、アイチコーポ、カワチ薬品、SBテクノロジ、バルカー、モーニングスタ(10/26)、OLC、信越化、武田、HOYA、ファナック、富士通、NRI、アドバンテ、東ガス、JPX、大東建、ミスミG、積水化、富士電機、日立物、小糸製、野村不HD、イビデン、東映アニメ、新電工、日野自、NSSOL、邦ガス、メイテック、松井証、MARUWA、システナ、ジャフコG、アサヒHD、東海理化、シンプレクスH、北陸電、栄研化、積水樹、ゴールドクレ、キトー、ユアテック、大阪製鉄、愛三工、月島機、日水薬(10/27)、キーエンス、デンソー、三菱電、豊田織機、豊通商、NEC、SGHD、MonotaRO、ZOZO、中部電、TOTO、ヒューリック、エプソン、マキタ、小田急、ガイシ、日本M&A、特殊陶、スクリン、ALSOK、トヨタ紡織、ニフコ、ジェイテクト、東北電、豊田合、カゴメ、SMS、PALTAC、中国電、NESIC、八十二、アルプスアル、アンリツ、アイカ工、オリコ、アマノ、トプコン、大特鋼、沖縄セルラー、四国電、トクヤマ、北國FHD、マネックスG、中電工、Eギャランティ、兼松エレク、都競馬、インフォコム、帝国ホテル、M&Aキャピ、マックス、東海東京、メタウォーター、アルゴグラフ、EIZO、Vコマース、テクマトリックス(10/28)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、独10月Ifo景況感指数、米8月FHFA住宅価格指数、米8月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米10月消費者信頼感指数、米2年国債入札(10/25)、米9月新築住宅販売(10/26)、ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)、米7-9月期GDP速報値、米9月耐久財受注(10/27)、米9月個人消費支出・個人所得、米9月NAR仮契約住宅販売指数(10/28)などがある。

米企業決算では、アルファベット、マイクロソフト、ビザ、ゼネラル・エレクトリック、バイオジェン、ゼネラルモーターズ、コカコーラ、スリーエム、ハリバートン、テキサス・インスツルメンツ(10/25)、メタ・プラットフォームズ、ボーイング、フォード(10/26)、アマゾン・ドットコム、アップル、キャタピラー、インテル、メルク、マスターカード(10/27)、エクソン・モービル、シェブロン(10/28)が発表を予定している。

今週の注目銘柄!(10/24〜10/28)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3547

2,100

1,695

10/14に3Q決算を発表。前年同期との比較で営業赤字額が大幅に縮小したことや、純利益が通期の会社計画を超過したことなどが好感されて、決算を受けた10/17の株価は急伸した。経済活動再開の恩恵がある銘柄ではあるが、決算発表の直前まではさえない動きとなっており、今回の決算はポジティブサプライズであったと考えられる。10/13安値が1,657円。今年5月につけた年初来安値が1,622円で、安値更新を回避して切り返した。今週は25日・75日移動平均線、13週・26週移動平均線をまとめて上方ブレイクしており、テクニカル面でも転換点となった可能性が高い。業績回復および株価の底打ち期待を背景に、当面強い基調が続くと予想する。ターゲットは2,100円、ロスカットは1,695円

3917

1,010

720

デジタル販促アプリの開発などを手がけ、デジタル地域通貨のサービスにも注力している。1Qは減収・赤字となったが、今期は大型案件の増加により仕掛け中の案件が多く下期偏重を見込む。また、デジタル地域通貨の利用が続いている地域もあり、今後の利用自治体の広がりにも期待したい。株価は2015年の上場直後をピークに長らく下落が続いていたが、2021年後半からは700円前後で底固めをしている。直近では9/26につけた安値689円から切り返し、大きく上昇。これによって5日移動平均線が25日・75日移動平均線を上抜けるゴールデンクロスを示現した。RSI(相対力指数)などのオシレータ指標による過熱感もみられず、もう一段の上昇を予想する。ターゲットは1,010円、ロスカットは720円

6082

1,340

950

「銀のさら」や「釜寅」などの宅配事業を展開している。巣ごもり特需のはく落や原材料価格の上昇などを受け、2023年3月期1Q(4-6月)の連結営業利益は1.9億円(前年同期比58.3%減)と大幅に落ち込んだ。1Qの対通期進ちょく率は10.5%だが、下期に利益が伸びる傾向であり、3Q以降の業績発表が本番と考える。株価は1Q決算(8/12発表)を受けて急上昇。買い一巡は一転して急下降し、1,400円弱から10/17には999円まで下落した。ただ、1,000円を割れたところではすぐに買いが入っており、ここ数日は出来高も増えてきている。日足のMACDとスローストキャスティクスにおいても買いシグナルが点灯しており、リバウンド狙いの買いが続くと予想する。ターゲットは1,340円、ロスカットは950円

7202

1,950

1,500

トラック大手。ライバル日野自動車の検査不正によって代替需要期待が高まり、8月から9月前半にかけて人気化。9/12には1,817円まで上昇して年初来高値を更新した。為替市場で円安が進行する一方で自動車株はさえない動きとなるものが多いが、同社株はチャートの形状が大きく異なる。9月後半に調整売りに押されたが、75日移動平均線がサポートとなって下げ止まり、10月に入ると反転。週足では2週連続で実体の長い陽線を形成した。証券会社の目標株価引き上げや、日経新聞で中古トラックを新車に近い状態に再生する事業を始めると報じられるなど明るい材料が多い。中期では右肩上がりのトレンドが続いており、2018年高値2,002.5円を試しに行く展開を予想する。ターゲットは1,950円、ロスカットは1,500円

9706

7,900

5,700

2023年3月期1Q(4-6月)は営業赤字ではあったものの、赤字額は前年同期の112億円に対して62億円と大幅に縮小。家賃収入では歩合賃料収入が増加、施設利用料収入についても、旅客数の回復や料金の改定が貢献して、前年同期の水準を大きく上回った。水際対策が緩和され、業績回復が続くことへの期待は高い。株価は今年の前半は5,000円台での一進一退が続いていたが、足元ではもみ合いを上に放れている。昨年11月の戻り高値6,280円も上回った。ここから上は2020年12月の高値6,920円まで抵抗は少なく、同水準を超えてくれば2015年につけた上場来高値8,320円が見えてくる。目先はメディアでも旅行に関する話題が多く取り上げられると予想される中、強い基調が続くと予想する。ターゲットは7,900円、ロスカットは5,700円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・10/21現在、時価総額が50億円以上、PBRが10.0倍以下、今期増収予想(日経予想)の中から、テクニカル面を重視し、成長性や話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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