SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-05-11 14:06:14

マーケット > レポート > 週刊日本株式アウトルック

週刊日本株式アウトルック

日経平均は値固めでおさまるか、先物主導で不安定な相場展開続く

2022/10/17
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2022/10/17〜10/21)

来週(2022/10/17〜10/21)の日経平均株価の予想レンジは26,300円-27,300円。不安定な相場展開が続きそうだ。小売などの決算発表が一巡し、3月決算銘柄の多くが業績発表を前に手掛けづらくなるタイミングである。全体的に現物株への手控えムードが強まりやすい中、先物主導で乱高下する場面が増えそうだ。
証券会社による評価レポートも少ない時期でもあり、個別株や業種への物色もリターンリバーサル(逆張り手法)ぐらいしか選択肢がなく、全体的にトレンドレス(上昇・下落ともに続かない)の地合いが予想される。
一足先に決算発表が本格化する米国では、ネットフリックスやテスラなど、主力グロース企業の決算が出てくる。FRB(米連邦準備制度理事会)の金融引き締め強化姿勢が続く中、これらの決算内容や株価の反応に神経質となろう。
10/14の米国株式指標は大幅反落。10月ミシガン大1年先期待インフレ率速報値が前月から伸びが加速したことで、積極的な金融引き締めへの警戒感が強まった。前日に827ドル高と大幅反発したダウ平均は403.89ドル安(-1.34%)と大幅反落となった。主要3指数ともに前日に長い陽線を形成しており、その反動安とみればズルズル下げが続くことは想定しづらい。ただ、日中の変動幅がかなり大きくなっており、時間外の米国株の動向にも日経平均先物が連動性をより強める展開が予想される。
10/14の日経平均株価(図表1)は5日ぶりに上昇。上げ幅は一時900円を超える場面があり、終値で27,000円台を回復した。前日のマド埋めからの急速な切り返しが見られたことで、目先の底打ちに一歩近づいた。
基本的には依然として値固めの範ちゅうではあるが、10/6高値(27,399円)を上抜けるとダブルボトムに準ずるパターンとなり、8/17高値(29,222円)を起点とした短期下落波動は上昇に転換したサインとなる。
一方、10/6高値付近には短期のフシが集中している。一目均衡表の基準線(27,140円 10/14)や25日移動平均線(27,169円 同)、200日移動平均線(27,266円 同)、100日移動平均線(27,342円 同)、75日移動平均線(27,464円 同)などが推移する27,100円〜27,400円は抵抗が強い。米国株の急反騰が続くような状況でないと、戻り一巡後は再び強く押し戻される動きが続くことも予想される。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/7/1-2022/10/14)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表は、9月貿易収支、9月首都圏マンション発売(10/20)、9月全国消費者物価指数(10/21)がある。

企業決算では、マネフォワード、日本国土、バロック、サイバーS(10/17)、ディスコ、アルインコ(10/20)、サーティワン(10/21)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、中国共産党大会開幕(10/16)、米10月ニューヨーク連銀景気指数(10/17)、中国7-9月期GDP、中国9月鉱工業生産、中国9月小売売上高、米9月鉱工業生産、米8月対米証券投資(10/18)、米9月住宅着工件数、ベージュブック(米地区連銀経済報告)(10/19)、米9月中古住宅販売(10/20)などがある。

米企業決算では、バンク・オブ・アメリカ(10/17)、ネットフリックス、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ゴールドマン・サックス、ロッキード・マーチン(10/18)、テスラ、トラベラーズ、アボット・ラボラトリーズ、P&G(10/19)、ユニオン・パシフィック、フィリップ・モリス・インターナショナル(10/20)、アメリカン・エキスプレス、ベライゾン・コミュニケーション(10/21)が発表を予定している。

来週の注目銘柄!(10/17〜10/21)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2440

550

441

グルメサイト「ぐるなび」を運営している。8/3には期初予想の32.5億円の営業赤字から25.5億円の赤字に上方修正したものの、引き続き厳しい業績を見込む。ただ、第7波の収束や全国旅行支援などに加え、都内の「Go Toイート」再開が伝わった。今年に入ってからは外食機会の増加がすでに顕著となっており、一層の需要増加を期待したい。株価は前述の上方修正が好感され、8/12には一時500円手前(497円)まで回復。いったんの調整売りが入ったものの、その後は400円台で定着している。「Go Toイート」の話題は久しぶりであり、報道が最初に伝わったのは10/14の14時以降。大引け30分前から急上昇したものの、情報が今後いっそう広がることが想定され、モメンタムの上昇はしばらく続くとみる。ターゲットは550円、ロスカットは441円

4384

3,450

2,350

印刷通販サイト「ラクスル」の運営などを行う。今期営業利益は前期比2.2倍〜2.9倍を見込み、主力の「ラクスル」は売上総利益・セグメント利益拡大を重視する方針。旅行支援策や水際対策の緩和もあり、販促物の注文増加など恩恵が得られると考える。株価は2021年11月の高値7,310円から見ると、今年6月に1,422円を付けて8割下落した。そこからは上昇に転じ、9月半ばには一時3,000円手前まで回復。いったん調整売りが入ったものの、25日移動平均線付近で下げ止まり、10月からは軟調な地合いのなかでも買いが優勢となっている。足元では日足のボリンジャーバンド+1σをバンドウォークしており、ここを上抜けられれば4月の高値3,585円も視野に入る。ターゲットは3,450円、ロスカットは2,350円

4479

1,840

1,220

応援購入型のクラウドファンディングサービス「Makuake」を運営している。9/9に前期の各利益予想を一転赤字に下方修正。10/24には本決算発表を予定しており、今期ガイダンスで市場予想を上回る黒字見通しとなるか注目が集まる。このところの動向では、前述の下方修正が嫌気され1,800円前後だった株価が10/3には一時1,149円まで下落。一方、足元では反発からの上昇が継続し、1,300円台を回復した。日足のボリンジャーバンドでは-2σのバンドウォークから浮上してきたほか、マザーズ指数との連動性も薄まっている。決算も近いことから、期待感による買いが続くと予想する。ターゲットは1,840円、ロスカットは1,220円

4587

2,500

1,505

創薬探索プラットフォーム「PDPS」を使った大手製薬との医薬品候補物質の共同開発などを行う。2022年12月期上期では11.8億円のコア営業赤字だが、下期に複数のクロージングを予定しており、通期計画66億円のコア営業黒字は据え置いている。3月には富士フイルム富山化学の放射性医薬品事業を取得完了しており、同事業を承継したPDRファーマの進ちょくなども関心が高まる。株価は2021年2月に付けた6,540円から、6月安値1,204円にかけて8割下落。その後はやや値を戻し、8〜9月にかけては1,500円〜1,700円台のレンジで推移していた。同レンジで底を固めていたところ、直近では75日移動平均線が上向き始めている。一目均衡表の抵抗帯(雲)からも再び上抜けてきたことから、保ち合いから上放れを試すと予想する。ターゲットは2,500円、ロスカットは1,505円

7359

1,950

1,340

簡単な操作で気軽に遊べる無料ゲームの開発などを手掛ける。話題となった「Big Makeover」をはじめ、YouTubeの動画広告でゲームを知る人が多い。最近ではニンテンドースイッチ向けのゲーム配信にも注力するほか、メタバース事業の新会社も設立している。不安定な相場環境では、話題性に富んだ同社への注目度が高まりやすいとみる。株価は上場初日の2,572円が上場来高値となり、その後は今年5月に522円の安値をつけるまで一本調子で下落していた。その後は前述の「Big Makeover」やメタバースに絡むリリースなどを手掛かりに大きく上昇。9月には一時1,960円をつける場面もみられた。利益確定売りに押されても、直近では25日移動平均線を支持線として上昇トレンドを維持。10/11には日経平均株価が700円超下落する中でも、同社は3%超上昇しており、今後も個別物色が強まると予想する。ターゲットは1,950円、ロスカットは1,340円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・10/14現在、東証プライム・グロース銘柄で時価総額が3,000億円以下、PBRが10.0倍以下、株価が10日移動平均線を上回っている中から、業績面、成長性や話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

免責事項・注意事項

  • 本レポートは、株式会社DZHフィナンシャルリサーチ(以下、「DZH」と称します)により作成されたものです。本レポートは、DZHが信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、DZHはその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、DZHで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。DZHは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
  • 本レポートは、お客さまへの情報提供のみを目的としたものであり、特定の金融商品の売買あるいは特定の金融商品取引の勧誘を目的としたものではありません。また、本レポートによる情報提供は、投資等に関するアドバイスを含んでおりません。本レポートにおいて言及されている投資やサービスは、個々のお客さまの特定の投資目的、財務状況、もしくは要望を考慮したものではありませんので、個々のお客さまに適切なものであるとは限りません。本レポートで直接あるいは間接に取り上げられている金融商品は、株価の変動や、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化、金利・為替の変動などにより投資元本を割り込むリスクがありますが、DZHは一切その責任を負いません。

    DZHおよびグループ会社は、本レポートの論旨と一致しないレポートを発行している場合があり、また今後そのようなレポートを発行する場合もあります。DZH、グループ会社およびその役職員は、本レポートに記載された金融商品について、ポジションを保有している場合があります。本レポートでインターネットのアドレス等を記載している場合がありますが、DZH自身のアドレスが記載されている場合を除き、ウェブサイト等の内容についてDZHは一切責任を負いません。本レポートの利用に際しては、お客さまご自身でリスク等についてご判断くださいますようお願い申し上げます。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

いちご・レジデンス・トークン?西麻布・代々木・八丁堀・上野・門前仲町・阿佐ヶ谷・金町?(デジタル名義書換方式)

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード

ご注意事項

ヘルプ

  • オンラインセミナー
  • 【国内信用デビュープログラム】はじめての取引で金利・貸株料最大10万円キャッシュバック

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.