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2024-05-12 09:58:40

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週刊日本株式アウトルック

月替わりで相場基調に変化がみられるか?

2022/9/30
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2022/10/3〜10/7)

来週(2022/10/3〜10/7)の日経平均株価の予想レンジは25,500円-26,500円。不安定な相場展開が見込まれる。景気敏感株の調整が目立つほか、リオープニング関連株への物色意欲も減退している。月後半からの決算発表を控え、業種選択や個別株に対してはリターンリバーサル志向が強くなりそうだ。自動車株や半導体関連など値がさ株の動向にも、相場全体の騰落が左右される公算が大きい。
10月は海外投資家による資金流入が多い月としても知られている。米主要指数に持ち直しがみられれば、特にその傾向が強くなることが予想される。「証券投資の日(10/4)」から翌年3月末までのTOPIXの騰落率は比較的良好だ。2003年以降を振り返ると、直近では新型コロナショックで悪化する年もあり騰落率にはムラはあるが、日本株の方向性をみる上で1つのアノマリーが確立している。
来週はノーベル各賞の発表があり、受賞に関連する国内企業があれば物色人気が高まる公算が大きい。小売企業の大手が決算発表を予定しているほか、週末には中国景気を判断する上でも重要な安川電機が発表を予定している。

10/3に公表される9月日銀短観(図表1)に注目だ。大企業製造業の業況判断DIは、前回6月調査分から若干の改善が見込まれている。全体的には円安と原材料高が収益の圧迫要因になると思われるが、特に製造業では最も業況が悪く、先にピークアウトした自動車が半導体不足など供給制約の解消によって、景況感に改善がみられるかどうか。改善がみられれば、月替わりということも相まって短期的に売られ過ぎ感のあるトヨタ、ホンダなどに買い戻しが入る展開が予想される。改善がみられなければ自動車株全般の重荷となろう。自動車産業は他の産業への影響度合いが大きいため、インバウンドとはまた違う角度から日本の景況感も確認できる。
9月末にかけての相場急落局面では大型株の下落率が相対的に大きい。10月以降、売り込まれた大型株に買い戻しが継続するような地合い好転がないと、全体の戻りがあっても限定的となりそうだ。

図表1:日銀短観の業況判断DI(2015/3-2022/6)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

日経平均株価(図表2)は9/13につけた戻り高値(28,659円)から調整色を強める展開となっている。9/7につけた取引時間中の安値(27,268円)を下回り、二段下げの下落パターン。チャート上に「マド」を形成しながら急速に下押し、26,000円を割り込む展開となっている。3/9安値(24,681円)を起点に6月安値を通る右肩上がりの下値支持線なども下回った。次の下値メドは、5月安値(25,688円)や6月安値(25,520円)水準となる。

 図表2:日経平均株価の日足チャート(2021/7/1-2022/9/29)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントは、9月日銀短観、9月新車販売台数、日銀金融政策決定会合の「主な意見」(9/21〜9/22開催分)(10/3)、9月都区部消費者物価指数、10年国債入札(10/4)、日銀支店長会議で黒田総裁があいさつ、地域経済報告(さくらレポート)(10/6)、8月家計調査、8月毎月勤労統計調査、8月景気動向指数(10/7)がある。

企業決算では、しまむら、ネクステージ、ダイセキ、クスリのアオキ、クリエイトSDH、象印、ナガイレーベ、アークランズ、オークワ、瑞光、ダイセキソリュ(10/3)、ウエルシアHD、イオンモール、イオンFS、フジ、イオンディライ、U.S.M.H、エスプール、キャンドゥ、霞ヶ関キャ、バイク王(10/4)、イオン、イオン北海、壱番屋、サンエー、WNIウェザー、MV東海、イオン九州、ファンタジー、トーセイ、薬王堂HD、キユソー流通(10/5)、7&I−HD、ローソン、OSG、乃村工、不二越、クリーク&リバ、オンワードHD(10/6)、安川電、キユーピー、サカタのタネ、ベルク、アダストリア、ハイデ日高、カーブスHD、ワキタ、サーラ、大有機、コジマ、ヨンドシーHD、わらべや、マルゼン、マルマエ、ジャステック、アヲハタ、カネコ種、日本BS放(10/7)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、ノーベル医学生理学賞発表、米9月ISM製造業景気指数(10/3)、ノーベル物理学賞発表、米8月製造業受注(10/4)、ノーベル化学賞発表、米9月ADP全米雇用リポート、米8月貿易収支、米9月ISM非製造業指数(10/5)、ノーベル文学賞発表(10/6)、米9月雇用統計、米8月消費者信用残高(10/7)などがある。

なお、中国株式市場は国慶節のため10/3〜10/7は休場となる。

来週の注目銘柄!(10/3〜10/7)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3793

1,180

754

ゲーム、メディア、出版・映像事業などを手がける。2023年3月期1Qは主力タイトルの周年イベント等が好調に推移し、大幅増益を達成。会社全体での営業利益は前年同期比62.1%増の8.2億円となった。上記の決算発表翌日の株価は大幅増益に加え、通期計画に対する進ちょく率が40.9%と高かったことを好感した。それ以降も下値を切り上げ、順調に上昇基調を続けている。高値更新後に微調整を入れる習性はあるが、25日移動平均線上を保っており、これまで同様に高値更新基調が続く公算が大きい。オシレータ系指標であるストキャスティクスの過熱圏入りを強いモメンタム発生と捉え、株価一段高に期待したい。2020年1月高値976円や同年12月高値957円のフシを抜けると、一段と値動きが軽くなることが予想される。ターゲットは1,180円、ロスカットは754円。

4570

425

300

遺伝子組み換えカイコを用いた抗HIV抗体などの研究を行っており、カイコのまゆを使った化粧品原料なども手掛ける。今期は2012年度以来の営業黒字を見込んでおり、6月終盤にはシスメックスとの業務提携を発表。9/28にはエーザイが認知症薬で、塩野義製薬がコロナ治療薬でそれぞれ治験の好結果を発表しており、地合いが悪い中でバイオ関連への機運が高まりやすいと考える。株価はシスメックスとの業務提携を好感して6月終盤に急騰。300円台だった株価は一時530円まで上昇した。その後は反動安や地合いの悪化を受けて下落が続いたが、9/26には327円の安値を付けて急上昇前の水準で下げ止まった。ストキャスティクスにおいても買いシグナルが点灯。買いが優勢になると予想する。ターゲットは425円、ロスカットは300円

7370

3,300

2,350

PR支援サービスを展開。中小・中堅企業や医療機関を顧客に持つ。前期の2022年5月期の通期営業利益は12億円(前の期比98.1%増)で着地。プラットフォームサービスの売上高の割合が伸びたことにより、売上総利益率が向上したことが与した。2023年5月期も24.8%増(前期比)の15億円を見込んでいる。人材採用・育成の強化および広告宣伝費などへの積極投資を行う方針ながら、増益を計画しているという。株価は7/15高値3,390円から緩やかな調整局面にあるが、6月後半から7月上旬に形成した底入れ水準に達したこともあり、直近安値を起点に3日連続の陽線を示現した。2,900円処からは戻り待ちの売りも予想されるが、ストキャスティクスは底入れとなっており、自律反発のタイミングである。ターゲットは3,300円、ロスカットは2,350円

7082

3,170

1,520

不要になった物を掲載できるオンライン掲示板「ジモティー」を運営。2022年12月期上期(1-6月)の営業利益は1.7億円(前年同期比41.4%減)となったが、今期は下期偏重としており通期計画4.5億円は達成できる見通し。自治体とのリユース協定は拡大を続けており、節約志向・SDGsの風潮とコマーシャル効果も相まって広告収益源のページビュー数は着実な増加が期待できる。株価は8月中旬に大きく跳ねたことで、6月の安値から2倍以上に上昇。急上昇の反動で8月後半からは調整で売られていたが、9月中旬以降は下げも緩やかになってきた。8月中旬以降から75日移動平均線が上向きに転じており、ストキャスティクスは底値圏にある中、再浮上は近いと予想する。ターゲットは3,170円、ロスカットは1,520円

9262

1,750

1,175

高齢者向け配食サービスなどを手掛ける。今期営業利益予想は7.0億円(前期比24.7%増)を見込む。材料費高騰などもあって2021年7月期実績には届かないものの、今期は上場後初の配当を計画しており、投資家層の拡大が期待できる。また、不安定なマーケット環境下では、ディフェンシブ性をもつ社会福祉系としても注目が高まりやすいと考える。今期の見通し(9/13発表)が市場予想を下回ったこともあり、株価は大幅下落。ただ、年初の1,000円割れはまでは行かず、1,176円の安値を付けて反発。9/21にはストキャスティクス(日足)はボトムアウトの買いシグナルが点灯。買い戻しが優勢になると予想する。ターゲットは1,750円、ロスカットは1,175円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・9/29現在、東証プライム・グロース銘柄で時価総額が300億円以下、PBRが1.0倍以上、今期2ケタ増収予想(日経予想)の中から、テクニカル面、成長性や話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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