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2024-05-12 20:52:47

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週刊日本株式アウトルック

不安定な株式市場、やはりFOMCが分岐点の本命か

2022/9/16
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2022/9/19〜9/23)

来週(2022/9/19〜9/23)の日経平均株価の予想レンジは27,600円〜28,200円。東京株式市場は方向感に乏しい展開か。3日立会いの中、日米の金融政策イベントが手控え要因となる。FOMC(連邦公開市場委員会)の結果公表後に材料出尽くしのアク抜けとなれば、9/22は買い戻しで上げ幅を広げる場面が想定される。米8月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことを受けて、FOMCでの1%利上げの可能性が浮上。CPI発表を受けてダウ平均は1,200ドルを超える急落となったが、従来通り0.75%の利上げ決定でおさまれば株価には買い戻しの反応が予想される。
日本株は米国株に比べて相対的に底堅い。9月期末に向けての大口投資家による権利落ちに伴う先物買いや、中間期末の権利取りを狙った駆け込み買いが入る需給面での思惑が、反発機運を強める要因になることも予想される。
一方、0.75%の利上げにとどまった場合でも、FOMC後のパウエルFRB議長の会見を通じてタカ派色を強める内容となれば、三連休前に再び売り圧力が強まる公算が大きい。

ドル円が1998年8月以来、約24年ぶりの円安・ドル高水準となる中、日銀金融政策決定会合後の黒田日銀総裁の会見内容にも注目が集まる。
先日開催された三者会合(財務省・金融庁・日銀)後、神田財務官は「最近の円安進行は明らかに過度な変動であり、政府・日銀は極めて憂慮している。あらゆる措置を排除せず、為替市場において必要な対応を取る準備がある」と警告している。また、9/14には、日銀によるレートチェック、鈴木財務相が記者会見で「為替、急激な変動は望ましくない、最近のような動きが継続する場合にはあらゆる措置を排除せず、必要な対応をとりたい」と述べている。


ちなみに、昨年の同期間の相場は軟調だった。祝日が2日あり立ち合いは3日。中国で不動産開発を手掛ける恒大集団の信用リスクが高まり、海外でリスクオフの様相が強まったことから、連休明け9/21の日経平均は600円を超一方、祝日明け9/24は一転して買いが優勢となり、600円を超える上昇。9月FOMCの内容が概ね市場の想定線となったことに加えて、恒大集団に対する過度な懸念が後退したことを材料に、米国株が大幅高となったことが支援材料となった。日経平均は週間では約251円の下落となったが、週初から大きく水準を切り下げ、その後に戻したことから週足では5週連続で陽線を形成した。


日経平均株価(図表1)は9/14に急反落。チャート上で大きなマドを形成し、中陰線を形成して取引を終えた。28,000円を割り込む安値引けに近い格好となり、翌日9/15は小幅反発にとどまった。
オシレータ指標であるRSI(9日)は54.9%(9/15)と50%超の強気局面は維持しており、9/15時点での弱気転換は時期尚早である。ただ、週末から来週にかけては25日移動平均線(28,294円 9/15)が下向きに変化する可能性が高く、反発時の上値を抑える要因になる。
一目均衡表上では抵抗帯(雲)上の推移から上方向に持ち直していくシナリオは維持できるものの、できるだけ早く急反発などを通じて25日移動平均線上に浮上できないと、9/7安値(27,268円)を割り込むリスクが高まることになろう。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/7/1-2022/9/15)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントは、8月全国消費者物価指数、8月首都圏マンション発売(9/20)、日銀金融政策決定会合(〜9/22)、8月訪日外国人客数(9/21)、黒田日銀総裁会見(9/22)がある。企業決算では、ツルハHD(9/20)が発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、FOMC(〜9/21)、米8月住宅着工件数(9/20)、パウエルFRB議長会見、米8月中古住宅販売(9/21)、英国金融政策発表、米4-6月期経常収支(9/22)などがある。米企業決算では、フェデックス、コストコ(9/22)が発表を予定している。

来週の注目銘柄!(9/19〜9/23)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

4704

9,600

7,700

8/9の上期決算発表近辺で値動きが大きくなって上方向への勢いを強め、8/16には9,150円まで上昇して上場来高値を更新した。その後、全体市場の軟化と歩調を合わせて下落したが、25日移動平均線を割り込んだところでは売り圧力が和らいできた。直近ではサイバー関連が物色される場面もあって切り返す動きもみられる。目先的には25日移動平均線を挟んだ動きが予想されるが、直近の信用倍率は0.22倍と需給は非常に軽く、同線を明確に超えてくれば高値更新基調が続くとの見方から追随買いが入りやすい。サイバー対策はこの先も需要の強い状況が続こう。短期調整に一巡感が出てきており、買いの好機と考える。ターゲットは9,600円、ロスカットは7,700円

4880

6,400

4,340

脂肪・血液由来の細胞の加工受託など再生医療、化粧品開発・販売などコンシューマー事業展開している。同社は9/13、2022年10月期3Q累計(11-7月)の営業利益が9.4億円(前年同期比38.3%増)だったと発表した。通期計画に対する進ちょく率は70.2%。加工受託サービスと化粧品販売の伸長などが寄与した。株価は3月安値2,364円を起点に下値を切り上げる上昇基調にある。8月以降はもみ合い基調にあるが、25日移動平均線を割り込むと押し目買いで下げ渋っている。過熱感もなく、昨年12/14の下げで開けたギャップを埋め戻す(7,030円)展開もありえるだろう。同社は8/31に通期業績予想の上方修正を発表しているが、3Q累計の好調な決算も好感されて株価は大きく上昇した。ターゲットは6,400円、ロスカットは4,340円

6630

1,600

1,190

美顔器や痩身器具など家庭用美容、健康機器メーカー。化粧品も販売している。同社は9/13、2023年4月期1Q(5-7月)の連結営業利益が17.8億円(前年同期比39.1%減)だったと発表した。円安に伴う調達コストの上昇が原価を押し上げたこと、ヘアケア・シェーバーなどの新たなカテゴリに注力した広告宣伝活動や、研究開発、人材の確保・育成などの先行投資を積極的に行ったことが影響した。一方、通期見通しは据え置きとし、連結営業利益は100億円(前年同期比45.3%増)とした。今後のインバウンド需要回復による業績の進ちょく度合いに注目したい。株価は上記決算を受けて急落。だが、6月高値1,792円を起点にすでに二段下げの調整局面にあったことから、悪材料によるダメ押しに逆張り買いで臨みたい。ターゲットは1,600円、ロスカットは1,190円

9889

2,200

1,740

ITサービス大手。1Qの営業利益は前年同期比24.5%増の10.1億円となり、上期(18.4億円)や通期(33億円)の計画からみても安心感のある内容が確認できた。主力の情報ソリューション分野において付加価値の高いサービスへのシフトを進めており、その成果が出てきている。株価は年前半に大きめの調整が入ったが、3月に1,389円でボトムを打つと、以降は右肩上がりのトレンドが続いている。1Q決算が好内容であったこと、PERが10倍台前半で過熱感がないことから、基調に変化がないと判断。昨年11月の高値1,929円や、2020年1月の高値2,157円を試しに行く展開を予想する。ターゲットは2,200円、ロスカットは1,740円

9861

2,500

2,229

国内牛丼チェーンの2位。うどんチェーン「はなまるうどん」も傘下に置く。2023年2月期1Q(3-5月)の連結営業損益は4.4億円の黒字(前年同期は2.1億円の赤字)となった。主力の吉野家は経費コントロールが奏功し、前年同期比19%増。外食に対する食材高騰の影響は大きいものの、牛肉価格は低下傾向。玉ねぎ価格も安定してきたことから、下期以降は徐々にコストが低下することも期待できる。株価は8月上旬まで堅調に推移してきたものの、中旬以降は値を崩して200日移動平均線を下回る下値模索の展開となっている。一方、オシレータ指標のRSIは売られ過ぎの水準で底入れ感が強く、むしろ上向き始めている。4月安値の2,243円〜2,254円が下値のフシとして意識されることが予想され、200日移動平均線付近までの早期回復に期待したい。ターゲットは2,500円、ロスカットは2,229円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・9/14現在、東証プライム・グロース銘柄で時価総額が300億円以上、PERが10.0倍以上、PBRが1.0倍以上、今期増収予想(日経予想)の中から、テクニカル面に加え、成長性や話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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