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2024-05-12 11:28:03

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週刊日本株式アウトルック

ミニ上げ相場「もうはまだなり」を見極める局面、押し目買いは有効か?

2022/8/19
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2022/8/22〜8/26)

来週(2022/8/22〜8/26)の日経平均株価の予想レンジは28,500円〜29,300円。東京株式市場は週前半安・後半高か。8月第2週(8/8〜8/12)の投資主体別売買動向(現物と先物を合算)では、海外投資家は7月第3週から先物の買い越しを続けたことが判明した。特に最近ではTOPIX型が増加しており、今週8/17にもTOPIX型の幅広い買いが散見された。現物指数のTOPIXはテクニカル面では5日移動平均線上を維持しており、円売り・株先買いが続いている公算が大きい。
週後半には、米カンザスシティー連銀主催のジャクソンホール会合(8/25〜8/27)が開催されることや、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する7月PCEデフレータ(8/26)の発表がある。これをにらみながら前半は神経質な相場環境が続きそうだ。

為替市場の動向がポイントとなる。ドル円は8月前半の高値を上回ってきたことで、円安方向に動意が生じる展開が予想される。週後半の株高があるとすれば、円安環境に焦点が移るシナリオが想定される。ただ、円安は日本株全般(指数)にとっては追い風となるが、同じ勢いで米10年債利回りの上昇がともなうようだと、グロース株には重荷となる。原油相場の動向も重要で、原油高の環境では株は手掛けづらい。
金融市場ではFRBによる利上げ見通しの緩和期待が進んでいた。一方、最近のFRB当局者らのタカ派寄り発言は、そういった市場の見方への警戒感の表れでもあり、9月会合では0.75%の利上げが実施されるのではないかとの見方が再び強まっている。翌週には8月雇用統計(9/2)など労働需給がひっ迫する中、短期的には最大の注目材料を控えている。

日経平均株価(図表1)は上向き基調が続く5日移動平均線(28,890円 8/18)をサポートに戻りを試す展開が続く。1/6の急落で形成したマド埋めを達成し、終値ベースで29,000円台を回復する場面があった。目先的には、5日移動平均線を支えに年初来高値(29,388円)更新につながるかが焦点となる。25日移動平均線(27,876円 同)からの上方かい離率は3.8%程度で過熱感は若干解消された。

一方、直近の上昇基調が始まった6/20安値を起点に短期波動は三段上げ目にあたる。3月安値から同月高値までの上昇値幅分を、6/20安値からの上昇でほぼクリアした。日柄面では、6/20から一目均衡表の基本数値「42」日が経過したことで、その前後では目先の相場基調に変化が生じやすい。ただし、「42」は「33」に続く独自の時間論の中で決められた数値である。「42」を経過したあとも基本数値は「51」「65」「76」と続く。足元、短期のテクニカル指標に売りサインが点灯したわけではなく、来週も上述した基本数値の日柄までは継続してトレンドフォローのスタンスを確認する必要がある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/7/1-2022/8/18)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表は、7月首都圏マンション発売(8/22)、8月都区部消費者物価指数(8/26)がある。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、米7月新築住宅販売、米2年国債入札(8/23)、米7月耐久財受注、米7月NAR仮契約住宅販売指数(8/24)、米4-6月期GDP改定値、米カンザスシティー連銀主催のジャクソンホール会合(8/25〜8/27)
、米7月個人所得・個人消費支出(8/26)などがある。

米企業決算では、セールスフォース・ドットコム、エヌビディア(8/24)、ダラー・ツリー、ダラー・ゼネラル(8/25)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄!(8/22〜8/26)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3289

850

702

大手総合不動産。今期の1Q(4-6月)の連結経常利益は225億円(前年同期比2.7倍)で着地。通期計画に対する進ちょく率は29.6%となった。分譲マンションの計上戸数が増加したほか、アセット売却益が増加。商業施設・運営施設・営業店舗の臨時休業や営業時間短縮からの反動増も寄与した。株価は8/15、2021年4月の昨年来高値746円を更新した。次の上値のフシは、2020年2月につけた高値810円となる。2020年8月安値399円を起点とした上昇波動は上げ→踊り場→上げの二段上げ目に入った可能性も高く、上記フシも意外と早く上抜けていく展開も予想される。25日移動平均線とのかい離は5.3%(8/17現在)と、6月後半に高値をつけた際の水準まで拡大しつつあるが、2021年以降で主要な高値をつける際は10%程度まで拡大しており、依然として上値余地は大きい。ターゲットは850円、ロスカットは702円

4091

3,010

2,400

産業ガス国内首位。同社は7/29、2023年3月期の連結営業利益予想を従来の1,075億円から1,050億円(前期比3.8%増)に下方修正、1Qの連結営業利益が274億円(前年同期比11.8%増)と海外ガス事業などが好調だった。株価は上記決算を受けて8/1は買い反応。商い増加を伴う中陰線で引け味は良くなかったが、その後もジリ高基調が続いて中陰線の高値(2,535円)水準を早々にクリアしてきた。高値更新によって3月安値と7月安値とで二番底パターンが完成したと判断。需給好転を通じてE計算値3,010円処を目指す展開が予想される。ターゲットは3,010円、ロスカットは2,400円

7780

4,200

3,200

コンタクトレンズ大手。1Qの営業利益が前年同期比34.4%増の34.3億円となったことを受けて、株価は好反応を示した。同社が強みとしている1日使い捨てコンタクトレンズの需要が順調に伸びている。また、中国を中心にアジア向けの販売も好調だった。株価は昨年9月までは右肩上がりの上昇が続いていたが、4,830円でピークをつけて急失速。今年5月には2,265円まで下落して半値以下になった。ただ、値幅での調整が十分進んだことから、5月中旬以降は再び上昇基調を強めている。8/12には1月高値3,460円を上回って年初来高値を更新、高値もみ合いが続く。52週移動平均線も明確に上に抜けてきており、ここからは昨年9月高値4,830円を目指して強い動きが続くと予想する。ターゲットは4,200円、ロスカットは3,200円

8233

1,650

1,360

東京、大阪など全国展開する老舗百貨店。2023年2月期1Q(3-5月)の連結営業損益は66.3億円の黒字(前年同期は7.2億円の赤字)だった。上期計画に対する進ちょく率は94.7%。国内百貨店が、前年のコロナ感染拡大に伴う臨時休業の反動から売り上げ・入店客数ともに大きく伸長したことが寄与した。株価は上記決算を受けて、直後は急騰、急落。だが、25日移動平均線を支えに緩やかな戻り歩調にある。商い低調ながらも当時の戻り売りをこなしている様子で、高値更新後の一段高を狙いたい局面だ。高値が切り下がっている三越伊勢丹HDよりも上値に対する抵抗が少ない。ターゲットは1,650円、ロスカットは1,360円

9042

4,600

3,890

コロナ禍から経済が回復に向かう中、今期1Qの営業利益は244億円と前年同期の48億円から利益が急拡大した。鉄道事業の回復が大きく貢献している。通期の見通しは630億円で、これに対する進ちょく率も38.8%と高い。 株価は2020年後半以降、3,100円から3,800円レベルでのレンジ相場が続いていた。それが、今回の1Q決算発表前辺りからレンジ上限を突破する動きとなり、4,000円台に到達した。決算に対しても強い反応がみられた。長く続いたもみ合いを上放れており、しばらくは抵抗となりそうな水準が少ない。ここから先は2019年11月につけた4,860円を試しに行く展開を予想する。ターゲットは4,600円、ロスカットは3,890円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・8/17現在、東証プライム銘柄で時価総額が2,000億円以上、PBRが5.0倍以下、信用倍率が2.0倍以下(8/12現在)、今期営業増益予想(日経予想)、株価が25日・75日・200日移動平均線を上回っている中から、成長性や話題性など総合的に考慮した上でピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
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