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2024-05-11 22:43:45

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週刊日本株式アウトルック

日経平均は25日線付近で値固め、物色の変化は資源価格次第か

2022/3/4
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2022/3/7〜3/11)

来週(2022/3/7〜3/11)の日経平均株価の予想レンジは26,100円-27,000円。東京株式市場はウクライナ情勢や海外の金融市場など外部環境にらみの神経質な展開か。取引時間中は様々な形式のアルゴリズム売買が唐突的かつ連続的な動きを生じさせており、個人投資家が容易に参入しづらい状況が続く。翌週にはFOMC(連邦公開市場委員会)に加え、日銀金融政策決定会合が控えている。金融市場が動意付く材料となりえるため、需給イベントとなる週末のメジャーSQまでは方向感は出づらい。
物色動向も外部環境に左右されそうだ。ロシアとウクライナが停戦交渉などによってウクライナ情勢に沈静化の兆しがみられれば、これまで原油を中心とした資源価格上昇を材料に物色された関連業種や銘柄への巻き戻しが生じる公算が大きい。また、パウエルFRB議長は下院議会証言で、3月FOMCでは0.25%の利上げを提案したいとの見方を示し、金融面での先行き不透明感の払拭につながった。短期的には米長期金利が落ち着く可能性が高く、マザーズ市場を中心に内需小型グロース株などが見直し買いの対象になる可能性がある。決算発表企業も多少増えることで、企業サイドからリリースされる材料を含め、個別色の強い相場展開が予想される。

国内の経済指標は、2月工作機械受注(3/9)、2月企業物価指数(3/10)、1-3月期法人企業景気予測調査(3/11)に注目。海外の経済指標やイベントでは、中国で全国人民代表大会(全人代)開幕(3/5)、ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)、米2月消費者物価指数(3/10)などが注目材料となる。

日経平均株価(図表1)は2/24安値(25,775円)を起点に反発基調にあるが、下向きで推移する25日移動平均線(26,956円 同)までの戻りにとどまっている。つまり、依然として昨年9月につけた昨年来高値(30,795円)を起点とした下落波動が続く中での、自律反発の範ちゅうに過ぎない。
当面は2/24安値を割り込まずに25日移動平均線を上回っていけるかが強気転換への焦点となる。逆に2/24安値を割り込む場合は下値模索につながる公算が大きい。2021年5月以降で観測できる27,500円前後の下値のフシを1月後半に下回っている。2/10高値までの揺り戻しが一時的であるならば、今後は底割れから下値模索のリスクに注意する必要がある。

一方、3月は日柄面で相場の注目タイミングとなる。2021年2月高値30,714円からの調整で下げ止まった同年8月安値までに「27週」を要した。2021年9月高値30,795円から「27週」が経過するのが3月となり、反転上昇への変化月となりえるからだ。
上値メドは、25日移動平均線、2/10安値27,575円付近、1/18安値28,129円付近など。下値メドは、2/24安値25,775円付近、心理的フシ目の25,000円付近、1/27安値から2/10高値までの上げ幅に対する倍返しの下げとみた24,208円処などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/1/4-2022/3/3)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、1月景気動向指数、2月景気ウォッチャー調査(3/8)、10-12月期GDP改定値、2月工作機械受注(3/9)、2月企業物価指数、2月都心オフィス空室率(3/10)、メジャーSQ、1-3月期法人企業景気予測調査(3/11)がある。

国内企業の決算発表では、ファーマフーズ、アイル、アスカネット、フジコーポ、萩原工業、アイ・ケイ・ケイ、学情、インスペック(3/7)、ミライアル、ピースリー、B&P(3/8)、くら寿司、アイモバイル、サトウ食品、Bガレージ、ザッパラス、アゼアス、SYSHD(3/9)、積水ハウス、菱洋エレク、ステムリム、テンポスHD、楽天地、鎌倉新書、サムコ、神島化、シルバーライフ、トーホー、Casa、ギグワークス、トビラシステム、不二電機、トップカルチャ(3/10)、クミアイ化、ラクスル、ヤーマン、シーイーシー、丹青社、丸善CHI、ソフトウェアサー、オハラ、アクシージア、フリービット、トーエル、gumi、エイチーム、HEROZ、ケア21、ベステラ、イトクロ、ブレインズ、共和工業、ユークス、ランドネット、OSGコーポ、フルスピード、クロスプラス、モルフォ、ミロク、ベルグアース、日東網、タンゴヤ、Eインフィニティ、クシム、大盛工業、アールエイジ、精養軒、アマガサ、サンオータス、メディ総研、光・彩(3/11)などが予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、中国で全国人民代表大会(全人代)開幕(3/5)、中国1月貿易収支(3/7)、米1月貿易収支(3/8)、中国2月生産者物価指数、中国2月消費者物価指数、韓国大統領選挙(3/9)、ECB定例理事会(ラガルド総裁記者会見)、米2月消費者物価指数(3/10)がある。

来週の注目銘柄!(3/7〜3/11)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

5480

3,400円

2,530円

ステンレス専業大手。ニッケル精錬から圧延まで一貫生産を手掛ける。2/3に発表した2022年3月期3Q累計の営業利益は113.7億円(前年同期比2.6倍)と好調な着地となり、通期の営業益予想を従来の130億円から140億円(前期比2.3倍)に引き上げた。高機能材について、太陽光発電や半導体製造設備関連向けの需要が堅調に推移したことから、前回予想を上回る見通し。期末の配当予想も40円から80円(前期は30円)に修正した。株価は1/27安値2,162円を起点に急上昇したあとのもみ合い。2/9高値3,060円からは二段下げの調整パターンで煮詰まり感が強くなっており、上放れが期待できる。PERは1桁台、PBRは1倍割れとバリュエーション面で割安感がある点も評価できる。ターゲットは3,400円、ロスカットは2,530円

6406

3,250

2,630

エレベーター、エスカレーターの開発を手掛ける。株価は今年に入ってから動きが良く、全体市場が大きく調整する中でも右肩上がりのトレンドが続いている。3/1の引け後、350万株・100億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表し、中期経営計画の実行施策を公表した。不安定な相場環境の中では安心材料となる。昨年9月につけた上場来高値3,085円が射程圏内に入っており、これを超えてくれば一段と上値が軽くなる展開が期待できる。この先も足元の強い基調が継続すると予想する。ターゲットは3,250円、ロスカットは2,630円

6327

710

460

プリント基板プレス、FA機器中堅。2/4に発表した2022年6月期上期の営業利益は1.9億円(前年同期比50.6%減)と減益での着地となった。しかし、今期は3Q以降に売り上げが集中しているとのことであり、過度に悲観する必要はない。実際に受注は好調であり、産業機械事業の受注・受注残高ともに上期時点の過去最高額を更新している模様で下期の巻き返しに期待したい。株価は2/24に陽線はらみ足の買いサインが点灯。株価は25日・75日移動平均線などが収れんする水準よりも上方で推移しており、まもなく上値に騰勢を強める公算が大きい。1/19高値610円を超えると、上値余地が一段と拡大する。ターゲットは710円、ロスカットは460円

8114

3,600

2,700

スポーツウェア大手。「ルコック」等の海外ブランドも展開している。同社は2/7、2022年3月期の通期の連結営業利益予想を従来の42.5億円から46億円に引き上げた。売上総利益率の改善や広告販促費などの販管費の削減など、日本事業における収益改善が予定より進んでいるもよう。なお、2/25には今期末の配当予想を従来の20円から25円に引き上げると発表している。株価は上方修正後の会社計画が保守的との見方から売られたが、2019年3月につけた高値3015円のフシ前後まで調整し、リバウンド期待が高まる可能性がある。信用買い残が積み上がっているわけではなく、地合い好転なら200日移動平均線を超える力はあるだろう。ターゲットは3,600円、ロスカットは2,700円

9602

5,700

4,490

同社は2/22、2022年2月期の期末配当予想を従来の17.5円から27.5円(前期末は17.5円)に引き上げると発表した。「劇場版 呪術廻戦 0」「シン・エヴァンゲリオン劇場版」などの大ヒットにより主力の映画事業が好調だったことに加え、演劇事業、不動産事業も順調に推移。こうした状況を踏まえ、従来予想に加え特別配当10円を実施するとしている。株価は1/28安値4,245円からの上昇が一服し、もみ合いが進展している。2月前半から何度も200日移動平均線突破をトライしており、まもなく上抜けていく展開が予想される。2011年安値935円を起点に長期波動は綺麗な右肩上がり。短期的な調整局面は素直に買い判断としたい。ターゲットは5,700円、ロスカットは4,490円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・3/2現在、東証上場銘柄で時価総額が1兆円未満、PERが40倍以下、PBRが3倍以下、配当利回りが0.8%以上、今期増収・営業増益予想(会社予想、2月本決算銘柄はコンセンサス)の中から、テクニカル面、成長性や話題性を含め、総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

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