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2024-05-12 08:51:48

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週刊日本株式アウトルック

地政学リスクに一喜一憂、日経平均は25日線を意識して上値重い展開か

2022/2/18
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2022/2/21〜2/25)

来週(2022/2/21〜2/25)の日経平均株価の予想レンジは26,500円-27,500円。米国市場は2/21のワシントン誕生記念日のため休場、国内も2/23の祝日があることで週前半は材料難となる。現物の売買代金が減少し、主力株中心に方向感が出づらい展開が予想される。2/17の後場はロシアの国営通信社が「ウクライナ政府軍がウクライナ東部の親ロシア勢力に対して砲撃を行った」との報道で先物が大幅に下げる場面があった。ウクライナ情勢に関するヘッドラインに一層警戒が強まる雰囲気になっており、アジア株の動向も交え取引時間中の積極的な売買も手控えられそうだ。
物色はグロース・バリュー色に比較的偏りが薄い経済再開関連や海運株などが中心か。業種間のリターン・リバーサル的な物色も想定されるが、局地戦にとどまる公算が大きい。2月末決算銘柄の権利付き最終日を2/24に控えており、小売株を中心に権利取り狙いの買いが見込まれる。

図表1は、TOPIXベースのグロース指数をバリュー指数で割った日次の相対チャートである。指数が上昇すればグロース優位、低下すればバリュー優位である。こうしてみると、2020年12月からバリュー優位が始まり、現在も75日線の傾きとともにバリュー優位のトレンドが続いてることがわかる。一方、下方のグラフは相対指数の75日線からのかい離率を示したものである。2/17現在、マイナス9.6%と過去にバリューからグロース優位に転換した水準までかい離率が広がっている。平均回帰の習性から考えると、まもなく指数は上向きに変わる、つまり、短期的にはグロースが優位になっていく可能性が高いと判断できる。

図表1:グロース・バリュー相対チャート(日次、2018/1/4-2022/2/17)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

日経平均株価(図表2)は下向きで推移する25日移動平均線(27,413円 2/17)に上値を抑えられる展開となっている。定石通りの動きでもあり、日柄調整をこなしながら同線を上抜いていけるかが焦点となる。
だが、昨年8/20安値26,954円を起点に10/6安値を通る右肩上がりの上値抵抗線(a)や、昨年9/14高値30,795円を起点に11/16高値29,960円を通る右肩下がりの上値抵抗線(b)などが上方に存在しており、突破していく場合でもある程度の時間や相場の力強さが必要になってくる。
一方、昨年8月安値26,954円を直近1月に下回っている。その後、2/10高値27,880円で上値抵抗線(a)までいったん戻っており、これが一時的なアヤ戻しであるならば、1月安値26,044円を下回り、下値模索につながるリスクに留意する必要がある。

図表2:日経平均株価の日足チャート(2021/1/4-2022/2/17)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、1月企業サービス価格指数(2/22)、1月都区部消費者物価指数(2/25)がある。

一方、海外の経済指標の発表では、独2月Ifo景況感指数、米12月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数、米2月消費者信頼感指数(2/22)、米10-12月期GDP改定値、米1月新築住宅販売(2/24)、米1月個人消費支出・個人所得、米1月NAR仮契約住宅販売指数(2/25)がある。

米企業決算では、ホームデポ(2/22)、ロウズ、イーベイ(2/23)、モデルナ(2/24)などが発表を予定している。

なお、2/21の米国市場はワシントン誕生記念日のため休場となる。

来週の注目銘柄!(2/21〜2/25)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

1332

630

519

2/4発表の2022年3月期3Q累計の営業利益は247億円(前年同期比64%増)と大幅な増益となり、併せて通期の営業益予想を従来の245億円から270億円(前期比50%増)に上方修正した。新型コロナウイルスの影響を大きく受けた前期の反動需要もあり、水産・食品事業とも好調に推移。今後の取り組みとして、速筋タンパク商品を拡充するという。「タンパク質も選ぶ時代へ」のキャッチコピーのもと、様々なメディアでPR活動を実施し認知度を上げるとしている。株価は2/7安値520円から戻り歩調にあり、直近高値565円を更新した。短期底固めが完了し、上値を試す展開が予想される。ターゲットは630円、ロスカットは519円

2918

2,220

1,750

中食業界で首位。セブン‐イレブン向けが収益の柱。2022年2月期3Q累計の営業利益は42.9億円(前年同期比46%増)で着地。食品関連事業における売上の一部回復や海外事業の好調、食材関連事業における棚卸資産評価損のはく落などが寄与した。通期の会社計画45.0億円に対する進ちょくは95.4%と良好だ。株主優待制度の廃止を発表したが、配当金による直接的な利益還元を充実させるとしている。株価は1,800円〜1,900円処でもみ合い。もみ合いを上放れるとリバウンド余地は大きい。下振れリスクもあるが、中期波動は2019年のもみ合いゾーンに入っており、下値への硬直性は比較的強いとみられる。なお、2/24は権利付き最終日、2/25は権利落ち日となる。ターゲットは2,220円、ロスカットは1,750円

3333

1,570

1,280

自転車専門店を直営中心に展開、ネット通販も注力中。2022年2月期3Q累計の営業利益は56.9億円(前年同期比17.4%減)で着地。通期の会社計画54.5億円(前期比20.6%減)を超過している。パーツメーカーの供給不足や生産停止など影響したが、高機能化が進む電動アシスト自転車が好調に推移している。なお、1月度の既存店売上高は前年同月比1.7%増と12月度の8.6%減からプラスに浮上した。株価は昨年12/30高値1,462円を起点に値幅調整の局面にある。12/28に形成した大陽線の安値1,328円付近まで権利落ち分も含め調整が進んでおり、値ごろ感が注目されやすい。昨年12/30高値で同年9月の戻り高値1,447円をすでにクリアしていることから、短期波動は上向きに転じている可能性が高い。ターゲットは1,570円、ロスカットは1,280円

6140

690

570

ダイヤモンド工具国内首位。2/9に発表した2022年3月期3Q累計の営業損益は19.8億円の黒字(前年同期は9.6億円の赤字)と好調な着地となり、併せて通期の営業益予想を23.6億円から25.4億円に引き上げた。工作機械の受注や軸受け生産が好調に推移したことにより、関連工具の売り上げが大幅に増加したことなどが寄与する。事業環境は良好であり、今期のさらなる上振れ、さらには来期以降の業績拡大にも期待したい。株価は200日移動平均線が通る585円付近で下げ渋っており、上方にある25日移動平均線に突っかける動きとなっている。短期的には下値固めの動きが続く可能性が高いが、高配当、低PER面が評価されそうだ。ターゲットは690円、ロスカットは570円

9861

2,700

2,320

2022年2月期3Q累計の最終損益は61.5億円の黒字(前年同期は55.0億円の赤字)と黒字転換となり、併せて通期の連結純損益予想を従来の47億円の黒字から72億円の黒字に引き上げた。営業時間短縮期間の延長や助成金対象店舗の拡大などにより、3Q累計期間において見込みを上回る営業外収益を計上したことが寄与した。月次の既存店売上高が11月、12月、1月と3か月連続で前年同月を上回っており、コロナ禍からの回復は続くとみる。株価は2021年から右肩上がり。安定推移を続けており、需給面は良好だ。なお、2/24は権利付き最終日、2/25は権利落ち日となる。ターゲットは2,700円、ロスカットは2,320円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・2/17現在、東証1部上場銘柄で時価総額が2,000億円以下、PERが23倍以下、PBRが4倍以下、信用倍率が10倍以下(2/10現在)の中から、テクニカル面や業績面、成長性、話題性を含め、総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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