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2024-05-12 20:07:29

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週刊日本株式アウトルック

日経平均は短期底固め終盤、グロースよりバリューへの押し目買いが有効か

2022/2/4
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2022/2/7〜2/10)

来週(2022/2/7〜2/10)の日経平均株価の予想レンジは26,500円-27,800円。前半の値固めから後半は戻りを試す場面も予想される。とはいっても、祝日(建国記念日)が入るため4日立会い。2/10のSQに向けて指数は方向感が出づらくなる一方、企業決算を通じた個別株の動向が業種動向やバリュー・グロース間の優劣を決める一週間となりそうだ。また、春節の休場明けとなる中国株式市場が米主要指数の大幅反発をどう織り込むか、東京時間の先物の売買に多少は影響する公算が大きい。
決算発表による個別まちまちの反応によって、目先的にはバリュー・グロースの優劣も見分けづらくなっている。決算以外の主要な材料もなく、上げた株は下がりやすく、下げた株が上がりやすいなど目先のリターン・リバーサルを狙った売買が続くことが予想される。
一方、マザーズ指数の動向が小型グロース株全般の値動きを左右する。指数の日々の上げ下げが大きくなるのは天底形成前の典型的な現象だ。マザーズ指数は2/3に4%の大幅下落となった。下げが続く場合でも1/27につけた終値ベースの安値を割り込まず、再び反発基調に入っていけるかが重要なポイントになる。

ドル円相場が円安基調を保つ中、米長期金利や米国株が安定を取り戻せるか、1月第2週以降で日本株を大幅に売り越した海外投資家が業績堅調な日本株を再評価する流れになるかどうか、早々にはハードルが高い条件といえるが、それがなければ日経平均株価が28,000円を超えて上昇していく可能性は薄いといえる。
当面は、決算内容を踏まえたアナリスト評価が投資判断の材料となる。だが、特にグロース株に関しては従来設定した目標株価から大幅に下振れており、投資判断は据え置きでも目標株価を引き下げる動きが増えそうだ。つまり、決算発表後もグロース株に対してはカタリスト不足となる。短期的には強烈に下げたグロース株への押し目買いがキャピタルゲイン狙いでは魅力的に映るが、当面は3月を直前に控えていることもあり、配当利回りが高い、かつPBRが低いバリュー株への買いを続ける方が有効だろう。

日経平均株価(図表1)は直近安値から急速に戻りを試す展開となった。2/3は5日ぶりに下落したものの、下げ幅は限定的だった。下向きの10日移動平均線(27,099円 2/3)に押し戻された感もあるが、上向きが続く5日移動平均線(27,114円 同)を下値で意識する格好となった。概ね、昨年12月初旬につけた27,600円処の安値水準が上値抵抗となる動きであるが、売られたあとに戻る場面では過去の安値が上値のフシとなるよくあるパターンである。調整一巡後、2/2高値(27,564円)を超えると、次は12/20安値(27,893円)が上値のフシとなりえる。
RSI(9日)は46.1%→45.5%(2/3)にやや低下。依然として強弱の分れ目となる50%水準を下回っており、50%超えの強気局面に入れるかが短期的には焦点となる。

上値メドは、昨年12/3安値27,588円付近、昨年12/20安値27,893円付近、1/18安値28,129円付近、昨年9/14高値30,795円を起点に11/16高値29,960円を通る右肩下がりの上値抵抗線、昨年8/20安値26,954円を起点に10/6安値を通る右肩上がりの上値抵抗線など。下値メドは心理的フシとなる27,000円付近や26,000円付近、昨年12/3安値27,588円から1/5高値までの上げ幅に対する倍返しの下げとみた25,780円処などがある。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2021/1/4-2022/2/3)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントでは、12月景気動向指数(2/7)、12月家計調査、1月景気ウォッチャー調査(2/8)、1月工作機械受注(2/9)、オプションSQ、1月企業物価指数、1月都心オフィス空室率(2/10)がある。

企業決算では、NTT、ダイキン、オリックス、SUBARU、三菱重、ヤマハ、東センチュリー、ユー・エス・エス、日油、ワークマン、アルフレッサHD、全国保証、名鉄、デンカ、JMDC、京阪HD、日製鋼、デサント、帝人、住友ベ、東芝テック、丸一管、ベネッセHD、ニッパツ、ひろぎん、第一興商、ニチアス、Jマテリアル、住友倉、グリー、JESHD、日立造、日本紙、マルハニチロ、西日本FH、三菱ロジ、KHネオケム、タカラトミー、稲畑産、昭和産、十六FG、OKI、インテージHD、三星ベ、図研、日東工、TOWA、アニコムHD、芝浦電子、アイペットHD、JDSC、タスキ、フォースタ、GMOリサーチ(2/7)、ソフトバンクG、日産自、シマノ、ネクソン、バンダイナム、住友鉱、AGC、出光興産、JFEHD、大成建、関西ペ、横河電、三菱ガス、ハーモニック、ゼンショーHD、JR九州、IIJ、IHI、Gウイン、太平洋セメ、東海カ、シップHD、カネカ、FUJI、DeNA、フジテック、神戸鋼、不二製油、伊藤米久、太陽HD、ニプロ、ノエビアHD、HUグループ、ダイワボHD、安藤ハザマ、ミズホリース、フューチャー、JTOWER、ダスキン、レノバ、スターツ、エレコム、武蔵精密、ライト工、ソラスト、東鉄工、UNITED、ブティックス、リボミック、Iスペース、リグア、フォーライフ(2/8)、トヨタ、ホンダ、富士フイルム、テルモ、ルネサス、資生堂、INPEX、旭化成、東レ、明治HD、ホトニクス、ヤマトHD、SUMCO、凸版印、小田急、マクドナルド、ホシザキ、リンナイ、三浦工、コムシスHD、THK、クラレ、スズケン、京急、ジャストシステ、ペプチド、森永乳、三菱マ、クレセゾン、ISID、長瀬産、近鉄エクス、リンテック、福山運、森永菓、ナカニシ、伊予銀、平和、三井金、フジクラ、Tナカヤマ、日清紡HD、アイフル、BML、共立メンテ、石油資源、雪印メグ、コロワイド、センコーGHD、能美防、スター精、タムロン、サンアスタリスク、BASE、プレイド、NexTone、ソレイジア、イーエムネットJ、ホットリンク、勤次郎、イノベーション、バーチャレクス、サイババズ、駅探、WASHハウス、イントランス(2/9)、東エレク、大塚HD、シスメックス、菱地所、大和ハウス、セコム、住友不、ENEOS、いすゞ、ヤクルト、パンパシHD、ヤマハ発、東急、三菱HCキャ、GMOPG、鹿島、大林組、近鉄GHD、マツダ、参天薬、日本新薬、セガサミーHD、NIPPO、ラクス、長谷工、ナブテスコ、アマダ、エア・ウォーター、F&LC、ロート、西武HD、大王紙、リログループ、TBSHD、ショーボンド、日揮HD、タカラバイオ、GMO、コカコーラBJH、ヤオコー、DMG森精、宝HD、サンリオ、コスモエネHD、サッポロHD、シチズン、そーせい、JAM、プラスアルファ、GMO−FG、アンジェス、MTG、HENNGE、アドベンチャ、エネチェンジ、ケアネット、アルファポリス、日本電解、カオナビ、ロードスター、Chatwork、バルミューダ、Ine、QDレーザ、AIinside、リブワーク、ナノキャリア、ニューラル、ジーニー、交換デキル(2/10)などが発表を予定している。

海外の経済指標の発表では、米12月消費者信用残高(2/7)、米12月貿易収支(2/8)、米1月消費者物価指数、米1月財政収支(2/10)、英10-12月期GDP(2/11)がある。

米企業決算では、タイソン・フーズ(2/7)、ファイザー、デュポン(2/8)、コカコーラ、イルミナ(2/10)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄!(2/7〜2/10)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2768

2,100

1,705

総合商社。自動車、航空、肥料に強み。同社は2/2、2022年3月期の通期の連結純利益予想(IFRS)を従来の700億円から800億円(前期比3倍)に、期末配当予想を45円から58円に上方修正すると発表した。石炭価格が引き続き高値で推移していることなどから、市場コンセンサス744億円を上回る見通し。株価は2/2に中陽線を形成し、日足では25日・200日移動平均線を上回り、1月につけた戻り高値(1,853円)が射程圏に入った。当面は昨年10月につけた昨年来高値(2,032円)が上値のメドとなる。予想配当利回りは4.9%程度、PBRは1倍割れでバリュエーション面でも魅力的な水準である。ターゲットは2,100円、ロスカットは1,705円

3231

3,090

2,560

「プラウド」ブランド等のマンション開発、分譲が主力。同社は1/27、2022年3月期の通期の連結純利益予想を従来の495億円から510億円(前期比20.9%増)に、期末配当予想を42.5円から47.5円に上方修正した。住宅部門や仲介・CRE部門のさらなる利益増加を見込む。3Q累計(4-12月)の連結純利益は269億円(前年同期比3.5%増)となり、計上個数の増加で粗利利益率が向上したことや、売買仲介事業のリテールで取り扱い件数および取り扱い高が増加したことも寄与した。株価は11月安値2,453円を起点に戻り歩調。一目均衡表では抵抗帯(雲)を上回り、200日移動平均線超えを試す局面だ。ターゲットは3,090円、ロスカットは2,560円

4005

660

553

総合化学大手。2022年3月期3Q累計(4-12月)の連結純利益(IFRS)は1,337億円(前年同期比6.6倍)で着地した。上記決算を発表した翌日2/1の株価は一時弱気に反応した。四半期ベースで3Q(10-12月)の純利益が2Qを下回ったからである。しかし、結果的に日足では下ヒゲを形成する格好となり、底打ちを確認したとみられる。2/3は短期右肩下がりの上値抵抗線を上抜ける買いサインが点灯。2021年4月以降は狭いボックスでもみ合い相場が続いており、中期波動も上放れにつながる期待感は強い。予想配当利回りは4.0%程度、PBRは1倍割れで割安感にも注目できる。ターゲットは660円、ロスカットは553円

5471

5,050

4,080

特殊鋼専業で世界最大級、日産やホンダ等自動車向け主力。同社は1/31に3Q累計(4-12月)決算を発表。営業利益は289億円(前年同期19億円)と大幅な増益を達成した。通期の利益見通しも310億円から350億円に上方修正しているが、引き上げ幅は保守的にも映る。期末配当も上方修正しており、予想配当利回りは4.0%と高い。PBRも1倍割れである。株価は一目均衡表の抵抗帯(雲)上限で伸び悩むが、下値も堅い。昨年11月安値(3,925円)を切り上げるかたちで戻り歩調にあり、1/13につけた戻り高値(4,510円)を超えるとダブルボトムが完成する。ターゲットは5,050円、ロスカットは4,080円

6632

220

169

業務用システムと車載機器に重点。同社は2/1、2022年3月期の3Q累計(4-12月)の連結営業利益が36.3億円(前年同期比76.1%増)だったと発表した。テレワークや巣ごもり需要の増加に伴いホームオーディオやポータブル電源、プロジェクターの新商品などBtoCの販売が好調に推移したもよう。今後は通信型ドライブレコーダーを軸に、車両管理や運行管理における汎用性の高いテレマティクスソリューションに注力する。株価は2/2に大陽線を形成し、1月の戻り高値193円が視野に入った。上抜けると底固めのパターンとなり、昨年12月安値163円からのE計算値223円処が目標となる。予想配当利回りは3.2%程度、PBRは1倍割れで割安感も再評価されそうだ。ターゲットは220円、ロスカットは169円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・2/2現在、東証1部上場銘柄で時価総額が300億円以上、PERが12.0倍以下、PBRが1.0倍以下、配当利回りが3.0%以上、株価が25日・75日移動平均線を上回っている、今期増収・増益予想(純損益、日経予想)の中から成長性、話題性を含め、総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
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