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2024-05-12 03:05:43

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週刊日本株式アウトルック

円安維持が大型株への出遅れ物色のカギ、週後半は中小型株に需給懸念も

2021/12/17
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2021/12/20〜12/24)

来週(2021/12/20〜12/24)の日経平均株価の予想レンジは28,500円-29,400円。FOMC(連邦公開市場委員会)以上に重要なイベントや材料はなく、外部環境に神経質な展開が予想される。米主要指数のITハイテク株を中心とした不安定さは残るだろうが、東証1部の騰落レシオ(25日)が80%台にとどまるなど利益確定売りを急ぐ高揚感や水準感ではない。個別株ベースで内需・外需を問わず出遅れ感のある大型株への買いは続く見通し。一方、中型株や小型株が相対的に弱い。流動性の問題はあるにせよ、市場参加者が減少することで値動きが荒くなる銘柄が増えそうだ。
FOMCでは1月半ばにテーパリングのペースを倍増し、2022年末までに0.25%ずつ3回の利上げを実施する方針が示されたことで、ドル円相場は円安バイアスがかかりやすい。年末のドル需要や米系企業のレパトリエーション(国外滞留資金の本国環流)なども円安・ドル高要因として注目されており、引き続き大型株が優位か。

一方、需給面での懸念要因は、クリスマスを前にアジア勢を含め海外投資家の売買が減少することである。また、来週は新規上場(IPO)が24社にまで及ぶ。特に集中する12/22以降は換金売りや資金分散が予想され、初値直後の値崩れが生じやすくなる。外部環境が悪化するタイミングと重なる場合、相場全体の年末高ムードを押さえ込む可能性もあり留意が必要だ。
図表1のように、東証1部の売買代金は直近5年間の平均でみると年末に向けて減少をたどる傾向がある。昨年は12/23(水)から2兆円を割り込むようになってきた。今年も例年通り減少が予想され、上にも下にも振れ幅が大きくなるリスクをはらむ。

図表1:12月の東証1部の売買代金の推移(2016-2021)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

日経平均株価(図表2)は12/16、12/9につけた戻り高値(28,908円)を上回ったことで、12/3安値(27,588円)を起点とした反発基調が続いていることを確認した。
RSI(9日)は66.2%→70.7%(12/17)に上昇。過熱ゾーンで強いモメンタムが続くかどうか。75日移動平均線(29,095円 12/16)付近まで上昇したことになるが、このまま早期に9/14高値(30,795円)を起点に11/16高値(29,960円)を通る上値抵抗線まで上昇できるかが焦点となる。
いずれにしても、これから3週間程度かけて75日前の当日株価が3万円に向けて上昇する。そのため、当時の株価上昇スピードについていくような勢いが続かなければ、75日移動平均線の下向きへの変化に株価も上値が重くなっていく。
目先の上値メドは、11/25安値29,444円、上述した上値抵抗線など。下値メドは10日移動平均線(28,503円 同)や、28,100円付近、12/3安値27,588円などが考えられる。

図表2:日経平均株価の日足チャート(2021/1/4-12/16)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表は、日銀金融政策決定会合議事要旨(10/27〜10/28開催分)(12/22)、11月全国消費者物価指数、11月企業サービス価格指数、11月住宅着工統計(12/24)がある。

企業決算では、ツルハHD、アークランド(12/21)、ニトリHD、高島屋、壱番屋、象印、平和堂、三益半(12/24)
がある。

海外の経済指標の発表は、米7-9月期経常収支(12/21)、米7-9月期GDP確報値、米11月中古住宅販売(12/22)、米11月耐久財受注、米11月個人消費支出・個人所得、米11月新築住宅販売(12/23)がある。

なお、12/24は米国、英国、香港市場がクリスマスのため休場となる。

来週の注目銘柄!(12/20〜12/24)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3038

4,500

3,380

冷凍品など食材販売の「業務スーパー」をFC展開。今期は60店舗の純増を目標としている。原材料価格の上昇で値上げの可能性にも言及しているほか、自社グループ工場の設備投資を継続し、プライベートブランド商品のさらなる充実を図る見通し。メディアで取り上げられることも多く、成長期待は続く公算が大きい。12/14に発表した2022年10月期の通期連結営業利益は288億円(前期比5.4%増)の見通し。市場コンセンサスを下回ったことで直後は売り反動だったが、材料出尽くし判断による押し目買いによって下げ渋りをみせている。8月以降はレンジ相場が続いており、値固めのあとは再び上値トライの展開が予想される。ターゲットは4,500円、ロスカットは3,380円

4185

5,000

4,100

レジストなど半導体材料が柱。医薬品受託製造、合成樹脂も手がけている。2022年3月期の通期連結営業利益予想(IFRS)は523億円(前期比52.8%増)の見通し。従来の430億円から引き上げた。主要な需要業界である半導体市場やバイオ医薬品関連などが好調に推移している。株価は短中期ともに下値を切り上げる上昇トレンドが続く。9月以降の調整局面では75日移動平均線がサポートとして機能しており、相場全体が低迷する中でも直近で年初来高値を更新するなど相対的な強さに注目したい。なお、大手証券の一角では、長期的な成長性や強力なガバナンス体制のもと、セクター内屈指のグロースを誇る優良銘柄として推奨している。ターゲットは5,000円、ロスカットは4,100円

5411

1,670

1,300

粗鋼生産国内2位・世界10位台のJFEスチールが中核の持株会社。2022年3月期の通期連結純損益予想(IFRS)は2,500億円の黒字見通し。 11/5の決算発表時に従来の2,400億円の黒字から上方修正した。鋼材価格改善の取り組みの成果によるスプレッド改善を見込む一方、金属やスクラップなどのコストアップ要因を想定している。一方、株価は市場コンセンサスを下回ったことで売り反応となり、11月相場は値幅調整を強いられた。12月の反発局面も勢いを欠いていたが、ようやく25日移動平均線上を上回る水準に浮上。景気敏感セクターでは海運株に対する出遅れ感もあり、当面は物色が続く公算が大きい。ターゲットは1,670円、ロスカットは1,300円

6674

2,830

2,280

車載用鉛電池、産業用電池電源が主力。鉛蓄電池で世界2位。2022年3月期の通期連結営業利益は210億円(前期比15.4%減)の見通し。11月の決算発表時に従来の240億円から引き下げた。鉛を含めた原材料価格高騰の影響を受けることなどが要因。一方、最近ではリチウム硫黄電池の実証に成功したことや、EV用リチウムイオン電池へ本格再参入する意向を強調しており、来年に向けて時流に乗る可能性が高い。株価は11月につけた安値2,130円を起点に下値を切り上げる展開となり、25日移動平均線を上回った状態でもみ合いが続く。出来高も11月以降で明らかに増加基調にあり、先高期待を見込む投資家が多いことがうかがえる。ターゲットは2,830円、ロスカットは2,280円

9962

5,500

4,270

FA・金型部品の専門商社ミスミが中核。2022年3月期の通期連結営業利益は485億円(前期比78.3%増)の見通し。決算発表時に従来の455億円から上方修正した。上期(4-9月)において、世界規模で製造業の設備投資や稼働が堅調に推移していることを反映したもようだ。10月度の売上高実績も堅調に推移している。株価は年初来高値である11月高値5,230円を起点に調整局面にあるが、75日移動平均線上で値固めが進展中。12/8高値4,895円を上回ると年初来高値更新が視野に入るだろう。ターゲットは5,500円、ロスカットは4,270円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・12/15現在、東証1部上場銘柄で時価総額が1,000億円以上、PERが50.0倍以下、PBRが12.0倍以下、信用倍率が30.0倍以下(12/10現在)、予想配当利回りが0.5%以上の中から、テクニカル面や業績面、成長性や話題性を含め総合的に考慮してピックアップした。「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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