SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-05-11 23:38:05

マーケット > レポート > 週刊日本株式アウトルック

週刊日本株式アウトルック

三連休後の値動きに注目、リスク選好は選別物色ながらも継続へ

2020/8/7
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2020/8/11〜8/14)

来週(2020/8/11〜8/14)の日経平均株価は戻りを試す展開が続きそうだ。週間の予想レンジは22,200円-22,800円。米雇用統計の発表を通じて米国株式の上昇が続けば、3連休明けの日本株に買い戻しが強まる公算が大きい。ドル円相場も再び円安方向を試す展開が予想されるほか、上海総合指数の年初来高値更新があれば援軍になる。材料難で売買代金の減少が予想されるものの、需給環境は良好だ。8月はFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されないことで、イベントリスクを抱えずにリスク選好のムードが優勢となろう。
決算銘柄への短期高速売買が続くことや、休暇入りを背景にマザーズ市場など小型株への物色が強まることが考えられる。巣ごもり消費関連などを中心に値動きの良さに着目した買いが続くかが、相場活況のバロメータになる。
一方、懸念材料は、新型コロナウイルスに対する追加支援策の米議会協議の行方や、国内の感染者数の増加が短期的に政治判断・経済・社会にどのような変化をもたらすかどうか。支援策が遅れれば経済的なダメージは年後半に向けて顕在化する。
米厚生長官による台湾訪問に中国が強く反発していることや、総領事館の閉鎖に関する米中関係悪化、南シナ海をめぐる米中の軍事的緊張などにも注意が必要である。国内の輸出企業を中心に夏季休業を前にしたドル売り需要も円高要因となり、外部環境次第では株価の上値の重荷となる。

日経平均株価(図表1)は7月最終日に長期のトレンドを示す200日移動平均線(21,974円 8/6)を一時割り込んだものの、8月の月替わりのタイミングで早々に反発に転じた。6月安値当時とほぼ同じ水準での大幅反発であり、相変わらずの底堅さがうかがえる。8/5には25日移動平均線(22,512円 同)上なども回復し、一段と反発基調を強められるかが焦点となる。RSI(9日)は41.9%と強弱の分岐となる50%を下回っており、上回れるかを同時に見極める必要がある。

2010年〜昨年までの10年間の8月相場を振り返ると、月足ローソク足が陽線(月初よりも月末の方が高い)だったのは3回のみである。あとはすべて陰線(月初よりも月末の方が安い)だった。陽線だった3回に関しても、直近の価格レンジ内で形成したもので、上昇相場を推進するような強い動きではなかった。ただ、面白いのは、2017年〜昨年までの直近3年間は8月までの値固めを経て、9月頃から上に放れる展開が続いてきた点である。今年も8月の後半まで今のもみ合い相場が続く場合、9月は4年連続で上放れのシナリオが考えられる。

当面の上値のフシは、2/25の急落で形成したマド埋めの23,378円〜昨年11月高値レベルの23,600円処となる。6/9高値から6/15安値までの下げ幅の倍返し24,841円などにも注目。3/19安値から3/25高値までの上昇幅を6/15安値から同値幅上げた24,735円にも近く、上昇継続の場合の重要なフシとなる。一方、6/15安値を下回る場合、21,000円や20,000円の心理的フシまで下落余地は拡大する公算が大きい。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2019/8/1-2020/8/6)
  • 出所:QUICKよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表では、7月景気ウォッチャー調査(8/11)、7月マネーストック、7月工作機械受注(8/12)、7月企業物価指数(8/13)などがある。

企業決算では、ソフトバンクG、NTT、楽天、住友不、ソニーFH、GMOPG、ワークマン、日産化、日本新薬、ロート、マツモトキヨシ、GMO、ヤオコー、ショーボンド、DIC、荏原、東芝テック、堀場製、森永菓、IHI、メニコン、能美防、BML、日製鋼、石油資源、クレハ、GMOクラウド、日医工、プレサンス、メディキット、ノーリツ、セイコーHD、紙パル商、スター精、ニチコン、NFCHD、物語コーポ、マイクロニクス、Amazia、ホープ、Welby、カイオム(8/11)、セコム、パンパシHD、第一生命、明治HD、ENEOS、トレンド、阪急阪神、東急、マクドナルド、サンドラッグ、横河電、JFEHD、クラレ、昭電工、パーソルHD、太平洋セメ、日揮HD、森永乳、フリー、東映、雪印メグ、カネカ、ADEKA、チェンジ、CKD、大幸薬品、月島機、古河機、ファイバーGT、JACR、やまびこ、応用地、アトラエ、ナノキャリア、エーアイ、サイババズ、ポート(8/12)、三菱商、富士フイルム、光通信、電通G、三井化学、すかいHD、ラクス、マブチ、JMDC、サイボウズ、富士ソフト、エンJPN、バローHD、そーせい、ケネディクス、東和薬品、ソラスト、トリドールHD、コロワイド、ユーザベース、タカラトミー、メドピア、PKSHA、ロイヤルHD、鴻池運輸、エラン、ヨコレイ、ぴあ、電気興、ブイキューブ、ライドオンEX、フリュー、ファインデクス、アバール、レアジョブ、FFRI、クラウドワクス、ファルコム、ランサーズ、スペースマーケ、アディッシュ(8/13)、日ペイントH、アサヒインテック、オープンハウス、オプティム、Dガレージ、日電子、BASE、コスモエネHD、アルテリア、シチズン、メドレー、スルガ銀、オイラ大地、日機装、ユーグレナ、ジーエヌアイ、ノーリツ鋼機、フジオフドG、レーサム、ベース、LITALICO、アミューズ、京三製、フォスタ電、フェローテック、プレミアG、エムアップHD、Chatwork、サイバダイン、カオナビ、ギフティ、サイバセキュリ、FRONTEO、ips、アドベンチャ、フィーチャ、ウィルズ、日ホスピス、ITbookHD、ジモティー(8/14)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表は、中国7月生産者物価指数、中国7月消費者物価指数(8/10)、独8月ZEW景況感指数、米7月生産者物価指数(8/11)、英4-6月期GDP、米7月消費者物価指数、米7月財政収支(8/12)、中国7月鉱工業生産、中国7月小売売上高、米7月小売売上高、米7月鉱工業生産、米6月企業在庫(8/14)などがある。

米企業決算では、マリオット・インターナショナル(8/10)、シスコシステムズ(8/12)、アプライド・マテリアルズ(8/13)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄(2020/8/11〜8/14)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

1719

800

560

ダム、トンネルなど大型土木に定評ある名門ゼネコン。同社の今期1Q(4-6月)の連結営業利益は53億円(前年同期比94%増)と大幅な伸びを見せた。緊急事態宣言の解除以降も引き続き感染拡大防止対策を徹底したうえで事業活動の継続を図った結果、土木事業、建設事業、グループ事業とも増益になった。通期の営業利益は小幅な減益を見込んでいるものの、足元の堅調な利益成長を背景とした買い安心感から、今後は反発局面入りすると考える。ターゲットは800円、ロスカットは560円

2121

2,850

1,970

2013年に投入したスマホゲーム「モンスターストライク」が収益柱。今期の連結営業利益予想は110億円(前期比35.9%減)と軟調な見通しなものの、市場では新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要の増加が期待されており、株価は3月以降堅調なモメンタムを維持している。直近では東証マザーズ市場から同1部へ市場変更しており、機関投資家による指数買いの需要も見込める。今後も強い動きを見せそうだ。ターゲットは2,850円、ロスカットは1,970円

4208

2,370

1,640

1897年に採炭で発祥し機械、セメント、化学へ多角化。直近で、同社は新たな成長期待が高まっている。同社はバイオ医薬品市場への参入準備を進めていると報じられており、事業化に向けた取り組みを本格化し、5〜10年後に年100億〜1200億円規模の事業に育てる構えだという。新型コロナウイルスに関連してバイオ関連の材料には市場は反応しやすいほか、同社のPBRは0.6倍台と過熱感もなく、今後は成長期待を背景に資金が流入しやすいと考える。ターゲットは2,370円、ロスカットは1,640円

4246

640

440

インパネやバンパー、バックドアなど自動車樹脂部品製造。同社の前期連結営業利益は90.0億円(前期比38.5%減)と大きく減少した。日本、中国、メキシコでの減産に加え、新本社・本社工場の減価償却費や働き方改革のための諸費用などが響いた。ただ、新型コロナウイルスの感染が再拡大する中でも自動車産業は徐々に稼働を開始しており、自動車・部品株は悪影響の織り込みが済んでいる様子。同社のPBRも0.5倍と割安感が強く、今後は悪材料出尽くしから下値拾いの買いが向かいやすいと考える。ターゲットは640円、ロスカットは440円

8725

3,600

2,500

損保首位級。同社の今期純利益予想は1,300億円(前期比9.1%減)と発表した。海外を中心とした保険金支払いの増加を約200億円、国内外の資産運用損益の減少を約600億円見込んでいる。世界的な債券利回りの低下も相まって株価は3月の日本株急落時の水準にまで下落。ただ、その分売られ過ぎ感は強く、反発狙いの買いを集めやすい。加えて150億円規模の自社株買い計画も好感されやすく、今後はしっかりとした値動きを見せるとみる。ターゲットは3,600円、ロスカットは2,500円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で8/6現在、PBRが1.0倍以下、配当利回りが4.0%以上、株価が10日移動平均線を上回っている中から、業績面、話題性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

免責事項・注意事項

  • 本レポートは、株式会社DZHフィナンシャルリサーチ(以下、「DZH」と称します)により作成されたものです。本レポートは、DZHが信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、DZHはその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、DZHで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。DZHは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
  • 本レポートは、お客さまへの情報提供のみを目的としたものであり、特定の金融商品の売買あるいは特定の金融商品取引の勧誘を目的としたものではありません。また、本レポートによる情報提供は、投資等に関するアドバイスを含んでおりません。本レポートにおいて言及されている投資やサービスは、個々のお客さまの特定の投資目的、財務状況、もしくは要望を考慮したものではありませんので、個々のお客さまに適切なものであるとは限りません。本レポートで直接あるいは間接に取り上げられている金融商品は、株価の変動や、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化、金利・為替の変動などにより投資元本を割り込むリスクがありますが、DZHは一切その責任を負いません。

    DZHおよびグループ会社は、本レポートの論旨と一致しないレポートを発行している場合があり、また今後そのようなレポートを発行する場合もあります。DZH、グループ会社およびその役職員は、本レポートに記載された金融商品について、ポジションを保有している場合があります。本レポートでインターネットのアドレス等を記載している場合がありますが、DZH自身のアドレスが記載されている場合を除き、ウェブサイト等の内容についてDZHは一切責任を負いません。本レポートの利用に際しては、お客さまご自身でリスク等についてご判断くださいますようお願い申し上げます。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

いちご・レジデンス・トークン?西麻布・代々木・八丁堀・上野・門前仲町・阿佐ヶ谷・金町?(デジタル名義書換方式)

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス
・口座開設の流れ

よくあるお問合せ
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード

ご注意事項

ヘルプ

  • オンラインセミナー
  • 【国内信用デビュープログラム】はじめての取引で金利・貸株料最大10万円キャッシュバック

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.