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週刊日本株式アウトルック

日経平均は弱材料に反応薄、米国株の反発に期待か

2019/8/16
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2019/8/19〜8/23)

来週(2019/8/19〜8/23)の日経平均株価の予想レンジは20,300円-21,000円。円高進行に一服感が漂う中、米主要指数の値動きに一喜一憂する流れが続きそうだ。お盆休み明けで多少は市場参加者の増加が見込まれるが、国内外ともに材料が少ない日程が続く。週後半に米カンザスシティ連銀主催のジャクソンホール会合(8/22-24、定例の経済シンポジウム)があり、各国当局者の発言などに市場が反応する可能性はある。2019年のテーマは「金融政策の課題」であるという。パウエルFRB議長は8/23(金)の米国東部時間10時から講演を行う予定だ。

中国や欧州の経済指標が予想以上に悪化し、世界的な景気減速懸念が強まっている。米経済指標は相対的に底堅さを維持しているが、債券市場では米10年債利回りが米2年債利回りを下回る逆イールドとなり、景気後退懸念からダウ平均の800ドル安を招く結果となった。ただ、ダウ平均は長期トレンドを示す200日移動平均線付近では下げ止まる動きを見せており、9月のFOMC(連邦公開市場委員会)までは同線を意識して上げたり、下げたりのもみ合いが予想される。

株式市場を取り巻くリスク要因は多い。香港のデモ、アルゼンチン危機、イタリア政局、ブレグジット、中東情勢などのさまざまな地政学リスクや、米国の長短金利の逆転、日米通商協議(8/21-22にワシントンで閣僚級協議が行われる予定)を巡る議論の進展などが挙げられる。
ただ、これらのリスク要因は織り込み度合いに差はあるものの、短期的にはズルズルと売りが続く要因にはなりそうにない。今週の日経平均株価は出遅れ感や割安感からか底堅く推移しており、米国株のリバウンド局面の方に敏感に反動する可能性が高そうだ。

日経平均株価(図表1)は20,100円を前に底堅い展開となっている。目先的には8/9高値(20,782円)を超えられるかがポイントとなる。超えることができれば、8/6安値(20,110円)と8/15安値(20,184円)とでミニ二番底が完成することになる。2012年安値水準を起点に2016年安値を通る右肩上がりの長期上昇トレンドライン上での動きになるため、その後は短期的に反発基調を強める公算が大きい。

12/26安値を起点に6/4安値(20,289円)を通る右肩上がりの上値抵抗線(2)を一気に上回る戻りがある場合は強気継続と判断したい。依然として下落基調が続く200日移動平均線(21,335円 8/15)超えや、4/24高値(22,362円)を起点に7/25高値(21,823円)を通る右肩下がりの上値抵抗線(1)までで頭打ちが予想されるものの、その後の底固めにつながる可能性が高まる。この場合の波動パターンは、上値抵抗線(2)と下値支持線(1)の間でもみ合いが想定される。

一方、6/4安値を下回ったことで、4/24高値からの逆N字波動(下げの三波動構成)がイメージできる。目先的な戻りが上値抵抗線(1)以下にとどまる場合、4/24高値から6/4安値までの下げ幅を7/25高値から下げたN計算値19,750円前後、6/4安値から7/25高値までの上げ幅に対する倍返しの下げとなる18,755円前後、12/26安値から4/24高値までの上げ幅を7/25高値から下げた背反値18,409円前後まで下落余地が拡大する可能性が高まる。

日柄分析では、昨年12月の戻り高値〜4月高値までの「79」日を4月高値から先の期間で当てはめた8/22前後、昨年1月高値〜10月高値までの「173」日を昨年12月安値からの期間で当てはめた9/13前後が変化日として重要となる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2018/7/2-2019/8/15)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表は、7月貿易収支、7月首都圏マンション発売(8/19)、7月訪日外客数(8/21)、6月全産業活動指数(8/22)、7月消費者物価指数(8/23)がある。

一方、海外の経済指標は、日中韓外相会談開催予定(中国・北京)、米7月中古住宅販売、日米通商協議(〜8/22、ワシントンで行われる予定)(8/21)、米7月景気先行指数、米カンザスシティー連銀主催のジャクソンホール会合(〜8/24)(8/22)、米7月新築住宅販売(8/23)などがある。
米企業決算では、ホーム・デポ(8/20)、ターゲット(8/21)、セールスフォース・ドットコム(8/22)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄(2019/8/19〜8/23)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2362

990

680

施工図作図が祖業、大量採用による建設現場の施工管理技術者派遣が主力。株価は2018年10月以降軟調な値動きが続いてきたが、2019年に入って下げ止まり感が出て、横ばいが長らく続いている。業績は2019年9月期3Q累計の営業利益は微減となったものの、売上高は27%増と強い成長を見せている。今期予想ROEも30%近くあり、高水準だ。一方のPERは14倍台で成長期待は織り込まれておらず、今後は評価見直しに伴って買い込まれると考える。ターゲットは990円、ロスカットは680円

3633

2,990

2,070

個人向けレンタルサーバーやネット店舗支援が柱。同社は7/31、2019年12月期上期(1-6月)の連結営業利益が5.1億円だったと発表した。通期計画9.5億円に対する進ちょくは53%。レンタルサーバーの契約件数がプロモーションの効果もあり、2018年12月末から堅調に増加した。株価は四半期ベースでの利益が減少したことで下落したものの、そもそもの利益水準の低さと、戦略的費用投下による減益要素がほとんどという点を考えれば、さほどネガティブにみるものでもないと考える。ターゲットは2,990円、ロスカットは2,070円

4356

2,430

1,680

住宅・建設用業務改善ソフトと防災コンサルが2本柱。今期業績は堅調な展開となっている。2019年12月期上期の営業利益は5.9億円(前年同期比2.1倍)と大きく増加。製造業の分野でソリューションの導入が堅調に推移したほか、建設業の分野でもゼネコンや大規模な設計事務所から、BIMを中心とした各種ソリューションの受注が好調に推移した。通期営業利益計画6.3億円に対する進ちょくは94%となっており、今後の計画引き上げも期待される。目先ではひとまず、13週移動平均線をうかがう展開になるだろう。ターゲットは2,430円、ロスカットは1,680円

4970

2,330

1,600

半導体や液晶のフォトレジスト用感光性材料を製造。直近で、政府が韓国向けの半導体材料3品目について、近く一部の輸出を許可する方向だと日経新聞などで報じられた。これを受け、対象品目のうちのフォトレジスト(極端紫外線感光材)向けに感光性材料を製造する同社は今後の業績拡大期待が高まっている。国内大手証券でも事業環境良好化への見通しを受けて目標株価を引き上げ。今期予想PERは10倍を下回り割高感はないことから、まだまだ資金の流入は継続すると考える。ターゲットは2,330円、ロスカットは1,600円

6677

2,470

1,700

フォトマスク専業。大型液晶パネル用世界首位。同社は5月に業績予想を上方修正していたが、直近でもさらに修正。2019年9月期通期の連結営業利益予想を従来の56.0億円から60.0億円(前期比36.5%増)に引き上げた。大規模な設備投資計画によって減価償却費が大幅に増加することになるが、年間を通じたプロダクトミックスが改善し、前回予想を上回る見通しだという。足元では売りが強く出たことでチャートは崩れているが、長期的業績拡大期待により押し目買いが活発化した後、右肩上がりの値動きを見せると考える。ターゲットは2,470円、ロスカットは1,700円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・ジャスダック銘柄で時価総額が8/15現在で700億円以下、PERが18.0倍以下、PBRが10.0倍以下、配当利回りが0.5%以上、ROE10%以上の中から、テクニカル面や業績面、話題性、材料性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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