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週刊日本株式アウトルック

外部環境の変化に警戒モード続く、物色は外需景気敏感から内需系にシフトへ

2019/4/5
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2019/4/8〜4/12)

来週(2019/4/8〜4/12)の日経平均株価の予想レンジは21,650円-22,250円。東京株式市場は外部環境にらみの展開が予想される。今週は新元号の発表や米重要経済指標の結果を消化し、米中通商協議も最終局面などと報じられた。米国株や上海株の上昇が順調に続けば、日本株も買われやすい地合いが継続する。
一方、今後のリスク要因となりえる、4/15-16に予定されている日米通商協議での「為替条項」や、4/15頃発表される為替政策報告書での円安牽制への警戒感などが台頭してくれば、週末にSQ(4/12)を控えた日本株の上値を抑える要因になる。北朝鮮がミサイル発射した場合の影響などにも留意しておきたい。
物色面では今週は外需を中心とした景気敏感株が大きく買われており、短期リターン・リバーサルが鮮明になる可能性がある。FRB(連邦準備制度理事会)、ECB(欧州中央銀行)ともハト派的なスタンスに変り、金利上昇が抑えられたことで銀行株の戻りは鈍くなっているが、来週は一転して銀行株を含めた内需主力株への出遅れ物色が考えられる。

米国による中国への追加関税による影響は日本企業にも非鉄金属や半導体・生産用機械の落ち込みとして顕著に現れてきており、昨年12月からの株式市場の急落が数値面で裏づけられている。一方、足元は半導体関連を中心に機械株や電機株を中心に景気敏感株のリバウンド相場が続いている。これも世界的な景気が年後半にある程度持ち直すことを示唆している可能性が高い。
4月のダウ平均は2018年まで13年連続で上昇してきた。来週以降、JPモルガン・チェースなど大手金融機関を皮切りに米企業の決算発表がスタートする。セル・イン・メイに向けラリー相場が続く可能性もあり、米企業決算がサプライズ要因になるかが当面のカギとなる。

国内経済指標の発表やイベントでは、3月景気ウォッチャー調査、地域経済報告(さくらレポート)(4/8)、2月機械受注、3月工作機械受注(4/10)に注目。海外では、ECB定例理事会(ドラギ総裁記者会見)、3/19・20開催のFOMC議事録(4/10)、G20財務大臣・中央銀行総裁会議(〜4/12 ワシントン)(4/11)、中国3月貿易収支(4/12)などが注目される。

日経平均株価(図表1)は週初に3/25に形成したマドの上限(21,542円)を埋め戻し、底堅い展開となっている。4/3は前日形成した陰線とほぼ同じレンジ内で陽線を形成して終了。25日移動平均線(21,445円 4/4)を下値で意識したことで、ポジティブな動きであった。

RSI(9日)は52.2%(4/4)まで上昇。一目均衡表上では雲上でもみ合いながら、再び遅行スパンが株価を上回る好転(強気サイン)を示現。RSIが強弱の分岐点となる50%を超えたことで、200日移動平均線(21,916円 同)に突っかけられるかが焦点となる。ちなみに、ダウ平均や上海総合指数は200日移動平均線上でのもみ合いを経て、すでに一段高の様相を呈している。

一方、当面の重要なポイントは200日移動平均線の傾きである。現在は緩やかに下落基調となっているため、3月安値時にサポートになった75日移動平均線が下から強く上昇に転じ、株価が早い段階で22,500円水準を維持できるような状況にならないと、海外市場の反転下落局面では相対的に弱く反応する状況が続くことになりかねない。

当面の上値メドは、3/4高値〜3/11安値までの下落幅922円に対する1.5倍返しの22321円、昨年10/2高値〜10/26安値までの下落幅3477円を昨年12/26安値からの上昇幅とみた22425円、昨年1/23高値〜3/26安値までの下落幅3782円を昨年12/26安値からの上昇幅とみた22730円などが挙げられる。下値メドは、3/11安値20938円付近、2/8安値20315円付近が考えられる。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2018/1/4-2019/4/4)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

主要な国内経済指標の発表やイベントでは、2月経常収支、3月消費動向調査、3月景気ウォッチャー調査、黒田日銀総裁が支店長会議で挨拶、地域経済報告(さくらレポート)(4/8)、3月企業物価指数、2月機械受注、3月工作機械受注、黒田日銀総裁が信託大会で挨拶(4/10)、3月都心オフィス空室率(4/11)、オプションSQ(4/12)がある。

企業決算では、ニトリHD、ライク、コスモス薬品、フェリシモ、リソー教育、北興化、技研製、小津産業、シグマ光機、高島屋、パルコ、フジ(4/8)、Jフロント、イオンモール、イズミ、パルGHD、サーラ、ピックルス、AFC-HD、ネクステージ、U.S.M.H、エスクローAJ、フロイント、竹内製作、中北製、エコス(4/9)、イオン、良品計画、ユニー・ファミマ、コメダ、パソナG、ABCマート、ウエルシアHD、ホギメディ、TSIHD、ファンタジー、久光薬、東京個別、ベル24HD、イオン北海、コジマ、サイゼリヤ、ヨンドシーHD、近鉄百、MV西日本、USENNEXT、イオンディライ、プレナス、ミニストップ(4/10)、ファーストリテイ、安川電、ローソン、日本国土、コシダカHD、ビックカメラ、SHIFT、創通、チームスピリト、島忠、ライフコーポ、松屋、歌舞伎、乃村工、CSP、吉野家HD、アークス(4/11)、UUUM、松竹、東宝、S Foods、ディップ、大黒天、北の達人、JINS、DCM、ドトル日レス、ニッケ、クリレスHD、Gunosy、ベクトル、OSG、ベイカレント、コーナン商事、リテールPT、チヨダ、リンガハット(4/12)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標やイベントでは、米2月製造業受注(4/8)、ECB定例理事会(ドラギ総裁記者会見)、米3月消費者物価指数、3/19・20開催のFOMC議事録、米3月財政収支(4/11 3:00)(4/10)、中国3月消費者物価指数、中国3月生産者物価指数、米3月生産者物価指数、G20財務大臣・中央銀行総裁会議(〜4/12 ワシントン)(4/11)、中国3月貿易収支、米3月輸出入物価指数(4/12)などが注目される。

米企業決算では、JPモルガン・チェース、PNCフィナンシャル・サービシズ・グループ(4/12)などが発表を予定している。


新規上場では4/8にヴィッツ(4440)がマザーズに上場する。組み込みソフトウエアの受託開発など。自動車分野の受注が売上高の3割を超える。IPOラッシュ一服で前後も空く日程となっており、人気業態としても高く始まることになりそうだ。ちなみに大口顧客にトヨタ自動車があるが、トヨタのヴィッツと違って社名のつづりは「Witz」でドイツ語読み。意味は英語と同じく「知恵」である。

来週の注目銘柄(2019/4/8〜4/12)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

6335

580円

415円

最古の新聞輪転機メーカー。デジタル印刷機など新分野育成による構造転換を推進中。3月中旬には新元号関連の需要の思惑から急騰。現在は利益確定が済んで落ち着いた水準となっているものの、もともと今年に入って下げ止まった動きが見られていただけに今後は右肩上がりの展開が期待できる。今期予想PERも約5倍とぱっとみの割高感はなし。今後は上向きに転じた26週移動平均線のサポートのもと、テクニカル的ポイントに着目した買いも含めて株価は押し上げられるとみる。目先的には530円前後が目標となる。ターゲットは580円、ロスカットは415円

1821

980円

680円

PC橋と超高層マンションが強み。さらに同社は超高層マンション向け部材の生産管理で、IoTを活用した次世代PCa生産管理システムの開発に着手しており、成長テーマも注目される。株価は昨年終盤から強いモメンタムが継続している。3月に入ると26週移動平均線を上抜け、さらに騰勢を強めている。バリュエーションについても、割高感は感じられない。今期予想PERは約8倍。EV/EBITDA倍率も5倍以下と、まだまだバリュエーション面では割高感は意識されないと考える。目先的には870円前後が目標となる。ターゲットは980円、ロスカットは680円

2503

3,340円

2,350円

ビール類シェア国内2位。ブラジル撤退で海外は亜・豪州に専念している。同社は2月、2019年12月期通期の連結純利益(IFRS基準)予想を1,200億円(前期比26.9%減)とすると発表した。大幅な減益なうえ、市場コンセンサスの1,286億円も下回っている。しかし、株価はというと悪材料出尽くしから3月以降堅調な展開。52週移動平均線の上抜けが期待できる展開でもあり、上抜けした際には需給面の改善も加わり、さらに上昇すると考える。目先的には3,000円前後が目標となる。ターゲットは3,340円、ロスカットは2,350円

3360

5,650円

3,920円

医療機器、設備を一括販売している。医療用診療材料も納入。外資系大手証券は3月に、投資判断「Buy」で新規カバレッジを開始した。株価は理論マルチプルに対してディスカウントで取引されており、多くの投資家は病院建て替え需要の持続性にまだ確信を持ちきれていないと思われると指摘。今後はそのディスカウントが縮小するとみている。株価は長らく右肩上がりの推移を見せており、買い安心感もあって今後も継続的に資金が流入すると考える。目先的には5,000円前後が目標となる。ターゲットは5,650円、ロスカットは3,920円

3028

2,200円

1,550円

スポーツデポ、ゴルフ5、アルペンの3業態を軸にスポーツ用品店を全国展開している。直近ではキャンプ用品店に注力するなどして不採算店のテコ入れを急ぐと報じられた。株価も1,600円を下値支持線に反発する動きを見せており、13週移動平均線を上抜け、26週移動平均線の上抜けも期待される局面となっている。不採算のテコ入れによる業績拡大期待も高まりやすく、目先の目標は1,950円とする。ターゲットは2,200円、ロスカットは1,550円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証1部上場銘柄で4/4現在、PBRが2.5倍以下、信用倍率が3.0倍以下、今期増収予想(東洋経済予想)、株価が13週移動平均線を上回っている中から、話題性、材料性、値動きのパターンなどを総合的に考慮 してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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