SBI証券(旧SBIイー・トレード証券:ネット証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2019-10-22 14:42:05

マーケット > レポート > 週刊日本株式アウトルック

週刊日本株式アウトルック

円高圧力で大型株は劣勢、小型株市場はメルカリ上場で売買活性化につながるか

2018/6/15
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2018/6/18〜6/22)

来週(2018/6/18〜6/22)の日経平均株価の予想レンジは22,500円-22,800円。日米欧の金融政策のイベントが通過し、再び材料不足の週となる。米連邦公開市場委員会(FOMC)では市場の予想通りに政策金利が0.25%引き上げられ、年内の利上げ回数はあと2回(通年では4回)に上方修正された。CMEのフェド・ウォッチが示す年4回の利上げ確率は利上げ公表前の75%から85%に上昇した。ただ、長期金利の上昇が限定的だったことや、米中貿易問題を材料に短期的には円高圧力が強くなりそうで、主力大型株は上値の重い展開が予想される。

一方、小型株やジャスダック、マザーズなどの新興市場銘柄に物色が向かいそうだ。特に、新興市場はメルカリを筆頭に新規上場が多く、売買高の増加で市場全体の活性化につながる可能性が高い。
図表1は、国内主要指数の年初からの値動きである。新興市場の相場展開を予測する上では日経ジャスダック平均の値動きがポイントとなる。年初来でほぼ横ばいで推移しているが、1月高値からの急落直後の安値は緩やかに切り上げており、ここから5/22の直近高値を超えることで上方向に強気サインとなる可能性が高い。逆に、マザーズ指数は1月高値からの急落直後の安値を切り下げており、相対的に劣勢を強いられている。その分、出遅れ感が顕著であり、日経ジャスダックに強気サインが点灯した場合にポジティブに追随できるかどうかが焦点となる。マザーズ市場の売買代金は6月に増加する傾向があり、月の後半戦に期待したいところだ。

主要な国内経済指標では、5月貿易統計(6/18)、5月訪日外客数(6/20)に注目。海外の経済指標の発表やイベントは、米5月中古住宅販売(6/20)、米6月フィラデルフィア連銀景気指数、米5月景気先行指数(6/21)、OPEC総会(6/22)が比較的材料視されやすい。

図表1:国内主要指数の年初からの値動き(日足、2017/12/29-2018/6/13)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

日経平均株価(図表2)は23,000円の心理的節目を前に伸び悩み。下げに転じた5日移動平均線(22,816円 6/14)を下回って終えた。心理的節目は5/21に一度付けた高値(23,050円)手前の水準でもあるため、意識されるのはなおさらだろう。ただ、現値の下方では10日移動平均線(22,671円 同)が25日移動平均線(22,649円 同)を上回る好転サインが見受けられるほか、一目均衡表では上昇に転じた転換線(22,683円 同)上を維持しており、先高期待は依然として継続している。
5/21高値を上回ることができれば、過去の累積売買代金が比較的少ない23,000円以上では上値が軽くなる場面があるだろう。

一方、RSI(9日)は85.3%→72.2%(6/14)に低下。5/30安値(21,931円)を起点にした目先の上昇波動は高値警戒も強く、70%程度を割り込むとピークアウト感が強くなり、反転調整の先行サインになりえる。ただ、調整に入る場合でも、一目均衡表の基準線(22,491円 同)や抵抗帯(雲)などが下方でサポートになることが予想され、現在のところは5/30安値を割り込む展開は想定しづらい。

短期的な上値メドは、5/21高値(23,050円)、1/29安値(23,580円)、年初来高値(24,129円)。下値メドは、上述した一目均衡表以外では、10日移動平均線や25日移動平均線、100日移動平均線(22,186円 同)、75日移動平均線(22,058円 同)などがある。

図表2:日経平均株価の日足チャート(2017/9/1-2018/6/14)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の主要な国内経済指標の発表やイベントは、5月貿易統計(6/18)、日銀金融政策決定会合議事要旨(4/26-27開催)、5月訪日外客数(6/20)、5月消費者物価指数、4月全産業活動指数(6/22)がある。

企業決算では、ツルハHD(6/18)、アークランド、サンオータス(6/19)、オプトエレクト(6/21)、サツドラHD(6/22)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントは、米6月NAHB住宅市場指数(6/18)、米5月住宅着工件数(6/19)、米1-3月期経常収支、米5月中古住宅販売(6/20)、米6月フィラデルフィア連銀景気指数、米4月FHFA住宅価格指数、米5月景気先行指数(6/21)、OPEC総会(6/22)などが注目される。

米企業決算では、フェデックス、オラクル(6/19)、マイクロン・テクノロジ(6/20)、クローガー、レッドハット(6/21)、カーマックス(6/22)などが発表を予定している。

来週は6社が新規上場を予定している。
6/19は待望の日本版ユニコーンである注目のメルカリ(4385)がマザーズに上場する。個人間取引(CtoC)アプリ「メルカリ」を運営。スマートフォン上で簡単・手軽に中古品を売買できるサービスを提供している。オールジャンルの「メルカリ」のほか、本・CD・DVDなどに特化した「メルカリ カウル」、ブランド品に特化した「メルカリ メゾンズ」、米国と英国向けの「Mercari」を運営している。売買代金はメルカリを介する仕組みとしており、購入者が支払った商品代金から10%の手数料を差し引いて出品者に支払っている。
観測報道の段階で2,000億円とされていた時価総額は3,000億円台半ばまでにはね上がっており、遅れた分さらに強気の設定となっている。ちなみに、スマホアプリ大手の赤字上場といえばLINEが引き合いになりそうだが、こちらはNY証の初値が27.89%高だったのに対し、東証は48.48%高だった。メルカリも似たような展開になる可能性もあるが、海外事業の低迷や今期利益予想非開示など冷静に見れば、LINE以上の需給逼迫(ひっぱく)は考えにくい。

6/20はログリー(6579)がマザーズに上場する。ネーティブ広告プラットフォーム「logly lift」を主軸としたネーティブ広告プラットフォーム事業を展開。VOYAGE GROUPの持ち分法適用関連会社である。台湾とインドネシアでは、現地の広告代理店とタイアップする方法によりサービスを展開している。「logly lift」のコア・テクノロジーをOEM(相手先ブランドによる製品)提供し、ローカル言語への技術的対応を行なっている。
同社はスタートアップ界わいとしてもそれなりに知名度のある企業であり、人気化が想定される。対して吸収額は9億円弱。VCにはロックアップに解除条項があるが、初日は付かずが視野に入る。

6/21は3社が同日上場。東証2部には、後発医薬品向け原薬の輸入商社大手のコーア商事ホールディングス(9273)が上場する。後発薬注射剤などの医療用薬品やOTC(一般用)薬品については製造も手掛けている。後発薬普及は医療費抑制を狙って国が進めており、いわば国策銘柄。ということにはなるが、既に推奨開始から何年もたっており、大手メーカーの業績も伸び悩み始めたなかで新味は乏しい。吸収額が11億円と業績規模のわりに控え目なため需給不安は乏しいが、同日3社上場のなかで関心は集めにくそう。
一方、マザーズにはZUU(4387)が上場する。金融情報サイト「ZUU(ズー) online」を運営。金融資産3,000万円以上または年収700万円以上をターゲットに、金融関連市場に特化した各種サービスを展開している。広告収入や転職斡旋、デジタル・マーケティング領域のコンサルティング・フィーを収益源としている。
新興の金融系ネットメディアとして投資家の知名度は高く、同日3社の中では存在感が一歩前に出ている印象。話題性も備えている。設立5期目のスピード上場ではあるが、業績はまだ低水準。とはいえ、今のところ拡大基調である。メディア・サービス、フィンテック化支援サービスともに今期は2割以上の増収予想となっており、足元の成長率からすればPERは低いと感じられる。
JASDAQスタンダードには、独立系IT(情報技術)企業のSIG(4386)が上場する。情報システムや産業制御システムのシステム開発事業やITインフラソリューション、セキュリティーサービスに取り組んでいる。1991年12月に住友金属工業(現新日鉄住金)グループが50%出資して設立された。市場全体としては金融業界の大規模更新がピークアウトし、一進一退になるなか、同社の業績も今期鈍化の見込み。今のところ上場当日は3社の同日で資金分散も懸念される。ただ、IT系は投資環境が良好で、一定程度の人気は見込めるセクターである。吸収額も少なくベンチャーキャピタルの保有株はない。解除条項の付いた法人系の動きには注意する必要がありそうだが、倍値は超えてくるのではないかと考えられる。

6/22は中小企業向け経営支援のライトアップ(6580)がマザーズに上場する。オプトホールディングの子会社で、中小・零細企業に対し、総合的な経営支援やウェブ活用マーケティング支援を展開している。社名のつづりは「Write up(書き上げる)」で、メールマガジンの編集代行で創業したことに由来する。これまで「メルマガ」→「ブログ」→「バズマーケ」→「ソーシャルマーケ」→「SEO」→「クラウドツール」→「経営支援」と業態の拡大と転換を繰り返してきた。

来週の注目銘柄(2018/6/18〜6/22)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2432

2,800円

1,950円

SNS上のゲーム課金が収益源で、傘下にプロ野球球団を保有している。2019年3月期の通期営業利益予想は155億円(前期比44%減)。大幅な減益予想であるが、要因は前期において海外子会社清算完了に伴い106億5,600万円をその他の収益に計上していた反動である。つまり、前期が良すぎたと捉えるべきであり、悲観する必要はない。任天堂との協業は続いており、協業タイトルのリリースも期待できそう。さらに、スポーツ事業の収益拡大が続いていることも評価したい。株価は2月安値(1,808円)を起点に下値を緩やかに切り上げている。5月高値で一巡したあとはもみ合いだが、一目均衡表では抵抗帯(雲)を上抜けており上場期待が強い。2,260円付近はいったん頭打ちの可能性はあるが、深押しもなさそうだ。2月安値は2016年2月安値(1532円)手前からの切り返しでもあり、中期下落トレンドの底打ちを完了した可能性も高いためだ。ターゲットは2,800円、ロスカットは1,950円

3900

2,600円

1,560円

国内最大級のクラウドソーシング会社。2018年9月期の上期営業損益は3700万円の黒字(前年同期は2億4100万円の赤字)となった。なお、既存事業のみであれば半期で約2.9億円の利益。新規事業やR&D、M&Aなど成長のための投資負担は重いが、成長企業として今後の収益に結びついてくることを期待したい。特にフィンテック事業は三菱UFJフィナンシャル・グループおよび大和証券グループと資本業務提携を行っており、今後の進展が楽しみである。株価は底堅い。一目均衡表の基準線や転換線を上回ってきていることに加え、10日移動平均線が上昇に転じ、25日移動平均線を上回るゴールデンクロスが近い。信用買い残の多さは上値を抑える要因にはなるが、もみ合い相場から7月以降の上放れに期待したい。ターゲットは2,600円、ロスカットは1,560円

3920

2,440円

1,680円

ICT(情報通信技術)インフラ性能監視のパイオニア。2018年9月期の上期営業利益は1.6億円(前年同期比92%増)と好調な着地となった。ネットワークシステム性能・情報監視ツールの新製品「System Answer G3」の新規大型案件と「System Answer G2」から「SystemAnswer G3」への切り替え案件が増加したことが寄与した。通期の営業利益予想2.2億円に対する進ちょくは74.5%となっており、上振れも期待できる。株価は2016年2月安値(580円)からの反発後は長い調整を強いられたが、2017年12月以降は再び立ち上がりの局面を迎えている。6月に入ってからの急騰で2016年5月に付けた戻り高値(1,947円)をクリア。新規上場した2015年9月の上場来高値(3,075円)まで主要なフシは見当たらない。ターゲットは2,440円、ロスカットは1,680円

6172

4,000円

2,730円

データ分析やアプリ収益化支援、EC業者向けネット決済が収益柱。2018年8月期の上期の営業利益は3.3億円(前年同期比15%減)となったが、新規事業への投資が先行したことが要因。減益を悲観するよりも、今後の収益拡大に期待すべきだろう。特にウォレットアプリ「pring(プリン)」は、同社の業績をけん引する可能性を秘めている。足元でみずほ銀行のキャッシュレス構想の実証実験に「pring」が使用されていることもあり、今後は他の金融機関でも採用される可能性は高いと考える。株価は5月中旬ごろからの急騰後のもみ合いの局面。一目均衡表では横ばいの基準線上を維持しており、先高期待は続いている。まもなく基準線が上昇に転じるタイミングに近く、同線上昇が株価を押し上げるかが注目される。ターゲットは4,000円、ロスカットは2,730円

6787

3,350円

2,040円

自動車やスマートフォン向けの電子回路基板などを手がける。前期は車載およびスマホ向けの基板がともに好調で連結営業利益は前期比28.8%増の74.6億円で着地。今期は銅など資源価格の上昇を想定しながらも、10.0%増の82.0億円計画と2ケタの増益を見込む。好調な両分野以外にも、AIやIoT分野でのビルドアップ基板の受注増などを想定している。株価は中長期的には長い調整からの立ち上がり局面にある。直近では2月安値(1,475円)で底打ちとなり、順調に短期底を切り上げる展開が続いている。足元は出来高の減少とともに調整局面にあるが、骨太のトレンドが上昇基調に入った可能性も高く、3/15高値(2,199円)までの調整は買い下がりのスタンスで臨みたい。2006年は1万円を超えていた時期もあった。ターゲットは3,350円、ロスカットは2,040円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・東証上場銘柄で6/13現在、時価総額が100億円以上、PBRが17.0倍以下、今期増収予想(日経)、株価が25日移動平均線や75日移動平均線を上回っている中から、成長性や話題性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

免責事項・注意事項

  • 本レポートは、株式会社DZHフィナンシャルリサーチ(以下、「DZH」と称します)により作成されたものです。本レポートは、DZHが信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、DZHはその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、DZHで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。DZHは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
  • 本レポートは、お客さまへの情報提供のみを目的としたものであり、特定の金融商品の売買あるいは特定の金融商品取引の勧誘を目的としたものではありません。また、本レポートによる情報提供は、投資等に関するアドバイスを含んでおりません。本レポートにおいて言及されている投資やサービスは、個々のお客さまの特定の投資目的、財務状況、もしくは要望を考慮したものではありませんので、個々のお客さまに適切なものであるとは限りません。本レポートで直接あるいは間接に取り上げられている金融商品は、株価の変動や、発行者の経営・財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化、金利・為替の変動などにより投資元本を割り込むリスクがありますが、DZHは一切その責任を負いません。

    DZHおよびグループ会社は、本レポートの論旨と一致しないレポートを発行している場合があり、また今後そのようなレポートを発行する場合もあります。DZH、グループ会社およびその役職員は、本レポートに記載された金融商品について、ポジションを保有している場合があります。本レポートでインターネットのアドレス等を記載している場合がありますが、DZH自身のアドレスが記載されている場合を除き、ウェブサイト等の内容についてDZHは一切責任を負いません。本レポートの利用に際しては、お客さまご自身でリスク等についてご判断くださいますようお願い申し上げます。

お客様サイトへログイン

ご注意事項

ヘルプ

SBIアナリストレポート

アナリストによる投資情報を配信

商品・サービスのご案内

  • NYダウ取引はくりっく株365!
  • 国内株式の銘柄スクリーニング・個別銘柄画面の分析ページを大幅にリニューアル!
  • 業界最低水準!日経225先物、ミニ日経225先物手数料大幅引き下げ!

PR


ページトップへ

入金・出金・振替

ご利用にあたって

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号 加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
SBI証券(旧SBIイー・トレード証券:ネット証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.