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週刊日本株式アウトルック

株式市場は次第にマクロからミクロへ、業績は景気の恩恵を享受できるか

2017/10/06
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2017/10/10〜10/13)

来週(2017/10/10〜10/13)の日経平均株価の予想レンジは20,500円-21,100円。東京株式市場は米国株式の堅調、ドル円が1ドル=112円台を維持しており、リスク回避に急変することはなさそう。今月後半から始まる国内企業の中間決算における上方修正期待が支えになることや、下落する場面では日銀によるETF買いが入る。
一方、日経平均株価が20,500円を超えた局面で、売り方の目先的な買い戻しは一巡した可能性が高い。この先の買い手が存在するとした場合、やはり買い余力のある海外投資家が再び日本株に目を向けてくるかがポイントになる。
物色面では、日経平均株価が直近で安値をつけた9/8から10/4現在までの上昇局面で、比較的出遅れ感のある空運や陸運、小売、鉄鋼、化学など業種別(図表1)で選別する買いに加え、小売株を中心に6-8月の国内企業の業績発表などが個別の材料となる。

来週の主要な国内経済指標では、9月景気ウォッチャー調査(10/10)、8月機械受注(10/11)などが注目され、オプションSQ(10/13)なども外部環境によっては波乱要因となりえる。
海外では、9/19-20開催のFOMC議事録の公表(10/11)、中国9月貿易収支、米9月消費者物価、米9月小売売上高(10/13)などが相場を動かす要因となる。
一方、米主要企業が7-9月期の決算を発表する10月中旬以降の米国株は上昇することが多い。今年も市場の期待に応える決算内容になるかが、米主要指数のここからの上値のカギとなる。来週のJPモルガン(10/12)、バンク・オブ・アメリカ(10/13)など金融機関を皮切りに、米主要企業の決算発表がスタートする。

図表1:東証33業種の騰落率上位と下位( 2017/9/8-10/4、単位は% )
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

株式市場は下半期に入った。10/4の「投資の日」(休日の場合は前営業日)に買って、下半期が終わる翌年3月末まで持ち続けた場合、過去はどうなっていたか。
図表2のTOPIX(東証株価指数)で見ると、最近は比較的高パフォーマンスだった。悪いときは、日本のバブル崩壊後の相場低迷時(1996年〜1997年)、ITバブル崩壊の影響(2000年〜2002年)、アメリカの住宅バブル崩壊の影響(2007年〜2008年)が色濃く出た局面だった。  
今年の「投資の日」は今のところ年初来高値だが、それでも近年の好パフォーマンスを維持できるかが注目される。

図表2:「投資の日」から翌年3月末までのTOPIXの騰落率
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

日経平均株価(図表3)は連日で年初来高値を更新。伸び悩む場面も多いが、下押しも限定的で底堅さが感じられる。9/21高値以降のもみ合いを上放れた直後でもあり、5日移動平均線(20,525円 10/5)や10日移動平均線(20,428円 10/5)をサポートに上値試しの局面と判断したい。10/5のRSI(9日)は71.2%→77.36%に上昇した。
一方、終値ベースでは、1月高値を起点に6月高値を通る上値傾向線まで上昇している。ある意味、反落か上昇に勢いがつくかの分岐点にあり、目先の動きが注目される。
短期的な上値メドは、6/20高値から9/8安値までの下げ幅(1,079円)をその下落波動の中値(19,778円)から上げた20,857円処、3/2高値から4/17安値までの下げ幅(1,444円)の倍返しとなる21,112円処、6/20高値から9/8安値までの下げ幅(1,079円)の倍返しとなる21,397円処などが考えられる。
下値メドは、6/20高値(20,318円)、9/19安値20,122円付近、5/16高値19,998円〜75日移動平均線(19,943円 10/5)などが考えられる。 
 
変化日のリズム(日柄)は4月安値からの反発局面が参考になる。終値ベースの4/14安値から「9」日目(一目均衡表の「基本数値」)でいったん頭打ちとなり、微調整のあと4/14安値から「17」日目(基本数値)に再び高値をつけた。4/14安値から「33」日目(基本数値)にも高値を付けている。
今回も似た変化日のパターンをたどっている。9/8安値から「9」日目の9/21でいったん頭打ちとなり、微調整のあと「17」日目の10/3に動意付いた。次は、「33」日目の10/26付近で相場基調に変化が生じる可能性が高い。

図表3:日経平均株価の日足チャート(2016/10/3-2017/10/5)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の主要な国内経済指標の発表やイベントは、8月国際収支、9月景気ウォッチャー調査、9月企業倒産件数、黒田日銀総裁が日銀支店長会議で挨拶、さくらレポート、衆院選公示(10/10)、8月機械受注、9月工作機械受注(10/11)、9月国内企業物価指数、9月都心オフィス空室率、8月第3次産業活動指数(10/12)、オプションSQ(10/13)がある。

国内の企業決算では、Jフロント、ライク、ネクステージ、サムティ、TSIHD、久光薬、リソー教育、OSG、技研製、ローツェ、竹内製作、コーナン商事、マニー、ヨンドシーHD、高島屋、イズミ、フジ(10/10)、コメダ、ローソン、コシダカHD、ディップ、ABCマート、パルGHD、ベル24HD、コジマ、サイゼリヤ、ユニー・ファミマ、チヨダ、ライフコーポ、リンガハット、レノバ、プレナス(10/11)、SFoods、いちご、夢の街、JINS、ビックカメラ、コスモス薬品、7&I−HD、ほぼ日、メディアドゥ、UUUM、IDOM、松屋、ポケットC、ファーストリテイ(10/12)、キャンドゥ、ドトル日レス、三栄建築、クリレスHD、トウキョベース、ラサールロジ、TKP、串カツ田中、レナウン、ウォンテッドリ、マネフォワ−ド、Gunosy、ベクトル、島忠、松竹(10/13)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、ノーベル経済学賞発表(10/9)、朝鮮労働党創建記念日(10/10)、9月19・20日開催のFOMC議事録、米10年国債入札(10/11)、G20財務相・中央銀行総裁会議(〜10/13)、米9月生産者物価(10/12)、中国9月貿易収支、米9月消費者物価、米9月小売売上高、米8月企業在庫(10/13)などが注目される。

米企業決算は、JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー、シティグループ(10/12)、バンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴ(10/13)が発表を予定している。

来週の注目銘柄(2017/10/10〜10/13)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

1928

2,150円

1,800円

上期の決算発表を境に株価が上向きに転じている。9/7に発表された2018年1月期の上期(2-7月)決算では、売上・利益とも従来計画を上回り、通期見通しに関しては経常利益を1,960億円→2,000億円に上方修正した。9/8の株価は材料出尽くしで大きく売られる展開となったのだが、この日でボトムを打った格好となり、以降は戻り基調を強めている。経常利益のみの上方修正には一見物足りなさもあるが、業績は下期に偏重しており、むしろこのタイミングで上振れを発表してきたことに、同社の事業環境の好調さがうかがえる。足元は、一目均衡表で抵抗帯(雲)の下方から上方に向け出し強気サインが点灯。週足でも今週に入って13週移動平均線と26週移動平均線をまとめて上に抜けてきた。直近の上昇で8/31の戻り高値1,918円を上回っており、しばらくは抵抗水準は少ない。PERは10倍近辺で過熱感はなく、高い配当利回りも株価の下支え要因になると考える。ターゲットは2,150円、ロスカットは1,800円

1963

2,090円

1,760円

石油・ガス、化学、発電プラントなどを幅広く手がけている。2018年3月期の第1四半期(4-6月)の連結営業利益は62.5億円(前年同期比11.5%減)で着地。 総合エンジニアリング事業での減収減益が響いた。ただ、株価は悪材料出尽くしで反発する場面があった。その後はじり安基調が続いたが、直近安値(1,694円)が5月安値(1658円)を割り込むことなく戻り歩調にある。7/10の戻り高値(1,873円)付近まで回復してきており、上回ることができれば短期の底固めが完成し、上値余地が拡大する。2016年12月高値(2,240円)をさらに上回る展開になれば、中期下落トレンドも底固めが完成する。長い調整が続いてきただけに、当面の値動きは長期投資の視点からも興味深い。ターゲットは2,090円、ロスカットは1,760円

6482

3,500円

2,900円

製品取り出しロボットなどを手がける。企業の省力化需要の高まりなどを背景に、ロボットは今後も旺盛な需要が見込まれる。同社の株価も7月以降は右肩上がりのトレンドが続いている。直近では9/13に3,290円の高値をつけた後に調整が入ったが、押し目で買いが入り、25日移動平均線を意識した推移となっている。週足では一目均衡表でも抵抗帯(雲)の上限がサポートとして効いており、下値の固さが確認できる。また、今年に入っては、2014年3月の高値3,090円や2015年6月の高値3,120円を上回ったことで、上値が軽くなってきている。9月中旬以降、出来高もじわじわと増加傾向にあり、信用倍率も低水準が続いている。この先は年初来高値の3,400円からその上をうかがう展開を想定したい。ターゲットは3,500円、ロスカットは2,900円

7532

4,800円

4,040円

8月の月次販売高状況は既存店売上高が前年同月比5.1%増。プラスは12カ月連続となった。食品や日用消耗品が販売のけん引役となる中で、嗜好品雑貨をはじめとしたトレンドアイテムも伸長したとしている。9/20付の日経新聞朝刊には、同社が2020年6月期の営業利益目標を引き上げ、従来計画より100億円多い600億円にすると報じられた。株価は2015年7月に付けた高値(5,830円)からの調整が続いているが、2016年11月からの戻りで52週移動平均線を上回る展開となった。その後は上げ下げを繰り返すものの、同線をサポートに横ばいで推移している。決して強い動きとはいえないが、そろそろどちらかに放れる可能性が高い。2009年以降の長期波動が下値を切り上げていることから、上に放れてく展開が予想される。ターゲットは4,800円、ロスカットは4,040円

8933

1,300円

1,050円

NTTの子会社でオフィス・商業ビル主体に展開している。第1四半期は経常利益が前年同期比でほぼ倍増の92.9億円と足元の業績は好調。オフィス事業では新規物件の空室率改善や再開発事業の補償金などが寄与し、住宅事業では引き渡し戸数が増加したよう。大手の三井不動産や三菱地所がここにきて底打ちを感じさせる動きを見せており、業績好調の同社株にも見直し買いが入っている。8月は弱い動きが続いていたが、9/8の1,039円をボトムに切り返し、8月の高値水準まで戻してきた。長いトレンドで見ると昨年11月の871円で大底を打っており、その後は緩やかな上昇が続いている。8月からの下げもほぼ26週移動平均線で止まり、その後の反発が強いものとなっていることから、上昇基調は継続する可能性が高い。この先は2014年11月につけた1,447円までは強い動きが続くと予想する。直近の信用倍率が0.22倍と需給面での重しが少ないことも買い材料と考える。ターゲットは1,300円、ロスカットは1,050円  

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・ 東証1部上場銘柄で10/4現在、時価総額が500億円以上、PBRが3.0倍以下、配当利回りが0.6%以上、信用倍率が6.0倍程度以下、株価が13週、26週移動平均線を上回っている中から、業績面やテーマ・話題性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
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