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週刊日本株式アウトルック

日経平均は25日線を意識できるか ドル円の下方硬直性がカギ

2017/05/19
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2017/5/22〜5/26)

来週(2017/5/22〜5/26)の日経平均株価の予想レンジは19,200円-19,700円。東京株式市場は様子見ムードが続くなか、個別株物色が予想される。国内企業の3月期決算発表が今週でほぼ終わった。買う理由となると、今期業績見通しから個別で割安感のあるもの、成長期待のあるものということになる。トランプ米大統領がロシア側に機密情報を漏えいしたとする、「ロシアゲート」疑惑が警戒感を強め、金融市場は一気にリスクオフに転じた。5/17の米国株式市場ではダウ平均が今年最大の下げ、米10年債利回りの低下、ドル安・円高、恐怖指数といわれるVIX指数は一日で46%も急騰した。北朝鮮の度重なる挑発行動に対しても、米国のナスダック指数を中心に世界の株式市場は史上最高値ムードを続けてきたが、有名な相場格言「セル・イン・メイ(5月に株を売れ!)」を意識せざるをえない状況になっている。
ドル円相場は4月下旬以来の一時111円割れ。トランプ米大統領に対する弾劾はすぐにはないにしても、今後も疑惑に対する懸念は色濃く残るだろう。短期的には警戒感を解くようなビッグイベントもなく、しばらく不安定な相場展開が予想される。

東京株式市場はトランプ騒ぎという名のもとで、感染的にリスクオフになりかけているが、日本株にとって重要なのは米国景気の行方である。来週は米国の経済指標や海外イベントがそこそこあり、それらが波乱を和らげる方向に影響するかどうかが注目される。主には、4月シカゴ連銀全米活動指数(5/22)、4月新築住宅販売(5/23)、4月中古住宅販売件数、5/2-5/3開催のFOMC議事録(5/24)、石油輸出国機構(OPEC)総会、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議、G7シチリア・サミット(〜5/27)、米1-3月期GDP改定値、米4月耐久財受注(5/26)などがある。

ドル円相場(図表1)は4/17に付けた108.13円の安値から、直近高値114.37円まで6.24円も円安に動いた。昨年12月に付けた118.66円からの円高局面では最大の円安方向への戻りとなったことで、昨年12月からの主たる円高トレンドはいったん終了した可能性が高い。この足元の急速な円高は遅かれ早かれ、二番底(直前の安値を下回ることがない短期的な安値)試しで予想されたことだと感じている。つまり、トランプ騒ぎは短命に終わることが予想される。重要な下値のテクニカルポイントは、昨年のトランプショックで一時的に付けた101.20円を起点に、4月安値108.13円を通る右肩上がりの下値支持ライン上になりえる110円前後となる。4月安値のときと同じく、緩やかに上昇を続ける200日移動平均線(現在は109円台半ば)なども意識できるかがポイントになる。

米10年債利回りはトランプ騒ぎで2.3%台から一時2.21%まで低下したが、これは仏大統領選挙第1回投票前の水準である。単純に比較はできないが、当時の10年債利回り水準でのドル円相場は108円前半〜109円前半で推移していた。そのため、ドル円相場は当時から少し下値を切り上げる可能性が考えられる。ゴールデンウィーク前あたりからGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)やファンドがドル円を買っており、円高局面では再びそういった思惑が心理的なサポートにもなるだろう。

図表1:ドル円相場と200日移動平均線(日足、2016/1/4-2017/5/18)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

日経平均株価(図表2)は25日移動平均線(19,176円 5/18)が75日移動平均線(19,197円 5/18)を上回るゴールデンクロス(強気サイン)が予想され、株価が下落するケースでも押し目買いの判断となりそうだ。4/17安値(18,224円)からの上昇過程では、チャート上に「マド(ローソク足の間の空間、「空」ともいう。)」が5つ形成された。相場秘伝で有名な「酒田五法」では、「マド」3つをもって「三空踏み上げ」といい、そろそろ上げ相場が一服するサインと判断する。4/17以降は「五空踏み上げ」でも、北朝鮮が弾道ミサイルを打った翌日も大きく下げなかった。理由は以下の要因が考えられる。

ここから注目したいのは、19,000円〜19,500円にある134兆円の壁である。4/18の急落で早くも到達したが、19,000円〜19,500円には過去の取引で積み上がった累積売買代金が134兆円程度存在する(図表3)。その水準よりも株価が安ければ、上値が抑えられる水準となるが、今は大逆転が起き、株価の方が高くなっているため、現在は下値をサポートする水準に変わっている。つまり、短期的に下げても、1月から長く続いたボックスレンジの中心付近にも相当する、おおむね19,000円-19,200円まで下げれば目先的には十分ではないかと考えられる。

相場が出直ってくる際の物色はどう考えればいいか。答えは意外と簡単で、最も投資家に安心感を与える銀行株や自動車株が上昇することだろう。最近、日経平均株価が20,000円にあと2円まで迫る過程で、指数をけん引しきれなかった業種である。
金利の上昇で買われやすい銀行株や、円安で買われやすい自動車株は、本来ならば日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)をけん引する業種の代表格であるが、依然として年初来高値に比べて安い水準にとどまっている。米国の長期金利の上昇の鈍さが要因である。そういった意味では、6/2に発表される米5月雇用統計までの経済指標がカギとなる。市場予想を上回る景気指標になっていけば、米景気に対する疑心暗鬼が一時的にとかれ、米国の長期金利は多少上昇に向かうだろう。連動性が高い日経平均株価の変化日も6/2前後に到来するため、そのあたりが下げ止まりのポイントになるかどうかに注目できそうだ。

図表2:日経平均株価の日足チャート(2016/1/4-2017/5/18)
図表3:東証1部の過去の価格帯別累積売買代金(2016/1/4-2017/5/17)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の主要な国内経済指標の発表やイベントは、4月貿易統計(5/22)、3月全産業活動指数(5/23)、日銀は国際コンファランスを開催、バーナンキ前FRB議長が講演(〜5/25)(5/24)、4月消費者物価指数、4月企業向けサービス価格指数(5/26)がある。

国内の企業決算では、DyDo、ウチダエスコ、内田洋、エイチ・アイ・エス(5/26)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表やイベントでは、米4月シカゴ連銀全米活動指数(5/22)、独5月Ifo景況感指数、米5月リッチモンド連銀製造業指数、米4月新築住宅販売、米2年国債入札(5/23)、米3月FHFA住宅価格指数、米4月中古住宅販売件数、5/2-5/3開催のFOMC議事録、米5年国債入札(5/24)、韓国中銀政策金利発表、英1-3月期GDP改定値、石油輸出国機構(OPEC)総会、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議、米7年国債入札(5/25)、G7シチリア・サミット(〜5/27)、米1-3月期GDP改定値、米4月耐久財受注(5/26)などが注目される。

米国の企業決算は、アジレント・テクノロジー(5/22)、ティファニー、ロウズ・カンパニーズ、HP、ネットアップ(5/24)、ダラーツリー、ベストバイ、ホーメルフーズ(5/25)、コストコホールセー(5/26)などが発表を予定している。

来週の注目銘柄(2017/5/22〜5/26)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

3064

4,500円

3,330円

工場用間接資材などのネット通販。堅調な既存店に加え、プロモーション効果で新規開拓が順調に推移している。新物流センター稼動で償却負担も、ロボットによる効率生産で大企業向け開拓強化へ。円高・デフレ関連の勝ち組。株価は2016年高値4,025円が射程圏。週足のゴールデンクロスを通じて上値志向が続く。上昇の勢いが鈍る場面もあるが、52週移動平均線がサポートになっている。傾斜三角形を描きながらの推移は売り警戒の上昇パターンでもあるが、売り残が買い残を上回る好需給を背景に、ポジティブな見方が優勢だろう。ターゲットは4,500円、ロスカットは3,330円

4540

4,700円

3,540円

医療用漢方メーカー。国内シェアは8割超と圧倒的。薬価改定や原料生薬高騰の影響に左右される企業だ。中国ビジネスに意欲的に取り組んでおり、ロボット技術導入で生産性の向上を目指す。がん領域や高齢者医療での成長余地高い。外国人保有比率が高いのが特徴でもある。株価は13週・26週移動平均線の上昇を背景に押し目待ちの押し目なし。バブル期以降の高位置をキープ。2006年からの長期ボックス相場の高値を明確にブレークし、青天井といえそう。短期的には過熱感があるため、押し目買い候補として注目したい。ターゲットは4,700円、ロスカットは3,540円

6947

1,800円

1,380円

プリント基板CAD・CAMの最大手。世界でもトップ級。国内ではネットワークセキュリティ関連が寄与している。自動車や電子部品メーカーの投資意欲に左右される傾向強い。中期的にはIoT普及で3次元CADも評価のポイントになる。株価は2016年7月安値から急回復。2012年11月安値(481円)を起点とする上昇波動が続いていることを確認した。短期的には過熱感があるが、2006年2月の戻り高値(1,528円)を直近で更新しており、一段と需給改善が見込まれる。2001年3月安値(1,790円)や2000年4月安値(1,800円)付近まで主要なフシはない。ターゲットは1,800円、ロスカットは1,380円

9413

2,750円

2,260円

民放5位。日本経済新聞社系。経済番組で固定客を有する。特番セールスとスポットが堅調。得意のアニメで国際戦略を加速。「NARUTO」、「妖怪ウォッチ」が粗利の稼ぎ頭となっている。配当性向は30%が目標。株価は年初来高値(2,692円)を起点に下落基調に変化し、52週移動平均線まで調整が進んだ。2015年夏場以降で続いたレンジ相場の上限にも相当する水準であり、足元はリバウンド局面に近いと判断できる。ややクセのある値動きだが、下値を切り上げながら2014年12月の上場来高値(2,851円)を目指す公算が大きい。ターゲットは2,750円、ロスカットは2,260円

9928

2,500円

1,960円

会計事務所や中小企業向けに会計ソフトを展開。「FinTech」、「マイナンバー制度」、「経理効率化」をテーマとしたセミナー開催を通じ顧客囲い込み。増配や自社株買いにも意欲的だ。2017年3月期は連結の営業利益が前期比35%増の41億円と大幅増益を達成。しかし、今期の見通しが7.2%営業増益計画と保守的となったことから、決算を受けて株価は大きく売られる展開となった。売上高は過去最高を記録し、利益面では6期連続で過去最高益を更新している。期待値が高かった分、利益確定で値幅調整が一気に進んだ可能性が高い。買い残の整理が進み売り残との逆転で好需給環境にある。PERに割安感はないが、13週移動平均線までひと押し入れており押し目買いの判断としたい。ターゲットは2,500円、ロスカットは1,960円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・ 東証1部銘柄で5/17現在、時価総額が300億円以上、配当利回りが0.5%以上、株価が200日移動平均線を上回っている中から、業績面、テーマ・話題性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

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  • 本レポートは、株式会社DZHフィナンシャルリサーチ(以下、「DZH」と称します)により作成されたものです。本レポートは、DZHが信頼できると判断した各種データ、公開情報に基づいて作成しておりますが、DZHはその正確性、完全性を保証するものではありません。ここに示したすべての内容は、DZHで入手しえた資料に基づく現時点での判断を示しているに過ぎません。DZHは、本レポート中の情報を合理的な範囲で更新するようにしておりますが、法令上の理由などにより、これができない場合があります。
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